【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ 作:波音四季
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NO SIDE
怜「来栖怜、スタークジェガン、発進する!」
ネェル・アーガマ改のカタパルトから白い機体が発艦する。怜が組み上げ塗装したスタークジェガンだ。
『HGUCスタークジェガン(レイ・ザ・バレル専用機)』
メサイヤで命を落としたレイ・ザ・バレルが『ガンダムUC』の世界に異世界転生し、そこで手に入れた機体という設定で作成。カラーをレイのザクファントムと同じ白と薄紫で塗装しており、両腰のグレネードは焼夷・スモーク・フラッシュの3種類を装備、右腕装甲内にビームサーベル2本、左腕装甲内にグレネードランチャーを装備している。
今回のミッションはネオ・ジオンの貨物船『ガランシェール』の撃墜。前方に見える小型の船がそれだ。撃墜するだけなら簡単なミッションだが、そこまで甘くはない。案の定ガランシェールから3機のギラ・ズールが出撃する。マシンガンとガトリングを装備した機体が前衛に、スナイパーライフルを装備した機体が後衛に位置して支援するつもりだろう。
怜「……」
怜は無言でビームサーベルを展開すると突撃を開始する。ズール2機はマシンガンとガトリングで弾幕を張るが、スタークは最小の動きで回避すると、すれ違いざまにガトリング持ちのズールを切り裂いてその勢いのままスナイパーライフル持ちのズールへ迫る。
怜「ふぅ…」
逸る気持ちを落ち着かせると、ズールが胴体へ放ったビームを左腕の装甲で受ける。胸部発射口からダミーバルーンを展開し、前方のスナイパー及び後方のズールへ目眩ましをかける。スナイパーのズールはスナイパーライフルを捨てると、シュトゥルムファウストをバラ撒きながらビームホークを出して向かってくる。
怜「…これだな」
怜はタッチパネルを操作し、「SMOK」と書かれたボタンを押す。シュトゥルムファウストをバルカンで迎撃しつつ、腰のグレネードを発射する。放ったグレネードから黒い煙が噴き出す。ズールは足を止めて煙幕の中にシュトゥルムファウストを撃ち込むが、煙幕の中から散弾が飛び出しズールをハチの巣にしてしまう。残ったズールがマシンガンを煙幕の中に乱射すると、スタークは煙幕の中から飛び出すと腰から2つ目のグレネードを発射する。ズールは盾で防ぐが、着弾した瞬間機体が炎に包まれる。炎を消そうともがいているズールにビームサーベルを突き刺して撃破した。
怜「あとは…来たか」
ガランシェールから4枚羽根の緑のMS「クシャトリヤ」が発進するのを確認すると、スタークはクシャトリヤに向けてバズーカの残弾と肩のミサイルランチャーを斉射する。クシャトリヤは前部の羽根からファンネルを展開するが、散弾とミサイルを回避するために動く、スタークはランチャーとバズーカをパージすると、フェンネルからの攻撃を左腕装甲で頭部を右腕装甲で胸部を防御しつつビームサーベルを取り出す。
怜「太陽は…こっちか。よし」
クシャトリヤもビームサーベルを展開して切り結ぶ。威力を逃がすために回転しながら鍔迫り合う。2機が距離を取ると、スタークは太陽を背にしつつ刺突の構えを取ってクシャトリヤに向かう。対してクシャトリヤはバインダーのスラスターを全開にしてジェット噴射の壁を作り出す。だが、怜はそれを読んでいた。腰部の残ったフラッシュグレネードを発射し、強烈な閃光がクシャトリヤの目の前で起こる。クシャトリヤが動きを止めたその瞬間、スタークはコックピットにサーベルを突き刺し、見事クシャトリヤの撃破に成功した。破壊対象のガランシェールも腕部グレネードによって艦橋を潰され破壊された。
―WINNER Kurusu Rei―
勝利表示の後、スコアとタイムが表示される。どちらもエリア2位・全国では9位と表示されている。
怜「まだまだだな。ご視聴ありがとうございました。タイトルの通り、ジェガンフェスに参戦しますので、もし戦うことがあったらよろしくお願いします。それでは。」
▶停止▷
SIDE音乃瀬奏
奏「……すご」
スタークジェガンの動かし方だけじゃない、武器を温存せずに使い捨てたり、とっさの判断で最善の行動を取っていたりと、行動の1つ1つに無駄が無い。
青「奏ちゃんどう?参考になりそう?」
奏「う~んどうだろう?でも、この人結構スタークジェガン使ってるし、奏もスタークジェガンでいこうと思ってるから、この人の動画見てみる」
拓哉「でも、スタークジェガンを使った動画は沢山あるから、いろんな人の動画を見てみると良いよ。ステージや人によって使い方が全然違うこともあるからね。」
奏「わかりました。それにしても、この来栖怜ってどんな人なんだろう?フェスに来るらしいし、もしかしたら会えたりして」
風音高校ガンプラ部部室 SIDE来栖怜
怜「ヘックション!」
新「怜?風邪か?」
怜「いや、誰かが噂してるんだろう。何せジェガンフェスに参戦するからな」
ジェガンフェスに参加する人の情報はSNS等にかなり出回っている。当然有名なジェガン使いもいる。かくいう俺も動画で参加を表明している。上位ランカーの方ほどではないが、一応全国大会高校生の部優勝チームから出るのだから、多少噂もされるだろう。
仁斗「ただいま戻りましたー」
新「天琉先輩、お疲れ様です!」
怜「お疲れ様です」
この人は
仁斗「お疲れ様です。真理愛さんは?」
新「朝戸先生に呼び出されて出ていきましたよ」
朝戸先生、本名
仁斗「それじゃあすぐ戻ってきますね。怜は、まだジェガンに何かするんですか?」
怜「えぇ、昨日の動画に出したやつで完成の予定だったんですが、今日になって強い人たちも来るって分かったので、もう少し改良しようと思いまして」
新「俺まだ誰が来るか知らないんだけど?」
怜「まずはこの人『
新「へぇ、強そうな連中が集まってくるんだなぁ。チクショー、俺も行きたかったなぁ!」
フェス当日は新のご両親が出かけていないので、優とともに留守番を任されているらしい。
怜「まぁ、そういう事もあるさ。気にするな」
新「気にするんだよ。天琉先輩、代わってくれませんか?」
仁斗「ダメですよ。それにその場合、僕と優ちゃんが2人きりになりますけど?」
新「うっ、それはちょっと…」
新がここまで難色を示すのは、優が天琉先輩にお熱だからだ。会うたびに小学生らしいアタックを仕掛けているが、先輩の方は軽く流している。
仁斗「さて、僕も仕上げないと」
新「俺はもう行きます。美明と約束があるんで。それじゃ」
仁斗「うん、また明日」
怜「じゃあな」
仁斗「そういえば、怜。フェスにはこの前イベントで行ったホロライブの方たちも来るみたいですね」
怜「そのようですね。大神ミオさんと最近デビューされた音乃瀬奏さんですね」
仁斗「もしかしたら、お話しできるもしれませんね」
怜「向こうはお仕事ですから、その可能性は低いでしょう。それに俺のことなど覚えてませんよ」
仁斗「そうかな?でも怜、最近ReGLOSSの配信よく見てますよね?火威さんにお礼のガンプラ送ってたし」
怜「あれはReGLOSSの中で青さんが印象に残ったからです。誰か1人を特に推しているというわけではないです。それに俺は、他人を好きになったりしませんから」
仁斗「怜…」
怜「好きな人が出来たら別れる時に辛くなる。悲しみを増やす必要はないんです」
仁斗「でも怜、そんな人生寂しすぎます」
怜「それは俺が決めることです。俺はこの呪われた血筋を俺で終わらせる。その為なら……この話は止めましょう」
そう言って俺は作業に戻る。天琉先輩はまだ何か言いたそうだったが、肩をすくめると自分の作業を開始した。
数日後 SIDEホロライブ
奏「出来た~!」
ミオ「お疲れ様~。うん!初めてだけど、よく出来てるよ!」
奏「良かった~」
ミオ「ちょっと黄色が眩しいような気もするけど」
スタークジェガン(奏専用機)
『HGUCスタークジェガン』をベースにジェガン本体のカラーを奏のパーソナルカラーのイエローに塗装。パッと見は『ゼネラルレビル所属機』にも見えるが、イエローが明るい為見続けていると目がチカチカしてくるという副次効果がある。初めて動画で見た怜のスタークにあやかって焼夷・スモーク・フラッシュのグレネードを両腰部に装備、右腕装甲内にビームサーベル2本、左腕装甲にグレネードランチャーを装備している。方に『ReGLOSS』『ホロライブのマーク』のデカールを貼っている。
奏「ミオ先輩はどんなの作ったんですか?」
ミオ「うちはこれだよ」
ジェガン・ローンウルフ
『HGUCジェガン』をミオのパーソナルカラーの黒で塗装しつつ、肩にゲーマーズのマークをほどこしてある。特別な改造は特にされておらず、色のおかげで宇宙空間や夜戦では高いステルス能力を発揮できる。実質量産機の中の専用機でしかないが、ミオの技量によって高い撃墜率を叩き出している。
奏「おぉ!黒もいいですねぇ!」
ミオ「奏ちゃんもデカール上手く貼れてるね」
奏「このデカールどこで売ってたんですか?ホロプラにもなかったんですけど?」
ミオ「この前、イベントで高校生の子たち呼んだの覚えてる?その中の1人がイベントに呼んでくれたお礼にって作ってくれたんだよ」
奏「これ自作だったんだ。すごい人もいるんだ」
ミオ「よし!ここからはこの作った機体でトレーニングだよ。フェスまではまだ時間あるから、しっかり戦えるようにしてくよ」
奏「よろしくお願いします!」
SIDE風音高校ガンプラ部
怜「天琉先輩、出来ましたか?」
仁斗「えぇ、ブリッツの肩を接続するのに苦労しましたけどね。怜のジェガンは、結局B装備にしたんですね」
怜「はい。色々想定したんですが、やはりこれが一番使いやすかったので」
仁斗「よし、後はフェスまで慣らし運転ですね」
SIDEプラモショップ『スターダスト』
海斗「ふふふ、遂に完成したぞ!サイサリスジェガン!この阿奈鐘海斗、ガンプラを始めて3年、ついにフェスに参加することができる!」
光「海斗!うるさいぞ!少し静かにしろ!」
海斗「ふっ、浦木よ、スラスターを強化しただけのジェガンで参戦する貴様と話す舌は持たんよ」
光「何を!?僕のフルバをバカにする気か?!」
SIDEプラモショップ『キルケー』
乃明「ファンネルミサイルを収納するスペースを確保するために外装を盛りに盛った結果、Ξというよりはペーネロペーみたいになってしまった」
蓮「どうした真筆?ペーネロペーはいい機体だ。それにミサイルファンネル搭載ジェガンはこっちがマザーマシンだ」
乃明「塗装をGジェネ版に寄せてみる。だいぶ違うだろう蓮」
蓮「ペーネロペーの何が気に入らないんだ真筆」
SIDEプラモショップ『ロンド・ベル』
星「もしもし?…お久しぶりです。上原です。例のジェガンが完成しました。…えぇ、これも貴方のおかげです。フェスでは格の違いを見せつけてやりますよ。…はい、そうでなければ、貴方にご指導を受けた意味がありませんから。…はい、頑張ります。ではまた、よろしくお願いします。安室さん」
SIDEプラモショップ『ブルー』
勇「……」
「勇の奴は一体全体何してんだい?ブルージェガンを見つめて動かないぞ?」
「脳内シミュレーションをしてるんだと思います。それだけ次のフェスに掛ける思いが強いんですね」
「なるほどな。サポートするんだろ?しっかり見てやってくれよ、モーリンちゃん」
「私は森音です!」
勇「……」(必ず、勝つ)
SIDEガナハ・エレクトロニクス
イブ「ふふふふふ、沢山のジェガンが来る、ミオしゃが来る、奏ちゃんも来る、最高だなぁ!」
仁菜「社長…まさか私欲を満たすためにフェスを開いたのですか?」
イブ「何を言うか!私はジェガン好きの、ジェガン好きによる、ジェガン好きの為の祭りを開催するだけにすぎないよ?」
仁菜「つまり社長の為の祭りということですね」
イブ「そうともいう。いいかい村崎くん、この世にジェガンは何体いると思う?」
仁菜「え?……1000体くらいですか?」
イブ「否!ジェガンはね、ビルダーの数だけあるんだよ。私はこの世に存在するすべてのジェガンを見てみたいんだ!その為なら、魔界の大悪魔だろうと、天界の大天使だろうと、伝説の神羅族だろうと利用してやるのさ!」
仁菜「呆れを通り越して感心します」
イブ「さぁ村崎くん!遊んでる暇はないぞ!フェスに来る皆さんを歓迎する準備をしないとな!もちろん、『私のジェガン』もね!」
純粋に楽しみたい者、成果を見せたい者、人々を魅了したい者、勝利を追い求める者、己の欲を満たそうとする者、それぞれの想いを胸に、ジェガン・フェスティバルが今始まる!
次回はいよいよフェス…と言いたいところなんですが、さすがにジェガンばかりだと飽きてしまいそうなので、ワンクッション別の話を挟もうと思います。