【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ 作:波音四季
NO SIDE
仁菜「さぁ、バトルはいよいよ大詰め!ネオ・ジオン総帥機である『サザビー』と『ナイチンゲール』が出現しました!この2機を撃破すれば、ゲームクリア!上位5名はエクストラステージに挑戦できます!」
言うは易く行うは難し。ダイヤランクの猛者達といえど、2機の総帥機相手には苦戦を強いられていた。復帰した機体も敵エース機たちの防衛網を抜けて参戦はしてくるが、フィールドを縦横無尽に動き回るファンネルに成すすべもなく撃墜され、無駄にポイントを減らしていった。
勇「EXAM……!」
星「Type-C・A!力を見せろ!」
そんな中でも、鹿島勇と上原星は果敢にファンネルの隙をついて攻撃を仕掛ける。だが、その程度の攻撃で倒せる程総帥機は伊達ではない。
ミオ「ぐぅぅぅ!ちょっとマズイかも」
ミオのローンウルフはサザビーと切り結んでいるが、明らかにパワー負けしていた。ミオの技量でカバーできるとはいえ、痒い所に手が届く程度の改造しか施されてないローンウルフは、高難易度のボスクラスとの戦闘にははっきり言って不向きだ。α・アジールを落とせたのはαが乃明に気を取られていたからであり、サシで戦えば間違いなく敗北していた。
仁斗「ミオさん!援護します!」
ゲイル「レールガンをくらいやがれ!」
シュン「ゆけ、プリスティス」
ブリッツジェガンと、レールガンを装備したジェガンR、プリスティスを装備したジェガンPがサザビーに攻撃を仕掛ける。サザビーはローンウルフから距離を取ると、ファンネルで乱入してきた3機を迎撃する。
仁斗「くっ!うわっ!?」
フェンネルを回避したブリッツジェガンが後方から奇襲してきたギラ・ドーガ(レズン機)に右腕を切り落とされる。
ミオ「やめろぉ!」
ローンウルフのグレネードでレズン機は撃破される。
ミオ「大丈夫!?」
仁斗「は、はい!…皆さん、奴の気を引いてください。僕がミラージュコロイドで奇襲します!」
ゲイル「おいおいボウズ!ミラコロは看破されるんじゃなかったのか?!」
仁斗「さっきから見てると、サザビーは攻撃してきた敵を優先して叩いてます。つまり、撃ち続けていれば、奴の意識をそちらに向け続けられるはずです。お願いします!」
―ヴォン―
シュン「よし、天琉君を援護するぞ」
ブリッツジェガンは切断された右腕からランサーダートを引き抜くと、大きく回り込むようにしてサザビーに接近する。
仁斗「はああああああ!!!」
サザビーの意識は攻撃してきた他の3機に向いている。絶好のチャンス……のはずだった。
突如サザビーがビームソードを展開し、振り向いた。
仁斗「うわあああ!?」
ゲイル「ボウズ!」
ビームソードがブリッツジェガンのコックピットに食い込んだ。明らかに致命傷だが、ブリッツジェガンは最後の力を振り絞って、ランサーダートをサザビーの胴体にねじ込む。
仁斗「みなさん撃っ―ドガァン!!―
最後まで言い終わらぬうちにブリッツジェガンは爆散、同時にランサーダートも爆発し、サザビーが大ダメージを負う。
ゲイル「ボウズぅぅぅ!!」
シュン「天琉君…ゲイル!」
ゲイル「分かってる!弔い合戦だ!」
ミオ「いや死んでない!死んでないから!」
ジェガンRとジェガンPはシールドからビームクローを展開すると、サザビーに向かう。サザビーはファンネルで応戦するが、ダメージを負っているせいか操作が荒い。
ゲイル「うおおおお!!」
シュン「はああああ!!」
2機のビームクローが胴体を切り裂く。
ゲイル・シュン「「ミオさん!」」
ミオ「これで、終わりだああああ!!」
ローンウルフのビームサーベルが頭部を貫き、サザビーは撃破された。
佐々木ミオ +200P
―Quest Clear―
Quest44『サザビーを撃破する』+100P
Quest33『3機以上の味方と連携してネームドまたはボスを撃破する』+80P
Quest99『サザビーを撃破してゲームをクリアする』+100P
ゲイル「よっしゃー!敵は取ったぞボウズ!」
ミオ「だから死んでないってば。ん?」
―MISSON COMPLETE―
ミオ「え?終わった?」
シュン「ナイチンゲールは倒せたのか」
サザビー戦の裏で何が起きていたのか?時間を戻して見てみよう。
当初、同時に出現したサザビーとナイチンゲールだったが、ミオたちのおかげで図らずも分断することが出来ていた。ナイチンゲールは見た目こそ鈍重そうだが、各所のスラスターによって機動性はサザビーと遜色ない。それどころか、全体的な性能はνガンダムすら上回るとされている。ダイヤ5の実力を持つ2人だが、ナイチンゲールには唯々圧倒されていた。
星「なんて奴だ…。やはり安室さんの様にはいかないか…」
勇「……頭部がやられたか」
RFジェガンは両腕両脚を破壊され、ブルージェガンは左腕と頭部を破壊されてEXAMが使えなくなってしまった。
星「勇、コイツを放ったまま終わるのは癪じゃないか?」
勇「……」
そもそもこのミッションはクリアすることが目的ではない。エクストラステージに行くための5名を決めるための戦いだ。2人は1度も撃破されていないため、このまま時間切れでも問題なくエクストラステージに進める。だがそれは、バトラーとしてのプライドが許さなかった。
勇「手は…あるのか?」
星「奴に突っ込んで自爆という方法があるが、まぁ無理だろう」
とはいえ、ブルーは武器も失い残ったのは拳のみ、RFに至っては自爆するしかやることがない。どちらにしても、その先に待つのは撃墜の未来だけだった……この時までは。
ナイチンゲールがライフルを構える。ブルーが近くに浮いていたギラ・ドーガの盾で防御を試みた次の瞬間
―ガキン!ガシャーン!!―
突如としてナイチンゲールの足元が崩れ去った。
勇「何?」
ナイチンゲールも驚いたのか両手をバタバタさせながら飛び上がる。
怜「ナ、ナイチンゲールだと!?」
空いた穴から白いスタークジェガン改二が飛び出す。実はこの崩壊、アクシズ内部から脱出するために怜と奏が壁に向かって攻撃したことで起きたものだった。どこに出るか分からないというリスクはあったが、残り時間が少ない中で入り組んだアクシズから脱出するには最適な方法だった。しかし、まさかその先にボスであるナイチンゲールがいるとは流石の怜も予想していなかった。
怜「イ、インコム!」
咄嗟にインコムを射出し、ナイチンゲールを攻撃する。ナイチンゲールもファンネルで迎撃する。インコムは破壊されるが、それは囮だった。改二はビームサーベルを回転するように投げる。
怜「ビームコンフューズ!」
回転するサーベルをビームライフルで撃ち、拡散したビームがファンネルを落とす。改二は2本目のサーベルを手にし、ナイチンゲールに向かう。ナイチンゲールもビームトマホークで対抗を試みるが、フェイントに引っ掛かり大振りの一撃が外れてしまう。
怜「そこだ!」
サーベルをナイチンゲールの頭部に突き立て、見事撃破に成功した。
来栖怜 +200P
―Quest Clear―
Quest55『ナイチンゲールを撃破する』+100P
Quest95『サザビーまたはナイチンゲールのファンネルを5つ以上破壊する』+100P
Quest100『ナイチンゲールを撃破してゲームをクリアする』+100P
怜「ハーッ、ハーッ、流石にビックリした」
奏「怜さ~ん?何かありました?」
念のためにと待機させておいた奏のスタークジェガンが暢気に穴から出てきた。
怜「…もう倒しましたよ」
奏「あ、そうなんですね」
―MISSON COMPLETE―
怜「今のがボスだったか」
奏「ミオ先輩は無事かな?」
仁菜「皆様、お疲れ様でした!総帥機は撃破され、アクシズ落としは阻止されました!それでは、皆様が気になっているランキングを発表したいと思います!どうぞ!」
1位 来栖怜 1590P
2位 鹿島勇 1330P
3位 上原星 1250P
4位 佐々木ミオ 1070P
5位 鷺羽ゲイル 910P
6位 海音シュン 890P
9位 真筆乃明 720P
21位 天琉仁斗 590P
22位 栄夢蓮 580P
33位 浦木光 445P
35位 阿奈鐘海斗 430P
52位 音乃瀬奏 80P
仁菜「おめでとうございます!ゲストのミオさんを除いた1~6位までの方々は、本日18時開催のエクストラステージに挑戦できます!来栖怜さん、鹿島勇さん、上原星さん、鷺羽ゲイルさん、海音シュンさんは後程スタッフから案内がありますので、しばらくお待ちください。それでは皆様、これにて、イベントステージは終了です!エクストラステージもお楽しみに!」
イブ「ふむ、この面子なら、少しは本気出せそうかな?」
そう言いながら、我那覇イブは傍らに置いたアタッシュケースを軽く撫でた。
SIDE来栖怜
仁斗「怜!おめでとうございます!」
筐体を出ると、天琉先輩が真っ先に声を掛けてきた。
怜「ありがとうございます」
仁斗「ランキング1位ですよ?もっと喜びましょうよ?」
怜「結構喜んでるつもりですが…」
「よう!」
見知らぬ男性が2人やってきた。
「お前1位ってスゲーな!一体何と戦ってたんだ?」
「おい、子供相手にグイグイ行くな。相方がすまない。ランキング6位の
「俺はゲイル!
怜「はい。よろしくお願いします」
仁斗「あぁ!先ほどの!一緒に戦っていただき、ありがとうございます!」
ゲイル「いいって事よ!それよりお前ら、どっかで見たことあると思ったら、全国大会高校生の部優勝チームの奴じゃねーか?」
仁斗「ご存じでしたか」
シュン「俺達も見に行っていたんだ。君は決勝の3on3でレジェンドの改造機に乗っていたな?」
その瞬間、脳裏に忌まわしい記憶が蘇る。
怜「………」
シュン「ん?違ったか?」
怜「いえ、あってます。すみません。ちょっとトイレへ」
仁斗「あ、はい」
待機していろと言われていたが、今はその場から逃げ出したくて仕方なかった。
シュン「すまない。何か気に障る事を言ったか?」
仁斗「いいえ、ただその、怜にとってあの決勝は、いい思い出ではないんです」
ゲイル「どうして?あいつだって優勝チームのメンバーだろ?」
そんな言葉を背後に俺は逃げるように会場から出た。
SIDE音乃瀬奏
奏「ハァ……」
ミオ「奏ちゃん、元気出しなよ?あんな乱戦の中で生き残れたんだから、よくやったよ」
机に突っ伏してため息をつくあたしにミオ先輩は優しく声を掛けてくれる。でも、その優しさがあたしには痛かった。あたしの上の51位の人は350P、撃墜されてポイントが半分になっていることを考えても、如何にあたしの点数が低いかが分かる。
奏「あんなに特訓してもらったのに、落とせたのはギラ・ドーガ6機だけ。その後は坑道で迷子になった挙句、怜さんにも迷惑かけちゃって……グス」
ミオ「あー泣かない泣かない。怜くんだって迷惑に思ってないよきっと」
奏「今頃SNSでも色々言われてるんだぁ。『才能ない』とか『やめたら?』とか『相手の人が可哀そう』とか」
結果だけみれば、怜さんは1位だ。でも、もしあたしを追ってこなければ、もっと採れたかもしれない。あたしがいなければ、あの2機ともっと上手く戦えたかもしれない。そう思うと、罪悪感で泣きそうになる。
奏「ちょっと、頭冷やしてきます」
ミオ「う、うん。あんまり気負いすぎないようにね?」
キャスケットを被り控室を出て会場の外に出る。どこへ行こうかと思っていたが、足は自然とさっきのカフェに向かっていた。中に入って店内を見回すと
奏(いた)
さっき座った席と全く同じ場所に怜さんは座っていた。心なしか少しイライラしているようにも見えるが、勇気を出して近づく。
怜「……」
奏「……」
怜さんはチラっとこちらを見る。
怜「また会いましたね」
さっきのことを謝らないと
奏「あの、さっきは……ご」
怜「結構楽しかったですね」
え?
怜「まさか『トワイライトアクシズ』の機体が出てくるとは思いませんでしたよ。点数も高かったし、音乃瀬さんを追っていかなかったら出会えなかったでしょう」
怒ってないの?
怜「うちの先輩はトーリスリッターに当たったみたいですよ。もしかしたらあの坑道の中にも、まだシークレット機がいたかもしれませんね。ディジェとかトラバーシアとか、外に出ずにもうちょっと探せばよかった」
迷惑じゃないの?
怜「イベント自体は次のアプデで実装みたいですし、リベンジしてみないと。それもこれも音乃瀬さんのおかげです。ありがとうございます。機会があったら、また一緒にやりましょう」
その言葉を聞いた瞬間、あたしの中で抑えていたものが溢れた。
怜「音乃瀬さん?」
奏「うぅ…グス…エグッ」
怜「っ!音乃瀬さん、大丈夫ですか?」
怜さんがあたしの肩を抱いて反対側の席に座らせてくれた。周りに気付かれない様、数分くらい声を押し殺して泣いた。その間怜さんは、何も言わずに一緒にいてくれた。
奏「ごめん、なさい。急に泣いちゃって」
怜「いえ…さっきの事、俺が迷惑に思ってるんじゃないか、と考えてたんですか?」
コクリと頷く。
怜「そんな事思いません。さっきも言いましたが、俺は音乃瀬さんについていかなければ、あのザクⅢ改とR・ジャジャに会えなかった。奴らと戦えたのは、音乃瀬さんのおかげです。感謝こそすれ、迷惑だなんて思いませんよ」
怜さん本人からそんな事を言われて、今まで抱えていた罪悪感は吹き飛び、嬉しくなって心が弾んだ。
奏「うん!ありがとう怜さん!」
怜「それに音乃瀬さんと一緒に行かなかったら、俺は途中で落とされていたかもしれません。あなたと一緒にいたから、俺は1位を取って会場の人たちの記憶に残ることが出来たんです」
その言い方に少し引っかかりを感じたあたしは、質問することにした。
奏「怜さんくらい強い人が落とされるなんてことあるんですか?」
その言葉に怜さんの表情が曇った。
怜「今年の6月、ガンプラウォーズ稼働後初の全国大会高校生の部決勝」
奏「?」
怜「そこで俺は、惨敗しました」
奏「え?でも、チームは優勝って」
怜「『チーム』は優勝です。大武高校ガンプラ部との3on3、俺は向こうの大将と戦いました。そして成すすべもなく敗れました」
怜さんがスマホの画面を見せてくる。そこには、ストライクフリーダムの改造機によって、レジェンドガンダムの改造機がバラバラにされる動画が流れていた。
怜「俺のガンプラ『ミスィガンダム』、戦っているのは最速のガンダリウムランカー響大和の『アルティメットフリーダムガンダム』です。この後、メンバーの新によってフリーダムは倒され、チームは優勝しました。しかし、俺は、俺だけは、この戦いで何も残せなかった。何も!」
怜さんが拳を握り締める。それくらい悔しい出来事だったのだろう。
怜「だから俺はもっと強くならないといけない。もっと多くの人々の記憶に残るようなバトルをするために」
奏「なんで?どうして皆の記憶に残りたいの?」
怜さんは少し迷った後、ゆっくりと口を開いた。
怜「俺は…短命種なんです」
奏「短命種…」
短命種、なんらかの遺伝子的要因で長生きが出来ない人々の事だ。人や獣人、天使や悪魔などの種族を問わず、一定数存在している。大昔に神羅族を生み出すために行われた実験の影響とか、短命種共通の祖先が持っていた遺伝子の病気を受け継いでいるとか、色んな説があるのは聞いた事がある。
怜「一般的に短命種は40代で老化し、50代で死んでしまいます。しかし、俺の場合、40歳まで生きられないそうです」
その瞬間、あたしの中ですべてが繋がった。あの冷めたような、諦めたような感じ、ガンプラウォーズでのカッコいい戦い方、怜さんは『自分の命が少ないという事実を受け入れ、自分がいた証をこの世界に残そうとしている』んだ。
怜「あと20年もすれば、俺は死ぬ。それが一族の運命なら、俺は受け入れる。でも、俺が死んだとき、俺の事を覚えてくれる人はどれくらいいる?家族、友達、そういう人達もいつかはこの世界からいなくなる。だから決めたんです。ガンプラバトルで人々の記憶に残るような
怜さんはスマホの画面に映る自分の機体を見つめる。
怜「だから、俺はもっと強くなる。強くなって、人々から忘れられない存在になる。それが俺の生きる理由です」
18時00分 NO SIDE
仁菜「皆様、長らくお待たせしました!ジェガン・フェスティバル最後のイベント、ガンプラウォーズ、エクストラステージを開催します!」
『うおおおおお!!!!!』
仁菜「エクストラステージは非常にシンプル!登場する敵1機を撃破するだけ!」
「え?それだけ?」「何かあっけないね」「いや、きっと凄い敵なんだよ」『わいわいがやがや』
仁菜「どんな敵が来るかは皆様の目で確かめてください。それでは、エクストラステージに挑戦する5名の紹介です!」
『ランキング6位、ダイヤ1、海音シュン! 』
『ランキング5位、ダイヤ1,鷺羽ゲイル!』
『ランキング3位、ダイヤ5、上原星!』
『ランキング2位、ダイヤ5,鹿島勇!』
『ランキング1位、ダイヤ2、来栖怜!』
仁菜「以上の5名に佐々木ミオさん、音乃瀬奏さんを入れた7名での挑戦となります。見事撃破に成功した場合は全員に豪華景品が送られます!皆様、頑張ってください!」
ゲイル「いやぁ!『オールズモビル作ってみた』の星さんと一緒に戦えるなんて嬉しいな!よろしくお願いします!」
星「はははっ!こちらこそよろしく。勇も久しぶりに組んで戦えるな」
勇「……」
シュン「動画とかでよく見るけど、ホントに無口なんだな」
星「こういう奴なのさ。気にしないでやってくれ」
勇「……」
ゲイル「おう!怜だったな!よろしくな!」
怜「よろしくお願いします」
シュン「さっきは悪かったな」
怜「いえ、気にしてないので」
ミオ「皆知り合いかってくらい仲いいね?」
ゲイル「あはは!俺の知り合いはシュンだけですよ!」
ミオ「お友達なの?」
シュン「学生時代のね。俺はコイツに英語を教えてやったんです」
ゲイル「俺はコイツに数学を教えたんですよ」
奏「あの、怜さん、さっきの事なんだけど」
怜「その話は後にしましょう。時間です」
奏「…うん」
数時間前 カフェ
奏「怜さんは、家族や友達より早く死んじゃうのが怖くないんですか?」
怜「以前はとても怖かった。でも、運命を受け入れることで、恐怖は克服出来ました。もう何も怖くありません」
奏にはその言葉が真実ではないことがなんとなく感じ取れた。だが、目の前の少年にどんな言葉を掛ければよいか、普通の人間である奏には見つけることが出来なかった。
SIDE来栖怜
俺達は暗黒の宇宙を飛んでいた。星さんのRFジェガンを先頭に、勇さんのブルージェガン、ゲイルさんのジェガンR、シュンさんのジェガンP、、ミオさんのジェガン・ローンウルフ、奏さんのスタークジェガン、そして俺のスタークジェガン改二。この7機でエクストラステージに挑むのだが、未だに敵は姿を現さない。
星「油断するなよ。もうこっちを捉えてるかもしれん」
ゲイル「分かってるよ星さん!まぁ任せとけって!」
シュン「ミオさんと奏さんは前に出ないでください」
ミオ「大丈夫だよ。心配してくれてありがとう」
ゲイル「ハハッ!シュンはミオファだからな!いいとこ見せたくてしょうがないんだろ?」
シュン「黙ってろゲイル、俺は―ビシュン―
ミオ「え?」
ゲイル「…シュン?」
突如としてジェガンPが動かなくなってしまった。
ゲイル「シュン?おいどうした!?シュン!」
ジェガンPはコックピットを撃ち抜かれて、完全に沈黙している。
勇「来る!」
星「っ!散れ散れ散れ!」
全機が散開した直後、四方八方からビームが飛んでくる。
イブ「まずは1機」
いつのまにそこにいたのか?サザビーのファンネルコンテナを背負い、ユニコーンのビームガトリングを装備したジェガンが現れた。周りには機体色と同じライトグリーンのファンネルが6基浮遊している。
怜「我那覇、イブ」
イブ「如何にも。さて、君らは私に本気を出させてくれるのかな?」
ゲイル「テメェ!よくもシュンを!」
ジェガンRがレールガンを撃つが、左腕のビームシールドがそれを防ぐ。
ゲイル「な!?ビームシーービシュン―
言い終わらないうちにジェガンRもファンネルでコックピットを撃ち抜かれて沈黙した。俺は奏さんのスタークを守るように機体を移動させる。
イブ「ふむ、さっそく2人消えたな。さて、始めようか、諸君」
来る!
イブ「我那覇イブ、NTジェガン、殲滅する!」
次回、ジェガンフェス閉幕!
リ・イマジキャラはオリジナルと同じ運命をたどりやすいようです。しかし、その運命を打ち砕くことは簡単に出来ます。それは、自分はオリジナルと違うということを『世界』に証明するだけ。そこに怜の運命を打ち砕くヒントがあります。詳しくは後日、『リ・イマジネーションスについて』の加筆部分で。