【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ   作:波音四季

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バトルシーンの前に入れるか後に入れるかで迷って、結局切り離した話。

この怜和の時代になって、シンに『フリーダムキラー」という異名が付くとは(まだ確定じゃないけど)。


閑話 対話する者たち

自販機コーナー NO SIDE

怜は炭酸の入っていないドリンクを購入し、喉を潤していた。

 

怜「さて、行くか」

 

拓哉「やぁ怜君」

 

怜「あぁ、神代さん、どうも」

 

拓哉「あー、うん、最近調子はどうだい?」

 

怜「可もなく、不可もなくといった感じです。最近ちょっと寝不足なもので」

 

拓哉「それは良くないな。睡眠はしっかりとった方がいいぞ?」

 

怜「奏さんと通話しているのが主な原因ですが」

 

拓哉「……」

 

怜「その件で、俺に声を掛けたのではないですか?」

 

拓哉「話が早くて助かる」

 

そう言うと拓哉はベンチに腰を下ろす。怜も一つ空けて隣に座る。

 

拓哉「…単刀直入に聞くが、奏とは、どんな感じだ?」

 

怜「奏さんとは、ただの友人です。それ以上でも以下でもありません」

 

拓哉「そうか」

 

怜「…と、以前の俺だったらそう言っていたでしょう」

 

拓哉「え?」

 

怜は拓哉に自分が短命種であること、ジェガンフェスのエクストラステージであったことを話した。

 

怜「フェスが終わった日の夜、奏さんから連絡が来ました。それ以来、夜には毎日必ず奏さんと通話しています。話すことは、ガンプラのこと以外に俺は学校や部活や家族の事、奏さんはメンバーやプライベート、神代さんの事も話してましたよ」

 

拓哉「え?どんなこと?」

 

怜「内緒だそうです」

 

拓哉「そ、そうか」

 

怜「この1週間、奏さんと話して通話を切る時、寂しいような悲しいような、不思議な感じになるんです。仲間に相談すると『それは恋だ』と言われました」

 

拓哉「んぐっ!?な、何!?」

 

拓哉は思わず飲んでいた水を吹き出しそうになった。

 

怜「俺はこの『恋』という物がよく分かりません。本・アニメ・ドラマ・映画ありとあらゆる媒体を漁って調べました。結局『人を愛すること』という以外よく分かりませんでした。でも、俺が奏さんを1人の女性として好きになり始めているのだとすれば、不思議なくらい納得してしまうんです」

 

拓哉「怜君、君は」

 

怜「分かってます。俺は16歳の高校生、未成年だし、稼ぎといえば地元の模型店のアルバイト代、大学も控えてて、就職だってしないといけない。長続きするとは思えない。でも、考えれば考えるほど、奏さんの事をもっと知りたくなる。奏さんともっと一緒にいたくなる。おかしいですか?」

 

拓哉「おかしくないさ。俺も君の気持ちは理解できる。怜君、奏との関係を止めろとは言わない。むしろ、続けてくれた方が奏のモチベーションにも繋がるから、続けてくれて構わない。だが、もし、奏を悲しませるようなことをしたら」

 

怜「えぇ、その時は俺の方から関係を断ちます。この街にも2度と来ません。神代さん、ありがとうございます」

 

拓哉「あぁ。まぁ、怜君…がんばれよ」

 

怜「はい。もう戻らないと、2人が心配するので。神代さん、俺は行きます」

 

拓哉「すまない。引き留めすぎたな」

 

怜が足早に自販機コーナーを去っていく。それと入れ違いで奏以外のReGLOSSメンバーがやってきた。

 

拓哉「なんだ、皆聞いてたのか?」

 

青「ごめん拓にぃ。どうしても気になって」

 

拓哉「気にするな」

 

莉々華「怜君、良い子じゃない?奏が憧れる理由が分かるなぁ」

 

はじめ「青春してるじぇ」

 

らでん「で、リーダー的にはどうなん?」

 

拓哉「どうもこうも、彼に言ったことがすべてさ。とりあえずは現状維持、後手になってしまうが、何かあったらその時対処する。皆も奏の事はしっかり見ておいてくれ」

 

 

 

怜がガンプラコーナーに戻ると、玲愛と奏が待っていた。

 

怜「すまない。待たせたな」

 

玲愛「遅いよ怜。どこ行ってたの?」

 

怜「トイレが混んでてな」

 

奏「……」

 

怜「奏さん?どうかしました?」

 

奏「あ!いえ!なんでもないですよぉ!」

 

奏(うぅ…顔赤くなってないかな?)

 

何故奏がこんな反応をしてるのかというと、数分前に遡る。

 

 

奏「もう、怜さん何してるんだろう?」

 

怜が中々帰ってこないので、探しに来たのだ。

 

奏「あ、いた、って拓哉さん?何話してるんだろ?」

 

2人に見つからない様静かに近づく。

 

怜「俺が奏さんを1人の女性として好きになり始めているのだとすれば、不思議なくらい納得してしまうんです」

 

奏(え?今なんて言った?怜さんが、あたしのこと、好き?友達じゃなくて女性として?)

 

怜「奏さんの事をもっと知りたくなる。奏さんともっと一緒にいたくなる」

 

奏(あたしの事もっと知りたい!?あたしともっと一緒にいたい!?え?え?えええええ!?)

 

なんとかバレないように戻ったが、さっきの怜の言葉が頭の中でぐるぐる回っていた。

 

 

奏(どうしよう変に意識しちゃう)

 

玲愛「奏さん?聞いてます?」

 

奏「あ、うん!聞いてるよ!」

 

玲愛「アカツキは金メッキがカスタムの阻害になってしまうので、洗剤で落とす必要があります。僕の機体も1回メッキを落としてから白で塗装してます。『ビルドアカツキ』という初めから白いアカツキもあるみたいですけど、ここでも見つからなかったので、そうとうなレアキットみたいですね」

 

怜「玲愛の『ハクメイ』はアカツキ最大の兵装である『ヤタノカガミ』がない代わりにVPS装甲を手に入れたんだったな」

 

 

『HGアカツキガンダム ハクメイ』

『シラヌイアカツキガンダム』をベースに玲愛が作製した機体。金メッキをすべて落とし、白く塗装されている。これによりVPS装甲を獲得し、対実弾に強くなっている。『ハクメイ』は『薄明』であるが、『薄命』とも掛かっているらしい。

 

 

玲愛「質問ありますか?」

 

奏「えっと、逆にストライカーパックを金色にする方法はありですか?」

 

玲愛「ありです。ただ、機体と色を合わせるのが難しいので、ビギナー向けではないですね。オオワシのビーム砲をシラヌイのドラグーンにする方法が1番簡単ですね」

 

怜「あるいは、色が合わないのは割り切って、I.W.S.Pやビルドブースターを金色にして接続するとかですね」

 

奏(怜さんってこう見ると精悍な顔してるよね。言動も丁寧だし、それに微笑んだ時の笑顔が素敵なんだよねぇ)

 

怜・玲愛「「?」」

 

ニヘ~っと笑う奏に2人は困惑するしかなかった。

 

 

 

一方その頃 神羅城

プログラミングが一段落した大和とこよりは、玲二とお茶を楽しんでいた。

 

こより「大和くん、凄いね。高3でこのレベルのプログラム作れるなんて。いつからやってるの?」

 

大和「15の頃からやってます。大学の学部も理工学部に進もうと思ってるんです」

 

玲二「中3からやってるのか。そういえば、アルティメットフリーダムのスキルも自分でプログラムしたんだったな」

 

大和「えぇ。システム『オーディン』。まぁ、結局新に負けちゃったので今改良中なんですけど」

 

こより「新くん、SNSで軽く話題になってたよね?『ガンダリウムキラー』って」

 

玲二「あぁ、みしろ達が話してたな」

 

大和「新はあまり嬉しくないみたいですけどね。そうだ。ガンダリウムといえば、聞きたいことがあったんです」

 

玲二「なんだ?」

 

大和「『幻の6人目』ってホントにいるんですか?」

 

玲二「どういうことだ?」

 

大和「ID登録から1週間足らずでガンダリウムになったけど、詳細が一切不明なプレイヤー、6人目のガンダリウムランカー通称『幻の6人目』。SNSでは『運営が用意したプレイヤー』とか『世界的に有名な人物』とか言われてます。突拍子もないのだと、『現代に蘇った神羅族』なんてのもあります」

 

こより(こよ達の知らないところでとんでもない噂が立ってる!?)

 

玲二「あー、結論から言うと、6人目はちゃんと存在してる。だが、情報開示はGWDWCまで公表しないことになってるから俺の口からは何も言えないな」

 

大和「でしょうね。これは僕の推測なんですが、6人目が1週間足らずでガンダリウムになったのは噓ではないと思います」

 

こより「なぜ?」

 

大和「2人目と3人目の情報はわずかながら出ています。しかし、ここまで6人目の情報が一切出ないという事は、箝口令のようなものが出ているのかもしれません。しかし、人の口に戸は立てられません。6人目の情報を知る人物が口を滑らせたかして、出てきたのだとしたらこの情報の信憑性は高いです」

 

こより「なるほどね」

 

大和「問題は機体です。2人目の機体はムーンガンダム系。使用者は女性と言われてますが、みしろさんが最初の女性ガンダリウムランカーなので、この点は違うでしょう。3人目はRGエピオンのカスタム機、こっちは敵機を徹底的に破壊していることから簡単に特定できました。6人目の機体だけが異常なくらい分からない。箝口令が敷かれてたとしても、『強い○○がいた』という情報が短期で複数あれば、特定できます。6人目の場合はなぜかそれが出来ない」

 

玲二(少ない情報でここまで導き出すとはな)

 

大和「色々考えた結果、僕が導き出した現実的な解答があります」

 

こより「聞かせて」

 

大和「6人目は子供、高校生や中学生じゃない、恐らく10歳に満たない。機体情報がないのは、色々な機体を使っているから。どうです?」

 

玲二「…どうと言われてもな。正しくても正しくなくても、俺には何も言えないよ」

 

大和「もちろん分かってます。言ってみただけです。さて、僕はもうひと頑張りしてきます」

 

大和が席を立ち部屋を出ていく。

 

こより「大和くん、凄いね。SNSの情報だけでレイラくんの事あそこまで導き出すなんて」

 

玲二「だな。大和はガンダリウムランカーの中でも特に頭が良い。それ故に『ガンダリウムキラー』といわれる新の存在も際立つな」

 

こより「さっき、クロたんから連絡来てサークルメンバーとホロメンの混合でチーム戦みたいだよ。新くんも出るって」

 

玲二「ふむ、ここは1つ、『ガンダリウムキラー』の実力を見せてもらうか」

 




自分も最近寝不足なのですが、執筆、ガンプラ、ゲームのせいです。休みの日ですら、いつもの時間に起きてしまうため余計に寝不足という。

次回はバトル回です。本家様でもやったリーダー機を倒すモードです。
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