【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ   作:波音四季

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青くんと莉々華社長のVCRGTAを見てた影響で、ぶいすぽっ!にも興味が出てきたんだけど、切り抜きとショートでしか見てないから、おいそれと登場させられない。とりあえず花芽姉妹にはデュナメス・ケルディム使わせてみたいと思った。

ヴェスはハイネのリ・イマジなのですが、どうしてもアイマスPやってるハイネが思い浮かんでしかたない。


リーダー機は誰だ?

ホロプラ NO SIDE

玲二はサークルメンバーとホロライブメンバーが混合でチーム戦を観戦するために、ホロプラへ来ていた。

 

玲二「随分と賑わってるな」

 

観戦モニターの前にはかなりの人だかりができている。その中にそらとアズキを見つけた。

 

玲二「お~い、どんな感じだ?」

 

そら「玲二君?来てたんだ」

 

玲二「混合チームでバトルするって聞いてな。で、どっちが勝ってる?」

 

アズキ「それが…」

 

モニターに目を向けると、島の浜辺で左腕のないシュバルゼッテがガイアガンダムのカスタム機に体当たりされている。ボロボロの黒いアルケーガンダムがカオスガンダムのカスタム機と切り結んでいる傍には、真っ二つにされたグフイグナイテッドと黒いアビスガンダムの残骸が転がっている。後ろに転がってるストライクの頭部は焔の機体だろうか?

 

玲二「一体何があったんだ?」

 

事は遡る事十数分程前

 

 

 

クロヱ「おぉ~!セカンドステージの改造機じゃん。皆よく作ってあるね」

 

晴「さかまたのアビスもいいじゃん!」

 

 

『HGハスターカオスガンダム』

『HGカオスガンダム』をベースに志久がカスタムした機体。ライフルとシールドを両手持ちにし、シールドをクローが展開できるようスクラッチ、MA形態時の脚部クロ―はヒートクロ―になる。MA形態でのカリドゥスはオミットされ、代わりにモノアイを追加、これにより索敵能力が上昇している。『ハスター』はクトゥルフ神話に登場する旧支配者の一員にして、風の神性の首領。

 

 

『HGクトゥルーアビスガンダム』

『HGアビスガンダム』をベースに晴がカスタムした機体。背中のバラエーナ砲をオミットし、トーリスリッターから着想を得た有線式トライブレードインコム『テンタクル・インコム』を装備。結果、変形の邪魔になってしまうためパージできるようになっているが、外したら再装着できない。『クトゥルー』は言わずと知れたクトゥルフ神話の旧支配者から。

 

 

『HGティンダロスガイアガンダム』

『HGガイアガンダム』をベースに志久が作製。テラは不器用な為本体を組んだ以外は特に触ってない。ミラージュコロイドを搭載しており、バルバトルルプスレクスのテイルブレードをMA形態の尻尾部分に移植している。姿を消しての奇襲やテイルブレードによる攪乱戦法ができるが、テラ自身が突撃思考な為あまり奇襲しない。『ティンダロス』はクトゥルフ神話に登場する鋭角から出現する『ティンダロスの猟犬』から。

 

 

『HGオルカアビスガンダム』

『HGアビスガンダム』を黒と白でシャチカラーに塗装した沙花叉クロエの機体。水中メインでの戦闘を想定している為、耐圧装甲がしっかりと作られており、その分機体のパワーも底上げされているので、地上でも装甲の薄い相手なら捻りつぶすことが出来る。また、目晦ましの水中用煙幕も装備している。『オルカ(Orca)』は『シャチ』の意。

 

 

志久「お嬢は戦国アストレイですか?」

 

あやめ「うん、レッドフレームの刀を追加して四刀流が出来るようにしてみたんだ」

 

 

『HG戦国アストレイ頑駄無』

『ガンダムビルドファイターズ』に登場するガンプラ。『ガンダムアストレイレッドフレーム』がベースなので、パーツ流用がやりやすい。本機も両腰部にガーベラストレートを2本増設している。さらにフレームをメタリックレッドにすることで、耐久値も底上げしている。刀にはそれぞれ名前があり、『阿修羅』『羅刹』『温羅(うら)』『酒吞(しゅてん)』で、すべて鬼の名。

 

 

クロヱ「で、チーム戦なわけだけど、リーダー機は誰がやるの?」

 

志久「このモードは、リーダー機を落とされると負けだから、なるべく耐久が高い方がいいでしょう」

 

あやめ「んじゃ余がやるか?」

 

志久「いや、向こうもそれは想定しているでしょう。だから、敢えて裏を突く」

 

テラ「???」

 

志久「まずフォーメーションとしては、俺、テラ、クロヱさんで敵チームを叩く。向こうは2機、運が良ければ1機でお嬢を狙いに行くでしょう。そこを晴とお嬢で挟撃する」

 

晴「なるほどな。で、結局リーダーは誰にするんだ?」

 

志久「それはだな……」

 

 

 

ヴェス「じゃあまず、リーダーを決めようか」

 

焔「それなら私に任せとけ!」

 

ヴェス「却下。前に出たがる奴に任せたらあっという間に終わっちまう」

 

焔「うぐっ…」

 

新「灰音先輩じゃダメなんすか?」

 

ヴェス「あーダメダメ、俺そういうのメンドクサいんだよ。新、お前がやれ」

 

新「えぇ!?俺!?」

 

ヴェス「いいじゃないの!他に誰かいるか?我こそはリーダーになりたいって奴」

 

クロ「私は人に指示出せるほど上手くないぞ」

 

いろは「風真も指示出しはちょっと…」

 

ヴェス「だそうだ。というわけでリーダー、俺達はどう動けばいい?」

 

新「どうって……」

 

ヴェス「お前はいつかこのサークルを引っ張ることになる存在だ。いい機会だから、思うようにやってみな?」

 

新「……おそらく、向こうのリーダーはあやめさんだと思います」

 

ヴェス「その心は?」

 

新「テラと晴は、敵を倒すことを優先するのでリーダーには向いてません。クロヱさんも指示を出すよりは自分から前線に出るタイプだと思います。残るは志久先輩ですけど、あの人はテラと晴をコントロールするので手一杯でリーダーやる余裕ないと思います。だから消去法であやめさんがリーダーになります」

 

ヴェス「ふむ、よく考えてるな」

 

新「それを踏まえて、あやめさんは俺が速攻で討ちに行きます。おそらく向こうは妨害してくると思うので、迎撃をお願いします」

 

クロ「具体的に誰が誰を相手にすればいい?」

 

新「空戦が出来る灰音先輩はカオスを、焔先輩はガイア、黒上さんは水中に砲撃してアビスを炙り出す。出てきた所をいろはさんと一緒に叩いてください」

 

いろは「任せるでござる!」

 

クロ「分かった。このアルケーならやれるだろう」

 

 

 

『HGスケアアルケーガンダム』

『HGアルケーガンダム』をベースに『ガンダムスローネ』シリーズ3機をミキシングして作製した疑似『ヤークトアルケーガンダム』をベースに作製したクロのガンプラ。GN-X系の頭部はガンダムタイプのツインアイに変更され、機体色は黒・濃紺に変えられている。

両刃剣『GNバスターソード改』はビーム剣、実体剣と使い分けられ、刀身が展開することでGN粒子の弾丸を撃ち出すレールガンモードになる。左腕には『GNロング・レンジ・キャノン』を装備し、長距離砲撃もできる。『スローネドライ』から移植した『GNステルスフィールド』でジャミングもでき、新兵器の『GNクリーチャー・ファング』は敵機からエネルギーを吸い取り、自機のエネルギーに変換できる。

『スケア(scare)』は『恐怖』を意味する。なお、恐怖を司る天使『イロウル』の名を持つ改造プランもあったらしい。

 

 

焔「とりあえず、ガイアをやればいいんだな?よし!」

 

新「海には入らないでくださいよ?引きずり込まれたらエクステンションじゃ逃げられないだろうし」

 

 

『HGストライクルージュエクステンションA』

『HGストライクノワール』ことストライクEをルージュカラーに塗装した焔の機体。支援特化の為にヴェルデバスターガンダムのように両肩にライフルとガンランチャーを装備し、バックパックはブルデュエルの物を移植している。コンバインシールドを両腕に装備している。ビームライフルティーショーはザスタバ・ステュグマト2丁に変更されている。スラスターはGE製強化スラスターに変更しているが、総重量がスラスターに対して過多になっているため、上昇した機動力は相殺されてしまっている。

 

 

ヴェス「うん、いいだろう。お前は大丈夫なのか?」

 

新「はい。蘭姉ちゃんに貰ったコイツならやれます」

 

ヴェス「よし、俺はグフでザクとは違うってところを見せてやるよ」

 

 

『HGグフイグナイテッド・カスタム(ハイネ・ヴェステンフルス専用機)』

『HGグフイグナイテッド(ハイネ・ヴェステンフルス専用機)』をヴェスがカスタムした機体シールドに着脱可能なガトリング砲を装備、スレイヤー・ウィップはオミットされ、右腕にGE製強化型電磁ワイヤーを仕込んでいる。

 

 

新「よし、行きましょう!」

 

3・・・2・・・1・・・―START!!―

 

 

 

オーブ オノゴロ島近海

『ガンダムSEED』でストライクとイージスが死闘を繰り広げた島を中心に小さな島々で構成されたステージだ。モードは5on5、青チームと赤チームに分かれて戦う。それぞれのリーダー機を先に倒した方が勝利だが、誰がリーダーかは相手チームには分からない状態での戦いとなる。今回は新の側が青チームだ

 

志久「よし、じゃあ手筈通りに」

 

あやめ「オッケーだ余」

 

クロヱ「行っこか晴くん」

 

晴「あいよ。テラ、お前は右からな」

 

テラ「分かった」

 

あやめの戦国アストレイ以外が海と空から敵陣に向かっていく。

 

あやめ「さて、ここで待機して誰か来たら戦えばいいんだ余な?でも、ホントに来るかな?」

 

あやめは内心、志久の作戦に疑問を感じていた。希望的観測が多くないかと。しかし、その心配は杞憂に終わった。レーダーに接近する機影が映った。

 

あやめ「ホントに来た!?アレは…赤い、戦闘機?」

 

接近する機体は赤いムラサメのような戦闘機。しかし、主翼が後退翼となっているためムラサメでないことはすぐ分かった。戦闘機は主翼に装備されているビーム砲で攻撃してくる。あやめはそれを回避する。

 

あやめ「こっちは飛べないんだぞ!降りてこーい!」

 

あやめの声が聞こえたのかは不明だが、戦闘機が変形を始める。ノーズギアはバックパックに移動し、腹部に装備されていたシールドとライフルを手に持つ。赤いボディにツインアイ、スリットのないマスク、その姿は…

 

あやめ「な、アレって!」

 

 

そら「うそ!どうして!?」

 

アズキ「アレはまだ、発売されてないはずの…!?」

 

 

 

『イモータルジャスティス!?』

 

 

 

蘭「その反応が見たかった!」

 

真理愛「もしかして、蘭先輩が作ったんですか?」

 

蘭「そうよ。1月が待ちきれなくてね。インジャベースで組んでみたの。その名も『I²ジャスティスガンダム』!」

 

 

『HG I²ジャスティスガンダム』

『HGインフィニットジャスティスガンダム』を『イモータルジャスティスガンダム』のカラーに塗装し、ファトゥムを改造してMA形態に変形できるようになっている。要は『イモータルジャスティス』の再現機。武装はすべてインジャの物で追加・変更はなし。『I²』は『アイツー』と読み、『Infinite(インフィニット)』と『Immortal(イモータル)』の頭文字を組み合わせている。

 

 

ジャスティスはシールドのアンカーを射出すると、数秒遅れてシャイニングエッジを投擲する。戦国アストレイは腰の鞘から刀を抜き出してどちらも弾き飛ばす。

 

あやめ「よく見たらそれ、インジャじゃないか」

 

新「そりゃそうですよ。イモジャはまだ出てませんから」

 

あやめ「そうと分かれば!」

 

戦国アストレイは両肩のアームを展開し、肩の刀を持って四刀流となる。

 

あやめ「『阿修羅』『羅刹』『温羅』『酒吞』、鬼神斬り!!」

 

刀をX字に交差させながらジャスティスに突撃した。

 

 

一方こちらは別の島

テラ「うぇぇぇぇい!!」

 

ティンダロスガイアの体当たりで主刃炉世照が砂浜に倒れる。

 

いろは「ちょ、ちょっと!この子ホントにさっきの子でござるか!?」

 

テラ「うるさい!いけぇ!」

 

ティンダロスガイアがMA形態となり、尻尾部のテイルブレードを発射する。主刃炉世照はビームブレイドで防御すると、4機のガンビットを手裏剣状に接続する。

 

いろは「GAND手裏剣!えぇい!」

 

投擲したGAND手裏剣がティンダロスガイアを弾き飛ばす。

 

いろは「斬り捨て、ごm「いろはちゃ~ん♡」っ!?」

 

突如、水中からオルカアビスがランスを振りかぶりながら飛び出してきた。主刃炉世照はすんでのところで回避する。

 

いろは「さかまたでござるな!」

 

クロヱ「ふっふっふ!このオルカアビスでいろはちゃんをやっつけて、あんなことやこんなことを「邪魔!」ぐへぇ!?」

 

ティンダロスガイアがオルカアビスを踏み台にして飛び上がる。しかし、飛来したスケアアルケーに蹴り飛ばされて海に落ちた。

 

クロ「コイツは私に任せろ」

 

いろは「かたじけない!」

 

クロヱ「こらぁ!さかまたを踏み台にするなぁ!」

 

 

空では

焔「この!この!この!」

 

エクステンションが両手に持ったビームサブマシンガン『ザスタバ』とコンバインシールドのガトリングをハスターカオスに向けて乱射するが、ハスターカオスのスピードに追い付けず命中しない。

 

志久「おいおい、アイツ、ホントに全国大会準優勝チームのメンバーかよ?」

 

焔「あーもう!こんなのもういらん!やっぱり私はこっちだな」

 

エクステンションはザスタバとシールドを捨てると、対艦刀を取り出して斬りかかる。だが、実体剣でVPS装甲は抜けない。逆にハスターカオスのシールドクローと脚部クローで腕と脚を掴まれてしまう。

 

ヴェス「チッ、焔を盾にしてやがる」

 

焔「灰音先輩!私ごと撃て!」

 

ヴェス「バカ!出来るか!」

 

志久「ハッ!撃てるわけねーよな!」

 

ハスターカオスはエクステンションを掴んだまま急降下を開始する。自由落下とスラスターによるブーストでさらに加速する。地面すれすれで変形し、エクステンションを捨てるとブレーキを掛ける。エクステンションはそのまま島に墜落する。

 

志久「そぉら落ちろ!」

 

動けないところをハスターカオスのビームライフルで撃ち抜かれ、エクステンションは爆散した。

 

ヴェス「これ以上は!」

 

グフの電磁ワイヤーが右腕のライフルを捉える。ハスターカオスがライフルを手放すと電撃によってライフルが爆発する。

 

志久「へへっ!グフでハスターとやり合えると思ってるのか?」

 

ヴェス「グフイグナイテッド・カスタムだ。グフとは違うんだよ!グフとは!」

 

 

 

その頃、主刃炉世照はオルカアビスに押されていた。元々アビスは水中戦特化機ということもあって、セカンドステージ5機の中でも最大の出力とパワーを誇る。シュバルゼッテでは真っ向からの殴り合いで勝つことは難しい。

 

クロヱ「いろはちゃ~ん♡さかまたが勝ったら靴下ちょうだ~い」

 

いろは「嫌に決まってるでござる!」

 

主刃炉世照はオルカアビスを押し返すと、GAND手裏剣を放り投げる。オルカアビスは跳躍してそれを回避する。

 

クロヱ「外れ~残念でした!」

 

いろは「それは、どうかな!」

 

クロヱ「へ?―ゴォン!!―ぐへぇ!?」

 

手裏剣とはいえガンビットの集合体、戻ってきたGAND手裏剣がオルカアビスの後頭部に激突し、体制が崩れる。

 

いろは「斬り捨て、ごめーーーん!」

 

クロヱ「うそぉ!?」

 

主刃炉世照のビームブレイドでオルカアビスは唐竹割のように真っ二つにされてしまった。

 

クロ「くっ!コイツ火電と同じタイプか?新に抱き着いてた娘と同じとは思えん」

 

テラ「落ちろ!落ちろ!落ちろぉぉ!!」

 

攻撃事態は単調だが、間髪入れずに攻め立ててくるため反撃の余裕がない。

 

いろは「クロさん!援護します!」

 

クロ「いろはか!頼む!私はカオスに行く!」

 

テラ「逃げるな黒いの!」

 

いろは「させぬでござる!」

 

主刃炉世照のGAND手裏剣がティンダロスガイアを翻弄する。

 

ヴェス「クソ!やっぱキツイな」

 

志久「オラオラ!グフとは違うんじゃなかったのか!」

 

クロ「援護する!」

 

ヴェス「おう!助かる!」

 

スケアアルケーがGNバスターソード改で斬りかかると、グフは距離を取る。

 

テラ「こんのぉ!あたしを馬鹿にしてぇ!」

 

―ヴォン―

 

ティンダロスガイアの姿が一瞬にして消失する。

 

いろは「な!?消えた?」

 

辺りを見回した瞬間、主刃炉世照が吹き飛ぶ。

 

ティンダロスガイアにはミラージュコロイドが搭載されている。本来ティンダロスガイアはステルス状態からテイルブレードで奇襲・攪乱しつつ、本体のビームブレイドで止めを刺す戦法を想定して作られたガンプラだ。テラ自身がステルスせずに暴れまわるタイプな為、使われることはあまりないが…。

 

テイルブレードの攻撃を受けた主刃炉世照が転倒し、そこにさらにテイルブレードの追撃で左腕が切断される。

 

テラ「黒いのぉ!よくもあたしを!あたしをおおおお!!」

 

ティンダロスガイアがビームブレイドを展開し、上空へ飛び上がる。ミラージュコロイドは発動したままの為、ハスターカオスと戦っているクロは気付かない。

 

そこへ、ヴェスのグフが進路を塞ぐように割り込む。もちろんこれは意図したものではないが、テラにとっては障害物でしかない。

 

テラ「邪魔だあああああ!!」

 

ヴェス「あ?おわああああああ!?」

 

胴体を真っ二つにされたグフは爆発しながら落ちていった。

 

クロ「灰音ぇ!」

 

スケアアルケーはハスターカオスを押し返すと、後方へ向けてGNバスターソード改を振るう。運よく命中し、ティンダロスガイアは海に落ちた。

 

クロ「あのガイア、ミラコロが使えるのか?―ガキィン―っ!しまった!」

 

志久「落ちろよ!」

 

MA形態のハスターカオスの脚部クローに掴まれる。そのまま地上に叩きつけられてしまう。

 

いろは「クロさん!大丈夫ですか?」

 

クロ「何とか。しかし、コイツら強いぞ。灰音がやられちまった」

 

主刃炉世照とスケアアルケーはティンダロスガイアとハスターカオスに挟まれる。

 

クロ「アビスはどこに…?まさか!」

 

そう、そのまさかだった。晴のクトゥルーアビスは、新の方に向かっていた。新の読みは外れていたのだ。

 

新「ハァ、ハァ、ハァ…」

 

新はかなり疲弊していた。あやめの戦国アストレイの攻撃を捌いていたのだが、突如水中から現れたクトゥルーアビスの攻撃を受けた。なんとか対処出来ていたが、防戦一方になってしまい、決定打を与えられなかった。

 

新「先輩たちが落とされた?マズイ」

 

晴「へぇ、驚いたなぁ。お前がリーダーだったとはな!」

 

あやめ「だけどこれは好都合。一気に決める余!」

 

戦国アストレイが刀を振り上げて向かってくる。フォルテスとライフルで迎撃するが、クトゥルーアビスのタックルで体勢を崩す。刀の斬撃をシールドで受け止めて押し返すことは出来たが、カリドゥスの攻撃を受けて大きく吹き飛ばされる。

 

新「くっそぉ!こんなことで、こんなことで、俺は…」

 

晴「はっ!なんだよ、ガンダリウムキラーも大したことないじゃん」

 

その瞬間、新の中で何かが弾けた。

 

晴「終わりだ!」

 

クトゥルーアビスがランスを振り下ろす。だが、ジャスティスは片手でそれを受け止める。

 

晴「何!?」

 

新「……」

 

クトゥルーアビスを蹴り飛ばして距離を取ると、奪ったランスを戦国アストレイに投げつける。

 

あやめ「うおおお!?」

 

戦国アストレイは刀で切り払うが、その隙をついて投げたシャイニングエッジでサブアームを切断された。ジャスティスは一気に距離を詰め、ビームブレイドで右脚を切り落とす。

 

あやめ「な、なんだ!?急に動きが!」

 

晴「この野郎!」

 

クトゥルーアビスはインコムを展開してビーム攻撃を行うが、ジャスティスは最小限の動きで回避を行い、シールドで殴りつける。突破してくるとは思わなかったクトゥルーアビスは海中に逃げ込む。新は戦国アストレイが動けないのを確認すると、MA形態に変形して島を飛び出す。フォルテスとライフルの攻撃で戦国アストレイを撃破すると、MS形態で海上に降り立つ。だが、戦闘終了の表示が出てこない。

 

新「あやめさんじゃない?じゃあ誰が」

 

―ザバァ!―

 

晴「貰ったぁ!」

 

潜伏していたクトゥルーアビスが飛び出し、3連装ビーム砲を撃つ。

 

新「…っ!」

 

バックパックを撃ち抜かれるが、即座にパージする。バックパックが爆発すると、爆煙の中からビームサーベルが向かってくる。

 

晴「何!?うああああ!」

 

ジャスティスのサーベルはクトゥルーアビスのコックピットを貫通。制御を失ったクトゥルーアビスは深淵の底へと沈んでいき、爆散した。

 

―WINNER BlueTeam―

 

 

 

SIDE飛鳥新

結構読み間違えたな。あやめさんがリーダーだと思ったけど、まさか晴だったなんて。考えてみると、いつも積極的に仕掛けてくる晴が全然来ない時点で疑うべきだった。

 

玲二「皆、お疲れ」

 

新「玲二さん!来てたんですか」

 

玲二「チーム戦するって聞いてな。それにしても新、最後の戦い方凄かったな」

 

新「えっと、全国大会の時も似たような感覚があったんですけど、何ていうか頭の中クリアになったていうか、全部が見えるようになったていうか…キレたっていうのとはちょっと違うと思うんですけど」

 

玲二「なるほどな。まぁ、何はともあれ、皆お疲れ様」

 

晴「くっそー!次こそは絶対に勝つからな!」

 

アズキ「これ凄いね?パッと見イモータルジャスティスにしか見えないもん」

 

蘭「あ、良かったら、作り方教えましょうか?結構楽しいですよ?」

 

志久「お嬢、すまない。まさか新があそこまでやるとは」

 

あやめ「気にしなくていい余。余も楽しかったし」

 

テラ「負けた…新とも戦えなかった」

 

美明「こら、不貞腐れないの。ドーナツ買ってきてあげたから」

 

テラ「ドーナツ!わーい!」

 

クロ「おい、アレ本当に同一人物か?」

 

いろは「レバーを握ると性格変わる人って、結構いるのかもしれないでござるなぁ」

 

 

休憩所 

俺は人混みからから離れ、休憩所のベンチに腰掛ける。ハァ~疲れた。流石にあやめさんの戦国と晴のクトゥルーの相手はキツイかった。…あの感覚、全国大会で大和先輩と戦った時もあったすべてが『見える』ような感覚。もし、あれを自分の意志で出来るようになれば…。

 

みしろ「お疲れ様です。新さん」

 

ベンチで休んでると、佐々木みしろさんがお茶を手渡してくる。

 

新「あ、どうも」

 

お茶を受け取り、蓋を開けて口を付ける。……ん?なんか変だな?みしろさんが俺の前から動かない。

 

新「あの、なんで俺の前に立つんですか?」

 

みしろ「あら?お邪魔でしたか?」

 

新「いや、なんか逃げ道を塞がれてるような―ガシッ―っ!」

 

突然後ろから誰かに肩を掴まれた。

 

社「やぁ、新君。ようやく見つけたよ」

 

新「や、社築さん?」

 

葛葉「お~いやしきず~、いたか~?」

 

レグ「お、その子が噂の新くん?」

 

新「葛葉さんに、レグルシュさん?……ガンダリウムランカーばかりじゃないすか?」

 

社「いやねぇ、なんかSNSで風音高校に『ガンダリウムキラー』なる人物がいると聞いてね?」

 

葛葉「どんな奴かと思って面を拝んでやろうと思ったんだけど、まさかお前だったとはなぁ」

 

新「は、はぁ…で、なんで俺を取り囲んでるんすか?」

 

レグ「知りたいんだよ。君がどうやって大和くんを倒したのか」

 

みしろ「私たちガンダリウムの脅威はガンダリウムだけではないのであれば、対策を講じるようとするのは当然です」

 

社「というわけで」

 

―ガシッ―

 

葛葉「行くか!」

 

―ガシッ―

 

社さんと葛葉さんに両腕を掴まれる。

 

新「へ?行くってどこに?」

 

みしろ「ご安心ください。すぐそこのフードコートですよ」

 

レグ「お話するには丁度いい場所だからね」

 

俺は急いで周囲を見回す。すると、いつの間に来たのか大和先輩がいる。

 

新(大和先輩助けて!)

 

大和先輩にアイコンタクトで訴えかけるが、

 

大和( ^ ^)b

 

笑顔でサムズアップしただけで何処かへ行ってしまう。そういえばあの人、自分が困らない限り面倒事に首突っ込まない人だった。

 

新(た、助けてくれ~!)

 

俺の声にならない叫びを唯一聞いてくれるテラは、ドーナツに夢中で気付いてくれなかった。

 

 

オマケ

奏「出来た!」

 

奏は完成したアカツキを怜と玲愛に見せる。

 

玲愛「うん!いいですね!今まで見たアカツキの中で最高の出来ですよ!」

 

怜「違いない。名前はどうする?」

 

奏「作ってる間考えてたんですけど、『ファンタジア』ってしようと思います」

 

 

『HGアカツキガンダム ファンタジア』

オオワシにシラヌイのビーム砲塔を2基接続。これにより、オオワシ装備でも宇宙適正が上がっている。奏自身はドラグーンなどの扱いが上手くないので、この数で落ち着いている。ヤタノカガミは健在で、ビーム砲塔にも施されているので、撃ち落とされることはない。『ファンタジア』は『幻想曲』を意味し、『作曲者の想像力に基づいて作られた曲』のこと。

 

 

怜「では、早速使ってみましょう。レジェンドを持ってきたんです」

 

玲愛「僕もハクメイがあるので、一緒に行きましょう」

 

奏「はい!」

 




HGアカツキのオオワシ・シラヌイどちらも買えました。15年以上前のキットが定価で手に入る。令和最高だな。

アンケート消化しないといかんので、オマケの続きはやりません。やるとしてもかーなーり後になるかと。とりま、皆さんの想像にお任せします。
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