【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ   作:波音四季

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年末に向けて色々慌ただしくしてますね。そのせいで積みプラが減らない。劇場版見たら増えるだろうから、年末年始で消化したいところ。消化と言えば、今回からアンケ消化回です。時系列的にお覇王様の外伝『みこ達の特訓後編』と同じ時間軸にあたります。



鉄血女子来る

SIDE轟はじめ

ホロライブの先輩達がホロライトシティを出てから数日、ウチは港に来ていた。うちの地元の後輩が相談事があって直接話したいから会いに来るそうだ。で、ウチはその出迎えをしてるってわけ。しばらく待っていると、フェリーから降りてくる人混みの中に見知った銀髪の女の子を見つけた。

 

はじめ「一華(いちか)!久しぶり!」

 

一華「姉貴!お久しぶりです!すみません。年末で忙しい時に」

 

この子は岡一華(おかいちか)、ウチが中学の頃から面倒見てる後輩だ。ちなみに俺っ娘。隣には一華の身長の半分より低い身長の黒髪の女の子がいる。ぴょこんと出たアホ毛が可愛らしい。

 

一華「こっちは俺の高校の後輩です。ミカ、挨拶しな」

 

「…尾形三日月(おがたみかづき)

 

はじめ「おう、よろしく!で、相談があるって?」

 

一華「えぇ、どこか話せる場所ありませんか?出来れば、2人で」

 

2人?どうも三日月には聞かれたくない話みたい。

 

はじめ「じゃあホロプラに行こう。あそこはカフェもあるからな」

 

一華「助かります。行くぞミカ」

 

三日月「…」コクリ

 

三日月は無言でうなずくと、一緒に歩き出した。相談ってこの三日月の事かな?でもウチこの子の事知らないし、助けになれるかな?

 

 

ホロプラ

一華「ミカ、悪いが姉貴と2人で話したいんだ。少し外してくれないか?」

 

三日月「一華がそう言うならいいよ。私ガンプラ見てる」

 

一華「すまないな」

 

離れていく三日月を見ながらウチは一華に話しかける。

 

はじめ「相談ってあの三日月って子の事?」

 

一華「はい。姉貴の力を借りたいんです」

 

 

 

NO SIDE

はじめ、一華と別れた三日月はガンプラコーナーに来ていた。鉄血コーナーを一通り見て回った後、今度はガンダムウォーズのエリアに向かう。

 

三日月(どうせ暇だからやってくか)

 

そう思いながら空いてる筐体はないかと見回すと、数名の女性グループが目に映った。その中の1人、白髪の犬の獣人の女性に見覚えがあった。

 

三日月(ガンダリウムランカー佐々木みしろ…!)

 

三日月は腰のガンプラケースから自身のガンプラを取り出しながら、そのグループに近づく。

 

 

SIDE宝鍾マリン

みこ「みこも頑張って、すいちゃん達を見返してやるぜ!」

 

たまき「僕も作るだけじゃ駄目だと実感したよ」

 

ムーナ「ん。その意気よ♪」

 

三日月「ねぇ、そこのアンタ」

 

突然声を掛けられ、驚いて振り向くあたし達。そこには黒髪にアホ毛の生えた、黄金色の目の少女がいた。

 

三日月「ガンダリウムランカー佐々木みしろだろ?私とバトルしろ」

 

少女は手に持っている黒いバルバトスを突き付けてきた。

 

みしろ「なんですか貴方は?挨拶もなしにいきなりバトルしろだなんて、失礼ですよ?」

 

三日月「いいからバトルしろ。それとも、私に負けるのが怖いの?」

 

あまりに失礼な物言いに思わずムカッ!としてしまう。

 

みこ「オメーモゴモゴ!?」

 

みこ先輩がなんか言おうとするが、レインさんとたまきくんに抑えこまれる。

 

一方みしろさんとムーナさんは、表情を変えずに受け流している。聞くところによると、ガンダリウムランカーは割と野良バトルを挑まれることが多いらしい。しかし、いちいちバトルを受けていると大変なので、余程の事情がない限り基本は断るそうだ。

 

みしろ「申し訳ありませんが、貴方のように礼儀がなってない方とバトルすることは出来ません」

 

三日月「…へぇ、逃げるんだ。ガンダリウムランカーって思ったより大したことないな」

 

このガキ、言わせておけば!

 

三日月「じゃあ皆に言っとくよ。ガンダリウムランカーは臆病者だったって」

 

もう我慢ならん!

 

マリン「ちょっと待ったぁ!」

 

みしろ「っ!?マリンさん!?」

 

マリン「さっきから黙って聞いてれば好き放題言って!まず名を名乗りなさい名を!」

 

三日月「…何?アンタもガンダリウムランカー?」

 

違ったら殺すぞと言わんばかりの目付きで見てくる。一瞬気圧されるも、すぐに威勢を取り戻して

 

マリン「い、如何にも!船長こそ、9番目のガンダリウムランカー宝鍾マリン!」

 

一緒にいた5人が、こいつマジかという表情をしているが、知ったこっちゃない。

 

三日月「じゃあアンタでもいいや。バトルしろ」

 

マリン「いいでしょう!でも、その前に名を名乗りなさい!」

 

三日月「…尾形三日月」

 

マリン「よし!早速始めましょう!」

 

みしろ「ちょ、ちょっとマリンさん!」

 

筐体に向かおうとすると、みしろさんに引き留められる。

 

みしろ「何考えてるんですか!?あんな嘘ついて」

 

たまき「そうだよ!みしろに挑むってことは、あの子相当強いんじゃないの?」

 

マリン「なぁに大丈夫!どう見てもあの子小学生か中学生でしょう。船長も強くなってるし、イキってるガキにちょっと灸をすえてやりますよ!」

 

 

 

SIDE轟はじめ

話が終わったウチと一華は三日月を探していた。ガンプラを見ると言ってたけど、ガンプラコーナーのどこにもいない。

 

一華「ミカのやつ、どこに行ったんだ?LINEにも既読付かないし」

 

はじめ「なぁ、三日月ちゃんって、ガンプラバトルやるんだよな?」

 

一華「えぇ、そうですけど?」

 

はじめ「じゃあガンプラウォーズの所にいるかもしれない」

 

ガンプラウォーズのエリアに行くと、モニターの前に人だかりが出来ている。ウチと一華は嫌な予感がして顔を見合わせる。モニターを見ると、そこにはバラバラにされた赤いフルクロスと、クロスボーンガンダムの頭を持って立っている無傷の黒いバルバトスが映っていた。

 

一華「ミカ…」

 

はじめ「あれが、バルバトス・クレセント」

 

 

『HGガンダムバルバトス・クレセント』

『HGガンダムバルバトス第4形態』に『バルバトルルプス』をミキシングし、黒く塗装した機体。両肘部にナノラミネートカッターという四半月状の刃を装備しており、取り外して連結することで、ナノラミネート・クレセントブレードとなる。阿頼耶識システムも使用でき、使用時のステータスはルプスレクスに匹敵する。『クレセント』は『三日月』を意味し、機体の各所にも黄色い三日月のエンブレムが施されている。

 

 

筐体から三日月ちゃん、別の筐体からマリン先輩が出てくる。

 

三日月「…ウソつき」

 

マリン「っ!」

 

三日月「ガンダリウムどころかゴールドですらないじゃん。それで私に挑んだの?」

 

マリン「……」

 

「おい、あの子ってこの動画の子じゃないか?」

 

「どれ?ホントだ!間違いない!」

 

「鉄火市の『三日月の悪魔』、ここ数ヶ月で急激に勢いを伸ばしているランカー!」

 

「そんな凄い子がなぜこの街に?」

 

三日月「ハァ…もういいや。他を探そう」

 

一華「何やってんだミカ!」

 

一華が三日月に駆け寄る。

 

三日月「別に、ガンダリウムがいたから挑んだだけ」

 

一華「ガンダリウムって…お前なぁ、誰彼構わず喧嘩を吹っ掛けるなって言ってるだろ!」

 

ウチはマリン先輩に駆け寄る。

 

はじめ「マリン先輩大丈夫ですか?」

 

マリン「あぁ、はじめさん。いやぁハハ、ちょっと調子に乗りすぎましたねぇ…」

 

みこ「はじめ?あいつら知り合いなの?」

 

はじめ「実は…」

 

 

この少し前 喫茶店

はじめ「で、ウチの力を借りたいってどういうこと?」

 

一華「…誰でもいいんです。三日月に、ガンダリウムランカーと戦わせてやってください。」

 

はじめ「はぁ?」

 

一華「順を追って説明します。今年の4月、高1になったミカはうちの高校のガンプラ部に入りました。最初は自分のガンプラ『バルバトス・クレセント』を使って楽しくバトルしてたんです。だけど、数か月前から様子がおかしくなっちまって」

 

はじめ「どんな風に?」

 

一華「やたらと強い相手に勝つことに執着するようになったんです。なぜそうなったか俺達が聞いても何も答えてくれないんです。数か月前まではゴールド帯だったのが、今ではダイヤ2になっています」

 

はじめ「すげぇ」

 

一華「そう、凄いんです。でも、今のミカはガンダリウムランカーと戦って勝つなんて無茶苦茶な事言ってて…」

 

はじめ「そりゃ無理があるよ。ガンダリウムランカーって皆強いんだよ?」

 

一華「分かってます。でも、ミカは何を言っても聞きやしないんです。だから、もういっそガンダリウムランカーと戦わせて現実を教えた方がいいって話になって」

 

はじめ「それでウチを頼ってきたと。事情は分かった。ウチから話してみるよ」

 

一華「かたじけねぇ姉貴!」

 

 

 

現在

はじめ「という訳なんです」

 

レイン「そういうことだったのか」

 

マリン「あの子高校生だったんかい」

 

はじめ「みしろ先輩、ムーナ先輩、いきなりで本当に申し訳ないんですけど、三日月ちゃんとバトルしてくれませんか?」

 

ムーナ「う~ん…」

 

ムーナ先輩は渋い顔をしている。そこへみしろ先輩が進み出た。

 

みしろ「分かりました。みしろがやりましょう」

 

たまき「みしろ?いいの?」

 

みしろ「どんな事情があるかは知りませんが、礼儀を知らない子供には少しお仕置きをする必要がありそうです」

 

 

 

NO SIDE

みしろ「モードは1on1、ステージはランダムで選択、問題はありませんね?」

 

三日月「なんだっていいよ。早くやろう」

 

映し出されたステージは赤茶色の荒野だった。辺りにはグレイズやレギンレイズの残骸が転がっている。それに混ざって、ボロボロのガンダムグシオンが座り込み、首のないガンダムフレームの機体が横たわっている。

 

三日月「ここか…」

 

みしろ「準備はよろしいですか?」

 

三日月「いいよ」

 

みしろ「では、佐々木みしろ、ジーライン」

 

三日月「尾形三日月、バルバトス・クレセント」

 

みしろ「行きます!」

三日月「出るよ」

 

3…2…1…―START!!―

 




次回、ジーラインvsバルバトス・クレセント
このステージのギミックをフルに活用することになりそう。そして、三日月の真意は…
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