【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ   作:波音四季

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今回から新章開始です。

前章は飛鳥新をメイン主人公に据えた感じでしたが、この章からは違う人物をメイン主人公に展開していこうと思っています。しかし、前章同様、サブ主人公的な感じで同時進行する話も書いていきます。


第2章『Guardians of Gunpla Waras』
PHASE00 プロローグ 


??? SIDE???

何もない虚無だけに満たされた空間。そこにただ1つ、ドス黒いオーブが漂っている。

 

ニクイ・・・ニクイ・・・

 

ナゼオレガコンナメニ・・・・・・

 

ソウダ・・・ゼンブアイツノセイダ・・・!

 

ユルサナイ・・・フクシュウシテヤル・・・!

 

「そんなに復讐したいの~?w」

 

突然黒コートの女性がヘラヘラ笑いながら現れた。

 

ダレダ・・・?

 

「あちきが誰かとかどーでもいいでしょ~wそれよりさ、復讐、したいんじゃないの~?www」

 

・・・シタイ・・・!・・・ヤツニフクシュウスルマデ・・・ゼッタイニシナナイ・・・!

 

「死んでるのに死なないとか面白いねぇwwwいいよw復讐させてあげるwついでに、その報復心も増大させてあげるよ♪www」

 

―パチン!―

 

女性が指を鳴らす。

 

ニクイ・・・ニクイ・・・ニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイ!!!

 

「いい感じじゃ~んwwんじゃ一足先に行っててね~ww彼もそのうち来ると思うからさwww」

 

―パチン!―

 

再び指を鳴らすと、オーブは一瞬のうちに消えてしまった。

 

「行ったねwさ~て、ようやくちょっとは面白くなるぞ諸君www」

 

女性はどこかを見つめながら、誰かに話しかける。しかし、その先には無限の虚無が広がるだけだ。女性はフードを被り直すと、虚無の闇の中に消えていった。

 

 

 

 

 

30年前 病院

助産婦「あの子が今日生まれた子ですね」

 

医師「そうです。ここ最近では一番元気な子ですよ」

 

助産婦「ふふ、皆可愛らしいですね。こうしていると、この子たちの心の声が聞こえてきます」

 

医師「そうか君は妖精族の中でも感受性が高かったな。今日生まれたあの子からはどんな声が聞こえる?」

 

助産婦「あの子からは…」

 

・・・ニクイ

 

助産婦「え?」

 

・・・ニクイ・・・ニクイ!

 

助産婦「なんで、なんで?」

 

医師「ど、どうした?」

 

ニクイ・・・ニクイ・・・ニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイ!!!

 

助産婦「イヤアアアアアアア!!」

 

数日後、朝刊の地方欄に『助産婦が新生児を殺害しようとして逮捕された』という記事が掲載された。

 

 

 

 

 

2023年6月某日

都内雑居ビルの一室、薄暗い部屋にはタバコの煙が立ち込めている。室内にいるのは10人前後の柄の悪そうな男たち。会話はなく、各々タバコを吸ったり、スマホを弄ったり、昼寝をしたりと、彼らにとっていつもと変わらない平穏な日常を過ごしていた。このときまでは…。

 

―バァン!!―

 

「警察だ!!全員動くんじゃねぇ!!」

 

突然ドアが開き、強面の刑事を筆頭にガタイの良い男たちが部屋になだれ込んだ。寛いでた男たちは慌てて逃げ出そうとするが、隠していた逃げ道からも獣人の刑事たちが飛び出してくる。何人かは刑事たちに立ち向かったが、人数の差で圧倒され漏れなく全員逮捕された。

 

「よし!連れてけ!本庁で締め上げてやるからな!」

 

井丹(いたみ)さん!ちょっと来てください!」

 

現場指揮をしていた井丹と呼ばれた刑事が隣室へ向かう。

 

井丹「どうした芹澤(せりさわ)?ヤクでも見つかったか?」

 

芹澤「いえ、こんなものが」

 

芹澤と呼ばれた若い刑事が見せたのは『HGUCザクⅡ』のガンプラだった。

 

井丹「なんだこりゃ?ガンプラってやつじゃねーか?連中の趣味か?」

 

芹澤「趣味でこんなに作りますかねぇ?」

 

芹澤が指さした先には段ボールの中には、大量のザクのガンプラが乱雑に放り込まれていた。そのどれもこれもがしっかり組んだ物でないことは、素人の2人にも一目瞭然だった。

 

井丹「一体なんだってこんな雑なプラモを?ヤクの密輸にでも使うつもりだったのか?」

 

芹澤「気になるのはそれだけじゃないんです。傍にこんな物も」

 

差し出したのは、ジップロックに袋詰めされた大量のマイクロチップだった。

 

井丹「出来の悪いガンプラに、大量のマイクロチップか……こりゃあ、俺達の手には余るかもしれねぇぞ?」

 

捜査を続ける2人の背後の天井、1台の監視カメラが赤いランプを光らせながら2人を見つめていた。やがてランプが消え、再び光ることは2度と無かった。

 

 

 

 

 

現在 ホロライトシティ

フェリーから降りる人々に混ざって、大きめのアタッシュケースを持った太った男性が降りてきた。

 

「ここがホロライトシティか。中々良い街だ。ここならあいつも、楽しく働けるだろう」

 

「室長~待ってくださ~い!」

 

その後ろから赤毛に白のメッシュとアホ毛が生えた若い女性が大荷物を持って走ってくる。

 

―ガッ!―

 

「わっ!?わわわわっ!―ベシャ!―痛―い!」

 

段差に蹴躓いて盛大にズッコケた。

 

「ひ~ん!なんでこいつもこうなるの~!」

 

「全くお前は…その調子で皆さんに迷惑かけるんじゃないぞ?そろそろ時間だ。行くぞ?」

 

「もうちょっと優しくしてくださいよ~!」

 

『やれやれ、どこにいてもスミレは変わらないね』

 

「もうエリスまで!」

 

2人は荷物を持って待ち合わせ場所に向かった。

 

 

 

 

 

ホロライブ事務所

ラプラス「なぁ?事務所の前にあんなのあったっけ?」

 

ラプラスの視線の先には交番、いわゆる派出所の様な物が建っていた。

 

おかゆ「そういえば、いつの間にか建ってたね?」

 

あくあ「警察署があったはずなのに、派出所建てる意味あるのかな?」

 

ラプラス「まだ人はいないみたいだけど、誰か来たら見に行ってみるか」

 

 

 

 

 

邪悪な意志、純粋な狂気、産まれ落ちた憎悪、胎動する破壊の因子

 

迎え撃つは絆を紡ぐ点と絆で結ばれたビルドライバーズ

 

様々な想いを胸に、新たな物語が今始まる。

 

ホロライブビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ

新章『Guardians of Gunpla Waras』開幕

 




次回、本格始動!

SEED劇場版まで、あと8日
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