【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ   作:波音四季

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ルブリス量産試作モデル無事に勝利しました。よかった!

メタルロボット魂で、デスティニーガンダムSpecⅡの新装備がゼウスシルエットと判明しましたが、考察を見てめちゃめちゃエモくなりました。ぜひとも、シードアクションシステムを入れたデスティニーと一緒にHGで出してほしい。

今回は、SEED劇場版のキャラのリ・イマジが出るので、未視聴の方はご注意を。


PHASE08 怠惰なる反逆者

星美(せいび)高校 中庭ベンチ

腕を頭の後ろで組んで寝転がっているのは火電愛斗(ひでんあいと)、『フォン・スパーク』のリ・イマジネーションであり、この高校のガンプラ部に所属する2年生だ。性格は基本的にめんどくさがりで怠惰だが、1度ガンプラウォーズに入ってレバーを握れば、「あげゃげゃげゃ」と喉を壊しそうな笑い声をあげながら戦う人物だ。

 

「ここにいましたか、愛斗」

 

愛斗「…花代(はなよ)か」

 

愛斗に声を掛けたのは身長140cmくらいの少女だ。制服を着ていなければ、小学生と思われているだろう。

 

花代「エミルが探してました」

 

愛斗「どうせアレ(GWDWC)のことだろ。ほっとけ」

 

花代「嘘でもやると言っておけばいいのでは?」

 

愛斗「どうせ本気にしやしねーよ。エミルに言っとけ、予選はやらねぇってよ」

 

花代「分かりました」

 

愛斗「探索だの、レースだのやってられっか。俺は戦いてぇんだよ」

 

 

 

その夜

エミル「だそうです」

 

ディスコードで会話している彩夏、蘭、実に向けて、『ヒクサー・フェルミ』のリ・イマジネーションである日草(ひくさ)エミルは話した。彼は愛斗の同級生で、ガンプラ部の副部長だ。花代から伝えられた愛斗の言葉をガンプラサークルの3人にも伝えていたのだ。

 

彩夏『愛斗君にも困ったものねぇ』

 

蘭『もうほっといていいと思います』

 

エミル「しかし、あれでは下級生への示しがつきません。現に愛斗に不信感を募らせてる者もいます。参加するしないは自由なので別にいいですが、形だけでも大会への参加意思を見せてほしいんです」

 

蘭『貴方も中々無茶言うわね。あいつをその気にさせるのは難しいわよ?』

 

エルミ「だからこうして先輩方を頼ってるんです。良いアイデアないですか?」

 

実『…あるには、ある』

 

エルミ「本当ですか!?どんな?」

 

実『愛斗は自分が実際に戦って強いと認めた相手の言葉しか聞かない。かと言って、こちらから喧嘩を吹っ掛けても「面倒だからパス」と言われて終わる。まずは、奴の方から「俺と戦え」と言わせる必要がある』

 

エルミ「そんな事出来るんですか?」

 

実『並の相手じゃ無理だ。それにサークルにまだ顔を出していない奴が良い。見知った奴だと実力を知られてしまっているからな』

 

蘭『そういう人に当てがあるのよね?』

 

実『無論だ。俺の後輩に1人いる。ユニオン大附では俺が1番目にかけている奴だ。今は訳があって、鬼人族の里にいる。10日の土曜に連れてきてくることは出来るか?』

 

エミル「愛斗はダイヤ3ですよ?そいつ、腕は確かなんですか?」

 

実『俺の弟子だ。保証する』

 

エミル「分かりました。上手いこと言って連れていきます」

 

蘭『私もいい?ちょっと気になるし』

 

実『構わない。彩夏先輩は?』

 

彩夏『ごめん、その日助っ人あるわ。でも、鬼人族の里にはホロライブの子たちがいたはずだから、声掛けたら手を貸してくれるかもしれないよ?』

 

実『ふむ、一応お任せしても?』

 

彩夏『オッケー』

 

エミル「では流星先輩、よろしくお願いします」

 

 

 

 

 

2月10日 鬼人族の里

鬼人族の里は紀元前一万年前から存在する鬼人族が治める領地だ。広さは四国の半分程である。数百年前まで他の種族との交流を避けてきた為か昭和初期程の発展しかしておらず、つい最近24時間営業じゃないコンビニが何店舗か出来たくらいである。ガンプラウォーズも里で唯一のゲームセンターに十台ほど設置はされているが娯楽の少なかった鬼人族の里においてこのゲームは最高の娯楽という事で連日行列が出来る程である。

 

ぺこら「行列長すぎるぺこ…」

 

あやめ「ガンプラウォーズ置いてる場所少ないからなぁ」

 

あやめ、ぺこら、いろは、キアラの4人は昨日、玲二から「ガンプラウォーズサークルのメンバーがそちらに行くから、余裕があったら鍛錬に付き合ってやってくれ」と連絡がきた為、彼らがいる場所に向かっていた。

 

いろは「風真たちが会ったことない子も連れてきてるそうでござるよ」

 

キアラ「私は、誰とも会ったことないので楽しみです」

 

指定された公園の入り口で見知った女性が立っている。

 

蘭「あ、どうも皆さん、お久しぶりです」

 

蘭はスポーツサングラスを外して4人に挨拶をする。

 

いろは「蘭さん、お久しぶりです。11月以来ござるな」

 

蘭「いろはさんとは、ですけどね」

 

軽く挨拶を済ませると、公園の中に入る。そこでは、実と銀髪の鬼人族の少年が木刀で打ち合っていた。

 

あやめ「実と、新しい子か?」

 

蘭「それだけじゃないですよ」

 

蘭が指さした方向には、ベンチにだらしなく腰掛ける愛斗、白髪の青年、その左右に銀髪の双子と思われる少女がいる。

 

蘭「星美高校の子たちです。白髪が日草エミル、黒服が花代、白服が花耶(はなや)、2人は双子でエミルの従者もやってます」

 

ぺこら「従者!?あいつ相当良いとこの坊ちゃんぺこか?」

 

蘭「さぁ?私も詳しくは知らないんです」

 

―カァン!―

 

音がした方を見ると、実の居合いによって少年の木刀が弾き飛ばされたところだった。

 

「ま、参りました」

 

実「うむ、まだまだだな、修羅」

 

修羅「師匠には敵いません」

 

実「ふふ…む?あぁ、お久しぶりです。皆さん」

 

あやめ「久しぶりだな、実。北海道では派手にやったって聞いたぞ」

 

実「派手って…ねねさんが言ったんですね。それ程の事はしてませんよ。っと、紹介します。俺の後輩の佐部修羅(さべしゅら)です」

 

修羅「初めまして。ユニオン大附属高校1年佐部修羅です。お噂はかねがね伺っております」

 

修羅という少年は礼儀正しく一礼をする。鬼人族特有の角こそ生えているが、どこからどう見ても『シュラ・サーペンタイン』だ。

 

あやめ「よろしくな。それにしても、2人とも声が似てないか?」

 

実「よく言われますよ」

 

修羅「百鬼あやめさんですね。同じ鬼人族のアイドルに会えて光栄です。そして、『風切り侍』風真いろはさんにも。もしよろしければ、一手御指南いただけませんか?」

 

修羅が自身の木刀をいろはに差し出す。

 

いろは「ふぇ!?風真でござるか?」

 

ぺこら「『風切り侍』って何ぺこ?」

 

蘭「いろはさんの二つ名ですよ。まぁ、専ら風真隊の中でしか使われてないので、知らなくても無理はないですけど」

 

あやめ「どうする、いろは?アレだったら余が代わろうか?」

 

いろは「いえ、やるでござる。これでも日々の鍛錬は欠かしてないでござるよ」

 

いろはは修羅の木刀を受け取り、修羅は実の木刀を受け取る。

 

修羅「ユニオン大学附属高校ガンプラ部1年、佐部修羅!」

 

いろは「ホロライブ6期生Holoxの用心棒、風真いろは!」

 

実の「始め!」の合図で2人は木刀を振るう。力強い太刀筋で修羅が攻め立てる。相手が誰だろうと遠慮しない質らしい。一方いろはは修羅の太刀筋を見切り的確に受け流していく。

 

エミル「へぇ、やるなぁ」

 

愛斗「…けっ、くだらん」

 

いろはが繰り出した突きを避けると、修羅は跳躍する。いろはの頭上を飛び越えて背後に立って木刀を突き出す。いろはは一瞬驚愕するが、すぐに状況を飲み込んで振り向きざまに木刀を薙ぐ。突き出された木刀を受け止め、それを振り払って修羅の頭に振り下ろす。

 

修羅「っ!」

 

修羅が思わず顔を背けるが、当たる直前で止まった。

 

修羅「ま、負けました」

 

いろは「ありがとうございました、でござる」

 

修羅「噂に違わぬ実力、恐れ入りました」

 

いろは「修羅さんも凄かったでござるよ。それに風真なんてまだまだでござる。うちの旦那様や風真より強い人は沢山いるから」

 

修羅「勉強になりました。ありがとうございます」

 

愛斗「ふん、バカバカしい」

 

ぺこら「おい、愛斗。お前さっきから何ぺこか?」

 

「くだらない」とか「バカバカしい」というあまりにもな物言いに少し腹を立てるぺこら。

 

愛斗「リアルでいくら強くなってなんの意味がある?結局最後に物を言うのはガンプラ(コイツ)の扱いの上手さだ」

 

火電愛斗は言ってしまえば天才肌だった。授業はほぼ聞かずとも成績は常に学年トップ10に入っており、運動でも軽く触った程度でどんな競技も出来てしまう。それはガンプラウォーズにおいても例外ではなかった。レバーを握ると豹変するという想定外があったものの、一戦したらすぐに動かし方を理解してダイヤ3まで上り詰めることが出来た。彼は少しの努力で何でもできてしまう人間だった。それ故に結果に直結しない努力を理解することが出来ない人間でもあった。

 

修羅「流石は『反逆者(トレイター)』、言う事が違いますね」

 

キアラ「Traitor?」

 

花代「愛斗の異名です」

 

エミル「ガンプラウォーズのミッション内容に反逆してることから付いたんです」

 

愛斗「るせーよエミル。つーか、まさかコイツに会わせるために連れてきたんじゃあないだろうな?」

 

エミル「……」

 

愛斗「帰る」

 

蘭「待ちなさい。貴方、GWDWCの予選しないそうね?」

 

あやめ「え?そうなの?」

 

愛斗「俺は戦いてぇんだ。探索だのレースだのやってられっか」

 

いろは「ま、まぁ参加は自由だからいいんじゃないでござるか?」

 

エルミ「それだけならいいんですけど、普段の行動も相まって下級生たちに示しがつかないんです。不信感を抱いてる子もいます」

 

ぺこら「それはちょっと良くないぺこな」

 

実が愛斗の前に立つ。

 

実「そこまで言うなら愛斗、修羅とバトルしてみろ」

 

愛斗「あ?なんでそうなるんだよ?嫌だね。どっちが勝つか目に見えてるし」

 

修羅「そうですね。俺が勝つと分かり切った戦いなどする意味はない」

 

愛斗「…んだと?」

 

修羅「俺はサークルメンバーのリプレイをすべて確認しています。そのうえで導き出した答えは、サークルで最強は明日香蘭ということです」

 

いろは「蘭さんが?」

 

蘭「私が?」

 

修羅「『無冠のダイヤランカー』などと言われていますが、間違いなく最強は貴方です。『反逆者(トレイター)』は足元にも及ばないでしょう」

 

『無冠のダイヤランカー』、間違いなくガンダリウムになることが出来る実力はあるのだが、なれないあるいは意図してならない者たちをさす異名だ。身近にガンダリウムランカーがいる者ほど顕著であり、明日香蘭・上原星・一部のにじさんじメンバーなどがよく上げられる。

 

愛斗「言ってくれるじゃねぇか。おい、エミル手伝え」

 

エミル「え?俺?」

 

愛斗「おめぇも星美だろ。手伝え」

 

エミル「し、しかし…」

 

蘭「いいじゃない。折角だから3on3にしましょう。あやめさん達も一緒にどうですか?」

 

あやめ「いいのか?」

 

蘭「愛斗?」

 

愛斗「勝手にしろ。俺の邪魔はすんなよ」

 

実「よし、ではこうしよう。修羅が勝ったらお前は予選をやる。お前が勝ったら、俺のモノノフクアンタを渡そう」

 

修羅「な!?師匠!?」

 

愛斗「ほう、俄然やる気が出てきたぜ」

 

修羅「師匠!何もそこまで!」

 

実「大丈夫だ。お前ならできる」

 

修羅「…分かりました。全力を尽くします!」

 

エミル「何か大変なことになってきたな」

 

花耶「ねぇエミル~、3人目はアタシで良いよね?」

 

花代「いいえ、愛斗を制御するのであれば、私の方が適任です」

 

エミル「そうだな。花代頼む」

 

花耶「ちぇ~」

 

というわけで、次回星美高校vs修羅&ホロメン

 




やはり会話回バトル回と分けた方が一方に集中できて楽ですね。

EXPOの先行チケットは取れず、ライブもday1stage1しか取れなかったので、一般販売で手に入れたとところ。
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