【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ   作:波音四季

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前回のシリアスな雰囲気から一転しております。温度差で風邪を引かないようご注意ください。

F90のミッションパックAタイプが出たことで、ADS混合装着が再現できるようになりましたね。空いてるハードポイント全部埋めて武装盛るのは楽しい。

今回は劇場版SEED FREEDOMのキャラのリ・イマジが出るので、未視聴の方は注意。


PHASE16 天界のホロリス

??? SIDE???

「チッ!想定外が過ぎる!」

 

まさかGCPDの精鋭共が介入してくるとは思わなかった。エアリアルトリガーを破壊してゲームオーバー、そのまま接続も切るつもりだったのが、予定外の切り方になってしまった。さすがに警視庁のセキュリティを使ってるとはいえ、これはマズイか?少々勿体ないが、この設備は早急に処分だ。新しいのが届くまでは…いや、二次予選が始まるまでは大人しくしておくか。その間にデータ収集と、GCPD AIとMDの準備を進めておこう。

 

「調子に乗るなよ、()()()()()()()()()()()共が!」

 

 

 

数日後 ホロライブ事務所前派出所兼GCPDホロライト支部

スミレはトレーニング用の筐体から出ると、傍に置いてあったタオルで汗を拭く。

 

ナナカ「お疲れ様、スミレ」

 

スミレ「ありがとう、ナナカさん」

 

二浦ナナカ、GCPD解析班に身を置く人物の1人であり、スミレやベルの同期だ。そして、『ニカ・ナナウラ』のリ・イマジネーションでもある。現在、数日前に起きた合同演習ハッキング事件の調査の為に、他の解析班のメンバーと共にホロライトシティに出向中だ。

 

スミレ「ハッキング元は追えた?」

 

ナナカ「全然だめ。そもそも神羅城の筐体はテスト用だから、ハッキングすること自体不可能に近いの。あり得るとしたら、何かを中継してのハックだと思うけど、媒体らしきものが見つかってないし」

 

スミレ「そっか……」

 

エリス『ま、こればっかりは僕らには専門外だし、他に気に掛けることあるんじゃない?』

 

スミレは合同演習の日を思い出す。

 

スミレのエアリアルトリガーが破壊される直前、乱入してきた阿部室長とGCPD精鋭チームによってブラックナイトシーカーズは全滅させられてゲームは終了。ハッキングを受けて難易度が強制的にExtremeに変更されたことを玲二から聞いた室長が、警視庁から玲二の助力を得て強制介入を行ったのだ。この件を受けて、合同演習はしばらく中止、また叢雨巡査部長と解析班が緊急来島し、ハッキング元の特定及びGCPDの戦力強化・立て直しを早急に行うこととなった。

 

スミレ「演習に参加した人たちはどうなの?」

 

エリス『ローレンとアクシアは劾に指南を受けつつ、意思疎通が出来ない状況でも連携出来るようトレーニングしてるよ。レインは警察じゃないからよく知らないけど、レゾナンス・フェイズシフトを使ったガンプラを作るって言ってたかな』

 

スミレ「…るりさんと都々さんは?」

 

エリス『あの後ちょっとギクシャクしたみたいだけど、なんとか丸く収まったみたい。でも、室長がしばらくガンプラウォーズから離れた方が良いってさ』

 

ナナカ「リプレイ見せてもらったけど、アレはキツイよね。スキルで視界ハックされてたとはいえ、友達に攻撃して」

 

エリス『事前知識があれば違ったんだろうけどね。今回は想定外だから仕方ないよ』

 

スミレ「…あの時、私が無理にでも説明書を読んでおけば、こんなことには」

 

エリス『君のせいじゃないよ、スミレ。誰も悪くない。そうでしょ?』

 

ナナカ「うん。気に病むことはないよ」

 

それでも、スミレの心の中のモヤモヤとした感情が晴れることは無かった。

 

スミレ「私、もう1戦やってくる」

 

ナナカ「うん」

 

スミレが筐体に入るのを見届けると、エリスはナナカに話しかける。

 

エリス『ナナカ、ちょっといいかな?』

 

ナナカ「ん?どうしたの、エリス?」

 

エリス『頼みがあるんだ』

 

 

 

その頃 天界

かなた、アズキ、わため、スバル、ちょこ、ルーナ、ぼたんの7人は天界学園に向かっていた、馬車で。

 

スバル「あのさ、なんでこの時代(令和)に馬車なん?」

 

かなた「お菓子の国から天界学園への道は整備されてないところもあるからね。昔ながらの景観を損なわないようにって」

 

スバル「だったら空から行けばいいじゃん。ヘリとかないの?」

 

ルーナ「うちの国にそんな物ねぇのら」

 

スバル「アレはいるのに?」

 

スバルが運転席の方を指さす。馬車を引いているのは、羽の生えたユニコーン『ユニサス』だ。決して角の生えたペガサスではない。

 

スバル「ユニサスって空飛べるんじゃなかったっけ?」

 

ルーナ「この馬車が空を飛ぶ用の物じゃないから無理なのら」

 

さて、何故彼女らが天界学園に向かっているのか?そもそもかなた、アズキ、わためは、かなたの故郷の国セブンティアで、スバル、ちょこ、ルーナ、ぼたんはルーナの故郷お菓子の国で修行していた。一次予選もだいぶ進んだ頃、天界学園のガンプラ部が全国大会への参加を表明した。これを聞いたルーナは、「ホロメンの練度向上に繋がるのでは?」と考え、天界に来ているホロメン達を集めて視察という名目で天界学園に向かった。

 

ぼたん「そういえば、かなた先輩は天界学園の出身ですよね?」

 

かなた「そうだよ。久しぶりの母校だから楽しみなんだよね」

 

ちょこ「前に聞いた話だと、天界学園って結構エリート学校だそうね?」

 

かなた「うん。こう見えて僕、エリート天使ですから。誰かさんと違って」

 

全員がこの場にいない自称エリート巫女を思い浮かべる。

 

わため「でも、長い事一緒にいるけど、あんまりエリートって感じしないなぁ」

 

ルーナ「(ちげ)ぇねぇのら」

 

かなた「なんだとぉ!?」

 

スバル「狭い馬車の中で喧嘩すんな!それで、天界学園のガンプラ部ってどんな感じなん?」

 

アズキ「去年の全国大会はベスト8まで行ったけど、大武高校との5on5で負けて敗退。今年はリベンジを狙ってるみたい」

 

わため「大武高校っていえば、大和君や蘭ちゃんの高校だよね」

 

ちょこ「大武は決勝戦まで残ってるし、相手が悪かったわね。あれ?でも、大和様達って、去年3年生だから今年はいないんじゃない?」

 

アズキ「うん。だから、大武の連覇を阻止して優勝するのが狙いみたい」

 

そんな会話をしていると、天界学園の正門前に到着した。馬車を降りると、天界学園の制服を纏った7人の学生が出迎えてくれた。金髪の少年を中央に左右に3人ずつに分かれており、左側に赤桃色の髪にルージュの口紅の少女、橙色の髪を二つ結びにした少女、蒼い長髪の少女の3人。右側には赤紫髪の東洋系の少年、緑髪を刈り上げた背の低い少年、銀髪に黒いマスクの気怠そうな少年の3人。中央にいた金髪の少年が前に進み出る。

 

オルフ「ようこそ、姫。お会いできて光栄です。天界学園ガンプラ部主将(キャプテン)、オルフ・タムラです。以後お見知りおきを」

 

礼儀正しい言葉遣いと振る舞いに思わず背筋が伸びるホロメン一同。

 

ルーナ「お、お菓子の国から視察にきた、姫森ルーナ、です」

 

ルーナも語尾の「なのら」が消失してしまっている。

 

オルフ「姫、本日は遠い所をありがとうございます。差し支えなければで宜しいのですが…」

 

オルフが懐に手を入れ、手帳とペンを取り出して

 

オルフ「サインを頂けないでしょうか?」

 

ルーナ「……へ?」

 

「キャプテン!」

 

後ろに控えていた蒼い長髪の少女が叱責の声をあげる。他のメンバーも呆れたり苦笑の表情をしている。

 

オルフ「し、失礼しました!」

 

ルーナ「気にしてないのら。サインなら後でいくらでもするのらよ?」

 

オルフ「ほ、本当ですか!?あ、ゴホン、明日音(あすね)!皆様をご案内してくれ」

 

明日音「は、はい。こちらへ」

 

明日音と呼ばれた赤桃色の髪の少女に連れられて一行は校舎の方へ向かう。その後ろでは先ほどの蒼い髪の少女の声が聞こえる。

 

「姫様相手に何を考えてるんですか!アナタは!」

 

オルフ「すまないリン!つい!」

 

リン「ついではありません!ルーナイト*1は抑えてくださいとあれほど…!」

 

ホロメン(アイツ、ルーナイトなのか)

 

 

 

ホロメンは学園内を軽く案内してもらうと、ガンプラ部の部室に向かった。

 

スバル「じゃあ明日音さんは、天界の人じゃないんですか?」

 

明日音「はい。元々風音にいたんですけど、父の仕事の都合でこっちに来たんです」

 

アズキ(それにしても…)

 

この木部明日音(きべあすね)という少女、どう見ても『アグネス・ギーベンラート』にそっくりだ。彼女だけじゃない。先ほどのオルフは『オルフェ・ラム・タオ』、彼に説教していたリンは『イングリット・トラドール』、他の部員はブラックナイトスコードのメンバーに瓜二つだ。おそらくリ・イマジネーションいう者たちなのだろう。

 

アズキ(そうなると、『シュラ・サーペンタイン』のリ・イマジネーションもこの学園にいるのかな?)

 

アズキはそんな事を考えているが、『シュラ・サーペンタイン』のリ・イマジである『佐部修羅』はユニオン大附高校にいるので、ここには存在しない。

 

ぼたん「あのさ、違ってたら申し訳ないんだけど、明日音さんって『月光のヴァルキュリア』だったりする?」

 

明日音「え?えぇ、よくご存じですね?」

 

わため「それって、明日音ちゃんの二つ名?」

 

ぼたん「うん。前に天界学園にめっちゃ強いガンダムX使いがいるってリスナーから聞いてさ、もしかしたらって思って。明日音さん、アグネス・ギーベンラートに似てるし」

 

ガンプラ部の部室は部室というレベルではなかった。製作ルーム、ジオラマルーム、展示ルーム、さらには教室5つ分くらいの広さに10台のガンプラウォーズの筐体が置かれている。

 

明日音「副部長、一通りの案内が終わりました」

 

リン「ありがとう、明日音。皆様、先ほどはうちのキャプテンが失礼しました」

 

かなた「あーいいんです、いいんです。気にしないでください」

 

ルーナ「なんで天音ちゃが言うのら?」

 

ぼたん「ところであなたは?」

 

リン「申し遅れました。天界学園ガンプラ部副部長のリン・トウドウです」

 

『イングリット・トラドール』のリ・イマジネーション、リン・トウドウは深々と頭を下げる。

 

リン「今、部員たちがトレーニングをしております。よろしければご覧になりますか?」

 

かなた「是非、お願いします!」

 

大画面モニターにプレイ中の映像が映し出される。どうやらバトロワをやっているらしい。リンがそれぞれの機体を解説してくれた。

 

『ストライクフリーダムガンダム カルラ』

『ストライクフリーダムガンダム』のカスタム機。使用者はオルフ・タムラ。白色を下地に各所に金の塗装を施している。ドラグーン展開後に発生する光の翼は赤色になっているが、これはオルフのカスタムによって機体出力が上昇しているため。昨年、響大和に敗北した反省から大和をメタるカスタムになっているが、今年の大会では大和は出ないので、あまり意味がない。オルフ自身は1vs1ではかなり上手く戦えるが、1vs多が苦手な為、全員がかりで攻められると弱い。『カルラ』は劇場版SEED FREEDOMに登場し、キラ・ヤマトを追い詰めた『ブラックナイトスコードカルラ』にあやかり名付けた。

 

『シェンロンガンダム シャンディアン』

『シェンロンガンダム』のカスタム機。使用者は『リュー・シェンチアン』のリ・イマジネーション『リュウ・シエン』。両腕は左腕と同じ物に統一されており、ドラゴンハングは背中のバックパックに2つ設置されている。従来通り火炎放射も使用可能。スクラッチしたオリジナル武器『ソニック・パルチザン』を装備しており、リュウの槍術もあって天界学園では近接戦においてはトップクラスの実力を誇っている。『シャンディアン』とは中国語の『稲妻』のこと。

 

『ヘイズル・グリフォン』

『アドバンスド・ヘイズル』のカスタム機。使用者は『グリフィン・アルバレスト』のリ・イマジネーション『フィン・アスバ』。元は『アドバンスド・ヘイズル』に『フルドド』を装備させた『ヘイズル・ラー』だったが、シールドを変えたり、TR-6のウィンチ・キャノンを装備させたりと、本来のヘイズル・ラーから離れてしまっている。機体性能も向上こそしたが、非常に扱いづくなっており、使った部員曰く「使用者に優しくない機体」となっている。それでもフィンの技量によって部内では最多の撃墜数となっている。

 

『メタル・ギラーガ』

『ギラーガ』のカスタム機。使用者は『ダニエル・ハルパー』のリ・イマジネーション『ダニア・ハルバ』。全身をメタリックシルバーで塗装し、ビームコーティングを施している。また、太陽光の反射で相手の目晦ましも出来るようになっているが、味方にも鬱陶しがられているので一長一短。ギラーガテイルは2つ装備されており、両掌部にビームマシンガンを装備したGE製のハンドパーツを使用している。ギラーガテイルには極薄のビーム刃が仕込まれているので、ムチとしてだけでなく切断武器としても使用できる。

 

『カモ・ガデッサ』

『ガデッサ』のカスタム機。使用者は『リデラード・トラドール』のリ・イマジネーション『リラ・トウドウ』。塗装自体は通常のガデッサと遜色ないが、塗料にレゾナンスカラーを使用したことでレゾナンス・フェイズシフトを獲得しており、電圧を変えることで地形に合わせた色に変色できる。これによってGNメガランチャーを撃っても発射地点の特定が難しくなっており、後方支援機としては高い隠密性を獲得している。機体名の『カモ』は『CAMO』で『迷彩・カモフラージュ』の意味。

 

ぼたん「はぇ~皆面白い機体使ってるねぇ」

 

ルーナ「ところで、なんで音声ねーのら?」

 

リン「え?あー、聞くに堪えないので、オフにしているんですが…」

 

ちょこ「あら?罵り合いでもしてるの?」

 

リン「いえ、そういう訳では…」

 

ルーナ「だったら付けちまうのら!」

 

リン「ひ、姫様!」

 

シャンディアンとグリフォンが鍔迫り合いをしてる所で、ルーナがゲーム内音声をオンにする。

 

リュウ『だから何度も言ってるだろう!わためぇの歌こそ至高の極みだと!』

 

フィン『そんな事皆知ってんだよ!最強なのは、かなたんの歌だ!てめぇも周年ライブ見ただろうが!しかも俺らの先輩だぞ!』

 

ダニア『ふん、これだから素人はいけない…。先輩を推すのは後輩として当たり前、それよりトワ様のハスキーボイスで奏でられる歌が良いに決まってる…』

 

リラ『断定とかありえないからー!アンタら会長の歌ちゃんと聞いてんのー?初期のたどたどしい歌声も好きだったけど、今のもめっちゃ良いからもっと聞いてよね!』

 

オルフ『さては姫様の歌を聞いてないな!貴様ら全員を倒して、耳の穴にイヤホン突っ込んで、無限ループで聞かせてやる!』

 

4人『お前はちょっと黙ってろ!!』

 

火炎放射、ウィンチ・キャノン、ビームマシンガン、GNメガランチャーの集中砲火を受け、カルラは爆散してしまった。

 

ホロメン『‥‥‥‥』

 

スバル「なぁにコレ?」

 

リン「すみません。『ホロライブ4期生で誰の歌が最強か』という議題でディベートしてるんです」

 

かなた「ディベート…これが?」

 

ちょこ「ていうかあの子達、皆ホロリスなのね?」

 

わため「あ、じゃあリンさんも?」

 

リン「は、はい。僭越ながら、開拓者*2をやらせて頂いてます」

 

アズキ「え?そうだったんだ!そうなら言ってくれればよかったのに!」

 

リン「い、いえ、私なんかが恐れ多くて」

 

アズキ「恐れ多くなんかないよ!嬉しいなぁ!」

 

リン「はわわ!」

 

推しに迫られて嬉しさを隠せないリンの後ろの筐体からオルフが出てくる。

 

オルフ「あ、アイツら、こういう時だけ結託して!」

 

ぼたん「手酷くやられたねぇ?」

 

オルフ「これは皆様、見苦しい姿をお見せしてしまい申し訳ありません」

 

ルーナ「気にしなくていいのらよ。オルフの気持ちは十分に伝わったのら」

 

オルフ「おぉ!姫にそう言っていただけると、ルーナイトとして自信が持てます!」

 

ぼたん「ところでさ、アタシも混ぜてもらっていい?アレを見てたら、動かしたくなっちゃった」

 

オルフ「もちろんですとも!あの連中に格の違いを見せつけてやってください!」

 

かなた「じゃあ僕も行こうかな?真理愛ちゃんから貰った機体があるし」

 

スバル「スバルも!わためとアズキ先輩はどうする?」

 

わため「わためもやろうかな。わため推しの子がいるみたいだし」

 

アズキ「折角だから参加するよ。リンちゃんもやろう?」

 

リン「申し訳ありません。私はサポーターなので、代わりに明日音?」

 

明日音「え?いいですけど」

 

ぼたん「『月光のヴァルキュリア』の実力、見せてもらおうか!」

 

*1
姫森ルーナのファンの総称

*2
AZKiのファンの総称




次回、バトロワ参戦

イングリットって作中で1度も笑ってないんだよね。だから二次創作では笑顔にしてあげたいんだよ。あと余談だけど、インジャのリフターを動かそうとしてパーツが破損しました。そのうち直そうと思っている。

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