【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ   作:波音四季

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会話パートだけで7000文字を超えてしまったので、二分割します。それに伴って前回の予告を少し変えています。

デストロイガンダムを組みましたが、これは凄いです!変形ギミックは差し替え無しで出来るし、細かい所まで再現されていてドストライクです。積んでいる人はすぐに組みましょう!自分はMS形態とMA形態で飾りたいので、もう1体購入予定です。


PHASE21 彼らと彼女の胸の内

3月下旬 ホロライトシティ カフェ

大和「またパスタ?好きだね」

 

レグ「ここのパスタ美味しいんだもん。大和はそれだけ?もっと食べなよ」

 

大和「僕、少食だから」

 

大和が食べているのは、ハムとレタスのサンドイッチにコーヒーだ。18歳の成人男性の昼食にしてはかなり少ない。

 

大和「ほら、また口元にトマトソース付いてるよ。拭いてあげる」

 

レグ「ん、ありがと。ところで、今どんな感じなの?」

 

大和「うん、こっちの人たちはプロだからね。僕も色々学ばせてもらってるところだよ」

 

どういう事かというと、遡る事数日前…いつもの如く、レグに会いにホロライトシティに来た大和。その時レグから「のりプロのプログラマーに解決できない問題があって困っている」という話を聞き、試しに見てみたところ割とあっさり解決してしまった。そしたら、のりプロのプログラマーから「是非話を聞かせてくれ」と言われ、そこから他の事務所のプログラマーからも「ちょっと話を」と言われてしまった。しかし、大和はホロライトに住んでいるわけではない。来島にもそれなりの交通費が掛かるので、流石に難しいとなっていた。そこで、のリプロの社長でたまきの母でもあるのりお社長から「滞在費や諸々の費用は払うし、うちの事務所の空いてる部屋を使ってもいいから、しばらく滞在してノウハウを教えてやってほしい」と提案を受けた。大和としても大学入学前にプロと交流できるのはいい機会だし、何より自分の能力を評価してもらえたのがとても嬉しかったので、二つ返事で承諾した。という訳で、大和は2週間ほどホロライトに滞在することとなった。

 

レグ「このままのリプロに就職しちゃったら?」

 

大和「大学を卒業してその気があればね」

 

この話を聞いて人一倍喜んだのはレグだった。2月から大和との関係は続いており、ガンプラウォーズでバトルしてカフェで雑談するのが、いつもの流れになっていた。大和が滞在するようになってからというもの、暇さえあれば大和と話をしたり、ガンプラを組んだりして楽しそうにしていた。

 

レグ「そういえば、この前発表されたマイフリの箱絵見た?」

 

大和「見た見た。カッコいいよね」

 

レグ「あれだけでもう欲しくなっちゃったよ。早く5月にならないかな~?」

 

大和「僕も発売されたら、マイティに変えるつもりなんだ」

 

レグ「大和ならきっと上手く扱えるよ」

 

大和「ありがとう」

 

ややぬるくなったコーヒーに口を付ける大和。もはやこの2人にとっては、日常となっていた。その時、大和のスマホの通知音が鳴った。

 

大和「ちょっとごめん」

 

確認すると、SNSのDMらしい。どうせまたバトルの申し込みだろう、と思って確認すると

 

『窓の外を見ろ』

 

とだけ書いてある。窓から外を見ると、こちらに視線を向ける白髪の青年がいる。青年がスマホを操作すると、再び大和のスマホが鳴った。

 

『話がある。すぐに来い。お嬢様は連れてくるなよ』

 

大和(お嬢様?レグのことか?)

 

レグ「大和?どうかした?」

 

大和「…ごめん、用が出来たから、先に戻るね?」

 

レグ「あ、大和?」

 

会計を済ませて外に出ると、先ほどの青年が裏路地に入っていく。走って後を追うと、青年が壁にもたれながら待っていた。遠目だから分からなかったが、青年には獅子の耳と尻尾が生えている。

 

大和「僕を呼んだのは貴方ですか?」

 

「如何にも。俺はマサキ、獅子堂マサキ。響大和、単刀直入に言う。これ以上レグルシュお嬢様に近づくな」

 

大和「え?」

 

マサキ「恐れ多くも貴様が接しているのは、ライオンハート家のご息女だ。貴様のような一般市民が馴れ馴れしくしていい方ではない」

 

大和「貴方はレグの・・・家族?」

 

マサキ「ふん、そんなに近しい者ではない。もう一度言う、レグルシュお嬢様に近づくな」

 

大和「そんなの、おかしいですよ。確かに僕と彼女は身分が違うかもしれない。でも、彼女が、レグが誰と接するかなんて、彼女の自由でしょ?」

 

マサキ「ここ最近のお前とお嬢様の動向を観察していた」

 

大和「?」

 

マサキ「お前を見るお嬢様の眼差しは、羨望や憧れなんてものじゃない。お嬢様にはお嬢様に相応しい人物が存在する。それはお前じゃない。お嬢様が変な気を起こす前にさっさと離れてほしい」

 

大和「何だよそれ、訳が分からないよ!貴方は、レグの何なんですか!?」

 

マサキ「俺は…」

 

レグ「大和!」

 

大和の背後からレグが走ってきた。

 

大和「レグ?どうして?」

 

レグ「急に出て行ったら気になるじゃんか。それより…マサキ?」

 

マサキ「お久しぶりです、お嬢様」

 

マサキは丁寧に頭を下げる。

 

大和「やっぱり知り合いなの?」

 

レグ「うん。僕が実家にいた時の従者だよ。何でここに?」

 

マサキ「私は旦那様に言われてお嬢様を陰ながら見守っておりました」

 

レグ「見守ってたって、いつから?」

 

マサキ「お嬢様がのリプロに入ってすぐです。不思議に思いませんでしたか?家を飛び出したお嬢様を無理にでも連れ戻そうとしないのは何故か?」

 

レグ「……」

 

マサキ「旦那様はお嬢様を世間知らずの箱入り娘にしたくなかったのです。旦那様にとって、お嬢様が家を出たのはいい機会でした。奥様はお嬢様に戻ってもらいたくて手紙を出してるみたいですが。色々と手を回して私を護衛に付け、お嬢様をこれまでお守りしていたのです」

 

レグ「そうだったんだ…」

 

マサキ「私の役目は、お嬢様に危害を加える者の排除、そしてお嬢様に近づく不届き者の排除です」

 

大和「その不届き者が、僕ってことか」

 

マサキ「そうだ」

 

レグ「ちょ、ちょっと待ってよ!」

 

にらみ合う大和とマサキの間にレグが割って入る。

 

レグ「マサキ、大和は不届き者なんかじゃないよ!」

 

マサキ「お嬢様、家を出ているとはいえ、貴女はライオンハート家の大切なご息女です。どこの馬の骨とも知れぬ奴に誑かされてはいけません」

 

レグ「誑かされてなんかないよ!」

 

マサキ「ここ1か月で響大和を見るお嬢様の眼は、恋する乙女そのものです。私にとっては非常に度し難い事です」

 

レグ「へ、あ、いや、はわ!?」

 

大和「レグ…」

 

マサキ「響大和、これが最後だ。レグルシュお嬢様に近づくな」

 

大和「……それは出来ない」

 

マサキ「…」

 

大和「本当にレグの事を大切に想っているのなら、彼女の心を否定するようなことはしないはずだ。貴方のやってる事は、只の自己満足にすぎない。自分の考えをレグに押し付けて、彼女の想いを踏みにじっているだけだ!貴方のやっていることは間違っている!」

 

マサキ「ふん、ならば仕方ない。手を引いてくれるならと思っていたが、響大和!貴様に決闘を申し込む!ガンプラウォーズでだ!俺が勝てば、お前はお嬢様から離れる。お前が勝てば、俺はお前の言うとおりにしよう。どうだ?」

 

大和「構わない。それでレグの想いを守れるなら、受けて立つ!」

 

にらみ合う2人の間で火花が散る。

 

レグ(ど、どうしよう!?「僕の為に争わないで!」なんて言える雰囲気じゃないし…)

 

たまき「話は聞かせてもらったよ!」

 

近くのビルの扉が開いてたまきが現れた。

 

レグ「ふえ!?たまさん!?なんでここに?」

 

たまき「何でって、こっちの建物のリプロだぞ?」

 

そう。3人が話していた場所は、のリプロの裏手だったのだ。

 

マサキ「これは犬山さん、お嬢様がいつもお世話になっております」

 

たまき「いえいえこちらこそ」

 

レグ「そこも知り合いだったの!?」

 

たまき「うん。レグが加入する時、何卒よろしくって挨拶に来たんだ。ちょくちょく報告とかしてるよ」

 

レグ「僕の知らない所で話が進んでた…」

 

色々知ってしまったことで、レグの脳はキャパオーバーを起こしていた。

 

たまき「それより、決闘するなら立会人は必要だよね?こっちで用意できるけど、どう?」

 

大和「僕は構いません。そっちがいいなら」

 

マサキ「俺も構わない。犬山さんの知り合いなら信用できる」

 

たまき「それから、2人のバトルを配信するっていうのはどうかな?立会人以外にも見守る人がいた方が良いと思うんだ」

 

マサキ「ふむ。良いでしょう」

 

大和「僕も大丈夫です」

 

たまき(よっしゃ!上手くいった!)

 

たまきの考えはこうだ。

 

2人のバトルをのリプロの公式チャンネルで独占配信する→大和目当てで人が集まる→のりプロを知らない人がのりプロに興味を持つ→登録者が増える→収益に繋がる

 

ということだ。商魂たくましいのだが、この考えは翌日玲二に見破られ、配信はガンプラウォーズの公式チャンネルで行われることとなった。

 

たまき「じゃあこっちで準備しておくよ。3日後にホロプラでいいかな?」

 

マサキ「分かりました。では響大和、3日後にホロプラで会おう。それまでに自分のガンプラを磨いておけよ」

 

そう言ってマサキは腰のケースから黄金の塗装がされたガンプラを見せる。

 

大和(Mk-Ⅲ?いや、テルティウム?)

 

マサキ「ではお嬢様、また」

 

レグ「う、うん…」

 

大和「たまきさん、一度家に帰って道具を取ってきます」

 

たまき「道具ならうちにあるの使っていいけど?」

 

大和「いえ、決闘を申し込まれたのは僕です。僕の問題は僕で解決します。レグ、君も決闘が終わるまでは僕と話さないでくれ」

 

レグ「え?」

 

大和「今回の決闘は君を巡る戦いだ。君がどちらか一方に肩入れしてしまったら、フェアじゃない」

 

レグ「そんな…」

 

大和「じゃあ、僕行くから」

 

レグ「あ・・・」

 

大和はスタスタと裏路地から出て行ってしまった。

 

レグ「……」

 

たまき「れ、レグ?」

 

レグ「うあー!!もう!!大和もマサキも僕の事なんだと思ってるんだよおおお!!」

 

たまき「落ち着いて!」

 

 

 

翌日 のりプロ 大和の部屋

大和はマサキの物と思われるリプレイを確認していた。

 

大和(使っているのはガンダムテルティウム。だけど、ガンプラウォーズ稼働後3か月目のリプレイを最後に更新が止まっているし、昨日見たやつとは違う。それになんだ?テルティウムのはずなのに、どこか違和感がある)

 

コンコン

 

大和「どうぞ」

 

ガチャ

 

蘭「大和!」

 

大和「蘭?」

 

新「うわ、本当にいる」

 

ゾロゾロと入ってきたのは、蘭、新、怜、真理愛、仁斗、玲愛といつものメンバーだ。

 

大和「なんでここに?」

 

蘭「玲二さんから聞いたのよ。貴方が決闘するから手助けしてやってくれって」

 

大和「いいよ。僕一人でやるから」

 

蘭「…」

 

仁斗「や、大和先輩、そんなこと言わずに手伝わせてください」

 

蘭のイラつきを感じ取った仁斗が大和に声を掛ける。

 

大和「これは僕の問題だ。だから僕一人で解決する。邪魔をしないでくれ」

 

新「邪魔ってそんな、蘭姉ちゃん?」

 

蘭が大和に近づくと、胸倉を掴んで自分の方を向かせて大和の頬を平手打ちした。

 

大和「痛った!」

 

蘭「目、覚めた?貴方昔からそうだったわよね。昔から自分勝手で私や周りの人を巻き込んだかと思えば、1人で突っ走ったり、ガンダリウムになって先輩の自覚出てきたと思ったら、今度はコレ!もういい加減うんざり!どうして相談しないの!どうして頼まないの!貴方一人で出来ることなんてたかが知れているってどうして分からないの!」

 

大和「仕方ないじゃないか!どいつもこいつも僕の事勝手に持ち上げて!勝手に期待して!そんな事されて、誰にどう相談しろって言うんだよ!」

 

蘭「周りを見なさい!皆貴方の事が心配で来てくれたのよ?ここにない後輩や先輩だっている。貴方の事をちゃんと見ている人は沢山いるのよ?」

 

大和「君たちに、僕の何が分かるって言うんだよ!」

 

蘭「分かるわけないじゃない!だって大和、何も言ってくれないんだもの!私たちはニュータイプじゃないの!言葉にしてくれなきゃ、貴方の心なんて分かるわけないわよ!」

 

大和「っ!……」

 

蘭「大和、私たち、友達でしょ?友達って言うのは、腹を割って話せる間柄のことじゃないの?」

 

大和「……」

 

大和は何か言おうと口を開くが、まだ迷っているようだ。

 

蘭「大和」

 

蘭が右手を差し出す。

 

蘭「話してみてよ。貴方から見たら、私たちは頼りないかもしれない。でも、1人であれこれ考えるよりも、ずっといい考えが浮かぶはずよ?」

 

大和「…うん。ありがとう、蘭」

 

 

 

その頃

レグ「はぁ…」

 

レグは事務所の机に突っ伏してため息をついた。

 

みしろ「何ため息ついているんですか?」

 

レグ「みしろ先輩?」

 

みしろは既にのりプロを卒業しているが、出入りは自由に出来るようになっている。

 

みしろ「大和さんの事ですか?」

 

レグ「たまさんに聞いたの?」

 

みしろ「えぇ。決闘の立会人になってほしいと頼まれたんです」

 

レグ「そうですか…。ホントにもう、大和もマサキも僕の事を景品みたいにしてさ」

 

みしろ「そうですね。本人の意向を無視して話を進めるのは良くないですね」

 

レグ「……ねぇ、みしろ先輩」

 

みしろ「はい?」

 

レグ「みしろ先輩から見てさ、僕と大和ってどう見える?」

 

みしろ「そうですね…」

 

眼を閉じてしばらく考えるみしろ。

 

みしろ「非常に仲睦まじい、カップルですね」

 

やっぱりかといった風に項垂れるレグ。

 

みしろ「自覚なかったんですか?」

 

レグ「ないですよぉ。そりゃあ、大和はカッコいいし、頭もよくて優しいし、バトルは強いけど、あぁ見えて結構甘えたがりで、僕がいないとダメだなぁって思うくらい弱さを見せることがあって、でもそれって僕を信頼してくれてるんだって思うと嬉しくて、お昼寝してる時の寝顔なんか可愛くて、服のセンスはちょっとアレだけど、それはそれで大和の魅力だと思うし…」

 

みしろ「あの、その惚気話まだ続きます?」

 

レグ「え!?僕、惚気てました!?」

 

みしろ「かなり」

 

レグ「マジかぁ…。マサキに『大和を見る僕の眼は、恋する乙女だ』って言われたんです。そんなことないって思ってたけど、僕、大和のこと好きなのかな?」

 

みしろ「…レグちゃん、大和さんと一緒にいてどうでした?」

 

レグ「どうって…」

 

みしろ「安心しましたか?」

 

レグ「…うん。大和と一緒だと凄く居心地がいいんだ」

 

みしろ「ふとした時に大和さんの事を考えたことは?」

 

レグ「ある。『これ見せたら大和喜ぶかな?』とか『大和何してるかな?』って考えちゃうんだ」

 

みしろ「他の女性と一緒にいたらどう思います?」

 

レグ「……なんか、モヤモヤするかも」

 

みしろ「ふふ、レグちゃん、今レグちゃんが言ってたことは、みしろがご主人様に抱いてる感情と同じなんですよ」

 

レグ「え?じゃあ、僕・・・大和の事が好きなんだ。…でも」

 

みしろ「?」

 

レグは泣きそうな顔で目を伏せる。

 

レグ「迷惑じゃないかな?僕なんかが大和を好きになってもいいのかな?」

 

みしろ「不安なら会って聞いてみればいいんですよ」

 

レグ「でも・・・」

 

みしろ「レグちゃん、前にみしろに言ってくれましたよね?一人で抱え込んじゃいけないって。大丈夫、大和さんはレグちゃんを悲しませるようなことは言いませんよ。私が保証します」

 

レグ「…うん!ありがとうみしろ先輩!僕、行ってきます!」

 

駆け足で事務所を出ていくレグをみしろは微笑ましく思いながら見送った。

 

 

 

SIDEレグルシュ・ライオンハート

大和の部屋を覗き込むと、風音高校と大武高校のガンプラ部メンバーが話し合っている。

 

大和「どう思う?」

 

蘭「確かに、テルティウムにしては違和感があるわね」

 

怜「ふむ…これはもしかしたら、Mk-Ⅲをカスタムしてるのでは?」

 

大和「というと?」

 

怜「つまり、テルティウムのキットを使って組んだのではなく、テルティウムのベースであるMk-Ⅲをカスタムしてテルティウムを作ったのではないでしょうか?」

 

新「おいおい、じゃあコイツは、『Re:Rise』の『シドー・マサキ』と同じことしてるって言うのかよ?」

 

怜「確証はないがな」

 

蘭「いいえ、それならこの違和感にも説明がつくわ」

 

玲愛「でも、どうして今の機体を大和先輩に見せたんでしょう?」

 

蘭「推測だけど、自己顕示なのかもしれないわ。あるいは、ハンデのつもりかも」

 

真理愛「だとしたら先輩、相当舐められてますよ?」

 

どうしよう?あの中に入って話しかけるなんて出来ないし…そうだ!

 

『ちょっとだけ話をさせて。決闘の邪魔はしないから』

 

スマホで大和にメッセージを送る。程なくして大和が部屋から出てきた。

 

大和「レグ?どうしたの?」

 

レグ「あのさ、大和」

 

マズイ、勢いで来たけど、なんて言えばいいんだろう?

 

レグ「大和はさ、僕の事どう思ってる?」

 

大和「…マサキさんの言ったことを気にしてる?」

 

見透かされてた。

 

大和「気にしなくていいんだよ。僕だって」

 

レグ「違うよ大和」

 

大和「レグ?」

 

レグ「マサキは関係ないよ。僕は、僕は大和のことが…」

 

大和「っ…待ってレグ」

 

大和が僕の肩に手を置く。

 

大和「今の僕にその言葉を受け取る資格はない。だから、待ってほしんだ。僕は必ずこの決闘に勝つ。そしたら改めて、その言葉を聞かせてほしい。ダメ、かな?」

 

レグ「…分かった。…ねぇ、大和」

 

大和「ん?」

 

レグ「信じてるから」

 

大和「うん。僕は負けない。独りじゃないから」

 

僕は両手で大和の手を握る。握り返された手から伝わる暖かさに、これまでにない安心感を覚えた。

 

 

 

 

 

ホロライトシティ 森林エリア

森の中にある小屋、そこが『シドー・マサキ』のリ・イマジネーションである獅子堂マサキの拠点だった。中には生活必需品に加え、ガンプラウォーズの筐体が置いてある。ゲーム内でレグに何かあった時、すぐに駆け付けられるようにだ。その為の鍛錬は1日たりとも欠かしたことはない。

 

マサキ「……」

 

マサキは昔、自分が10歳の少年でレグが幼年であった頃の事を思い出した。

 

 

 

レグ『ふえ~ん』

 

マサキ『お嬢様!大丈夫ですか!?』

 

レグ『マサキ~転んだ~!』

 

マサキ『今手当てします!……さぁ、これで大丈夫です』

 

レグ『うん、ありがとう。僕が大きくなったら、マサキを花婿にしてやるからな!』

 

マサキ『はい、お待ちしておりますよ』

 

 

 

マサキ「分かってる。たかが従者の分際でそんなこと出来るわけない。2人を引き離そうとしているのも、只の自己満足だってことも分かっている。だが、それでも俺は、お嬢様を愛している。響大和、お前がお嬢様の隣に立つに相応しいというなら、勝ってみせろ!俺とこのテルティウム・ギルガメッシュに!」

 




響大和と獅子堂マサキ、お互いに譲れないものの為に剣を交える。だが、これまで戦ってきたどんな相手よりも強力なマサキに大和は苦戦を強いられる。絶体絶命、誰もが諦めたその時、唯一人信じる者の声が、大和とフリーダムに奇跡をもたらす。

次回、同調する想い 信じて待つ者の為に、飛べ!アルティメットフリーダム!
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