【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ   作:波音四季

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第2章が始まって初の1万字越えとなりました。さすがにこれ以上分割したくなかったので、1話で完結させました。次回1話完結の話をやって、2話構成の話をやって、本格的に全国大会の話へ入っていきます。

ゲルググメナースのレールライフルが転売されてるみたいですね。これじゃあマジの武器商人ですよ。それにそのうちレールガンが入ったキットが出ると思う。


PHASE22 同調する想い

3月24日 のりプロ 大和の部屋

早朝、大和の手助けに来たメンバーは椅子や床に毛布を敷いて寝ていた。大和も先ほどまではベッドで寝ていたが、誰よりも早く起きてガンプラの最終調整をしながら昨日の事を思い出していた。

 

 

 

蘭『アグニと対艦刀は外した方が良いんじゃない?』

 

大和『やっぱりそう思う?』

 

仁斗『去年の全国大会でも、怜に早々に壊されてましたからね』

 

大和『武装盛った方が皆ワクワクするだろうなぁって思って付けたから、正直邪魔だったんだよね』

 

仁斗『肩のコンボウェポンポッドとブーメランはどうなんですか?』

 

大和『実はこっちも持て余してた』

 

蘭『よし、今すぐ外すわよ』

 

玲愛『大分スッキリしましたね。僕、こっちの方が好きですよ』

 

怜『もしあの時対峙したのがこの機体だったら、俺は何も出来ずに終わっていただろうな』

 

大和『まだ改良できそうなところがあるかもしれない。もっと皆の意見を聞かせてほしい』

 

新『先輩、これ使ってください』

 

真理愛『私もこれ持ってきたんです』

 

大和『これは、ゲルググの?ありがとう!』

 

 

 

完成した新しいアルティメットフリーダムを見ながら大和は呟く。

 

大和「皆で完成させた新しいフリーダムで、必ず勝つ!もう僕は、独りじゃないから!」

 

 

 

 

 

11:30 ホロプラ

ホロプラはいつも以上に混雑していた。なぜなら、12:00からガンダリウムランカーの響大和のバトルがここで行われるからだ。

 

新「いくら何でも混み過ぎだろ!」

 

あまりの人の多さに新は思わず悪態をつく。

 

怜「やはりこれでは見物など出来やしないな。フードコートでライブ配信を見よう」

 

今回のバトルはガンプラウォーズの公式チャンネルでライブ配信されることとなっている。元々視聴者の要望でガンダリウムランカーのバトルを見てみたいというものはかなりあった。だが、実際にやるとなるとガンダリウムランカーへオファーを出さなければならないし、何よりガンダリウムランカーと対等に戦えるのは、一部を除いてガンダリウムランカー位しかいないという問題があった。なので今回の配信は、ガンプラウォーズ運営側にとっても渡りに船だった。反響次第では、他のガンダリウムランカーのバトルの配信も考えているそうだ。

 

一行はフードコートへ向かうが、そこもひどく混雑している。

 

玲愛「ここもダメみたいですね」

 

怜「いや、大丈夫だ」

 

奏「怜さーん!こっちこっち!」

 

声の方に向かうと、ReGLOSSの5人がいた。

 

青「やぁ、久しぶり」

 

はじめ「おっす!」

 

らでん「どうも~」

 

真理愛「えっと、怜?」

 

怜「どうせ間近では見れないだろうと思ってな、奏に場所取りを頼んでおいたんだ。折角だからReGLOSSの皆さんとも一緒に見ようと思って呼んでもらった」

 

莉々華「ほら、莉々華たち素人だからさ、拓哉さんは別件で来れないから解説を皆に頼もうと思って」

 

蘭「なるほど、そういう事でしたか」

 

各々がドリンクを買ってきて席に着くが、いつの間にか怜はしれっと奏の隣に陣取っている。

 

奏「ねぇ怜さん、金曜日に発表されたデュエルとバスター良くない?」

 

怜「あぁ、特にデュエルの方はバランスが取れていていい機体だと思う」

 

奏「次の機体はこの子にしようかな?」

 

怜「7月だぞ?気が早すぎる。その前にHGGSのアサルトシュラウドで慣らしておいた方がいい。発展機のブルデュエルもいいぞ」

 

この2人、1つのスマホを2人で見ている。傍から見ると今にも頬がくっ付きそうな距離感だ。

 

真理愛(遂に人目も憚らずイチャイチャし出した)

 

玲愛(怜、いつもの間にそんな積極的に)

 

莉々華(莉々華も玲二くんとイチャイチャしたいなぁ)

らでん(らでんも怜にぃとイチャイチャしたい)

 

はじめ(お幸せに)

 

 

 

12:00

たまき「さぁ始まりました!ガンプラウォーズ公式チャンネル主催、『VSガンダリウム』!司会は僕、犬山たまきが務めます!そして」←玲二に泣きついて司会はやらせてもらえた

 

みしろ「立会人兼解説を務めさせていただく、白雪みしろです」

 

たまき「この配信では、ガンダリウムランカーと全国から選ばれた名立たるバトラーが戦うバトル企画となっています。今回の反響次第では、第2回以降も開催されるかもしれないので、コメントやSNSでの発信などもよろしくお願いします。さて、本日のバトルする2人のバトラーとその使用機体をご紹介しましょう!」

 

『ガンダリウム3 響大和』

 

『アルティメットフリーダムガンダム弐式』

フリーダム、ストライクフリーダム、アメイジングストライクフリーダム、パーフェクトストライクフリーダムの4機をベースに組み上げた究極のフリーダムである、『アルティメットフリーダムガンダム』の改修機。ビームライフルの代わりに、新と真理愛から借りたゲルググメナースのレールライフルを2丁装備、改修前に装備していたマイダスメッサー・コンボウェポンポッド・シュベルトゲベール・アグニはオミットしている。

〇「システム『オーディン」」

機体のエネルギーの流れを加速させ、全ステータスを999まで強制的に上昇させる。使用時間は1回の戦闘につき5秒だけ。

 

 

『ダイヤ2 獅子堂マサキ』

 

『ガンダムテルティウム・ギルガメッシュ』

『ガンダムMk-Ⅲ』をカスタムして『ガンダムテルティウム』を作成し、そこからさらにカスタムして完成した機体。両腕と頭は白いままで、それ以外の装甲は金色で塗装している。これによって高いビーム反射率を獲得し、ビーム攻撃には無類の強さを持つ。黒に赤い文様のデストランス・エア、特殊弾薬搭載のデストランチャー・エルキドゥ、バビロン・ファンネルといった独自の武装を持つ

○「天地乖離す原初の剣(エヌマ・エリシュ)

1回の戦闘中に1度だけ使用できる。デストランス・エアによる攻撃力を500%にする。その際相手の特殊装甲(フェイズシフト、ナノラミネート等)は無効化される。

 

 

たまき「いや~どちらもカッコいいですね!この2機は解説のみしろさんから見て、どうですか?」

 

みしろ「そうですね…。大和さんのアルティメットフリーダムはリプレイでも度々見かけましたが、今回の機体は一部の武装をオミットして軽量化を図ったようですね。スキルも最大出力を出せるようになってますが、5秒しか使えないので使いどころを見極める必要があります。テルティウム・ギルガメッシュの方は情報が全く無いので何とも言えないのですが、黄金の装甲は大抵ビームコーティングかビーム反射が出来るので、ドラグーンの天敵ではありますね」

 

たまき「なるほど。では、始める前にインタビューを…あれ?いない?…え?もう筐体に入ってる!?はえーよ!」

 

みしろ「えっと、待ちきれないリスナーの方もいると思いますので、インタビューは後にして始めましょうか」

 

因みにだが、この配信を見ているのはReGLOSSやガンプラ部メンバー以外にも、修行の旅に出ているホロメン、ホロスタメンバー、にじさんじメンバー、のりプロ・ぶいすぽっ!・MO-Vをはじめとした他事務所メンバー、天界学園・魔界学校・地上界の学校のガンプラ部員、他のガンダリウムランカー、GCPD、ガナハ・エレクトロニクス、老若男女ありとあらゆる者たちが注目していた。もちろん小学生も例外ではない。

 

 

優「皆早くー!始まるよ!」

 

風音公園、優の周りに4人の女子小学生が集まってくる。ブラウンの髪の少女は『叢雨風花(むらさめふうか)』、金髪を二つ結びにした『織華(おりはな)エル』、赤髪のポニーテールは『星風麗夜(ほしかぜれいや)』、桃髪に髪飾りをしているのは『鞍院楠那(くすな)』の4人で、皆優の同級生で友達だ。

 

楠那「あら?大和様のインタビューは無いんですの?」

 

優「先に始めるみたい。インタビューは終わってからだって」

 

楠那「残念ですわ」

 

麗夜「アンタ本当物好きね」

 

楠那「だって、あの御方とってもカッコいいんですもの」

 

麗夜「まぁ、分かるけど」

 

風花「麗夜は素直じゃないね」

 

エル「自分も好きなのにねぇ」

 

麗夜「何か言った?」

 

優「ほら、始まるよ!」

 

 

 

ガンプラウォーズ ステージ:月面

大和「響大和、アルティメットフリーダム、行きます!」

 

マサキ「獅子堂マサキ、テルティウム・ギルガメッシュ、出る!」

 

フリーダムがエターナルのカタパルトから飛び出し、テルティウムはアーガマのカタパルトデッキから宇宙に飛ぶ。月面に降り立ち、向かい合う2機。

 

みしろ「それではこれより、響大和と獅子堂マサキによるガンプラバトルを執り行います。僭越ながら、立会人はこの私、白雪みしろが務めさせていただきます。勝利条件は敵機の全滅、つまり先に敵機を撃破した方が勝者となります。両者、向顔(こうがん)!」

 

お互いのモニターに対戦相手の顔が映し出される。

 

大和「勝敗はガンプラの性能のみで決まらず」

 

マサキ「バトラーの技のみで決まらず」

 

大和・マサキ「「ただ、結果のみが真実」」

 

みしろ「決心(フィックス)開放(リリース)!」

 

みしろの掛け声と同時に月面を蹴って宇宙空間へ飛び上がる2機。先に仕掛けたのは大和だ。フリーダムのドラグーンを展開し、四方八方からビームで攻撃する。

 

 

福岡

そら「出たね。大和君得意のドラグーン戦法」

 

ポルカ「これで相手を詰めるのが大和のセオリーだったよな」

 

ところが…

 

ノエル「ねぇ?さっきから全然当たっとらんくない?」

 

フレア「うん。金の所には当たってるけど、白い所には1発も当たらないね」

 

すいせい「これは…まさか」

 

 

蘭「…しまった!そういう事か!」

 

新「蘭姉ちゃん?」

 

らでん「え?何?どゆこと?」

 

ガンプラウォーズにおいて、金の塗装は高いビーム反射率を誇る。だが、闇雲に塗りたくるだけではその恩恵は得られない。全体的に均等になるように塗ったうえで、尚且つ複数の色を組み合わせて初めて効果を発揮する。現にテルティウムの金の装甲に当たったビームは、すべて霧散していた。

 

蘭「だから私たちは、塗装されていない腕と頭を狙って破壊、継戦能力を落とそうって作戦を立てたわよね?」

 

仁斗「はい」

 

蘭「向こうはそれを見越していたのよ」

 

 

北海道

ルイ「なるほど。金の装甲はビームを弾く、だから敢えて塗装しない部分を残してビーム攻撃の狙いをその場所に絞らせる」

 

雪奈「狙ってくる場所が分かってるなら、そこに当たらないように回避すればいいですからね」

 

ラミィ「いやいや!口言うのは簡単だけど、相手はあのガンダリウムだよ!?無理があるって!」

 

ぐら「でも、コイツはやってる。1度も白い所には当たってない」

 

雪奈「うん。このマサキって人、只者じゃない。実さんの言う通り、世界は広いなぁ」

 

 

フリーダムはビームライフルの代わりに装備した2丁のレールライフルと腰のクスィフィアス3レール砲で追撃を行うが、これも回避されてしまう。一旦ドラグーンを戻して距離を取る。

 

大和(マズイ、ドラグーンが1発も当たらない。想像以上に手強いぞ)

 

マサキ「もう終わりか?なら今度は、こっちの番だ!バビロン・ファンネル!」

 

テルティウムの背中のブースターユニットの一部が開き、様々な形の刃が飛び出してくる。その数10基。

 

マサキ「英雄王の前にひれ伏せ!!」

 

テルティウムの周りに展開されたバビロン・ファンネルが、ビームを撃ちながらフリーダムに突撃してくる。フリーダムは月面スレスレに飛行して射線を限定する。そこへテルティウムがサーベルを抜いて切り掛かってくる。腕のビームシールドを広げて防御するが、ファンネルがビームを撃ちつつ、ビームソードを出して向かってくる。

 

 

にじさんじ

ハヤト「あのファンネル、ファングみたいな動きも出来るのか!」

 

築「ビームコーティングしてあるとはいえ、ファンネルが飛び交う中に向かっていくとか、このマサキってやつ相当自信があるんだろうな」

 

リオン「2人の戦闘力は拮抗してるの?」

 

レイン「いや、ドラグーンを当てられてない上に肉薄されてる大和君の方が不利だね」

 

 

大和は何とか押し返すと、ファンネルをマルチロックしてフルバーストを行う。だが、1基たりとも落とすことが出来ない。それならばと、カリドゥスをテルティウムに向けて放つが、今度はファンネルが集合してシールドを作って防御されてしまう。

 

大和「なっ!?」

 

マサキ「その程度の攻撃しか出来んとは憐れだな!本物を見せてやる!」

 

デストランチャー・エルキドゥの砲身を向ける。

 

ドォン! ドォン! ドォン!

 

フリーダムに向かって3発の光弾が向かってくる。怖気を感じて距離を取ろうとするが、ファンネルによる攻撃で進路を塞がれる。直後・・・

 

ドゴオオオオオオオオオオオン!!!!

ドゴオオオオオオオオオオオン!!!!

ドゴオオオオオオオオオオオン!!!!

 

凄まじい爆音と閃光がモニター一杯に広がる。

 

 

お菓子の国

スバル「うわっ!?うるせぇ!!」

 

ルーナ「耳ないなったのら!」

 

ちょこ「何なの今の!?」

 

イヤホンで聞いていた視聴者の耳にもかなりのダメージが入ったようだ。

 

ぼたん「今の、もしかしたら…」

 

 

ガナハ・エレクトロニクス本社

仁菜「社長、今のは」

 

イブ「『GE製炸裂閃光弾』、初期の頃に、うちが発売したウェポンバレットキットの1つだな」

 

ウェポンバレットキット、小型の弾薬やマガジンをライフルのカートリッジを交換したりや砲身に詰めたりすることで、ガンプラウォーズで使用できる弾薬を変更することが出来た。『炸裂閃光弾』は大音量の爆音と眩い閃光を伴う爆発を起こすことで、プレイヤーの目と耳にもダメージを与える傍迷惑な弾だ。『使用できる武器が片手で数えるくらいしかない』『リロードに1分かかる』『どうやっても3発しか装填できない』といったデメリットが多く、今では使用する者はいない。そもそもウェポンバレットキット自体これが収録された第1弾を最後に発売されていない。コメントでもこの弾の正体に気付いているが、『今時こんな物使う奴いるのか』と言われる始末である。

 

イブ「これは、ウェポンバレットキット第2弾をやるべきかな、村崎くん?」

 

仁菜「要望は増えると思います」

 

 

たまき「大和君はどうなった?」

 

そう言った直後、爆煙の中からフリーダムが飛び出す。所々黒く煤けているが、問題なく動けるようだ。安堵したのも束の間、テルティウムが追撃に向かってくる。フリーダムもドラグーンを展開するが、2基が早々にファンネルのビームソードで破壊される。3基1組にしてドラグーンバリアを張りながら後退する。

 

マサキ「ファーストガンダリウムとはその程度か!それでは俺に勝つことなど出来ん!」

 

大和「戦いに絶対なんてない!チャンスはいくらでもある!」

 

マサキ「そうとも!だから、万に1つの奇跡が起こらぬよう徹底的に叩き潰すのが俺の戦い方だ!」

 

テルティウムが2丁のライフルで攻撃してくる。ドラグーンで応戦するが、ファンネルの斬撃で次々と落とされていく。

 

大和「例え奇跡が起こらなくても、僕にはまだ武器がある!」

 

マサキ「何?」

 

大和「友達と、後輩たちと、フリーダムと、そして!愛する人の想いだ!!」

 

バビロン・ファンネル2基をレールライフルで破壊する。飛んできたファンネルがカリドゥスを切り裂くが、そのファンネルもレールライフルで破壊する。

 

COUTION!!残弾0!!

 

大和「弾切れか!」

 

クスィフィアスを向けるが、ファンネルで切断されてしまう。テルティウムの斬撃でレールライフル、ビームシールド発生機も破壊され、壁に追い詰められる。

 

大和「くっ!マズイ!」

 

 

大阪

まつり「追い詰められた!」

 

ロボ子「ヤバイよ!バラエーナは効かないし、ドラグーンもないし」

 

アキ「この距離じゃサーベルが届く前にファンネルにやられちゃう」

 

 

マサキ「終わりだ!フリーダム!スキル『天地乖離す原初の剣(エヌマ・エリシュ)』!」

 

デストランス・エアが回転を始め、黄金色の光が収束していく。テルティウムのスラスターが勢いよく噴射する。デストランス・エアを正面に構えて勢いのままフリーダムに突っ込む。

 

マサキ「うおおおおおおお!!!」

 

大和「っ!」

 

 

新「大和先輩!」

 

玲「新!待て!」

 

静止を聞かずに新は大和の許へ向かう。

 

 

誰もが諦めた。画面から目を背けた。音を消して耳を塞いだ。だが、唯一人、大和を信じて疑わない者がいた。

 

レグ「……」

 

両手を組んでモニターを見つめるレグ。フリーダムに迫るデストランス・エア。

 

レグ「大和おおおおおお!!」

 

その声が大和の耳に届いたかどうかは定かではない。だが、レグが叫んだその瞬間…

 

 

大和の中で何かが弾けた!

 

 

大和「オーディン…!」

 

―SYSTEM “ODIN” ACTIVE―

 

フリーダムの両手がデストランス・エアの切っ先を受けとめる。

 

マサキ「何!?」

 

大和「ハアアアアアア!!」

 

そのまま振るって投げ飛ばす。直後、オーディンが切れる。

 

マサキ「ぐっ!エアを受けとめただと!?」

 

 

たまき「耐えた?耐えたよ、みしろ!」

 

みしろ「スキルのオーディンを使って、ステータスを強制カンストさせたから出来たことですね。でもこれで、お互いにスキルは使えなくなりました」

 

 

レグ「大和!」

 

新「大和先輩!」

 

レグ「がんばれ…がんばれー!」

 

新「大和先輩!頑張ってください!」

 

 

マサキ「えぇい!やってくれる!」

 

大和「マサキさん、今分かりました。貴方もレグを愛しているんですね」

 

マサキ「…」

 

大和「身分の違いがあるから一緒になることは出来ない。僕を引き離そうとしたのは、身分が違うにも拘らず、僕がレグの隣にいることが許せなかったんですよね」

 

マサキ「そうだ。前に言ったことは全て建前に過ぎない。俺は、お嬢様からの愛を受けるお前が羨ましかった。そして、憎かった。俺はいつだってお嬢様の幸せを願っている。だが!俺は自分の心を抑えることが出来なかった!従者失格だと思うか?それでも構わない!俺はお嬢様を愛している!例え叶わぬ恋だとしても、俺は、自分の心に従う!」

 

大和「マサキさん、前にレグが言ってました。『自分のしたい事、やりたい事をする為に新生アイドルになった』って…貴方の行動は従者としては失格なのかもしれない。でも、自分の心を押し殺さず、やりたいと思った事をやるその姿は決して間違ってはいません!僕も貴方と同じ、いや、貴方以上にレグのすべてを愛している!だから、負けない!貴方に勝って、レグの所へ帰る!」

 

フリーダムが両手にサーベルを持つ。その時フリーダムが蒼白いオーラに包まれる。

 

 

ホロライブ事務所

玲二「これは!?アビスガードの時と同じ!」

 

配信を見ていた玲二は、パソコンを操作してガンプラウォーズのシステム画面にアクセスする。

 

玲二「バトラーとガンプラの同調率134%!?アビスガードの時より高い!間違いない、フルシンクロだ!」

 

 

2機が同時に動いた。すれ違いざまにテルティウムの右腕が切断される。

 

マサキ「何!?」

 

 

MO-V

オル「今の一瞬で関節を斬った!?」

 

アン「ぜ、全然見えなかった」

 

ロシェ「これは…美しい!」

 

 

フリーダムは振り向いて接近すると、拳撃を数発叩き込み、蹴り飛ばす。

 

マサキ「バビロン!」

 

月面に落ちたテルティウムは再びバビロン・ファンネルを展開する。ファンネルから放たれたビームが向かってくる。

 

大和「……」

 

ビームが当たる直前、ビームサーベルがビームを弾いた。その後のビームも次々とサーベルで弾いていく。

 

 

東京

ころね「ええええええ!?」

 

ミオ「サーベルでビームを斬り払ってる!?」

 

フブキ「す、凄すぎる!」

 

 

ロンド・ベル

星「あ、安室さん」

 

レイラ「ん?」

 

星「安室さん、これ出来ますか?」

 

レイラ「…即興じゃ無理だね」

 

星「…」

 

 

テルティウムは左腕のエルキドゥを向けるが、フリーダムが投げたサーベルに貫かれて使用不能となる。さらにバラエーナによる一点集中射撃を受けて左脚が破壊される。だが、バラエーナも2射目を撃つ前に破壊されてしまう。テルティウムはエルキドゥを捨ててエアを拾い上げる。

 

マサキ「スキルは使えなくとも!バビロン、コネクト!」

 

残った7基のファンネルの内5基がエアに接続される。

 

フリーダムはサーベルを顔の横で構えると、テルティウムに突撃する。テルティウムもエアを構え、スラスター全開でフリーダムに向かう。残ったファンネルがフリーダムの頭と胸部排熱口を破壊する。

 

大和「ハアアアアア!!」

 

マサキ「ウオオオオオ!!」

 

そして…エアがフリーダムの腹部を、サーベルがテルティウムの胸部を貫いた。無限にも感じられた静寂の後、2機のガンダムは爆発に包まれた。

 

 

レグ「大和おおお!!」

 

新「先輩…」

 

たまき「どうなったんだ?」

 

みしろ「……」

 

爆煙が晴れていく。そこに残っていたのは、四肢、頭、翼を失ってボロボロになったアルティメットフリーダムの胴体だった。

 

みしろ「勝負あり!響大和の勝利!」

 

みしろが宣言した瞬間、建物を揺るがさんばかりの大歓声が響き渡った。

 

 

 

 

 

18:00 のりプロ 大和の部屋

大和「……ん…んん…?」

 

大和が目を覚ますとそこには見知った天井があった。のりプロで借りている自分の部屋だ。

 

大和「夢…?いや、違う。バトルはどうなったんだ?」

 

身体を起こして時計を見ると、時間は18時を少し回ったところだ。バトル開始は12時を少し過ぎた頃だから、実に8時間近く眠っていたことになる。ふと右側を見ると、レグがベッドに突っ伏して寝ている。

 

大和(もしかして、ずっとここにいたのかな?)

 

コンコン

 

マサキ「失礼します。…む」

 

大和「あ…」

 

マサキ「…目を覚ましたか」

 

大和「あ、はい。あの、僕は、どうしてここに?」

 

マサキ「覚えてないのか?俺に勝利して筐体を出たら、突然眠ってしまったんだ。お嬢様が支えなかったら、危なかったぞ?」

 

大和「…あ、そうだ。終わったら急に眠気に襲われて」

 

マサキ「相当根を詰めていたんだろうな。お嬢様も心配しておられたぞ」

 

大和はスヤスヤと眠るレグの髪を優しく触る。

 

マサキ「響大和、お前の力見せてもらった。お前なら、お嬢様を任せられる。どうか、幸せにしてやってくれ」

 

大和「はい!…マサキさん、前に『僕が勝ったら僕の言うとおりにする』って言いましたよね?」

 

マサキ「それがどうした?」

 

大和「マサキさん、これからも、レグを見守ってあげてください」

 

マサキ「何?」

 

大和「僕はこの春から大学生です。講義やゼミでいつもここに来ることは出来ません。だから、僕がレグの傍にいられるようになるまで、彼女を守ってほしいんです」

 

マサキ「だが俺は…」

 

大和「『僕の言うとおり』にしてくれるんですよね?」

 

マサキ「…ふっ、ハハハ!良いだろう。お前の言うとおりにしよう!」

 

しばらくレグの話で盛り上がった。

 

マサキ「さて、そろそろ帰らせてもらう。ゆっくり休めよ」

 

大和「はい。ありがとうございます」

 

マサキが出ていくと、大和はレグを見る。

 

大和「起きてるよね?」

 

レグ「…き、気づいてたの?」

 

大和「マサキさんと話してる時にモゾモゾしてたから、起きたってすぐ分かったよ」

 

レグ「バレてたのかぁ」

 

大和は右手でレグの手を握る。

 

大和「レグ、ずっといてくれたんだよね?ありがとう」

 

レグ「うん、どういたしまして。…ねぇ、大和」

 

大和「ん?」

 

レグ「僕、僕は、大和のこと、好きだよ」

 

大和「…」

 

レグ「大和といるとね、凄く安心するんだ。それだけじゃないよ。一緒じゃない時も大和のこと考えちゃうし、大和が別の女の子といるって考えるとモヤモヤするし、それから」

 

大和「レグ」

 

レグ「?」

 

大和「大丈夫、レグの想いはちゃんと伝わってるよ」

 

レグ「大和?」

 

大和「僕もレグのことが好きだ。その髪も、声も、瞳も、ちょっとだらしないとこも、子供っぽいとこも、僕は全てを愛している!」

 

レグ「大和…大和ぉ!」

 

レグが大和に飛び付く。傍から見ると、レグが大和をベッドに押し倒したように…

 

大和「れ、レグ?!」(もしかして、リミッター外れちゃった…?)

 

レグ「大和♡大和♡」

 

大和「…レグ」

 

大和はレグを優しく抱きしめる。

 

この後朝まで一緒に寝た。※ロマンティクスはしていません。

 

そして、大和が大武市に帰る日がきた。

 

 

 

 

 

3月31日 SIDE響大和

レグと添い寝した翌日、起こしに来たたまきさんにレグ共々怒られた。多分ロマンティクスしてたらもっと怒られてたかもしれない。

 

沢山の人がマサキさんとのバトルを見ていたらしく、SNSには賞賛のコメントが沢山寄せられた。その中にはホロライブ、にじさんじを始めとしたアイドル事務所、他のガンダリウムランカー、ガナハ・エレクトロニクスの社長もいた。そういうのもあってか、DMに決闘の申し込みが来ることはなくなった。それと、『響大和は終わった』って言ってたあのアカウントもいつの間にか無くなっていた。多分批判のコメントが来たのかもしれない。

 

マサキさんは、レグをより近くで見守る為に正式にのりプロの警備員になったそうだ。あの日から吹っ切れたらしく、レグとも昔みたいに楽しくやってるみたい。それに、僕との戦いを見た人からバトルの指導を頼まれたりもして結構充実してるって言ってた。

 

大和「よし、片付け完了」

 

荷物を纏め終わって、お世話になった部屋の片付けを終わらせた僕は、椅子に腰かける。

 

レグ「大和、終わった?」

 

大和「うん。行こうか」

 

フェリーの時間までまだあるので、レグと最後のガンプラウォーズをすることとなっていた。

 

レグ「本当に帰っちゃうんだね…」

 

大和「うん。僕には、帰る家がある。待ってる家族がいる。レグにとってののリプロとたまきさん達だよ」

 

レグ「そっか、寂しくなるなぁ」

 

大和「大学が落ち着いたら、一人暮らしできる所を探すつもりだから、それまで待ってて。休みの日にも遊びに来るからさ」

 

レグ「うん!」

 

 

 

ガンプラウォーズ モード:レイドバトル

3機のデストロイガンダム相手に戦場を駆けるのは、僕のストライクフリーダムとレグのフォースインパルスSpecⅡだ。

 

レグ「大和!」

 

レグのインパルスがエネルギー切れでフェイズシフトダウンを起こす。

 

大和「レグ!」

 

ストフリをインパルスに接近させ

 

大和「デュートリオンビーム、照射!」

 

ストフリからのエネルギー供給でインパルスはVPSを取り戻す。僕とレグの連携で最後のデストロイを破壊し、ゲームは終了となった。

 

 

 

船着き場

大和「時間だ。もう行かないと」

 

そうは言ったが、レグが袖を掴んでいるので中々歩き出せない。

 

レグ「…行っちゃやだ」

 

俯きがちにちょっと涙声のレグ。控えめに言って、むちゃくちゃ可愛い…ってそれはおいといて、僕はレグを抱き寄せる。

 

大和「レグ、大丈夫。また会えるから。必ず会いに来るから」

 

レグ「…」

 

大和「絶対会いに来るって約束する。だから、信じて」

 

レグ「…うん、信じる…約束だよ」

 

僕とレグは少しだけ見つめ合い、口づけを交わした。

 

 

 

オマケ

玲二「これは…」

 

玲二の前には胴体だけになったアルティメットフリーダムとその残骸が置かれていた。

 

みしろ「これは…どういうことなのでしょう?Яと戦ったわけでもないのに…」

 

玲二「みしろ、大丈夫だ。これはЯのせいじゃない」

 

玲二(大和が発現したフルシンクロの数値は、最終的に158%まで上昇していた。それだけ高い同調率なら、その影響がバトラーだけでなくガンプラの方に出てもおかしくない)

 

みしろ「ご主人様?」

 

玲二「みしろ、もしかしたら、これはЯを倒すための道標になるかもしれないぞ」

 

しばらく後、創星大学に入った大和とGCPDのアルベルトの協力を得て、このフルシンクロについて調べることとなるのだが、それはまた別のお話。

 




一次予選をクリアしたホロライブゲーマーズの4人は、レイラに誘われて「ロンド・ベル」へやってきた。彼から譲り受けた新たな力を試していた時、Яが襲撃してくる。慣れた手つきで処理していくゲーマーズと支援するレイラだったが、突如、フブキのフォクシードが4人に牙を剥く。そして、レイラにもЯの魔の手が…。

次回、Falling FOX


本当は大和が勝った時の皆の反応とか入れたかったけど、止めときました。近いうちにオムニバスで出そうと思います。
とりあえず、登場した新規リ・イマジキャラだけ纏めときます。
・叢雨風花→風花・アジャーのリ・イマジ、劾の娘
・織華エル→エル(SEED12話でキラに花をあげてた少女)のリ・イマジ
・星風麗夜→フレイ・アルスターのリ・イマジ、星川サラの従妹(独自設定)
・鞍院楠那→ラクス・クラインのリ・イマジ、鞍院長官の娘
・ロシェ・内藤→ロッシェ・ナトゥーノのリ・イマジ、MO-Vの1期生
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