【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ 作:波音四季
東京
フブキ「いや~久々にこの4人で集まったね~」
ミオ「ホロライトを出てからは、それどこじゃなかったからねぇ」
おかゆ「ホントだよ。クラッシャーが逮捕されたり、IS学園に呼ばれたり、GCPDがやってきたり、色々あったなぁ」
ころね「おかゆ、今年が始まってまだ4ヶ月だよ?振り返りは気が早いって」
ホロライブゲーマーズの4人だ。神羅の力で少し外見を変えて本人だと分からないようになっている。
フブキ「着いた。ここだよ」
ミオ「『デザート・タイガー』…『砂漠の虎』か」
おかゆ「なんだ、デザートってそっちか」
中に入ると数名の客がいるだけでそこまで混んでない。
マスター「いらっしゃい」
フブキ「あの、レイラくんの連れなんですけど」
マスター「彼なら奥の席です」
『アンドリュー・バルトフェルド』のリ・イマジと思われるマスターの返答に礼を言って。外からの死角となる奥の席に向かう。目当ての人物は、新聞を読みながらコーヒーを啜っている。彼が大人の男性なら絵になる光景だが、見た目が小学生故に背伸びしているようにしか見えない。
レイラ「お久しぶりです。皆さん」
フブキ「久しぶり!新さんの件以来だね」
座席に座り、各々注文を済ませると、レイラが切り出す。
レイラ「玲二さんから話は聞きましたが、Яでしたっけ?何やら大変なことになってるみたいですね?」
おかゆ「うん。僕は2回、フブキちゃんも1回戦ったけど、厄介な敵だよ、アレは」
ころね「こおね達は映像でしか見てないけど、いつか戦うことになるのかな?」
レイラ「連中が神羅の力を狙っているなら、間違いなく来るでしょう。僕の前世でもコンピューターウイルスの類はいましたが、それより質が悪い」
ミオ「折角皆が楽しんでバトルしてるっていうのに…」
レイラ「まぁ、こうなった以上、降りかかる火の粉は払わねばなりません。そこで、これを持ってきました」
レイラがガンプラ用のアタッシュケースを開ける。中にはコアガンダムのカスタム機に、コアガンダムのアーマーが3体入っていた。
フブキ「これは…白夜?」
レイラ「はい。アナザー世界のフブキさんの白夜、そして、ドグレイト、ウォルフェイト、キャトライアンフアーマーです」
『白夜ガンダム』
ガンダム ビルドライバーズAnother第十六話『クリエイト、フォクシードガンダム』に登場した同名機と同じ機体なので、詳細はこちらを参照。
『ドグレイトアーマー』
『サタニクスアーマー』をベースとしたアーマー。白夜ガンダムとドッキングすることで『ドグレイトガンダム ドギー』となる。
『ウォルフェイトアーマー』
『ヴィートルーアーマー』をベースとしたアーマー。白夜ガンダムとドッキングすることで『ウォルフェイトガンダム ハウリング』となる。
『キャトライアンフアーマー』
本来は『ナイトメアルス』の『ナイトメアアーマー』を改造したものだが、こちらでは『アンナイトメアアルス』の『ユートピアアーマー』をベースとしている。白夜ガンダムとドッキングすることで『キャトライアンフガンダム ヤミィ』となる。
おかゆ「これは、白夜とアーマー?」
レイラ「白夜Ⅱを設計する際に仮組みした白夜を完成させました。量産型の白夜も組んでるんですが、上手くいかなくて…。クリアパーツのバイザーをスクラッチしてるので、手間が掛かっちゃって」
ミオ「それ量産型って言えるか?」
レイラ「だから量産試作モデルとして組んでるんです」
ミオ「もっとやりようがあると思うよ?ジム顔にするとか」
レイラ「やっぱりその方面か…」
おかゆ「それにしても随分白夜に拘るね?」
レイラ「小説で活躍して好きな機体というのもありますが、コイツには秘められた力を感じてるんです」
おかゆ(神羅族のフブキちゃんが使ってた機体でもあるし、再現機でも何か持ってるのかもしれないな)
レイラ「どうですフブキさん、このアーマー使ってみません?」
フブキ「うん!フォクシードだけじゃ寂しいなぁって思ってたんだ」
レイラ「では、ロンド・ベルへいきましょう」
ロンド・ベルへ向かう道中
レイラ「そういえば、SNS見ました?レグルシュさんと大和さんの事」
ころね「見た見た!いや~あれはビックリだったねぇ~」
おかゆ「ここ1ヶ月頻繁に来てるって話は聞いてたけど、まさかあの2人がくっ付くとは」
レイラ「SNSでトレンドに上がってたので驚きましたよ。『VSガンダリウム』の辺りから噂は立ってたらしいですね。多少やいのやいの言う連中はいましたけど、概ね受け入れられてましたね」
ミオ「ウチ達とレイさんの時も荒れてた人はいたから、仕方ないっちゃ仕方ないけどね」
ロンド・ベル
レイラ「ここです。フブキさんは前に来ましたよね?」
フブキ「うん。でもあの時はレイラくんを探すのが目的だったから、しっかり見てないんだ」
レイラ「そうでしたか。では改めて、ようこそ『ロンド・ベル』へ」
『ロンド・ベル』はプラモデルの専門店というだけあってかなり大きな店だ。ガンプラを始めとした各種プラモデルを取り扱っており、新品だけでなく中古の物も取り扱っている。作成ブースは1人用と複数人用に分けられており、ガンプラウォーズコーナーも前回来た時より拡張されている。
中年の男性客「おはよう、安室さん!」
レイラ「おはようございます」
若い男性客「安室さん!一次予選突破出来ました!」
レイラ「それは良かった。二次予選も頑張ってください」
若い男性客「必ず貴方から1本取って見せますよ!」
女性客「大尉、このカスタム見てほしいんですけど」
レイラ「どれどれ?う~ん、悪くないけど、この部分がちょっと…」
女性客「やっぱりですか。修正してもらえますか?」
レイラ「先客がいるので、星さんか恵良さんに見てもらってください」
女性客「分かりました。ありがとうございます」
ころね「ねぇ、大尉って?」
レイラ「『逆シャア』のアムロ・レイの階級が大尉だったので、たまに僕もそれで呼ばれるんです。大人が小学生に敬語を使うなんて、傍から見ると可笑しな光景ですよね」
ミオ「そんなことないよ。レイラくんの努力の賜物だよ」
フブキ「前もそうだったけど、ホントに人が多いね。ガンプラウォーズは使えるの?」
レイラ「ご心配なく」
ガンプラウォーズコーナーに赴くと、初老の男性と20代後半くらいの女性が談笑していた。上原星と恵良・スーだ。
星「おはようございます、安室さん!」
恵良「おはよう、大尉。予約取ってあるよ」
レイラ「ありがとうございます。紹介します。ホロライトシティで会った、友人です」
ミオ「どうも」
星「やぁこれはどうも!大体の話は安室さんから聞いてますよ」
ころね「なんて説明したの?」
レイラ「とっても仲間想い方々とだけ」
ガンプラウォーズ モード:レイドバトル ステージ:オルドリン自治区
現在彼らがプレイしているのは、以前新や大和とレグがプレイしていたのと同じ、ブルーコスモスの量産機と5機のデストロイガンダムを撃破するモードだ。
使用機体は以下の通り
フブキ:フォクシードガンダム ファンファーレ
『対談 6人目のガンダリウム』でレイラが渡した設計図の機体をフブキが完成させた。詳細は同話を参照。
ミオ:グスタフ・カール フェンリルカスタム
「グスタフ・カール00型」をベースに少し改造した機体。詳細は『あにまーれからのお誘い』を参照。
おかゆ:アンナイトメアアルス ユートピア
詳細は『PHASE03 再会と葛藤』を参照
ころね:ガンダムドッグスター
「HGガンダムマックスター」のカスタム機。詳細は『あにまーれからのお誘い』を参照。
レイラ:パーフェクトνガンダム
「RGνガンダム」をベースにカスタムしたレイラの機体。機体色は初代ガンダムと同じトリコロール。スペックはレイラが組んできたガンプラの中でも抜きんでて高いが、それを十分に発揮できているとは言えない。
おかゆ「それがレイラくんの前世の機体なんだね」
レイラ「えぇ。パーフェクトνガンダム。といっても、こいつも再現機に過ぎません。僕がこの身体だからというのもありますが、本来のスペックを十全に出せていません」
ミオ「どういう事?」
レイラ「前世のパーフェクトνは、世界に1つしかない特別なνガンダムのキットがベースだったんです。そのキットは元々僕のじーちゃんが所持してたんですが、ある人にバトルで負けて壊されてしまったんです」
ころね「うっわ、酷い事する奴はどこにでもいるなぁ」
レイラ「それを僕と友人たちで改修したのが、パーフェクトνのファーストロットで、そこからさらに進化させて、最終的にこの姿になったんです。因みに、νを壊した人は改心して世界を救うために一役買ってくれましたよ」
フブキ「へぇ~、ホントに色んな冒険したんだね」
そう言ってる間に陸と空から大量の105ダガーとウィンダムが進軍してくる。
レイラ「ファンネル!」
パーフェクトνのファンネルが上空の敵を落としていく。
おかゆ「そこ!」
ころね・ミオ「「おりゃああああ!!」」
アルスも量子化を使いながらノーダメージで敵を落としていく。地上ではドッグスターとフェンリルが105ダガー相手に一方的に攻撃している。
フブキ「それじゃあ、試してみようかな」
フブキはモニターからアーマーの1つを選択する。
フブキ「バディチェンジ!フォクスtoキャット!」
―CHANGE.Foxeed to Catriumph―
フォクシードの白いアーマーが解除され、出現した薄紫色のアーマーが接続されていく。
おかゆ「あれは…」
レイラ「来た!」
フブキ「『キャトライアンフガンダム ヤミィ』!」
『キャトライアンフガンダム ヤミィ』
基本スペックはフォクシードと殆ど変わらないが、アンナイトメア同様の量子化能力を標準搭載している。腕部ビームカノン砲、猫の尻尾を模したテールブレードを装備している。名前の由来は『猫(Cat)』と勝利を意味する『
新たな姿の白夜Ⅱに向かって敵機のミサイルが迫る。
ミオ「フブキ!」
フブキ「大丈夫!」
ミサイルが命中する直前、キャトライアンフは量子化して射線から逃がれる。ウィンダムの死角に再出現すると、ライフルで次々と破壊していく。
レイラ「流石です!使い方をよく分かっている!」
フブキ「何て言うんだろう?心が覚えてるって言うのかな?変な話だけど」
レイラ「変じゃないです。白夜があなたに応えてるんですよ。さぁ、他のアーマーも試してみてください」
フブキ「うん!」
オルドリン市街地
燃え盛る炎の中に、ゴポゴポと気泡を立てる黒い泥溜まりがあった。その中からズズズズッとガンプラが浮き上がってくる。エアリアルの様だが、全身に赤い血管のような模様が浮き出ており、ツインアイの片方はギョロッとした生物的な単眼になっており、胸部のシェルユニット明滅を繰り返している。
[ギギッ、ミツケタ、シンラノチカラ]
泥溜まりが広がり、4機のブラックナイトスコードルドラが現れる。どれも色分けはされておらず、ヘルムの隙間からはエアリアルと同じ単眼が覗いている。
[ヤレッ]
1機のルドラが進み出る。ルドラに宿るЯは精神の触手を伸ばし、ターゲットの精神を探る。やがて精神の糸を見つけると、素早く自身の精神とリンクさせる。
[ヤミニオチロ、シラカミフブキ]
―ドクン!―
フブキ「っ!?」
突如、フブキの心臓が跳ね上がる。鼓動が早くなり、息が苦しくなったかと思うと、スッと楽になり心地よい感覚で満たされる。だが、徐々に心の奥底に眠っていたドス黒い感情が溢れ出てくる。
レイラ『フブキさん?』
ミオ『フブキ?どうした?』
仲間の声が聞こえるが反応する気が起きない。聞き覚えのある声がフブキの頭の中に響く。
『彼からすればそれは只の重圧でしかない』
重圧……
『皆も今から敵同士って事』
敵……
『もう玲二君とも離れ離れになっちゃうね』
離れ離れ……
『どれだけ迷惑を掛けてきましたか分かりますか?』
迷惑……
『とっとと消えろ!!』
消えろ……
『玲二と一緒にいるんだから!!』
一緒に……
『出ていけ!!』
っ……!
『もうお前なんかこの家にいる資格ない!』
ハァ…ッ!ハァ…ッ!ハァ…ッ!
『とっとと出ていけ!!』
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!
キャトライアンフが両腕のカノン砲を滅茶苦茶に撃ちまくる。
レイラ「何!?」
レイラはキャトライアンフの攻撃をシールドで防御しながらファンネルを飛ばして、地上のミオところねの周囲にバリアを展開する。
おかゆ「フブキちゃん!?」
ころね「ちょっとぉ!?何やってんの!?」
パーフェクトνがサーベルを引き抜いてキャトライアンフに迫る。キャトライアンフはテールブレードで受け止める。
レイラ「フブキさん!何があったんですか!?」
フブキ『レイくんはァ!!渡さないいいいいい!!!』
レイラ「これは、譫妄状態?何故急に?」
[ギギギギッ]
同士討ちを始めた2機を見て会心の笑い声をあげるルドラ。呼応するように他のルドラも小刻みに肩を揺らす。フブキの心の奥底にある『佐々木玲二と離れ離れになるかもしれない』という恐怖、『仲間が敵として立ちはだかる』という悲しみを無理やり引きずり出し、トドメに『玲二自身に拒絶』させることで、簡単にこちらの手に落ちた。いくら幻覚を振り払う強い心を持っていようと、先に弱らせてしまえばこちらのものだ。今や白上フブキは周りのすべてを『自分から玲二を奪う憎き敵』としか見ていない。
[ユケッ!]
黒いエアリアルの指示で4機のブラックナイトシーカールドラЯはオルドリン市の上空に飛び立った。各々が重斬刀を取り出し、背を向けるパーフェクトνに向けて振り下ろした。
Яの洗脳攻撃で敵対してしまったフブキと白夜ガンダム。レイラは4機のルドラЯに抑えられて援護できない。唯一の希望は、おかゆ・ミオ・ころねとフブキの絆。3人の想いがフブキを救う光となる。そして、レイラの願いが届く時、新たなνガンダムが降臨する。
次回、Яを討て!神羅心願!!