【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ   作:波音四季

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ガンダムバーンレプオスが発表されました。アスクレプオスより好きな機体なので、嬉しいです。問題はいつもの争奪戦に勝てるのかということ…。

すいちゃんがデレステとコラボしてるとのことで、数年ぶりにやってみましたが、楽しいですねぇ。おかげで執筆時間とガンプラ時間がさらに削れちゃった。


PHASE24 Яを討て!神羅心願!!

「なんだなんだ?」

 

「急にモニターにノイズが」

 

「店員さーん!」

 

ロンド・ベルの客はモニターでレイラ達の戦いを見ていたが、突然モニターにノイズが掛かって見えなくなってしまった。皆が復旧を待つ中、恵良は店の外へ出た。

 

恵良「もしもし?室長?以前言ってた、モニターにノイズが掛かる現象が発生しました。…了解、待機します」

 

GCPDに所属する恵良は阿部室長から、意識不明事件の兆候がこのノイズだという事を聞いていた。勿論、Яのことは伏せているが。

 

恵良「…大尉!」

 

恵良は幼き友人の身を案じながら店内に戻った。

 

 

 

ガンプラウォーズ ステージ:オルドリン自治区

突然錯乱してしまったフブキのキャトライアンフガンダムと切り結んでいたレイラは、背後に殺気を感じてサーベルを後ろに振るう。振り下ろされた重斬刀がパーフェクトνガンダムを斬り裂く前に受け止めることが出来た。

 

レイラ「ブラックナイツ!?」

 

だが、切り掛かってきたブラックナイツは全身真っ黒で血管のような模様が浮き出ており、ヘルムの奥にギョロッとした単眼が見える。

 

レイラ「なるほど、こいつらがЯって奴か!」

 

その瞬間ステージが変貌した。燃え盛る炎は黒く変色し、建物はドロドロとした塊に変わっている。

 

レイラ「フブキさんは?」

 

レイラはブラックナイトシーカールドラЯを押し返すと、フブキのキャトライアンフを探す。いつの間にか他の3人の方に向かっている。「マズイ」と思い向かおうとするが、その進路を別のルドラЯに遮られる。

 

レイラ「邪魔だ!そこを退けえええ!!」

 

 

ブラックナイトシーカールドラ“Я”

破滅へと導く、その為に生を受けた……逆らうモノは潰す……平伏すモノも潰す……全てのモノに平等なる死を……!

 

 

レイラがルドラЯに足止めを喰らっていた頃、キャトライアンフはテールブレードでミオのフェンリルに切り掛かった。

 

ミオ「ふ、フブキ!?何やってんの!こっちは味方だって!」

 

辛うじてシールドで受け止めると、ボイチャに向かって怒鳴る。

 

フブキ『レイくんは私のものだ!!お前らなんかにィィィ!!』

 

ミオ「フブキ?どうしたの?」

 

明らかに言葉が通じてないフブキに戸惑いを隠せないミオ。そこへレイラから通信が入る。

 

レイラ『皆さん!フブキさんは譫妄状態にあります!恐らくЯの仕業です!』

 

ミオ「なんだって!?」

 

レイラ『貴方たち3人の力でフブキさんを救ってください!こっちはちょっと手いっぱいなので!』

 

おかゆ『僕が援護に』

 

レイラ『ダメです!おかゆさん、貴方にはやるべきことがある!』

 

おかゆ『でも!』

 

レイラ『フブキさんを救えるのは、強い絆で繋がれた貴方たちだけです!それに、この程度の連中、僕1人で十分です』

 

おかゆ『…分かった。でも気を付けて、Яは何度でも再生するし、攻撃を受けたら現実のガンプラも壊されちゃうから』

 

レイラ『つまり、当たらなければどうという事はないわけですね。楽勝です』

 

Яをレイラ1人に任せることに不安を感じていた3人は、レイラの頼もしい言葉でいくらは気が楽になった。気にならないわけではないが、今は目の前のフブキに集中しよう。

 

フブキ「レイくんは!私が守る!!」

 

キャトライアンフは上空へ飛び上がる。

 

フブキ「バディチェンジ!キャットtoドッグ!」

 

おかゆ「させない!スキル『コア・ハック』!」

 

スキル『コア・ハック』

コアガンダム系ガンプラがアーマーを装着する際に使用可能。そのアーマーを奪い、自機に装着する。連続使用は出来ず、1分間のクールタイムが必要。

 

アンナイトメアアルスのスキルで、白夜Ⅱの周りに展開されていたドグレイトアーマーは、アルスの周りに移動する。

 

フブキ「なっ!?」

 

おかゆ「ジャックチェンジ!ハッキング、ゴー!」

 

アルスのユートピアアーマーがパージされ、ドグレイトアーマーが装着されていく。

 

おかゆ「『ドグレイトアルス』!」

 

両肩に2基のブレイカードリル、腕部アーマーにはパイルバンカーを装備した『ドグレイトアルス』へと姿を変える。かつてアナザー世界でフブキの白夜とおかゆのディストピアアルスとの決戦の際、白夜のドグレイトアーマーをディストピアアルスが強奪したことがある。おかゆはその時と全く同じ事をしたのだ。とはいえ、その時とは立場が逆転しているが

 

フブキ「そうやって私からレイくんも奪っていくんですか!!」

 

おかゆ「フブキちゃん?」

 

フブキ「渡さない!渡さない渡さない渡さない!!レイくんは私の愛する人なんだ!私の知らない誰かに奪わせたりなんかしない!他の女なんかに奪われてたまるかああああ!!」

 

白夜Ⅱがフォクシードアーマーを装着し、フォクシードガンダム ファンファーレへと戻る。

 

おかゆ「これは…僕だ」

 

今のフブキはアナザー世界のおかゆそのものであった。玲二を手に入れるためにすべてを敵に回して、自分の事しか考えない。Яがどんな手を使ったのか知らないが、フブキはあの世界のおかゆと同じ状態になっている。

 

おかゆ「フブキちゃんは、こんな僕と戦っていたんだ」

 

どんなに暴言を吐かれても、仲間を貶されても、諦めることも見捨てることもせず、自分に向き合い続けてくれた友達。レイラの言う通りだ。これは自分にしかできない。自分がやらなきゃいけない。

 

おかゆ「フブキちゃん、僕は君に救われた。だから今度は、僕がフブキちゃんを救う!!」

 

フォクシードがサーベルを引き抜いて向かってくる。

 

ころね「おらよー!」

 

そこへドッグスターのパンチがフォクシードの顔面にヒットし、泥塊と化した建物に叩きつけた。

 

ころね「水臭いよ、おかゆ!」

 

おかゆ「ころさん?」

 

ミオ「フブキを助けたい気持ちは、ウチ達も同じだよ!」

 

飛び立とうとするフォクシードの動きを電磁ワイヤーで封じるフェンリル。フォクシードは狐耳状のバルカンでフェンリルの腕部の電磁ワイヤー射出口を破壊して逃れる。

 

ミオ「やるよ、2人とも」

 

ころね「フブちゃんを正気に戻すんだね」

 

おかゆ「うん!必ず、助ける!」

 

各々が武器を構え、キャトライアンフに向き直る。

 

 

 

一方、レイラはルドラЯの攻撃に苦戦…

 

レイラ(やっぱり大したことないな、コイツら)

 

別にしていなかった。

 

レイラ(1機1機の攻撃力は高いが、殺意が剝き出しでどこから来るか容易に分かるし、太刀筋や射線が分かりやすいから最小限の操作で避けられる)

 

2機のルドラЯが重斬刀を振り上げながら前後から挟撃を試みるが、パーフェクトνは前方の斬撃を避けると、左ストレートを顔面に叩きこみ、後方の攻撃はシールドで防いでライフルの零距離攻撃でコックピットを撃ち抜く。

 

[ギギッ、ムダムダ]

 

案の定、撃ち抜かれた部分はすぐに再生してしまう。

 

[タダノニンゲンガ、カテルワケナイ]

 

[アソボウ、コワソウ]

 

レイラ「たかが再生能力があるってだけで、どうしてそこまで自信満々なんだ?再生なんざ、掃いて捨てる程見てきてるんだよ」

 

レイラの前世において、彼の世界チャンピオン入りを阻む者は数多くいた。大半が真っ当なガンプラバトルを仕掛けてきたが、卑怯な手を使った者も少なくない。その中最もスタンダードな手段が再生チートと無敵チートだった。故に、レイラは常にそれらへの対抗手段を常備していた。それはこの世界でも変わりない。

 

レイラ(とはいえ、向こうはまだ片付いてないみたいだし、ちょっと遊んでやるか)

 

Яの言葉を借りるわけではないが、転生者といえ只の人間でしかないレイラにЯを撃破する方法はない。ゲーマーズ4人のケリがつくまで、このコンピューターウイルス擬きと戦うことにした。

 

 

 

フブキ「レイくんを奪う奴!消えろおおお!!」

 

ドグレイトアルスに向けてビームガトリングを乱射するフォクシード。それを量子化で回避すると、フォクシードの背後に出現して羽交い絞めにする。

 

フブキ「放せ!!」

 

おかゆ「フブキちゃん、覚えてる?ホロライブマンションが建った頃を」

 

フォクシードは逃れようともがくが、ドグレイトアルスは放さない。

 

おかゆ「マンションが出来る少し前に、僕たち皆で話し合ったよね?『皆で一緒に暮らしてレイくんの事を支えよう』って」

 

フォクシードはサーベルを逆手に持ってドグレイトアルスを貫こうとするが、ドッグスターがその腕を抑える。

 

ころね「こおね達皆、玲二のことを愛してる。でも、だからって皆とその事で取り合うとか喧嘩とかもしたくない。だから玲二を一緒に支えるって決めたよね?」

 

フォクシードは抑えられていない方の腕を振り上げ、拳を振り下ろそうとするが、今度はフェンリルが抑え込む。

 

ミオ「レイさんと一緒にいたい、レイさんを幸せにしたいっていう気持ちはみんな同じなんだって、そう気付かせてくれたのはフブキなんだよ?覚えてる?」

 

フブキ「うるさいウルサイウルサイッ!!レイくんは私の、私だけの大切な人だったんだ!それなのに、私の後に現れたくせにレイくんに優しくされたってだけで、平然とレイくんの隣に居座っている!重圧だ迷惑だ一緒にいたいだなんて勝手な事ばっかり言って私とレイくんを引き離そうとする!そんな事をされて、なんで我慢しなくちゃいけない!?」

 

おかゆ「フブキちゃん…?」

 

おかゆはフブキの発言に違和感を感じた。

 

おかゆ(『重圧』『迷惑』『引き離す』…まさか、別世界の記憶が混濁している?Яは、フブキちゃんの心に残っていた別世界の記憶を引き摺りだしたのか?)

 

フブキ「だからレイくんを奪う女は全員私が倒す!もう誰にも奪わせない!レイくんを手に入れて、ずっと離れられないようにするんだ!!」

 

フォクシードの5基のGNドライブが稼働し、スターゲイザーから移植したスリットが光り輝く。フォクシード最大の武器『ΩTRANS-AM』だ。

 

ミオ「マズイ!こんな距離でトランザムなんか使われたら!」

 

3機纏めて吹っ飛ばされるだろう。そうなれば、2度とフブキを救うことは出来なくなる。

 

ころね「おがゆ!どうすればいい?!」

 

おかゆ「……ねぇフブキちゃん、フブキちゃんってレイくんの何処が好きなの?」

 

フブキ「?」

 

 

『……ねぇおかゆ、おかゆってレイくんの何処が好きなの?』

 

 

ミオ「おかゆ!?こんな時に何言って」

 

おかゆ「僕はね、レイくんの優しい処が好き。笑ってる顔も、いつも気にかけてくれる処も、たまに見せる子供っぽい処も、そしてどんな時でも皆を見捨てたりしない処が好き。それはフブキちゃんも、皆も同じだと思う」

 

フブキ「あ…」

 

 

『白上はレイくんの優しい処が好き。笑ってる顔も、いつも気にかけてくれる処も、たまに見せる子供っぽい処も、そしてどんな時でも皆を見捨てたりしない処が好き。そしてそれはおかゆも、皆も同じだと思う』

 

 

おかゆ「フブキちゃんはレイくんの事を束縛したいの?まるで人形のように扱われて、意思や気持ちを押さえつけられて……フブキちゃんが求めていたのは、そんな辛い思いをするレイくんなの?」

 

フブキ「ち、ちが…私が欲しかったのは…私を、見捨てないでいてくれる…」

 

 

『おかゆはレイくんの事を本当に束縛したいの?まるで人形のように扱われて、意思や気持ちを押さえつけられて……おかゆが求めていたのは、そんな辛い思いをするレイくんなの?』

 

 

おかゆ「フブキちゃんは、レイくんがそんな簡単にフブキちゃんを見捨てるような薄情者だと思ってるの?」

 

フブキ「っ!」

 

 

『おかゆはレイくんがそんな簡単に自分達を見捨てるような薄情者だと思ってるの?』

 

 

フブキ「わ、私は…」

 

おかゆのこの行動は賭けだった。Яによって別世界の記憶を引き摺りだされたのなら、別世界の記憶を使って正気に戻すことが出来るのではないかと考えたのだ。勿論、ただ言葉を紡ぐだけでは聞いてもらえないかもしれない。だからおかゆは、言葉を紡ぐと同時に神羅の力を使い、アルスとフォクシードを通じて自身の想いを伝え続けた。別世界の記憶を持つ2人と別世界で戦った2機だからこそ出来たことだ。

 

フブキ「私は、レイくんと一緒にいたかった…でも、皆の事も、大好きだから、我慢しなきゃって…」

 

おかゆ「ごめんね、フブキちゃん。僕があんな事しなければ、フブキちゃんもこんな風ににはならなかった…。ごめんね…ごめんね…」

 

フブキ「お、かゆ…う、うううううう!」

 

フォクシードから光が消える。3機が離れると、フォクシードは地に膝をつく。

 

ミオ「フブキ?大丈夫?」

 

フブキ「ミオ、ごめんなさい。ころねもごめんなさい。おかゆも」

 

おかゆ「謝らなくていいよ。僕はフブキちゃんに救われた。だから今度は僕が救う番だったんだ。これでおあいこだよ」

 

フブキ「うん…うん!」

 

 

 

[ギギッ!?センノウガトケタ!?]

 

レイラ「よそ見してんじゃ、ない!」

 

ビームサーベルの一閃がルドラЯの胴を薙いだ。真っ二つになったが、切り口から飛び出した黒い泥が繋がり合い、元の姿に戻ってしまった。

 

[ムダダトイッテイル]

 

[ナンドヤッテモオナジコト]

 

レイラ「…15回」

 

[?]

 

レイラ「僕が君ら1機あたりに与えた致命傷の回数だ。全員合わせて60回は落とされてる計算だね」

 

[ナニガイイタイ?]

 

レイラ「分からない?つまり君らは再生能力が無ければ、只の雑魚ってことさ。リバースだか、リバーシだか知らないけど、少なくとも僕の脅威じゃないね。それに見ろ、僕は君らを壊し続けたけど、僕は無傷だぞ?」

 

実際Яはレイラの敵ではなかった。これなら、みしろや社築といったガンダリウムランカーの方が手応えがあった。最初はレイラも動きを見るために真面目にやっていたが、後半になると、トレーニング用の的としか見なくなった。

 

[ナンダコイツ?]

 

[ニンゲンノクセニ、ヘンナヤツ]

 

[ナニヲイッテモムダダ、ワレワレハコワセナイ]

 

[ナンドデモサイセイスル、ソシテオマエヲコワス]

 

レイラ「じゃあやってみろよ。そろそろ、飽きてきたところだ。終わりにしよう」

 

[ギギッ!!]

 

1機のルドラЯがライフルを撃ちながら突っ込んでくる。パーフェクトνは宙返りで回避すると、ルドラЯと背中にマウントされていたバズーカの射線が一瞬だけ合う。その瞬間、バズーカから砲弾が発射される。予期せぬ攻撃に正面からまともに喰らってしまう。

 

[ムダムダ、ナニヲヤッタッテ・・・!?]

 

どういうわけか、攻撃を受けたルドラЯは飛行できずに落ちていく。地上に落ちたルドラЯはネバネバしたもので覆われて身動きが取れなくなっている。

 

[ナンダコレ、ミウゴキガトレナイ]

 

レイラ「破壊できないなら、態々戦ってやる必要なんかないよね?」

 

『GE製トリモチ弾』、これこそレイラが前世から使っている再生チートへの最適解だ。元はガナハ・エレクトロニクスが発売したウェポンバレットキットの1つで、CPUにしか使えないが、当たれば動きを完全に封じることが出来る。とはいえ、使う場面は限られるので、あまり多用されていないが。レイラが使用する弾頭は、細かいデティールを施すことで、粘着力をさらに上げている。

 

レイラ「君らにはこれが有効だろ?さぁ、次、いってみようか!」

 

 

 

少し離れたところで状況を見ていた、ガンダムエアリアルのようなЯが手をかざす。

 

[ギギギギッ、ナイトメアアルス、ディストピアアルス]

 

 

 

おかゆ「っ!皆、来るよ!」

 

おかゆの視線の先には気泡を立てる泥溜まりがある。そこから2機のガンプラが姿を現す。

 

ミオ「こいつらは」

 

おかゆ「『ナイトメアアルス』に『ディストピアアルス』」

 

 

『ナイトメアアルス』『ディストピアアルス』

どちらもアナザールートのおかゆが作ったガンプラ。アルスをベースとして作製され、前者は『ナイトメアアーマー』、後者は『ディストピアアーマー』を装着している。コアガンダムのアーマーを奪う『コア・ハック』と瞬間移動が出来る能力『ワープダイヴ』を有している。

 

ナイトメアルス“Я”

永遠に目覚めぬ悪夢の中で……永遠に終わらぬ苦しみを……永遠に終わらぬ破壊と再生の輪廻を……!

 

ディストピアアルス“Я”

自らが望んだ理想郷……自らが望んだ世界……受け入れよ、自らが望んだ永遠の幸福を……!

 

 

おかゆ「僕らへの当てつけってところかな?」

 

フブキ「Я化されたことで、()より禍々しくなってるね」

 

ころね「…ん?前?」

 

おかゆ「フブキちゃん、もしかして」

 

フブキ「その話は後にしよう。おかゆ!」

 

おかゆ「うん!行こう!」

 

フォクシードとドグレイトアルスは飛び上がると、自身が装着していたアーマーをパージする。

 

[[ギギッ、ジャックチェンジ、ハッキング「「させるかぁー!!」」!?!?]]

 

―ドゴォォォン!!―

 

ドッグスターとフェンリルのパンチで吹っ飛ばされる2体のアルス。おかげでコア・ハックが中断された。

 

おかゆ「『アンナイトメアアルス ユートピア』!」

 

アンナイトメアアルスにユートピアアーマーが戻ってくる。

 

フブキ「バディチェンジ!フォックスtoドッグ!」

 

―CHANGE.Foxeed to Dogreat

 

アンナイトメアアルスからパージされたドグレイトアーマーが白夜Ⅱに装着される。

 

フブキ「『ドグレイトガンダム ドギー』!」

 

 

『ドグレイトガンダム ドギー』

白夜Ⅱにドグレイトアーマーを装着した姿。メインウェポンのブレーカドリルを二本に増設、ドリル部分を鋭利にしメタルカラーでコーティングする事で威力を底上げ。両腕部にはゴールドフレーム天ミナのオオツノカガミをベースとしたパイルバンカーを装備。その貫通力は大型MAを一撃で屠る。機動力はないが、高い防御力を活かした持久戦が得意。『ドグレイト』は『Dog(犬)』と素晴らしいという意味の『Great』の組み合わせ、『ドギー』はころねのオリジナルソング『Doggy god's street』から。

 

 

アルスЯ達は両手にサーベルを抜いて襲い掛かってくる。

 

フブキ「おりゃああああ!」

 

ブレイカードリルがディストピアアルスЯのヒトツメを貫く。ナイトメアアルスЯはワープを使ったらしく、命中前に消滅する。

 

フブキ「おらよー!!」

 

ガキン ズドォォォォォン!!

 

右手でディストピアアルスЯを持ち上げると、パイルバンカーでコアを貫いた。一方ナイトメアアルスЯは、ドグレイトの背後に出現してライフルを向ける。

 

おかゆ「捕まえた!」

 

[!?]

 

おかゆ「ワープ後の硬直と背後に出る癖は治ってないみたいだね!フブキちゃん!」

 

フブキ「うん!バディチェンジ!ドッグtoウルフ!」

 

―CHANGE.Dogreat to Wolfate

 

ドグレイトアーマーがパージされ、ウォルフェイトアーマーが装着される。

 

フブキ「『ウォルフェイトガンダム ハウリング』!」

 

 

『ウォルフェイトガンダム ハウリング』

白夜Ⅱにウォルフェイトアーマーを装着した姿。オリジナルにあったハンドミサイルポッドを改造したファイアパンチポッドは右脚に移動し、右腕アーマー内にジェットブースターとリアクティブフィストを装備。1発限りのロケットパンチを放つことが出来る。その威力は製作者の折り紙付き。全体的にウェイトが右側に偏っているので、相応の操縦技術が必要とされる。『ウォルフェイト』は『Wolf(狼)』と定めを意味する『Fate』の組み合わせ、『ハウリング』はミオのオリジナルソング『Howling』から。

 

 

ウォルフェイトが腰を落として右の拳を構える。アーマーが開き、ジェットブースターが露出する。さらに右手を覆うように装甲が展開される。

 

フブキ「ジェットブースター、イグニッション!」

 

ブースターが火を噴く。

 

フブキ「ロケット、パァァァァァンチッ!!」

 

拳が当たる直前、アンナイトメアアルスは量子化、そして…

 

ドゴォォォォォン!!

 

ロケットパンチを受けたナイトメアアルスЯは上半身を消し飛ばされて撃破された。

 

ころね「やったああああ!」

 

ミオ「よっしゃ!」

 

ころね「ふぅ…っ、レイラくんは?」

 

その時、レイラのいる方で光の柱が立ち上った。

 

 

 

少し前

レイラ「いやぁ、こうしてみるとゴキブリみたいだねぇ、君たち」

 

ルドラЯ達はトリモチ弾で身動きが取れなくなっていた。

 

[ウゴケナイ、ナントカシロ]

 

[ダメダ、ブキガツカエナイ]

 

[コウナッタラ、コイツモヤミニオトス]

 

レイラ「向こうも終わりそうだし、このまま」

 

[ヤミニオチロ!]

 

―ドクン!―

 

レイラ「ぐっ!?」

 

Яはレイラの精神と記憶を探る。その中に、1人の男性と金髪の女性を見つける。

 

[コイツカ]

 

レイラ「な、なん…?」

 

レイラの前に金髪の女性が現れる。隣には男性が立っている。

 

『さようなら』

 

2人はレイラに背を向けて消えていく。

 

[ギギギッ、サァ、カイホウシロ]

 

レイラ「……いだろ…」

 

[?]

 

レイラ「僕の千香が…こんなこと言うわけないだろおおおおお!!!」

 

[!?!?!?、センノウガキイテナイ?]

 

[リカイフノウ、リカイフノウ]

 

Яは知らない、金髪の女性が()()()()()()()()()であった事を。Яは知らない、彼女の隣に立つ男こそ、()()()()()()()()()事を。早く洗脳しようと焦るあまり、レイラの記憶の奥にまで入り込まなかった。浅い場所にあった、かつての妻との思い出をトラウマと勘違いしてしまったのだ。何故そんな所にあったのか?それは、レイラが彼女を愛しており、彼女の事を忘れないため、この世界に生まれた時から思い出し続けてきたからに他ならない。そして、Яはやってはならない事をやってしまった。

 

レイラ「人の心に泥足で踏み込んだ上に、僕の千香を汚したな!!」

 

レイラは、左胸に付けている神羅フレアから渡されたバッチに手を当てる。

 

レイラ「神羅の力よ!今すぐ僕に、このゴミクズ共を討つ為の力を!!」

 

その瞬間筐体内が光に包まれる。ゲームの方でもパーフェクトνが光の柱に飲み込まれる。

 

[ギギッ!?、コレハシンラノチカラ?]

 

[アリエナイ、タダノニンゲンガナゼ]

 

もうチートが嫌いとか、言ってる場合じゃなかった。レイラの中の記憶を汚し、死の間際まで寄り添ってくれた妻を汚したЯを許す道理はなかった。

 

光の中から現れたガンプラはHi-νガンダムの様であった。だが、バックパックはHi-νより大きく、所々に新たなユニットが装備されている。

 

レイラ「今名付ける…このガンダムは、『Hi-estνガンダム』!」

 

 

『Hi-estνガンダム』

神羅フレアに渡された神羅の力でパーフェクトνガンダムが姿を変えた。そのスペックは玲二の『シンラガンダム』に勝らないが、決して劣ってもいない。

 

 

[リカイフノウ!リカイフノウ!]

 

[オマエハイッタイナンダ]

 

―ズドォン! ドガァァァン!―

 

Hi-estνの武器『ハイエスト・メガ・ビームライフル』が1体のルドラЯを撃ち抜き、爆散する。

 

レイラ「ここから!」―ズドォン!―「消えろ!」―ズドォン!―

 

さらに2体のルドラЯが爆散する。

 

Hi-estνは地上に降りると、右腕内部に収納していたサーベルと取り出す。ルドラЯはトリモチから逃れようと藻掻くがビクともしない。

 

[ギギッ、ヤ、ヤメ]

 

サーベルを逆手に持ってビーム刃を出すと、ルドラЯの胸に突き刺し、そのままコックピット部分まで引き裂く。ルドラЯは爆散、爆炎の中にはHi-estνが佇んでいる。

 

レイラ「…千香」

 

 

 

エアリアルの姿をしたЯは全機が撃破されたことを確認すると、空の彼方に飛び去って行った。

 

 

 

ステージが元に戻り、朝日が昇ってきた。

 

レイラ「終わったか…。皆さん、無事ですか?」

 

おかゆ『レイラくん?一体何が?』

 

レイラ「話は後です。フブキさんは大丈夫ですか?」

 

…………………………

 

レイラ「フブキさん?」

 

ミオ『フブキ!?』

 

ころね『フブちゃん!?』

 

全員が外に出てフブキの筐体を開けると、中のフブキは意識を失っていた。すぐに救急車を呼び、病院に搬送された。

 

 

 

レイラ「すぐに来てください!」

 

レイラは玲二との通話を切ると、Hi-estνを見つめる。

 

『いいか?憎しみや怒りでガンプラを作ってはならん。その想いがガンプラに伝われば、それは悪しきガンプラになりかねん』

 

レイラ「ごめん、じーちゃん。でも。我慢できなかったんだ。彼女を汚したアイツらを、僕は許せなかった。でも大丈夫、僕はこいつを悪しきガンプラには絶対しない。約束するよ」

 




次回はGCPD視点に戻ります。

GCPDの話が終わったら、怜と奏の話、MO-V主催のバトルと続くと思います。
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