【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ   作:波音四季

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毎回の悩みがサブタイトルをどうしようっていうのだったりする。内容に即したタイトルにしたいけど、それが意外に難しい。今回のサブタイの伏兵を英語にしたかったんだけど、「ambush(アンブッシュ)」だとなんか違う感じがしてボツに。ドイツ語の「hinterhalt(ヒンターハルト)」もあったんだけど、「なんでドイツ語?」ってなりそうだったので、これまたボツに。伏兵に限らず、ドイツ語の読みってどうしてこんなにカッコいいんだろう?

この話の執筆中にあおぎり高校の公式チャンネルの登録者が100万人になったみたいですね。おめでたいです。


PHASE31 黄昏からの伏兵

数か月前

玲二「エキシビジョンはこの2人に頼むとして、折角だからビルドワールドからも1人オファーするか。っと、そろそろ時間だな」

 

PCに映っていた新とオルフのデータを閉じ、通話アプリを立ち上げて用意してあったルームに入る。程なくしてもう1人ルームに入ってきた。

 

イブ『こんにちは、佐々木さん』

 

玲二「お久しぶりです。我那覇社長」

 

しばらく他愛無い世間話をした後、本題に入る。

 

玲二「本日はどのようなご用件で?」

 

イブ『4月に行われる全国大会のエキシビジョンバトルで、「アクシズ落とし阻止ミッション」をやると聞きましてね?提案があるんです』

 

玲二「提案…ですか?」

 

イブ『このミッションの攻略情報は既に出回ってます。なので、攻略情報にない()()を用意するのです。サプライズでね』

 

イブは悪戯っ子のような笑みを受けると、詳細を玲二に語り始めた。

 

 

 

現在

―5―

 

―4―

 

―3―

 

―2―

 

―1―

 

―Contact!!―

 

Contact!!の表記が消えると同時に、アクシズから無数のビームとミサイルが迫ってくる。

 

新「散開!!」

 

ぽぷら「わわわっ!?」

 

デスティニーガンダムSpecⅡとバタフライフリーダムはビームの隙間を縫いつつ、ミサイル群の中に突っ込む。ゲルググメナースも辛うじて回避に成功する。オルフチームも被弾は免れたようだ。一方ヒロトチームは…

 

魂子「おわあああああ!?」

 

こまる「ムリムリムリィーーー!!」

 

ヒロト以外の2人があっさりと落とされた。最初の艦砲射撃で落とされても所持ポイントは無いので半減しないが、生き残ればミッションポイント50Pが入るので、2人落とされたヒロトチームは100P貰い損ねて少し出遅れることとなった。

 

ヒロト「…まぁ、こうなるよな」

 

ミサイルが爆発し、フィールドが爆煙で包まれる。その中から爆煙を振り払ってデスティニーがビーム砲を構えながら現れた。

 

新「こんのぉー!」

 

ビーム砲を放ちながら振るうと、赤い光線がギラ・ドーガの一団を薙ぎ払う。

 

蝶美「ちよだってぇー!」

 

バタフライフリーダムのハイマットフルバーストが的確にギラ・ドーガ達を撃破し、生き残った機体もシールドブーメランによって斬り捨てられる。

 

ぽぷら「2人とも凄い…私も!」

 

ゲルググのビームライフルがギラ・ドーガの片腕片脚を破壊し、3発目でコックピットを貫いて撃破する。他の2人と比べるとまだまだ経験が浅いためか、一撃で落とすことが出来ない。それでも外れ弾は1発もない。

 

 

『バタフライフリーダムガンダム』

『HGCEライジングフリーダムガンダム』をベースにカスタムした機体。使用者は千代浦蝶美。脚部をイモータルジャスティスのビーム重斬脚を装着して武器を失った際の自衛能力の強化している。これは青の作成した『ブルーストリークジャスティスガンダム』を見てヒントを得ており、コンセプトも『ブルーストリークジャスティスガンダムの兄弟機』という事になっている。カラーリングもキュベレイバタフライと同じになっており、機動力を武器にしつつ射撃戦で戦場を制する事に主眼を置いている。

 

『ゲルググメナース(ぽぷら機)』

ルナマリア機をライムグリーンに塗装した機体。主兵装はビームライフルの方を装備。本来は新のデスティニーに合わせてインパルスを使う予定だったが、色々あってボツになった。新型バックパックのボレロのオプション装備はそのまま取り付けており、スキルも相まってアシストに徹すれば強力である。蝶美の指南もあり、それなりに良いモノに仕上がっている。ただし、新のデスティニーに着いて行けるのかというと、否である。

 

 

新「ぽぷらさんは前に出すぎないで!蝶美さんはぽぷらさんのカバーを!」

 

蝶美「新君は?」

 

新「俺は斬り込みます!」

 

デスティニーはアロンダイトを引き抜き、ネオ・ジオン軍の集団に突撃を行う。

 

ぽぷら「凄いなぁ…」

 

彼の勇姿を見つめるぽぷらは、そう呟くしかなかった。

 

 

 

一方オルフチーム

麗女の機体は、以前蝶美と拓哉に手伝ってもらって作製した『グフU27』、エトラはガンヴォルヴァで参戦しようとしたが、流石にスペック面で不安があるのと、連携が取りにくいということで麗女の『ドムU27』を借りることとなった。

 

 

『グフU27』

「HG グフR35」をベースにした機体。と言ってもグフR35を合わせ目処理をして淡い青色で塗装した程度の改造である。武装はバルカン・ポッド、ヒート・サーベル×2、右腕のヒートロッド、シールド、専用バックパックを装備し、携行武器として30MMシリーズのショットガン、ライフル、ハンドガン、リボルバーを装備可能にしている。U27は「麗女27歳」という意味である。

 

『ドムU27』

「HG ドムR35」をベースにした機体。と言ってもグフR35を合わせ目処理をして淡い青色で塗装した程度の改造である。武装は多目的シールド、ヒートサーベル、クロー。グフU27と違って携行武器を装備しない代わりに近接能力と機動性を底上げさせる為、拳法用ハンドパーツとGE製強化スラスターを装備している。(グフU27との差別化の為)

 

 

どちらも良い機体ではあるが、大火力を有するデスティニーやバタフライフリーダムと比較すると、やや物足りない。使用者の経験不足もあるとはいえ、ポイントの増え方はその2機に比べて少ない。対してオルフの『ブラックナイトスコードカーリー』は絶好調であった。

 

 

『ブラックナイトスコードカーリー』

『ブラックナイトスコードシヴァ』をベースとした機体。元はリン・トウドウのガンプラであるが、今回のエキシビジョンバトルに出るにあたってオルフに託された。胸部・腕部・シールドはルドラの物に変更、色パーツを青藍色で塗装し、ルドラの重斬刀を2本装備している。『カーリー』はシヴァ神の妻である同名の神の名から。

 

 

2本の重斬刀を持ち、真紅のビームマントをたなびかせながら戦場を縦横無尽に駆け巡るカーリー、その軌跡に斬り捨てられたギラ・ドーガやヤクト・ドーガの爆発が続いた。このチームのポイントはほぼオルフが稼いでいる状況だった。

 

麗女「…もうアイツだけでいいんじゃないか?」

 

オルフ「とんでもないです。流石に私1人ではガンダリウムキラーのチームには敵いませんよ」

 

ギュネイ機とクェス機、量産型のヤクト・ドーガのファンネルがカーリーに襲い掛かるが、ブラックナイトのFT装甲には全く効果がない。カーリーは持ち前の高速移動と分身攻撃でヤクト達を翻弄しつつ斬り捨てていく。

 

エトラ「事前情報で1対多は苦手って聞いてたけど、全然そんなことないね」

 

オルフ「正確には、PvPの1対多が苦手なんです。CPU相手なら全く問題ありません」

 

麗女「へぇ、背伸びしてる優男かと思ってたけど、結構強いんだ」

 

「天界学園は前回の全国大会の8位」と聞くと聞こえは悪いが、そもそも日本+天界・魔界にある数多の高校の上位8位というのは凄い事だ。当時対峙したのが響大和や明日香蘭を有する大武高校だったり、後に「三日月の悪魔」と呼ばれる尾形三日月がいる鉄火工業高校だったりと、対戦相手が悉く強敵だった。だが、それだけではない。当時1年生だったオルフは、「アストレイブラックフレーム」という機体で大和に挑んだ。事前に大和のバトルを研究し、ドラグーンもフルバーストも封じる接近戦を仕掛けたが、既にご存じの通り、大和は本来接近戦が得意だ。初期の大和の戦い方を見ていなかったオルフは敗北を喫してしまった。以来オルフは対戦相手の情報は隅から隅まで調べるようになり、1on1にもより一層力を入れて鍛えるようになった。

 

オルフ「とはいえ、このままでは勝てませんね…。お二人は外の敵をお願いします」

 

エトラ「え?どこへ行くの?」

 

オルフ「アクシズの坑道です」

 

アクシズ内部には、ジェガンフェスで奏や怜が戦ったTwilight AXIS仕様の『ザクⅢ改』『R・ジャジャ』*1をはじめ、『ディジェ』『シュツルムディアス』『Mk-Ⅲ8号機』『デルタガンダム弐号機』などの知る人ぞ知る機体が目白押しなうえ、1機あたりのポイントも高い。さらにミッションで追加ポイントも入るので、腕に自信がある人にとっては絶好の稼ぎ場となっていた。なお、坑道内の機体をすべてノーコンティニューで撃破できたのは、この世界においてはレイラと蘭の2人だけだ。

 

 

 

まつり「オルフ君は坑道に入ったね」

 

イブ『坑道内には高得点だが、強力な敵が沢山いる。彼は生き残れるんでしょうかね?』

 

玲二「オルフは1対1においては9割以上の勝率を誇っています。坑道の敵はどんなに多くても2体同時にしか出ないので、彼の腕なら大丈夫でしょう」

 

イブ『なるほど。ところで、ヒロト君のチームはどうかな?』

 

 

 

他2チームがポイントを稼いでいる中、ヒロトチームも負けてはいなかった。ヒロトはアースリィからジュピターヴにコアチェンジし、こまるのルブリスもガンビットでギラ・ドーガを撃破していた。だが悲しいかな、魂子のファラクトは微妙に活躍出来ていなかった。ファラクトのガンビット「コラキ」は殺傷兵器ではなく、一時的に動きを封じるスタンビームを撃つので、どちらかと言うとサポートに徹する機体だ。

 

ヒロト(ルブリスのガンビットがあるとはいえ、あの2人じゃエース機の相手は無理がある…なら!)

 

ヒロト「コアチェンジ!ジュピターtoHi-ν!」

 

ヒロトのその言葉と同時にHi-νガンダムを模したアーマーがジュピターヴの右横に半透明のアーマーとして現れ、背部から現れたアームに掴まれそのままジュピターヴへと引き寄せられドッキング。ジュピターアーマーは吹き飛ばされ、代わりに半透明だったアーマーが実体となってコアガンダムIIへと装着された。

 

―Hi-ν!―

 

―Ready…Fight!―

 

 

 

『コアガンダムII Hi-νアーマー』

コアガンダムにHi-νガンダムの装甲をアーマー化させ装備したオリジナルガンプラ。基本装備はHi-νと同じで、胴体のアーマー内にはサイコフレームも仕込まれているので、通常のHi-νと遜色ない性能を発揮できる。

 

 

これは以前ヒロトたちがホロライトシティを訪れた際に玲二から渡されたアーマーの内の1つだ。*2

 

ヒロト「いけ、フィン・ファンネル!」

 

バックパックのフィン・ファンネルが展開され、ギラ・ドーガを次々と撃破していく。その中にはレズン機やフロンタル機といったエース機も混ざっている。

 

 

 

新「うおおおおおお!!」

 

デスティニーのアロンダイトの突きでギラ・ドーガ(ヴィンセント機)とトーリスリッターを2機纏めて貫き撃破する。

 

ぽぷら「やったぁ!新君凄いね!」

 

新「ハァ、ハァ、ハァ…」

 

ぽぷら「新君?」

 

蝶美「飛ばし過ぎだよ。少し休んだ方が」

 

新「まだいけます!」

 

新はデスティニーをアクシズに向けるとスラスターを吹かして向かう。だが、その目の前にα・アジールが立ち塞がる。

 

新「邪魔をするなあああ!!」

 

素早くIフィールドが展開されていない下方に回り込んでビーム砲をお見舞いする。体勢を崩した隙を突いて頭部のコックピットに零距離パルマフィオキーナを叩き込み、あっさりと落としてしまった。

 

新「総帥機はどこだ?」

 

アクシズに取りつくと最終目標となっている2機のボスを探す。

 

蝶美「新君、焦らないで!」

 

新「そんな事言ったって、オルフのチームのポイントが急速に増えてるんです!例えエキシビジョンでも、俺は、負けない!負けたくない!」

 

ぽぷら「新君…」

 

新「そうでなきゃ、俺を慕ってくれている後輩たちに顔向けできない。だから…危ない!!」

 

突然デスティニーがゲルググを突き飛ばす。直後、どこからか撃たれたビームがデスティニーのシールドに着弾する。

 

新「大丈夫か!?」

 

ぽぷら「う、うん!」

 

蝶美「敵!?ボス?」

 

総帥機が現れたかと思って発射地点を見る。だが、そこにいたのはサザビーでもナイチンゲールでもなかった。紫のボディに槍のようなライフル、バイザーにスカウターのようなユニットが取り付けられた

 

新「ジェガン?」

 

ぽぷら「なんでアクシズにジェガンが?」

 

蝶美「あのジェガン…まさか!」

 

そこへさらに十数機のジェガンとツインアイのバイアラン、そしてビギナ・ギナのバックパックを背負った重装甲のガンダムが降りてきた。

 

新「バイアランに…トリ、スタン?」

 

 

 

怜「バーナム所属機だと!?」

 

一騎「あれって確か、トワイライトアクシズの機体じゃ?」

 

 

イブ『皆様ご覧ください!私からのサプライズゲスト!バーナムの森から「ジェガン」「バイアラン・イゾルデ」そして、我が社の開発部が総力を挙げて完成させた「ガンダムAN-01トリスタン・フェイルノート」です!』

 

 

『バイアラン・イゾルデ』

ブッホ・コンツェルンの私設軍隊バーナムが運用するバイアランのカスタム機。頭部をガンダムタイプのようなツインアイに換装してある他、四肢にもカスタムが施されている。アニメ版ではトリスタンの救援をしていた以外は目立った活躍はしてないが、漫画版ではザクⅢ改と交戦末撃破されている。

 

『ガンダムトリスタン・フェイルノート』

ガンダムAN-01"トリスタン"に、試作型攻撃ユニット「フェイルノート・ユニット」を装備した機体。「フェイルノート・ユニット」は後のビギナ・ギナに繋がると思われる造形をしており、運動性が向上している。武装はトリスタンの物に加え、インコムが使えるようになっている。なお、本作におけるフェイルノートはガナハ・エレクトロニクスのガンプラ開発部が作製した「フェイルノート・ユニット」を装備した姿となっている。

 

 

仁斗「我那覇社長の差し金ですか」

 

甲洋「でも飛鳥先輩なら、何が相手でも勝てますよね!」

 

怜「…マズイな」

 

甲洋「部長?」

 

怜「…新は、トワイライトアクシズを知らない」

 

 

 

その頃、オルフは

 

―ドゴン!!―

 

アクシズの外壁をぶち抜いてカーリーが姿を現す。

 

オルフ「だいぶ稼げたな。さて…」

 

オルフは目を閉じると、戦場の音に耳を澄ます。

 

………………………………

 

…………………………

 

……………………

 

………………

 

…………

 

……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チチチッ

 

オルフ「そこか!」

 

ナイチンゲールが出す特有の音を聞いたオルフはカーリーを加速させた。

 

 

 

新チームはバーナム部隊に苦戦を強いられていた。

 

新「クソ!こんなの相手にしてる場合じゃないのに!」

 

新は長時間全力で戦い続けたことで疲労が溜まっているうえに、フェイルノートがどういう機体なのか分からないので攻めあぐねていた。機体を加速させてフェイルノートのインコムによる攻撃から回避するので精一杯だ。

 

蝶美「くっ!このままじゃ!」

 

バタフライフリーダムのフルバーストとゲルググの奮闘でジェガンを数機撃破できたが、バイアランの執拗なまでの攻撃に徐々に押され始めた。

 

蝶美「新君!デスティニーのスキルを使って!」

 

新「でも!」

 

蝶美「ぽぷらを守りながらこの数は無理だよ!今やらなきゃ全滅するって!」

 

デスティニーのスキルは1度の戦闘で1回しか使用できない。ここで使ってしまえば、サザビーとナイチンゲールの相手は難しくなる。だが、ここで1人でも撃破されてしまえばそれこそ意味がない。新は意を決した。

 

新「分かりました!スキル!ミラージュうわぁっ!?」

 

フェイルノートの体当たりでスキル発動を中断される。さらにインコムがスキルを発動させまいとデスティニーを取り囲む。

 

新「これじゃあ!」

 

ぽぷら「新君!」

 

蝶美「ぽぷら待って!」

 

飛び出したゲルググを追おうとするが、2機のジェガンがビームランスを振り上げて向かってくる。シールドブーメランで迎撃できたが、今度はバイアランに組み付かれて動けない。ゲルググは6連装近距離誘導弾で弾幕を張りつつフェイルノートに接近する。

 

新「ぽぷらさん!下がって!」

 

フェイルノートから放たれたビームがゲルググの左腕を破壊する。

 

ぽぷら「スキル!『迎撃狙撃』!」

 

〇スキル「迎撃狙撃」

狙撃モード時のみ常時発動。敵機から攻撃を受けた後であれば、命中率が100%になる。一射ごとに確率は10%ずつ下がり、0%になるとそのゲーム中は使用不可となる。

 

ぽぷらは狙撃モードに切り替えてゲルググのスキルを発動。このスキルは最初の一射目は必中する。ゲルググのビームはアーマーが施されていないフェイルノートの頭部を撃ち抜いて破壊することに成功した。

 

ぽぷら「新君今!」

 

新「うおおおおお!!ミラージュ、ディバイドオオオオオ!!」

 

〇スキル「ミラージュディバイド」

機体の周りに分身体を出現させる。数は無制限だが、分身1体につき毎秒1%のエネルギーを失う。分身は本体の動きを追従しつつある程度自由に動くが、当たり判定はない。

 

デスティニーの周りに10体の分身が出現し、会場からは歓声が上がる。デスティニーは分身と共に残像を残しながらバーナム部隊に突撃する。あるジェガンはフラッシュエッジに切り裂かれ、別のジェガンはビームアサルトライフルでハチの巣にされ、また別のジェガンはビーム砲で消し炭にされる。

 

蝶美「そこぉ!」

 

バイアランに接近する分身体の陰からバタフライフリーダムが飛び出し、斬撃でバイアランを撃破。残るフェイルノートもデスティニーのパルマフィオキーナでコックピットを貫かれ撃破された。

 

新「ゼェ、ゼェ、よしやった!ぽぷらさんありがとう!おかげで助かった!」

 

ぽぷら「い、いやぁ~そんなお礼なんて///」

 

蝶美「話は後!時間ないよ!」

 

3機は機体を加速させ、総帥機を探す。

 

新「っ!あれは…」

 

3人が見つけたのは頭部を重斬刀で貫かれたナイチンゲールと、今まさにカーリーによって撃破されたサザビーだった。

 

―MISSON COMPLETE―

 

結果

飛鳥新   2810P

千代浦蝶美 2120P

ぽぷら   1320P

 

合計 6250P

 

 

オルフ・タムラ 3960P

春雨麗女    1390P

エトラ     1270P

 

合計 6620P

 

 

ヒロト   2600P

音霊魂子  1440P

栗駒こまる 1180P

 

合計 5220P

 

まつり「ミッションコンプリート!合計ポイント6620Pでオルフチームの勝利!!」

 

会場は割れんばかりの大歓声に包まれた。

 

 

 

 

 

廊下

自販機の隣の長椅子に寝転がっているのは新だ。370Pの差でオルフチームに敗北してしまった。どうすればこの差を埋めることが出来ていたのだろうか?答えは明白だ。自分に体力がなさ過ぎた。これまでは短期決戦で敵を倒してきたが、ここまで長丁場のバトルはあまりやってこなかった。また、新は常に全力で敵に向かっていくため、バトルが長引くほど疲労が溜まりやすい。

 

新(もっと体力付けないとダメだな…。あ~あ、アイツらにどんな顔して合えばいいんだよ…)

 

ぽぷら「新君?」

 

新「うわぁ!?ぽぷらさん?」

 

ぽぷら「ごめん!驚かせちゃった?」

 

新「大丈夫!」

 

新は起き上がって座り直す。すると、隣にぽぷらも座る。

 

新・ぽぷら「「あのさっきはごめん…え?」」

 

まったく同じ文言で同時に謝罪の言葉を口にしたので、お互いにビックリしてしまった。

 

新「いや、ほら、折角俺とチームになってくれたのに負けちゃっただろ?だから、申し訳なくて」

 

ぽぷら「違うよ!私がもっと上手く戦えればポイントも稼げてたわけだし、謝るのは私の方だよ」

 

新「それこそ違う!俺の体力管理がなってなかったんだ。余力さえあれば、あんな奴ら…ふぅ、たらればの話は止そう。大事なのは、この反省を次に活かすことだ。風音は必ず勝つ!俺が優勝に導く!」

 

決意を籠めて自身の拳を握り締める新。それを見たぽぷらは、ふふっと笑みを浮かべる。

 

新「?俺、変な事言った?」

 

ぽぷら「ううん、その、カッコいいなって思って」

 

新「…え?あ…ありがとう…///」

 

ぽぷら「あ、新君?顔、赤いよ?熱?」

 

新「ち、違う!違うんだ!ただ、その………って」

 

ぽぷら「え?」

 

新「可愛いなって、思って…///」

 

ぽぷら「…え、あ、ありがとう///」

 

しばらく無言の時間が流れる。

 

新「あのさ、この後、空いてる?」

 

ぽぷら「え?」

 

新「良かったら、昼食でも一緒にどうかなって…ほら!さっきのバトルの事とか、使ってたゲルググの事とか聞きたいし、時間ないなら「あるある!全然ある!」あ、そ、そう?」

 

ぽぷら「うん!行こう!すぐ行こう!」

 

新「分かった!友達に連絡するから、先に行ってて」

 

ぽぷら「うん!入り口で待ってるね!」

 

新「…よし!連絡しようっと」

 

オルフ「何してるんだ?」

 

新「おわあああああ!?」

 

突然声を掛けられ、スマホを落としそうになった。

 

新「オルフか、ビックリした」

 

オルフ「申し訳ない。何をしているのか気になって」

 

新「部活のメンバーに連絡しようとしてたんだよ。そっちこそ、俺になんか用か?」

 

オルフ「あぁ、今日は良い勝負が出来た。全国大会でも、きっといい勝負が出来るだろう。我々は決勝へ行く。そこで会おう」

 

新「…言っておくけどな、俺達が目指すのは決勝じゃねぇ。優勝だ!決勝までしか見据えてないお前とは違う!」

 

オルフ「言ってくれる。では私も宣言しよう。天界学園ガンプラ部は君達を倒し、優勝を「お兄ちゃ~ん」「優さん待ってください」…ん?今の声は?」

 

廊下の向こうから優と優に手を引かれながら楠那が走ってくる。

 

新「優!」

 

オルフ「ほわ!?楠那さん?!」

 

優「お兄ちゃん、お疲れ様!残念だったね」

 

新「なぁに、どうってことないさ。そっちは友達?」

 

優「そうだよ」

 

楠那「初めまして、優さんのお兄様。鞍院楠那と申します」

 

新「初めまして、俺は「楠那さんお久ぶりです!」ぐへぇ!?」

 

オルフが横から新を突き飛ばし、新は壁に張り付くように叩きつけられた。

 

優「お兄ちゃん!?」

 

楠那「まぁ、オルフさん。こんな所でお会いできるとは思いませんでしたわ」

 

オルフ「私もです!もしかしたら、これは我々の運命なのかもしれません」

 

新「何が運命だよ、コ・ノ・ヤ・ロ・ウ・!」

 

優「お兄ちゃん、落ち着いて!」

 

オルフ「楠那さん、もしよろしければ、この後一緒にお食事でもどうでしょうか?」

 

楠那「折角のお誘いはありがたいですけど、お友達が一緒なんですの」

 

オルフ「では、お友達も一緒に「優!楠那!」「2人とも速いよ~」…う、あの声はどこかで…」

 

2人が来た方から麗夜と大和がやってくる。

 

オルフ「うっ!響大和!」

 

オルフは昨年の大会で大和に敗北して以来、打倒大和を目標としてきたが、いざ本人が目の前に現れると苦手意識が出てしまっていた。

 

新「先輩、来てたんですか」

 

大和「うん。あれ?君は去年バトルした天界学園の?」

 

オルフ「ど、どうも…」

 

楠那「オルフさん、よろしければ、私たちと皆でお食事しませんか?」

 

オルフ「……」

 

オルフの中で「楠那と食事したい」という気持ちと「響大和と食事したくない」という気持ちがせめぎ合っていた。

 

オルフ「申し訳ありません。別の用があったのを思い出しました」

 

天秤は後者に傾いたようだ。

 

楠那「それは残念ですわ。では大和様、少し疲れてしまったので、抱っこしてくださいまし?」

 

麗夜「あ、ズルい!大和!私もおんぶ!」

 

大和「はいはい。よいしょっと」

 

楠那(はわ~♡しゅき♡)

 

麗夜(ぎゅ~♡しやわせ♡)

 

大和「じゃあ新、またね。優ちゃんも行こうか」

 

優「うん!お兄ちゃん、またあとでね」

 

新「おう」

 

大和は麗夜と楠那をおんぶに抱っこしながら、優と一緒に戻っていった。

 

オルフ「……」

 

新「俺も急がないと…ん?」

 

オルフ「チクショオオオオオ!!」

 

新「は?何?何?」

 

オルフ「私のブラックフレームをバラバラにしただけでなく、楠那さんの心まで!許さん!許さんぞ、響大和ぉ!!」

 

新「……やっぱりロリコンだったのか」

 

*1
本作第1章『ジェガンフェス③』参照

*2
本家ホロライブビルドライバーズ第100話『セレモニーを防衛せよ』参照




というわけで、伏兵は「Twilight AXIS」よりバーナムの森所属のジェガンとバイアラン・イゾルデ、トリスタン・フェイルノートでした。クレヴェナールは流石にやりすぎだと思って自重しました。そして、バトルでは勝利したオルフは、恋は完全敗北という…。新とぽぷらが良い感じになったので、良しとしましょう。


さて次回は…

僕は大学生ガンプラバトラー 響大和

幼馴染で同級生の明日香蘭とホロライトシティへ遊びに行って、こよりさんの怪しげな薬の研究室を目撃した。

資料を見るのに夢中になっていた僕は、背後から近づいてくる娘のひよりちゃんに気づかなかった。

僕はひよりちゃんに変な薬をぶっかけられ、目が覚めたら……
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