世界最古の魔法使い【一章完結】   作:I'mあいむ

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新章です。まだ次の作品とは関わらないけど。
履修やら何やらで時間が空く可能性があるので匿名やめました。


~聖杯ぶっ壊しRTA~
 どうやらまだ終わらないらしい


 

 

懐かしい、本当に懐かしい夢を見ていた

 

 

 ◆◆◆

 

「森田ー」

 

「んあ?」

 

いつも通りの高校生活。何も不思議なことはなくて、平凡で退屈な日々。けどそれは幸せの証だと思う。

 

「どしたん?」

 

「実は───」

 

誰もが享受できる訳ではない、ありふれた日常。今の俺は、何よりも幸せだったのだろう。

 

「はあ!? 今日課題あんの!?」

 

「ん、ああ、あるよー」

 

劇的な物語など必用無い。主人公になどなれやしないし、ならなくて良いだろう。そんなの疲れて死んでしまう。モブで良いから、全力で楽しみたいものだ。

 

 

 ◆◆◆

 

「これで、お前の敗けだ」

 

「ああ、敗けたよ」

 

敗けてしまった。やっぱ、ここで終わりかあ。まあそうなるよう頑張ってた訳だしな。イレギュラーが起こらなかっただけだ。

 

「なあ、本当にこれで良かったのか?」

 

「あ?」

 

辺りは喧騒に包まれている。誰もが俺を恨み、憎んでいる。全く、世の中そう上手くいかないもんだよな。

 

「お前の掌の上で転がされてたんじゃないかって思ってさ。これも、全部お前の思惑通りだったんじゃないかって」

 

「…………やっぱ分かる?」

 

これで良いのかと、これで上手くいくのかと、幾度も問うてきた。けど答えなんていらなかったんだ。考えるべくもなかった。

 

「はぁ、お前……」

 

「いやあ、すまんね。ま、あんたなら大丈夫だろ?」

 

「尊い犠牲」なんてこの世にはない。あるのは残酷な事実だけだ。それだけで良い。

 

「んじゃまあ、後は頼むわ主人公」

 

「だからなんで俺が主人公なんだよ…………」

 

「はっ、そんなんだからだよ」

 

ほんと、ツいてないねえ俺の人生。こんなことばっか上手くいくんだから。

 

 ◆◆◆

 

「…………」

 

「…………」

 

 撃鉄が鳴る。退場の時だ。

 

「ふざけんなよ」

 

「…………」

 

さっさとすれば良いものを。いや、こんな時だからだな。しっかり言っておこうか。

 

「なあ、他になかったのかよ。俺達を頼れば良かったじゃねえかよ……!」

 

「これを、お前らに出来たか?」

 

「それは……!」

 

「そういうことだろ」

 

申し訳なかった。本当に、本当に。どうしようなかったなんて言い訳だけど。そんなことないって分かってるけど。でも、もう上手くいってしまったから。

 

「でも、ごめん」

 

「ッッ…………。なあ、お前はさ──────」

 

「ああ、あったなそんな──────」

 

それじゃ、終わりだ。

 

「じゃあな」

 

「ああ」

 

 

破砕音が、鳴った

 

 

 ───────────────────────────

 

◆◆◆

 

久しぶりに見たなこの夢。というか何だ?思考が出来ているし、オレオールにでも着いたか?

 

それにしても暗いなあ。

 

「は?」

 

おい待て。何で目が覚めている。

 

「ここは……」

 

暗い、森の中か?どうなっている。オレオール……ではないだろこれ。

 

「ん……光?」

 

何だあれ。月は見えている。夜の筈だ。ならあれは……

 

「嘘だろ……」

 

途端に走りだした。全速力で兎に角走った。走って走って走った。あの光が確かなら。あれは

 

「はあ、はあ……はあ」

 

木々を越える。微かな光を追い求める。

森を抜け、土を蹴り、木々を突破していく。もう見えている。あれはそうだ。あの光は間違いない。

 

「お願いだ、そうであってくれ……!」

 

地面が土から変わる。その硬質な大地を踏みしめる。黒いような灰色のようなコンクリートを。

 

「うっ、うあ、あ、あああ!!」

 

ガードレールに手を掛けて、その煌々とした色とりどりの光が視界に映る。懐かしい景色が目の前に広がって、涙が溢れて止まらない。

 

俺は日本に帰って来たのだ。確かに、俺の目の前には文明の光が溢れていた。近代以降の日本の光が、確かにそこにあるのだ。もう手遅れになってしまった物もあるけど。でも、それでも帰ってこれた。

 

「ふっ、ははっ」

 

物凄い安堵感で思わずへたりこんでしまった。ここからだ。俺はまた、人生を始めるんだ。あの人間社会を生きていくんだ。

 

この時の俺はまだ知らない。この町の名前を。この世界の名前を。あのイカれた英雄譚が始まることを。

 

これは、俺が平穏を取り戻す物語だ。

 

エクストラステージはまだ終わらないらしい。

 

 





という訳で現代です。やっとクロスオーバーになりそうですね。せっかくなんで主人公の紹介です。

森田 ■

主人公。でも実際の性格は只のモブ。果てしない時間を生きた魔法使いである。体に備わった才能を活かせない一般人であり、一番最初の体に何も才能が備わっていなかった為扱い方が分からない。恋愛や童貞を捨てることをしないと高校の知り合い達に誓っており、半ば呪いになっている。

フリーレンの世界では本来の物語を変えることを嫌った。しかし、本来いない筈の存在が居たことによるバタフライエフェクトは防げず、その始末に奔走することになった。

勇者死後この存在を知っている者はごく僅かであり、原作の流れは変わることはなかった。正しく歴史に埋もれた誰かとなった。

裏設定

実は不幸体質。人間関係に関して壊滅的に運が悪い。いじめや親からの扱いによって精神的に鍛えられた。

前世の死因は高校の友人による殺害。突如デスゲームに巻き込まれ、その最終ゲームで死ぬこととなった。

本人は自分の人生を暇はしないが平凡の域を出ていない、と考えており、ついぞその異常性に気付くことはなかった。鍛えられた異常な精神は無敵に近く、幻影や精神攻撃が全く効かなくなっている。その関係で自己暗示や記憶消去等が得意。


「ごめん。お前にこんなこと背負わせて。でもありがとう。俺はお前を恨まない。どんなにトラウマがあっても思い出してくれ。俺はお前を恨まない。感謝してるんだ。お前は何にも縛られず、自由になって良いんだ」

「この世はどんな事柄にも犠牲、つまり代価が伴う。その犠牲の上に俺達は立っているんだ。けどそんなのは気付かなくて良いことだ。ハッピーエンドって最高だろ? その悪役がどうであったとしてもさ」


得意なこと 戦闘、嘘をつくこと、人に嫌われること

苦手なこと 基本全て


ヒンメル

特に変わることはなかった勇者。森田を知ってはいるがそれについてを表に出すことはなかった。周りの誰もが彼を知らないことに少し寂しさを感じたが、自分はそうならないようにとより一層村を救った。

「誰も知らないあの人を未来に連れていくことは出来ないけど、少しだけ憶えておくよ。僕は勇者だからね」

得意なこと 原作と変化なし

嫌いなこと 原作と変化なし


ゼーリエ

森田の影響で少しだけ変わったロリバ………エルフ。何があっても依然最強。森田の方が長く生きていたため魔力量で負けたが、それ以外で圧倒的に勝っている化け物。最近は魔法の才が無い者への考え方が変わった。諦めずに突き進んだら少しだけ魔法を教えてくれる。

「魔法の世界では天地がひっくりかえることもある。魔法の才程それに直結するものはない。しかしだ、諦めなければ、真の意味で諦めなければ出来るかもしれない。その可能性を私は見たことがある」

得意なこと 原作と変化なし

苦手なこと 原作と変化なし

次の次の世界(東方は何れ絶対にやるので除外)

  • 葬送のフリーレン
  • 原神
  • モンハン
  • 異世界おじさん
  • ワンピース
  • ブリーチ
  • 呪術廻戦
  • ハンター×ハンター
  • SAO
  • このすば
  • ヒロアカ
  • 鋼の錬金術士
  • 新世紀エヴァンゲリオン
  • チェンソーマン
  • ポケモン
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