世界最古の魔法使い【一章完結】   作:I'mあいむ

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独自設定多めです。漫画の内容なのでアニメ勢の方はすみません。


行動開始

久しぶりに外の空気を吸う。うんまい!! 

はいという訳でフリーレンの世界にやって来た元高校生、森田です。

まあもう何千年も過ぎてるだろうから、只の老人なんだけどね。見た目はエルフだから変わらんけど。顔の不細工さが際立つゥ!

 

さて、娯楽の為に引き込もってきた訳だけども。最近出くわした魔族との戦闘で驚きの発見があったんだよね。それが魔王の台頭。ほんといつの間にか居たね。つまりもうフリーレンとかはいるかも。というかフランメかゼーリエらへんは居るだろ。

俺今の人間の生活圏とか行ったことないから、どこ行けばいいか分からないんだけどね。

 

正直ゼーリエは発見不可能だ。あれはもう分からん。原作でもどっかの森の中に居た気がするし、フリーレンも同様だ。可能性があるのはフランメだ。原作通りなら死ぬ前までに人間の魔法の開祖になってる筈だ。もしくはフォル盆地。彼処はフランメの魔法書と拠点がある。フリーレンも居る可能性あるしね。

それ以前の時代だった場合は詰む。どうにかしてエルフの里を探ってフリーレンの子供時代に会いに行くしかないんだけど。

 

無理だわ流石に。やるなら魔法を使うしか無いけど、流石に会ったこともない奴を見つける魔法なんてのはキツイ。原作でフリーレンも言ってたが、魔法に必要なのは、技術や経験、扱う魔法やコントロール、努力と根性、そして才能だ。

 

魔法を使う上で重要なのは才能だ。才有る者と無い者じゃ違いが圧倒的だ。それはフリーレンやゼーリエ等を見れば分かる。

分かりやすい才能で言えば、後の時代のフェルンなんかは良い例だろう。

 

俺は才能の壁に阻まれたし、どうしても無理と思った時もあった。

しかし才能を持つ者達は違うのだろう。俺は日本での記憶や原作の記憶があるから何とかやれているのだ。そのせいでやりづらくもあるが。

この世界でどれだけ才能が重要かはもう痛い程理解した。奴らがどれだけ凄いのかも分かったよ。

 

特にイカれてんのはやっぱ大体何でも切れるユーベルさんな。マジであれは可笑しいわ。絶対に切れない外套を布だから切れるって。彼女曰く布は切れる物らしい。彼女は切れると認識したら何でも切れる。

例えどんな格上の魔法でも、《その大体何でも切れる魔法》で。

 

いやまあ俺もその類いだから何とも言えないけども。出来ると最初から思って疑わなければ、他の可能性が介在する余地が無ければ魔法は使える。イメージの世界だからな。

 

だから俺には魔法の才が無い。日本で育ったら魔法なんて信じれないんだ。結局そこがネックになる。魔法発動のイメージは俺にとって結構キツイ物だ。もしかしたらこの世界で一番魔法に向いてないのは俺かもしれない。だから体鍛えてるんだけどね。

 

閑話休題。

 

つまり俺に彼女らを探す手立ては無い。他にこの時代で出来ることなんて無いよなあ。取り敢えず宛の無い旅をしてみるか。フリーレンみたいに魔法集めも悪くない。

 

それか、北部高原を越えて魔王に殴り込みでもしてみようか。いや原作破壊は良くないな。俺がやって良いのは登場人物への干渉までだ。破壊はする気が無い。未来視持ちの奴等と争うわけにもいかないしな。シュラハトとか南の勇者とかね。まあ最悪勝てるけども。伊達に長く生きてないからね。

 

どうしようかな。あ、後あれが有るか。聖杖の証。たぶんあれはここら辺の時代の物だろ?原作じゃ正確には明かされてなかったけど、あれはたぶん大魔法使いの証だ。大魔法使いってのが何なのかよく分からんけど、あれを取れば俺もフリーレンに会えるのでは?

いや取り方分からんし、人間の生活圏も分からない状態じゃ無理か。

 

取り敢えずやることは只一つ。俺が今何処にいるかの確認だな。知性のある魔物、魔族を拷問。というか魔王軍のある程度の地位の奴らから聞き出すか。北部高原とかじゃ無いと良いな。

 

 

***

 

 

今更思い出したけど、魔王ってエルフ根絶やし作戦みたいなのやってたよな。それのせいでフリーレンの故郷やられた訳だし。王座のなんたらみたいな野郎がいた筈。まあ俺には関係無いな。俺もエルフだけどまあ負ける気はない。普通の七崩賢とかなら俺は勝つ気でいるぞ?生きてる年数ならゼーリエぐらいあるだろうからな俺。魔力量の差でゴリ押せば良いだけだ。

 

それにしても良さげなのがいないな。魔力探知で結構な範囲を索敵してるんだけどなあ。めぼしい魔族がとんといない。どうしよ。とか思ってたら誰か来てるな。この速度ってことは確実に俺目当てだねえ。ネームドなら最高。魔王軍の将なら御の字ってとこかな。構えますか。

 

何時も通りに魔法を展開していく。作中と同じ?なのかは分からないが鉄壁の防御魔法を張る。何枚もの同時展開により更に防御力を上げている。これで少なくとも作中の防御魔法と同じくらいの耐久性はある筈だ。うん、きっとそうに違いない

 

敵が見えてきた。うん、突っ込んできてるね。何の対策もせずに突撃とは。全く芸が無いな。俺もこんなガチガチにやってたら人のこと言えないな。

 

うん?てかあれって?………やっべ!何でこんなとこにいるんだよ!流石にヤバいだろそれは!この時代に存在したのかよてめえ!!

 

辺りに幾つもの剣が想像され、俺に放たれる。

 

「うっ、おおお!!」

 

間一髪で防御したり避けたりしながらと言った形になった。

相手はあのフェルンをも上回った大魔族。俺の防御魔法など軽く突破する威力。全くやってらんないねえ。だからこそこいつが誰なのか確定した。

………………流石にこのレベルとはやりたくないぞおい。

 

奴のヤバい所はその魔力コントロールだ。圧倒的な魔力から打ち出す魔法は絶大で鉄壁。魔王軍最高幹部たる七崩賢の最高戦力、黄金のマハトと同格。フリーレンをしてそう言わしめたクソ研究者。自身の研究の為だけに築き上げた屍の山は数知れず。人間にとっては最悪の敵。

  

「ソリテール」

 

フリーレンとはほぼ互角。どころか原作じゃあフリーレンが押されていた。フェルンが超遠距離からのゾルトラークとかいう頭可笑しい戦法のおかげで勝てたんだったか。原作破壊を防ぐにはそれ以外でやるしかない。どうしたもんか。

 

「あら?私の名前を知っているの?嬉しいわね」

 

「はっ、言ってろ。というか随分余裕だな?得意魔法は使わないのかい?」

 

こいつの得意魔法。それがただ魔力をぶつけるだけの魔法。高密度の魔力を操り攻防一体の戦法を奥の手としていた筈だが。

 

「得意魔法?そんな物は無いわ」

 

うん、この反応を見るにまだ開発してないな。まあしてた所でどうにでもなる。一応未来の邪魔にならないよう魔法の可能性は示したくない。となると、最速で殴るか。それが一番早い。

 

油断は出来ない。俺がどんなに長く生きていたって負ける時は負ける。才能は全てを覆してくる。しかも相手はソリテール。フェルンとシュタルクを余裕で倒しきった未来の大魔族だ。まあ俺は大魔族の基準をしらないんだけどね。

 

「そこまででもない攻撃魔法。なのに防御は上手なのね。私の攻撃が全く通らないなんて」

 

そりゃ俺の使う魔法はフリーレン達の魔法に近いからな。俺独自の奴を使うとそれはそれで面倒だ。もし解析されて使われたら未来のフリーレン達がこいつに勝てなくなる。何時までも防御してるとこの防御魔法すら解析されるな。チンタラしてる場合じゃないな。

 

「そりゃお褒めに預かり恐悦至極。あんたの方は全く足りないがね。ていうかなんで俺を狙った?」

 

どうせ人間を知るためだとか、感情を理解するだとかイカれた理由だろうな。

 

「私は人間を知りたいの。会話から人間の生活習慣や文化を知るのが私の研究テーマ。ねえ、貴方をもっと私に見せて?」

 

それだけは昔からなんだな。良い迷惑だよ、全く。てかきもいって!!なんだよその剣!お前は何処ぞの慢心王か?領域展開覚悟ガンギマリ少年なのか?ゲートオブバビロンしてんじゃねえよ!!

 

「生憎とお前とは違うんでね。ここら辺で逝ってくれ!」

 

《移動する魔法》

 

「えっ」

 

光速すらも越えた認識外の速度での移動。瞬間移動とすら言えるかもしれない。他の追随を許さない、ゾルトラークすら越える圧倒的な速度。俺の目の前にはもうソリテールが居た。んでそのまま殴って気絶させる。

 

「がっ!?」

 

よし、成功。やっぱ脳筋スタイルは正義だな。これに限る。

 

《拘束する魔法》

 

取り敢えずそこら辺の木に縛り着けてみた。これで大丈夫かな。魔法発動されたら厄介だけど、まあ拷問ってのはそういうもんだ。相手の反撃ぐらい対応せねばならない。防御魔法だけは掛けときますかね。

 

「おーい起きろー」

 

水をかけてソリテールを起こす。魔族って気絶とかあるんだな。今更過ぎるか。無能さが出てるわー。

 

「ん……う………っ!!」

 

「おー、暴れないのは賢いねえ。先に用件を言っておく。質問に答えたら見逃してやる。これだけだ。簡単だろ?」

 

「……………そう。何が聞きたいの?」

 

うーん反抗的な目。これは拘束解いた後が怖いねえ。まあでも嘘を付く気配はない。大丈夫そうだ。

 

「此処って何処?人間研究してるなら此処が何処かくらい分かるだろ?」

 

「………人間からはシュティールと呼ばれているわ」

 

何処だよそれ。フリーレンの地名にそんな所ねえだろ。前の時代だから地名も違うのかよ。質問を変えるか。

 

「人間の住んでる場所って何処?」

 

「あっちね」

 

右か。けどまだあるだろ。

 

「他には?」

 

「あっちとそっち」

 

OK。これだけ分かれば良いだろう。

 

「よし、約束は完了だ。ほら、拘束は解いてやる」

 

ガアンッという音が鳴り響く。解いた瞬間に攻撃するなよ。

 

「好戦的だねえ。まあ約束事通り見逃してやる。じゃあな。」

 

《移動する魔法》

 

「まっ」

 

 

追跡を逃れる為に距離を離し、魔力の痕跡を消す。よし、完璧だ。人が居るのはあっちだったな。まさかソリテールが来るとは思わなかった。俺との戦闘で未来が変わったりしないよな?まあ良いか。人間がいるってことは料理も発展してるだろうし、楽しみだな~。

 

 

 

 




ソリテール上手く書けないなあ。
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