シャーレの裏切り者になって、みんなを曇らせたい   作:ユッキ〜ゆきゆき

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遅れてすみません!前回までのあらすじ的な?
黒服からシャーレに来た大人についての潜入調査が入ったよ!
意外にも悪くない関係を築くことが出来たよ!
でもそう思っているのはハナだけで先生はハナをママだと思ってるよ!
ひどいね!


第二話

 

私は現在ゲヘナ風紀委員会本部に向かっている。理由は現在ゲヘナ地区で発生している暴徒やテロなど沈静化の為風紀委員会からシャーレに弾薬申請を受けたため現在その受理書などを提出しに来たのである。前までは連邦生徒会のお仕事だったがシャーレに仕事を引き継ぐことになった。シャーレも現時点でかなりオーバーワーク気味だがあっちもあっちでバタバタしているからしょうがない。でもそのせいで残業が増えているので本末転倒である。別に後日でもいいだろって思うかもしれないがこと弾薬などの物資に限ってはこの受理書と物品リストがないと費用を各委員会が全額負担しないと行けなくなるため今日中に提出しに来たわけです。しかも弾薬申請自体にも厳密な理由だったりその委員会の活動内容によって支給される弾薬の数に大きく左右されるため意外とこの書類の手続きは結構重要なのである。まぁ、重要じゃない書類や手続きなんてない訳だが。なんやかんやあったが無事我が母校ゲヘナ学園の風紀委員本部まで着いた。さすがキヴォトスでも一二を争うマンモス校、全てがでかくて広い。改めて母校のデカさに感心しつつ玄関までたどり着いた。玄関には風紀委員会の後輩たちが出迎えをしてくれている。

 

 

「「「ハナ先輩お疲れ様です!」」」

 

「やっほ〜お疲れ。みんな頑張ってるね〜」

 

「「「あ、ありがとうございます!」」」

 

 

やっぱり、ゲヘナの中でも風紀委員の子達が1番常識があって比較的接しやすい。だがちょっと喧嘩っ早い子達もいるがまぁ美食研究会や温泉開発部とかに比べたら可愛いものである。 まぁこのふたつと比べたらだいたいは可愛くなるが。ちなみに1年生の頃からヒナと友達だったから風紀委員長になってもヒナに会いに行ってるおかげで風紀委員の子に名前を覚えられるようになったのは凄く嬉しい。そんな後輩たちに連れられて向かっているのは執務室。風紀委員長が執務を行っているところだ。

 

 

「私たちは警備に戻りますのでこれで失礼します!」

 

「ありがとー!」

 

 

数分雑談しながら執務室まで案内してもらった。最近のゲヘナの事情だったり、悩み事だったりとみんな私に気兼ねなく喋ってくれるため先輩として慕われていることがわかった。まぁ、慕ってくれるのは主に風紀委員の子達とかだけど。まぁその話は置いといて早速に執務室のドアをノックする。すると中から入室の許可が来る。

 

 

「やっほ!ヒナ!アコ!」

 

「ハナにレンゲじゃない、お疲れ」

 

「お疲れ様です、ハナ、レンゲちゃん」

 

「ひなおねぇちゃん!あこおねぇちゃんこんにちは!」

 

 

執務室を開けて中に入ると出迎えてくれたのは、ゲヘナ学園の風紀委員長空崎ヒナと行政官の天雨アコ。風紀委員長は名前からわかるように風紀委員会のトップであり、雑務や治安維持活動などの総司令官という立場である。ちなみに風紀委員会の最高戦力でもある。行政官というのは各部署からの報告書の処理や戦術指揮や情報解析を行っている風紀委員会のNo.2に当たるポジションだ。

 

 

「はーい、アコお姉ちゃんですよー」

 

 

アコがレンゲの身長と同じ高さまで屈み、両手を広げて飛び込んで来るようにジェスチャーするがレンゲが飛び込む前に私が引き止めた。既の所で止めらてしまったアコは心底悔しそうにしている。だって手枷やカウベルを身につけて横乳を丸出しにいる変た……ゲフンゲフンお姉さんが両手を広げて待機しているのだ。2度見しなくても不審者である。しかも吐息が荒いように見えるし。アコからあと少しだったのに…という落胆の声が聞こえた気がするが放っておこう。レンゲの教育上よろしくない。秩序を守るものが一番秩序を乱しているという状況を理解して欲しくない。

 

 

「アコ、茶番はそこまでにして、早く業務は進めましょう。」

 

「失礼しました。ヒナ委員長」

 

「はいヒナ。これがこの間の弾薬申請の受理書だよ」

 

「いつもありがとう、ハナ。ほんっとゲヘナにあんたみたいのが沢山いるとこっちも助かるんだけどね」

 

「いいよ、シャーレに所属してる身だしこれぐらい当たり前〜。ゲヘナに関しては今に始まったことじゃないしね〜」

 

 

そう言いながら深いため息を吐くヒナ。それも仕方が無いことではある。ゲヘナの日常と言えば銃撃戦や騒音等の騒ぎに、リンチやカツアゲ、爆破などまぁそれはそれは活力が漲ってた人達ばかりなのである。それゆえに、風紀委員会の人達が頑張っているのだが、連邦生徒会長が失踪してからその件数が非常に増えてしまった。当然仕事が追いつかず溜まっていく一方である。ヒナの机にはシャーレの業務と同じくらいの書類の山が積み上がっていた。あまり行きたくはないがマコっちゃんに仕事を手伝って貰うようにするのに万魔殿に行くか…………。はぁ……。

 

 

「最近はゲヘナの治安はどうなの?」

 

「つい最近までは酷かったけど、今は大方良好ね。小さい事件はちょくちょく起きているけど」

 

 

ここで言う大方良好というのはゲヘナ基準であって他校から見れば全速力で逃げ出すほどの治安の悪さである。しかし風紀委員長自ら良好という言葉が出たため現在のゲヘナはヒナに頼らなくても解決出来る銃撃戦のみであり、ゲヘナ生徒からするとかなり平和である。うん、とてもいい事だ(白目)

 

 

「あいつも最近は活動してないみたいだし」

 

「ヒナ委員長、何か裏があるかと……」

 

「分かってる。油断はしてない。」

 

 

あいつというのはゲヘナで活動している指名手配の事で、過去に様々な凶悪事件を起こしている、らしい……。詳しくはよく知らない………。そんなこんなで最近あった出来事やシャーレでの活動など軽く雑談しているとドアの外からドタドタと足音が聞こえる。ヒナとアコが軽くため息をついている。多分彼女がこっちに近づいているのだろう。後で会いに行こうと思ってたから手間が省けたと思ってたらドア豪快に空けられた。

 

 

 

「やっぱり、ハナちゃん先輩いるじゃんか!」

 

「イオリやっほ〜」

 

「いおりおねぇちゃん!」

 

 

銀鏡イオリ。ゲヘナ学園の2年生で私の後輩だ。まぁ、私は3年生だから大体の子が後輩になるわけだが、そんな後輩の中でもイオリが一番私と仲が良いと思う。どれくらいに仲がいいかと言うとシャーレに所属するまでそれは毎週のように遊んでたくらいだ。彼女の趣味がパトロールだから大体はパトロールしながらだが、ショッピングだったり食事だったり仲良くなるなと言われる方が難しいくらいには濃密な時間を過ごして来た。もちろん、レンゲも一緒に。

 

 

「パトロール中じゃなかった?」

 

「今は休憩中!なぁ暇なら私の話を聞いてくれよ」

 

「ごめんね聞きたいのは山々なんだけど、私時間なくて!」

 

「いっつもそうじゃんか〜」

 

「イオリ、ハナが困ってるから離れなさい。」

 

 

ヒナがイオリに注意するが中々引き下がらない。前までずっと暇の時は遊んでいたのにシャーレに所属してからココ最近暇な日が無くてイオリには結構心配をかけてしまっているだろう。折角私のことを慕ってくれる後輩がいるのだからこれの想いは無下にしてはならないだろう。私はケータイを取り出して直近の予定を確認する。丁度よく今月に1回だけ何も無い休みの日がある。

 

 

「じゃあここの日空いてる?」

 

「午後からだったら行ける!」

 

「じゃあ午後から遊び決定!」

 

「ほんと!」

 

 

そういいながらスケジュールに予定を入れていく。久しぶりのお出かけだから当のイオリは結構はしゃいでいる。最初にあった時はそんな感じはしなかったが仲が良くなってから私を姉のように慕い甘えて来る。私ももう1人妹が出来たみたいで嬉しい。

 

 

「じゃあ、私シャーレに戻るから!」

 

「約束忘れないでくれよ!!」

 

「はいはい〜」

 

「ヒナもアコもおつかれ!頑張ってね!チナツにもよろしく言っておいて〜」

 

 

そういいながら私はゲヘナ学園の風紀委員会を後にした。ちなみにこの後執務室の空気がピリピリしたとアコから聞いたが理由を聞かされてないため概要はよく分からない。

 

 

 

・・・・・・・・・

 

 

 

雨振るなんて聞いてない!ゲヘナからシャーレに戻る途中急な雨に遭った。レンゲを極力雨に濡れないように抱えながら今私に出来る全速力でシャーレに戻る。ゲヘナからシャーレまでかなりの距離があるため交通機関を使おうとしたがゲヘナでそんなことしたら射的の的や爆破の対象になりかねないため歩きを選んだ。まだ私は死にたくない。なんやかんや言いつつ無事シャーレに到着した。

 

 

「はぁはぁ……ただいま!って先生はまだ帰ってきてないか?」

 

 

絶賛息切れ中。ゲヘナとシャーレは距離がまぁまぁあるから全速力で走ったところでびしょびしょになることは確定している事だったが、一刻も早くレンゲを屋内に避難させたかった。レンゲはあまり濡れていないようでいつも通りピンピンしていて安心した。私はというといつも来ているパーカーが雨を沢山吸って服が重い。スカートもニーソも走ったからか全部濡れて引っ付いて気持ち悪い。あ、そういえば居住区にシャワー室があったはずだからそこで体を温めよう。レンゲもあまり濡れては無いと言え、外が寒かったから風も引きやすくなっているだろうからシャワー浴びた方がいいだろう。そうなれば早速シャワー浴びに移動しよう。

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

あぁ、生き返る〜。やっぱりシャワーを浴びると自分の身体が冷えていたことに気づく。相当身体が冷えていたようでシャワーの温度に慣れるまで時間がかかった。本来シャーレの顧問以外がシャーレ居住区のシャワー室などの施設を利用する場合、顧問からの許可が必要となるが私はシャーレの部員になるためその手続きが省略されている。

 

 

「レンゲちょっとじっとしてて〜」

 

 

今はレンゲの髪を洗っているところだ。レンゲの髪は私よりもストレートでサラサラしているためいつも丁寧に洗ってる。

 

「わっ!きれいになった!ありがとーおねぇちゃん!」

 

「ふふっ、どういたしましての、ぎゅー」

 

「きゃー!」

 

 

ちょっとお節介で過保護すぎるところもあるが、これくらいが丁度いい。何かあってからじゃ遅いから。そう思いながら私は改めて覚悟し直す。最近少し気が抜けてきている気がするからだ。目的はレンゲを幸せにすること。そのために手段を選ばない。私はまたこの子を地獄に引き戻されないようにレンゲを抱きしめる。この子の体にある大きな傷を隠すように。

 




今後曇らせたいキャラがいたら投票でお願いします!その他の方は感想等でご意見ください。あ、ちなみにヒナと先生は確定枠です。

誰を曇らせたい?

  • ユウカ
  • シロコ
  • ホシノ
  • アル
  • ヒフミ
  • アリス
  • ミカ
  • イオリ
  • ハナコ
  • その他
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