ゲームであれば川を渡る手段は橋だけだが、現実だと渡し船がある。
むしろ、大規模な建築技術が培われた近代ならばいざしらず、中世時代の大河なんて基本的に船で渡るしかない。
とはいえ、日本人がイメージする専業の渡し船とはまた違う。大河沿いには必ず人里があり、そういう町や村には必ず漁師がいるのだ。
大河に魚がいないはずがないし。
そういった者達に対価を払えば、交渉次第では対岸に渡ることができる。
とはいえ悪党がそんな真っ当な交渉をできるはずもなく、力ずくで奪うにしても聞いた規模感からすると少人数ずつ何度も往復して川を渡るとも思えない。
よって、人さらいが川を渡るとすればやはり、川幅が狭い場所にかけられた大橋を利用すると思われた。
俺たちは時々聞き込み調査をしつつ、人さらい集団が渡ると思われる橋を特定、先回りしたのだ。
そして、橋に人さらい達がやってきた。
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人さらい集団のスタンスを10面サイコロで決定します。
1→善人 〜 10→悪人 1(極めて善良)
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橋に現れた粗雑そうな集団。
彼らに対して、俺は弁慶が如く立ち塞がる。
「勇者様のおなぁりぃいだゴラァ! 刀と言わず、金目のもの全部置いてけやあ!!」
「勇者様……」
ルナリアが後ろでため息をついているが、知ったこっちゃない。
「くらえギガデ……いや誘拐された人もいるし全体魔法はやばいか。じゃあ勇者パンチ!」
「あば!?」
俺は人さらい達を拳でボコる。
魔法と違って手加減できるので、死なない程度に殴る。
俺だって拳で血肉を撒き散らしてスプラッタはしたくない。
「な、なんだてめえは!?」
「勇者様だ! 悪党どもめ、金も女も全部出しな!」
「て、てめえ! 正義の味方面してんじゃねえぞクソガキがぁ!」
「ねえガキにボコボコにされちゃって恥ずかしくないの? どんな気持ち? 今どんな気持ち?」
ここまでの旅で人を殺すことも多々あったが、積極的に殺人をしたいわけでもない。
だからといってこいつらを見逃す理由もない。人さらいなんて、犯罪者の中でももっとも卑劣でどうしようもない人種だ。
さて、どうしようか。
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人さらい集団への対処を10面サイコロで決定します。
5以上で殺害 6
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ま、考えるまでもない。人さらいなんて歩くうんこみたいなものだ。
よーし、勇者さまがんばっちゃうぞー!
俺は剣を振るい、人さらいの首を撥ねた。
ドラクエ3の二次創作において、永遠の課題となるのがカンダタ一味の扱いです。
義賊扱いから純粋悪扱いまで、作品によってカンダタの性格付けは大きく変わります。
作者の趣味としては、義賊とかやめてほしいんですけどね。正義なら正当な手続きを踏めってタイプです。
主人公くんは正当な手続き(捕縛、治安組織への引き渡し)を面倒がったので殺害を選んでしまいました。
正当な手続きとても大事。横着、ダメ絶対。