ドラクエ3リプレイ   作:蛍蛍

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いざジパング2

 

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ステータス外要素をサイコロで決定します。(魔族用テンプレート)

性別(6以上で女性)           5

外見年齢(20歳以下に限定)       5

容姿(美形が基本、大きいほど人間寄りの姿)8

頭の良さ                 3

運動神経                 2

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 ソニアの仲介により謁見を果たした卑弥呼様。

 彼女は、中性的な……というより性差が顕著となる二次性徴前の年頃の少女だった。

 子供の年齢なんてピンとこないけど、たぶん小学生より小さい。

 恐ろしく整った容姿。少なくとも、人外という雰囲気はない。

 整いすぎた容姿が非人間的といえば、その通りだけど。

 

「……よくきたのじゃ。朕の名は卑弥呼。貴様らの名は聞いているぞ、アリアハンの勇者よ」

 

「チン?」

 

「む? どうした?」

 

「え、いや、朕って男性の一人称じゃないかと思って……」

 

「朕は皇帝全般が使える一人称じゃ。女帝であっても朕。ただ歴史上女帝が少ないというだけじゃ」

 

 へえ。へえ。へえ。3へえ。

 いや待て、こいつ皇帝というか天皇じゃないだろ。

 不敬だと難癖つけられて他の國に攻め込まれそうなやらかしだけど、なんで許されてるんだ。

 いや、それこそヤマタノオロチを操れるからか。

 

「ふぅむ? あっちの人間は正座に慣れていないと思っていたが」

 

 俺の正座姿を見て、卑弥呼は首を傾げる。

 

「えっと、俺の祖父がここらへんの出身なので。多少は慣れています」

 

 卑弥呼の城、謁見の間は座敷だった。

 現代っ子の俺は正座なんて慣れてないけど、それでも肌が白い連中よりは慣れている。

 いつもなら「俺の故郷だと普通です」と適当に誤魔化しているところだけど、一国の王ともなるとアリアハンの風習に覚えがあって、嘘に気づかれるかもしれない。だからこその爺さんアジア人説だった。

 

「なるほどのう。して勇者よ、この国に何用じゃ?」

 

「とりあえずご挨拶です。はじめまして」

 

「うむ。はじめましてじゃ」

 

 会話する感じ、彼女が魔族って感じはしない。

 吸血鬼のキューレは見た目からして魔族らしさがあったが、卑弥呼はまるで人間そのものだ。

 そもそも、原作では卑弥呼が魔王軍って描写はあったっけ?

 ひょっとして野良魔族って可能性もあるのか?

 

「あの、ぶっちゃけ訊いてもいいですか?」

 

「ふむ? なんじゃ」

 

「貴女は魔王軍ですか?」

 

 謁見の間にいた全員がギョッとしてみせた。

 

「……それは、どういう意味じゃ?」

 

「お前がこの国に巣食うドラゴン、ヤマタノオロチ本人であることは全部すべてするっとぬるっとまるっとお見通しだ!」

 

「ふむ」

 

 卑弥呼は興味深げに思案する。

 

「朕が魔王軍だとしたら、どうするのじゃ?」

 

「ドラゴンであることは否定しないのですか?」

 

「今更であろう。そうじゃ、朕はヤマタノオロチじゃ」

 

 さらりと認めてみせる卑弥呼。

 すまん、自信満々に言ってみせたけどこれカマかけなんだ。

 ほとんど確信してたからこそのカマかけだけど、それでも否定すれば言い逃れの余地はあった。

 この世界、原作知識がたまに間違ってるし。

 

「武器を降ろせ。まだ戦うとは決めてない」

 

 身構える仲間たちに俺は命じた。ステイ。

 

「魔王軍も色々と複雑だ。卑弥呼が魔王軍と歩調を合わせているとは限らない」

 

「ふふん、どっちだと思う?」

 

 不敵に笑う卑弥呼。

 なんだこいつ、本当に敵じゃないのか?

 

 

 

 

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