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具体的な文明の年代を20面サイコロで決定します。
19世紀
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町の状況をサイコロで決定します。
発展度合 3
治安の良さ 10
教育レベル 5
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「おいおいおいおい、マジかよ」
俺はカサンの町並みを見て驚愕した。
作りとしては小規模な、この世界でよくみかける城壁都市だ。
人口は見るからに少なく、町というより村。しかし緻密な都市計画で作られたであろう町並みは、あまりにも近代的な空気を漂わせていた。
「おいおいなんだありゃあ。馬がいない馬車が走ってるぜ」
カンダタ、じゃなくてサイモンが感嘆の声を上げる。
町中にはなんと路面電車すら走っていた。いや、黒煙が出ているから路面機関車か。
この世界に蒸気機関があるのはいい。発想さえあれば作れるものだし、限定的な運用……給水しやすい町中に限定するなどであればそう難しい構造も求められない。
実際、魔法に頼っているとはいえアリア号も蒸気船だし、地球の古代ギリシャにおいても原始的な蒸気機関は発明されていた。
燃費も航続距離も馬力もなにもかも低性能だろうけど、町中での運用ならそれも大して問題にはならない。
強いていうなら、排煙処理がちょっと気になるくらい。
「船も馬車も勝手に動くたあ、すごい時代になったもんさねえ」
シャキアもポカンと蒸気機関車を見ている。
ひょっとして海賊船を蒸気船にしたいとか思ってるんだろうか。
「糸を紡いだりしたら便利なんじゃないかい?」
「天才か……」
アホの子だと思われてた女海賊シャキア氏が、なんか核心的なことを言い出した。
「言われてみれば、確かに皆さんの服が華やかですね」
ルナリアがカサンを行き交う人々の服を見て関心する。
鮮やかに染色された布をふんだんに使ったチャイナ服は、なるほど豊かさと技術の高さを伺わせる。
「川沿いの町だからな、蒸気機関じゃなくて水車でやってるかもしれないけど……確かに紡績技術は高そうだ」
シャキアの発想は、ある意味彼女が貧しい場所生まれだからこそ生まれた気付きだろう。
この世でもっともグルグル回転が必要な分野、それが紡績機である。
自動車も列車も飛行機もそりゃあグルグルしてるけど、糸紡ぎにはもっともっとグルグルしなくちゃならない。
なにせ服は布であり、布には何キロメートルもの糸を使っているのだ。
糸を10センチ紡ぐには何百回もグルグルして素材を紡がなきゃいけない。
つまりTシャツ1枚を作るのに必要なグルグルは数千万回に達する。
この万回グルグルを、中世時代では手作業でやっていた。
ばかじゃねえの。ばっかじゃねえの。
でもまさか裸で過ごすわけにもいかず、人は手作業でグルグルしまくったのだ。
かつて服というのが高価だったのは、だいたいこのせい。
流通とか縫製とか布とかって前に、まず糸が高い。
「チャイナ服のスリッドは布の節約から生まれたってのは有名なトリビアだな」
「馬に乗れるようにじゃ」
俺のガセビアが許せなかったのか、ちょうど通りかかった老婆が答えた。
へえへえへえへえへえ。
「5へえ」
服を作る際の紡績のグルグル回数ですが、作者の計算だと一着あたり数億回とでています。
でもチャットGPTくんが数千万回だというので、仕方がなくそっちを採用しました。