ドラクエ3リプレイ   作:蛍蛍

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あけおめことよろです。
今年は年賀状が0枚でした。びっくり。
ただ、まだ時差という可能性もあります。


鳥の前でゆで卵を食べるという外道

 

 

 エイダちゃんが持ってきたおでん鍋をみんなで突く。

 

「わたしたちは……もぐもぐ」

 

「卵を守っています……卵ちょうだい」

 

「世界に散らばる6つのオーブを台座に捧げた時……伝説の不死鳥ラーミアは蘇りましょう」

 

「あの、台座は5つしかないようですが?」

 

 ルナリアが周囲を見渡して、首を傾げる。

 双子はおでんの鍋の下を指さした。

 

「「台座」」

 

 なんてこった。オーブじゃなくておでん鍋を捧げちまった。

 たまご、はんぺん、ちくわ、いとこんにゃく、だいこん、がんもを捧げると神鳥が復活するに違いない。

 

「とりあえず、オーブを捧げるのは食後にしよう」

 

「知らなかった……たまご、美味しい」

 

 双子の片割れが呟く。卵が気に入ったらしい。

 彼女がチラリとラーミアの卵を見た。おいやめろ。

 

「そういえば君たちの名前、聞いていいか?」

 

 双子は同時に顔を上げて、こう名乗った。

 

 

 

 

 

 

エル リア

――――――――――――――――――――――――――――

ステータス外要素をサイコロで決定します。

性別(6以上で女性)           7

年齢(あまりに不自然であればやり直し) 98

容姿(かっこよさ、かわいさ)   美しい少女(既に記載してしまったため、ランダムなし)

頭の良さ                 1

運動神経                 9

――――――――――――――――――――――――――――

職業をサイコロで決定します。(不可能ならやり直し)

1勇者 2賢者 3盗賊 4魔法使い 5僧侶 6武道家 7戦士 8商人 9遊び人

 

4 魔法使い

――――――――――――――――――――――――――――

ゲーム中のランダム種配布により性格を決定します。

性格 あまえんぼう

――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

「エル」

 

「リア」

 

「「エルリア」」

 

 なぜつなげた。

 

「わたしたちは」

 

「ふたりでひとり」

 

「「一心同体」」

 

「だから、働きぶりも一人分」

 

「あまり期待しないでほしい」

 

 こいつ、合わせて一人分の仕事しかしないつもりらしい。

 そのくせ、しっかりとおでんは二人前めしあがってらっしゃる。

 卵は2人で4つ食べていた。2つ2つじゃない、1つ3つだ。

 一心同体とか言いつつ、双子でけっこう差があるのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 俺たちは神妙な面持ちで、台座にオーブを捧げていく。

 俺は、これまでの長い旅を思い出していた。

 

 最初に捧げたのはパープルオーブ。

 最初に手に入れたオーブで、卑弥呼に化けたヤマタノオロチを倒して手に入れたものだ。

 強大なドラゴンの魔族である彼との戦いは、俺の冒険中でももっとも過酷な試練だった。

 

 次に捧げたのはパープルオーブ。

 最初に手に入れたオーブで、卑弥呼に化けたヤマタノオロチを倒して手に入れたものだ。

 強大なドラゴンの魔族である彼との戦いは、俺の冒険中でももっとも過酷な試練だった。

 

 続いて捧げたのはパープルオーブ。

 最初に手に入れたオーブで、卑弥呼に化けたヤマタノオロチを倒して手に入れたものだ。

 強大なドラゴンの魔族である彼との戦いは、俺の冒険中でももっとも過酷な試練だった。

 

 4つ目に捧げたのはパープルオーブ。

 最初に手に入れたオーブで、卑弥呼に化けたヤマタノオロチを倒して手に入れたものだ。

 強大なドラゴンの魔族である彼との戦いは、俺の冒険中でももっとも過酷な試練だった。

 

 ソイヤっと捧げたのはパープルオーブ。

 最初に手に入れたオーブで、卑弥呼に化けたヤマタノオロチを倒して手に入れたものだ。

 強大なドラゴンの魔族である彼との戦いは、俺の冒険中でももっとも過酷な試練だった。

 

 飽きた。はい、オーブどーん!

 最初に手に(ry

 強大なドラ(ry

 

「よし……これで最後だな」

 

 俺は万感の思いで、6つ並んだオーブを見渡した。

 ぜんぶむらさき。

 

「待ってください……」

 

「ちょっとよくわかりません……」

 

 エルとリアが目をぐるぐる回して混乱している。

 なんすか。ちょっとオーブが全部パープルだからって何か文句あるんすか。

 全てのオーブを台座にセットし、俺は数歩下がる。

 オーブが光を放ちはじめた。

 

「うおっまぶしっ」

 

 最初はほのかに照らす程度だった光だが、やがてそれは部屋全体を照らすほどに強くなる。

 双子はコホンと咳払いして、気を取り直して祝詞を始める。

 

「わたしたち」

 

「わたしたち」

 

 エルとリアの声が朗々と響く。

 

「この日をどんなに」

 

「この日をどんなに」

 

「「待ち望んでいたことでしょう」」

 

 拡散していた6つの光。それが柱のように収束し、中央の巨大な卵に照射される。

 

「ゆで卵になりそう」

 

 俺の危惧はさておいて、ぴきり、と卵の表面にヒビが入った。

 

「さあ祈りましょう」

 

「さあ祈りましょう」

 

「時はきたれり」

 

「今こそ目覚める時」

 

「大空はお前のもの」

 

「舞い上がれ空高く!」

 

 ヒビは瞬く間に卵の全体に広がり、卵の殻は粉々に砕けて中が露わになる。

 光の欠片が降り注ぐ中。

 そこに降り立ったのは、巨大な白い鳥だった。

 

 

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