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ステータス外要素をサイコロで決定します。
性別(6以上で女性) 5
年齢(あまりに不自然であればやり直し)105
容姿(かっこよさ、かわいさ) 2
頭の良さ 6
運動神経 9
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ほどなくして俺達は都合の合うアッサラーム行きのキャラバンを見つけ、ロマリアを旅立つこととなる。
当日となって、俺はパーティーの代表としてキャラバンの代表と初顔合わせすることとなった。
「なんじゃ、小僧……腑抜けた顔をしおって。付いてこられないようなら容赦なく置いていくぞ」
「お、おう。よろしくたのんます」
俺は商人を前に、割とマジでビビっていた。
男の名前はカリーム。ぱっと見の服装は古典的なターバンを巻いたアラビアン商人なのだが、貫禄が凄い。
シワとシミだらけの顔、尖すぎる眼光。
ヤクザだ。ヤクザの親分だ、これは。
絶対盃回し飲みとかしたことあるタイプだ。
「お、おい、この男のキャラバンについてっていいのかよ!? 絶対2、3人殺してるぞこいつ!」
「エイダちゃん黙って! 小声! 小声で話して!」
俺に考え直すように訴えてくるエイダちゃんを制止する。こういうタイプは得てして地獄耳と相場が決まっているのだ。
あと、俺達だってエイダちゃんの元仲間を殺しまくってるので人のことを言えない。
「ふん。貴様らの担当は左後方だ。せいぜいしくじるなよ、損失がでる」
「うっす! 了解っす!」
カリームに率いられた、数十台の馬車によってキャラバンを守るのが俺達の仕事だ。
理屈はシンプルだ。動物が群れるのと同じ、集まれば集まっただけ安全性は増す。
雇われた護衛の冒険者も数十人に達する。この人数で対処出来ないとなると、それはもうファンタジー小説で描かれるスタンピードとか、そういう異常事態だろう。
俺達は指定された馬車に乗り込んだ。大量の荷物が既に詰め込まれていて、人間様の肩身が狭い。
「魔法の袋を活用すれば、このキャラバンの貨物全てを運べますよね」
既に馬車に乗り込んでいたルナリアはそう呟いた。
それ言っちゃ駄目なやーつ。
「魔王討伐を諦めた時は、この袋で一緒に行商やって暮らそうぜ」
「構いませんよ。取り分は7対3で構いませんね?」
「構うよ。なんでさらっと大半持ってこうとするの」
「ですが貴方様は、経理とか出来なさそうですし……」
能力による給与の格差らしい。
なんてこった。資本主義者の犬がこんなところにいた。利己主義の怪物だ。
「付いて行かせていただきます、社長」
「結果を出せないようなら首を切ります」
「ひえっ……」
統制の効かない資本主義の行き着く先は絶対王政だ。
立場の弱い俺はルナリア王の奴隷なのだ。ビクンビクン。
「襲撃があれば叫んで知らせて、パーティーから誰かが救援に行くんだよな。誰が行くんだ?」
エイダちゃんが訊ねる。
「勇者様、頑張ってください」
「あっはい」
ルナリアに促され、キャラバンを駆け回る役割は俺になった。
雑な計算だけど、4人パーティーが10組いたとして、そのうちどれかがモンスターの襲撃を受けたとする。
襲撃を受けたパーティーは退治しつつ助けを叫ぶ。すると、各パーティーから合計9人が駆けつけてくれる。
つまり合計13人で対処することとなる。よほどヤバいモンスターが出ない限り、盤石といって差し支えない単純ながら効果的な戦術だろう。
残りの2人は引き続き護衛だ。本当に全戦力を1点集中しては複数方向から襲撃されたら終わる。
「はははっ! 何だお前、女の尻に敷かれてるのか!」
爆笑するエイダちゃん。俺がルナリアの言葉に頷いたことがおかしかったらしい。
俺もルナリアも、エイダちゃんを一人っきりに出来ないという考えから、一番バランスがいい俺を駆け回る役と決めたのだが…それに気付かないエイダちゃんは相変わらず無教養かわいい。
いつか今日のことを思い出して、自分の考えの至らなさに悶えてほしい。
なんで小学校の頃の失敗談とか、大人になってから不意に真相を理解しちゃったりすることがあるんだろうね。
何もしてないのに増える黒歴史とか悪質すぎる。
「てめぇ等ぼさっとしてんじゃねえ! 出発するぞ!」
カリーム氏の号令に、俺達が乗った馬車が揺れて発進する。
しばらくは暑い地域を彷徨くことになる。俺は見納めのような気分で、早朝の冷たく清廉な空気を思い切り吸った。
「馬車の中カビ臭え」