まずは相変わらず申し訳ございません、お久しぶりです。
よ、ようやく仕事が閑散期に入りました……。スマホのメモ帳に書き溜めだけはこれ含め二話分は溜まっているので、編集でき次第投稿致します。
それから後日。世田谷に現れた三体の特型ヒュージのうちの一体であるイビルアイを、私達と一柳隊で対応することになったのだが。
「ねぇ、やっぱりこれおかしいわよね? どうしてAZがわたししかいなくて他の人たちはカードゲームに興じているのかしら!?」
「しょうがないじゃん、一番最初にジャンケンで勝ち抜けしたのが白井さんだったんだから」
「そういう事じゃな──っ、掠ったわ! 掠ったわ今!」
なんか髪が白で瞳が赤というおめでたい配色に変化した姿で、単身イビルアイと戯れながら喚いている白井さん。
そんな彼女に対し、擬似姉妹たる一柳さんから明るい声がかけられる。
「ウノ! お姉様! もうすぐ上がれそうです!」
「ええそうね、その調子で早く助けてくれるかしら本当にこれ死にそ──」
「おーい、梨璃の番だゾ? ドローカードを持ってなければ四十二枚ドローだ」
「…………ごめんなさい、お姉様……」
「梅ぃぃぃぃいいいっ!?」
まさかの親友の裏切りに、イビルアイと鍔迫り合いをしていた白井さんも堪らず絶叫を上げる。
それをBGMにしながらもはやデッキと見紛う量に増えていく一柳さんの手札を皆で笑っていると、再び張り上げられる白井さんの声。
「待って! 話せばわかるわ! お互い一度冷静になりましょう!?」
「特型ギガント級ヒュージに対話を求めるトップリリィの図──あ、マギスフィア来たやで」
「
「キャラ崩壊と熱い手のひら返しを見た」
後方で密かにパス回しをしていたグラン・エプレから届いたマギスフィアに食らいつこうとする白井さん。
しかしその前に、魔法球はその場から忽然と姿を消す。見ればイビルアイの触手が、弄ぶようにマギスフィアを転がしていた。
「まさか、そんな!?」
「マギ……スフィアが……!」
「ヒュージに……奪われた?」
何を当たり前の事を。と思わなくもなかったが、前に私達のはノインヴェルト戦術じゃないと言われたのを思い出す。
周囲のクリオン間で行われたパスを再び受け取るイビルアイが持つそれは、負のマギを振り撒くナニかに成り果てていた。
手札を置いて立ち上がろうとする果穂乃を手で制す。無言のまま顎で指し示す先には、先程爆速で手札を消化していった一柳さんと陽菜の姿。
「梨璃さん、やれますね?」
「はい! 頑張ります!」
声だけ聞くと絶体絶命のピンチに立ち向かうリリィの図が思い浮かぶが、陽菜は何故か野球のユニフォームを着ている上に、一柳さんをバットに見立てた予告ホームランのポーズを決めていた。
極めて異様な光景に一瞬目眩を覚えた気がしたが、陽菜に関しては普段から割とこんな感じなのできっと気の所為だろう。
というかそっちよりも、足首を片手で掴まれた状態で持ち上げられて更にcharmを持っているにも関わらず、一向に真っ直ぐな姿勢を崩さない一柳さんに戦慄を禁じ得ないのだが。武器にされるのに慣れないでほしいと切実に願う。
「「一柳・カリバァァァアアアッ!」」
そんなこんなでイビルアイが放ったソレを、
人体から鳴るにしては絶対おかしい音を響かせながら拮抗する事数秒、本来の色を取り戻したマギスフィアによってイビルアイは爆散したのだった。
なるほど、あれが噂のラプラスか。
【リリィプロフィール】
酒井六花……163cm、51kg、84-57-82
綾瀬果穂乃……152cm、42kg、73-54-78
東雲陽菜……157cm、47kg、80-56-82