ウチの庭にダンジョンがあります   作:ShilonkS

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6章:学年末試験!
149『裏の戦い』


 起訴が決まった。

 つまり、犯人が裁判にかけられることが決まった、ということだ。

 いいや、まだ犯人ではない。

 裁判で有罪となるまでは、その人は起訴される前までは容疑者と呼ばれ、起訴されてからは被告人と呼ばれるのだ。

 だが、犯人である。

 犯人なのだ。

 人を殺した、犯人なのだ。

 

 兄と、義姉と、姪の命を奪った、罪人なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『文部科学省と経済産業省の方にアポ取れましたー!』

 

「あら早い」

 

 質素なワンルーム。

 ぴしっとしたスーツに身を包んでいるのは、グラマラスな美女、棟区 鎬であった。

 朝も朝、午前6時。

 1月も終わりかけのこの時間、外はまだ暗いものの、鎬はすでに身支度をばっちり終わらせており、いつでも仕事へと向かえる格好である。

 そんな鎬は物が少ないキッチンにてコーヒーを飲みながら、スマホで誰かと喋っていた。

 冷たさすら感じられる無表情ではあるものの、鎬のその口振りは軽いものだ。

 

「ついでにJSTから集中砲火喰らってまーす! 助けて鎬ちゃーん!」

 

「自業自得の馬鹿をやらかしたのはあなた達でしょ。頑張って蜂の巣にされなさい」

 

『鎬ちゃんの罵りが徹夜明けの体に染み入るわー』

 

 通話の向こう側からは、男性の声。

 鎬の知り合いで、困った男である。

 彼はとある大学の研究室に勤めている、30代後半くらいの男性だ。前に鎬が40くらいかと尋ねたら、まだですー、と唇を尖らせていたので、たぶん40手前であろう。

 研究者である彼とは、仕事の関係でひょんな事から知り合ったのだが、それは別の話として横に置く。

 年齢は鎬より1周りは上なのだが、なんやかんやと鎬は彼と仲良くさせてもらっている。

 少し前までは、と注釈がつきかねない状況だが。

 

 鎬の甥である秋水が持ってくる不思議なアンクレット、その素材調査は、彼に頼んだのである。

 

 そして、未知の元素というとんでもない世紀の大発見に繋げた立役者とも言える。

 なにせアンクレットの素材を調べてみて、「未知の金属っぽいね?」 と興味本位で詳細分析を試みて、「うちの設備じゃ解析しきれんから誰か助けてー」 と言わんばかりに他の研究機関へ鎬の許可なく勝手に調査依頼しまくり、「マジで新元素じゃね?」 と海外にまで追加検証という名の情報拡散をしたのが、彼の所属している大学の研究室である。

 そう、つまり、各研究所などから問い合わせが殺到することとなった、新元素の発見という地獄を作り出した元凶だ。

 流石にこれらの行いに関しては、縁切ったろうかな、と鎬は内心で思っている。

 

『いや分かって、分かってよ鎬ちゃん、俺達は分からないことは分かりたくなる性分なんだよー。知らない成分が出てきて興奮しちゃったんだよー』

 

 そんな鎬の内心を読んでいるかのように、通話向こうの研究者は情けない声をあげて鎬に許しを請うていた。年上としての威厳も何もあったものではない。

 

「やっぱり、安定している新元素、ていうのはそこまで凄いことなのよね?」

 

『世の科学者が全員揃って狂喜乱舞しながら絶叫して失神するレベルかなー?』

 

「そう。やっぱり、私の想定していた事態の100倍は悪い状況って感じなのね」

 

『悪いなんてとんでもない! 世紀に名を刻む大発見じゃないか!』

 

「アスファルトにあなたの脳味噌を刻んであげましょうか?」

 

『この度は勝手なことをしでかして大変ご迷惑をおかけしており誠に申し訳ございませんでした』

 

 一瞬テンションが急上昇した研究者を黙らせてから、ふむ、と鎬は顎を撫でながら少し考える。

 新元素が検出された。

 しかも、ただの新しい元素ではない。

 一般的な生活を行う通常の環境下で、安定した状態で、無視できない量を、無視できない形で、当然のように検出できる状態である、新元素だ。

 普通に考えても、それがどれだけ常識外れのヤバいことなのかは、想像に難くない。

 そして、一部界隈では、それが知れ渡ってしまった。

 

 

 

 不味い。

 

 

 

 鎬の感想としては、これ以外になかった。

 物理、素材科学、化学、工学、その他諸々の研究者が、我先に手に入れようと殺到するのが目に見えているからである。

 しかも、情報が漏れてしまったことで、他の研究機関、いや、国内外を問わずに国家レベルで興味を持たれる可能性が高い。

 そして情報に蓋をしているわけでもないので、メディアがどこかで嗅ぎつけて騒ぎ出すであろう。

 さらには、実用化可能かどうかの調査や権利を巡って、大手の企業やメーカーが介入する可能性がある。

 

 この状況で最悪であるのは、アンクレットの原材料は出所不明だが、量産できている、という点にある。

 

 それを、秋水が暢気にのこのこと持ってきて、祈織がニコニコ顔で売り捌くときた。

 

 待て待て。

 ちょっと待て。

 確かに研究所などにはガンガン売れるだろうが、秋水はともかく質屋の店長である栗形 祈織、お前は長期的な目線を少しは持ってくれ、と鎬はツッコミを入れたい気持ちでいっぱいである。

 現状、質屋 『栗形』 はかなり危ない橋を渡っている。

 経営が赤字の火の車、なんて目じゃないレベルの危ない橋だ。

 

「とりあえず、政府機関の方には新元素についての報告は行ってるのよね?」

 

『まあ、報告は義務だしねー』

 

「それでも、科学技術振興機構の方が情報のキャッチは早かったわね」

 

『JSTには所長が第一報時点で直喋ってた』

 

「その所長は絞めといてちょうだい」

 

『俺クビになっちゃうよー』

 

 はぁ、と鎬は重たく溜息を吐く。

 話を聞くだけのアポとはいえ、政府が動いた。鎬の思っていた以上にフットワークが軽い。

 事態はやはり、不味い。

 何故だか鎬の胃がきりきりと痛みを訴えてきた。

 研究機関などから起こされるであろうアクションとしては、質屋 『栗形』 に対して直接的なコンタクトを仕掛けてくることが容易に想像できてしまう。

 直接訪問して話を聞こうとしたり、詳しい情報開示を求める公式文章などを送りつけてきたり、独占供給契約や共同研究契約などを結ぼうと画策したり、監視対象においたり、などが考えられる。

 祈織は個人情報保護があるし、いざとなったら警察に頼るし、とのほほんと構えているが、それではどうにもならない状況だ。

 必要であれば強制的な情報開示請求といった法的処置をとられる可能性は十分にあるし、政府を動かして出所を徹底的に突き止めようともするだろう。そして、そもそも現時点で外国の勢力が動いている以上、最悪の場合は外務省や国防関連機関が介入してくる可能性だって残っている。

 秋水も祈織も、新元素の発見、という事態を甘く見積もりすぎだと思っていたが、どうやら鎬自身も見積もりが甘かったようである。

 

「とりあえず、大学の研究機関が政府に報告もなしに外国に重大な情報を渡したのは不味いでしょうし、そっちは政府から圧をかけられるわね」

 

『うわー、許してー、未知の発見で全員揃って狂ってたんだよー』

 

「政府としても、この元素がどこから出てきたのかは徹底的に問い詰めるでしょうね。気が重いわ」

 

『JSTからすでに問い詰められてまーす』

 

「あと、政府としても日本の研究機関の管轄で調査を進めたいでしょうから、そっちの研究室が主導しろって無茶ぶりかましてくるわよ」

 

『え? 本当? それは最高じゃん!』

 

 肝が太いなこいつ。

 能天気はここにもいるわね、と鎬は毒気を抜かれたように小さく笑った。

 

『未知の元素ってのは、場合によっちゃエネルギー革命とか産業的価値の可能性に関わるから、夢が広がるねー』

 

「兵器開発にも関わりそうね。防衛省の技術研究本部が動く可能性もあるわ」

 

『え、文部科学省と経済産業省だけじゃないのー?』

 

『安心しなさい。安全保障上の問題を引き起こす可能性がないかの調査まであったら、公安調査庁が出てくるわ』

 

『公安!?』

 

 動きそうな政府機関を考えながら、鎬は今後の展開を考えていく。

 

 

 

 自分達は、間違いなく国家レベルの後ろ盾が必要だ。

 

 

 

 それくらいに、事態は不味いのだ。

 ただ、後ろ盾、以上の介入を受けるのは、それは別の意味で不味い。

 主に、秋水が不味い。

 なにせ、あの正体不明のアンクレットを秋水は何食わぬ顔で持ち込んでくるが、その出所は意味不明だ。

 知り合いの職人が作っているとか秋水は言っているが、それが嘘であることくらい鎬は最初から気がついていた。

 なにか言えない事情が、あるのだろう。

 その事情を無視して、情報をとにかく開示しろ、と政府側が介入してくるのは、それはそれで鎬の望むところではない。

 国家管理されすぎないバランスを探るためには、政府や公安との取引を行わなければならないだろう。

 

「ふぅ……こっちの方にも弁護士がいるわね。法律のプロが欲しいわ」

 

『そうだなー。鎬ちゃんは弁護士の知り合いいるの?』

 

「ただいま絶賛利用中なのよ。そっちは?」

 

『研究者は法に縛られちゃやってらんないんだぜ-?』

 

「MITに勝手に情報横流ししたりするくらいだものね」

 

『……もしかして俺達、六法全書で横っ面ぶん殴られるレベルの悪いことした?』

 

 通話向こうで研究者がようやく顔を青くしているであろうことを想像して、鎬は表情を変えないままに、ふふん、と鼻で笑うに止める。いい気味だ、全く。

 それから鎬はコーヒーを一口だけ飲んで、ちらりとキッチンへ無造作に置いていた封筒をちらりと見る。

 

「とりあえず、やるべきことは山積みね」

 

『だよねー。政府関係の仲介とかだったら、俺達に任せてよ。研究室一同、鎬ちゃんを全力で応援する所存でありまーす』

 

「あら、嬉しい申し出助かるわ」

 

『流石に今回ばっかりは鎬ちゃんに迷惑掛けまくっちゃったからねー』

 

「本音は?」

 

『原材料をちょろっと頂けたりとか製造方法をちょびっと教えて頂けたりなんかしませんかねー、えへへへー』

 

「おっさんがキモいわよ」

 

『鎬ちゃんの罵りが徹夜明けの体に染み渡るわー』

 

「寝なさい」

 

 気心が知れている頭のおかしな研究者に軽口を叩きつつ、鎬はマグカップを置いてから封筒を手に取る。

 通話の緩い温度とは真逆で、鎬はほとんど無表情であり、眉間にシワが軽く寄せられている分だけ凍えるほどに冷たい表情であった。

 手に取った封筒が、くしゃ、と小さく悲鳴を上げる。

 

「まあ、しばらくは扱き使わせてもらうとするわ。よろしく頼むわね」

 

『……なー、鎬ちゃん』

 

「うん?」

 

 そろそろ通話を切って、仕事に行く準備でもするかと思っていたところに、研究者が若干だけ言い淀むようにして名前を呼ぶ。

 

『……大丈夫?』

 

 そして、いつもの間延びした緩い声色ではなく、ただただ心配するような問いかけに、鎬は一瞬だけ目を見開いた。

 それは、本当に一瞬だけで。

 開いたのは、目、だけだ。

 その一瞬で口を開いたら、きっと鎬の荒れ狂い続けていた心の内が、止めどなく出てきてしまったのかもしれない。

 たったの一瞬だけの動揺が静かに走り去ってから、鎬は口端だけを上げるようにして、にぃ、と笑う。

 奇しくもそれは、鎬の甥、秋水と全く同じ笑みであった。

 

「ええ、タスクが多いとやる気が出るわ」

 

 聞かれている内容は、きっとこの話ではないというのは理解しつつも、鎬は小さく笑いながら研究者へと軽口を叩き返した。

 やることが多い。

 この1ヶ月程で、鎬のToDoリストはびっしりだ。

 特に、新元素なるものが検出されたとした瞬間から、お問い合わせなるものが引っ切りなしである。

 そして、今はまだ、お問い合わせ、程度で済んでいるというのも、理解している。

 そうでなくても、去年の年末から、鎬の生活は激変している。

 自由気ままな独り暮らしの生活こそ変わりがないはずなのに、今の鎬は中学生男子1人の保護者となった。

 大事な大事な、愛している甥を、守らねばならない立場となった。

 一緒に暮らそうという提案は一瞬で蹴られてしまったものの、それでも鎬は秋水を守らねばならない大人となった。

 

 育ての親のような兄と、自分を可愛がってくれた義姉の、忘れ形見である秋水を、守らねばならない。

 

 口端を上げながら、鎬は奥歯を噛み締める。

 新元素とか、確かに凄いだろう。

 研究機関や企業や政府が、その秘密を知りたいと思うのも当然だろう。

 そのために、あらゆる手段を講じるであろうことは分かっている。

 

 だが、だからどうした、としか鎬は感じない。

 

 凄かろうが、知りたがろうが、そんな下らないゴタゴタに、秋水を巻き込むつもりは一切ない。

 研究機関だろうが企業だろうが政府だろうが、そんな奴らが秋水に迷惑を掛けることを、鎬は一切座視などしない。

 正直、鎬は秋水が今、何に首を突っ込んでいるのか分からない。

 どこからあのアンクレットを調達してきているか分からないし、疲れが取れる魔法の水をどこから汲んできたのかも分からない。

 もしかしたら、良くないことに関わっているかもしれない。悪いことをしているかもしれない。

 でも。

 だけど。

 

 きっと、たぶん、秋水は今、夢中になれる何かを、見つけた。

 

 それぐらいは、鎬でも分かった。

 分かってしまった。

 詳しいことは分からないし、それが何かも分からない。

 分かろうとしたところで、それはたぶん鎬が理解できる範疇を超えているであろうことだけは、うっすらと分かっている。

 それでも鎬は、秋水が夢中になれる何かがあるならば、それを応援したい。

 それを誰にも邪魔させたりなど、するつもりはない。

 だってその、夢中にさせる何かは、きっと秋水を立ち直らせたのだ。

 秋水を、元気にしてくれたのだ。

 

 事故があった直後のあの秋水を、ここまで癒したのは、鎬ではなく、正体不明の何かなのだ。

 

 クソガキだった自分を育ててくれた兄が死んだと。

 他人でしかないのに可愛がってくれた義姉が死んだと。

 懐いてくれた可愛い姪が死んだと。

 両親と妹が死んでもっと傷ついていたであろう秋水を尻目に、そうやって泣いて嘆いてばかりで守るべき忘れ形見を放置してしまった自分が、秋水を立ち直らせてくれた正体不明の何かを、感謝こそすれど疑って掛かるつもりはない。一切ない。

 だから、まあ、秋水には、のびのびと、好きにさせたい。

 させてあげたい。

 鎬にできることは、それを邪魔することから守ることくらいだ。

 それでやるべきことが増えるなら、本望じゃないか。

 ああ、だから大丈夫だ。

 やる気が出てくる。

 

『まー……鎬ちゃんが言うなら、やる気十分なんだろーなー』

 

 通話の向こうから呆れた声。

 安心しろ。鎬としてもこの中年男の研究者にはしょっちゅう呆れている。これでイーブンだ。

 それから、研究者にお願いしたいことを幾つか伝えた後に、鎬は静かに通話を切った。

 口端は、上がったままである。

 

「……ええ、大丈夫よ」

 

 通話を切ったというのに、誰もいないキッチンの流しへ向かって鎬は呟いた。

 それからスマホをことりと置く。

 手にはまだ、1通の封筒。

 その封筒には、でかでかと漢字が3文字か書かれている。

 

 

 

 退職届

 

 

 

 新元素が見つかったことによる面倒事は確かに考えたらキリがない。

 だが同時に、祈織がふんにょりした顔で浮かれていたように、ビジネスチャンスであるのも本当である。

 まあ、死なば諸共。一蓮托生。祈織が言うビッグチャンスとやらに、全力で乗っからせてもらおうじゃないか。

 そして祈織も巻き込んで、政府間関係者とバチバチにやり合ってやろうじゃないか。

 目指すは国の後ろ盾。

 面倒事から秋水を守れるくらいの、大きな盾。

 大好きだった人達の、大事な大事な忘れ形見を守れるくらいの、立派な盾。

 今の仕事も楽しかったし、今の会社も高校卒業しただけのガキを拾ってくれた恩がまだまだ返し切れていないけれど、それでも国家1つの後ろ盾を得るためには、今の仕事は切り捨てざるを得ないだろう。

 人の1日は24時間。

 何かを新しく得るためには、何かを捨てるしかない。

 幸いにも、鎬はそこそこの資産がある。

 単純な4%ルールに従ったとしても、いや、それが2%だったとしても、鎬は資産収入だけで生活費の倍は得られる状態にある。働かなくても食っていけるということだ。

 今の仕事を辞めたところで、生活するには全く困らない。

 それでも今まで仕事をしていたのは、恩返しという側面も確かにあるが、面白かったから趣味で仕事をしていただけである。

 なので、色々と面倒事を抱えてやることが増えた今、仕事をしている場合ではなくなってしまった。

 

「…………」

 

 力を入れすぎていたせいだろうか、少しだけシワができてしまった退職届の封筒を、鎬はそっとスマホの上に置く。

 仕事を辞めるのは、正直心残りがないわけでは、ない。

 ないが、優先順位が違う以上、こればかりは仕方がない。

 会社側には素直に申し訳ないが、年明けから土日は休むようになったり、残業を減らしたり、仕事の引き継ぎを何人か相手には進めていたので、辞める準備自体はすでに終わっている。

 それに、年末の時点で、退職の意向自体は会社側にも伝えているし、会社側だってそれを飲んでもくれている。

 鎬には、仕事以上に、やるべきことがあるのだ。

 

「……大丈夫よ、兄さん。秋水のことは、私に任せて」

 

 鎬にとって、秋水を守ることが、今は一番優先せねばならないことだ。

 それに、まあ、その次に優先すべきことは、まだある。

 口端だけを上げたまま、鎬は退職届の封筒を軽く撫でた。

 甥である秋水と同じようなその笑みは、肉食動物が獲物を見つけたかのような、そんな獰猛な香りがする笑みであり。

 

 

 

「それから、兄さんを殺した奴は、必ず、社会的に、ぶっ殺して、やるわ」

 

 

 

 仄暗い復讐の香りがした。

 

 

 





 初めて鎬さん視点での物語ですが、独りだけ話のスケール違わないかな(;´д`)

 現在の鎬さんの優先順位
 祈織と質屋を守る < 仕事を頑張って拾ってくれた会社に恩を返す < 裁判 < 秋水を守る

 とりあえず祈織は泣いていい。
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