ウチの庭にダンジョンがあります   作:ShilonkS

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162『大事な人の死に、泣けなかった少年』

 手首を斬り落とす。

 

 全身の身体強化と、右腕に重ね掛けした部分強化による力技にて、自分に左手首を、鉈で刎ねた。

 

「い――っ!」

 

 痛み、よりも熱さ。

 一撃で手首を斬り落として秋水を襲ってきたのは、激痛ではなく火で炙られたかのような熱さだった。

 瞬間、左の肩に衝撃が走る。

 スライムに捕まえられた左手を切断したことにより、それまで取り込まれまいと踏ん張っていたいた力の均衡が崩れ、体が右側へと崩れたその瞬間に、目の前にいたコボルトが振り下ろした棍棒が、秋水の左肩に叩きこまれた。

 ダメージ。

 分からん。

 手首を斬り落とした衝撃で、肩を殴られた痛みが把握できない。

 いや、手首を刎ねた痛みも把握できていない。

 ただ、棍棒で殴られた勢いで、ただでさえ崩れていた姿勢をさらに崩され、転びこそしなかったが勢いよく膝をついてしまった。

 ガッ、とくぐもったような音がヘルメットの中に響く。

 膝のプレートが岩肌の床にぶつかった衝撃音か。ライディング装備、大正解じゃねぇかクソが。

 

「――がらっしゃっ!!」

 

 膝をついた、その衝撃が反動で上へと抜けるのを逃さず、秋水は脚の力だけで体を跳ね起こし、自身の左手首に振り下ろした鉈を切り返して、立ち上がった勢いのままに今度はコボルトめがけて我武者羅に振り上げた。

 剣鉈の、その刃先が、コボルトの腹を捉える。

 右腕には身体強化の重ね掛け。

 一気に押し切る、いや押し斬る。

 刃の当て方も力の入れ方も知ったことではない。

 強引なる力技で、コボルトの腹を掻っ捌いた。

 その傷口から魔素が噴き出す。

 鉈が、折れた。

 

 痛い。

 

 遅れて、今更左腕が、いや左手首が激痛を訴えてきた。

 痛い。

 熱い。

 血が。

 うるせぇ。

 刃が折れた鉈をすぐに手放して、立ち上がりきった秋水は流れるようにしてコボルトの胸を目掛けて右足を叩き込む。秋水が咄嗟に蹴りだしやすい、通称ヤクザキックである。

 腹を裂かれてたじろいだコボルトはもろに靴裏を打ち込まれ、数歩後退して踏ん張ろうとするも、堪え切れなかったのか見事に後ろへひっくり返る。

 ざまぁ。

 など、言っている場合ではない。

 

「ぬ、ぐっ」

 

 手首がなくなった。

 斬り落とした。

 左腕が震える。

 痛い。

 痛い。

 熱い。

 ガタガタ言うな。自分で斬り落としたんだろうが。ボスウサギの時に左腕は丸ごと吹っ飛んだんだぞ。それに比べりゃマシもマシだろうが。

 痛みを訴える生存本能を黙殺しながら、胸のポケットから小瓶を引き抜く。

 怪我もしてない右手まで、震えてやがる。

 痛い。

 痛い。

 うるせぇ。

 これぐらい、大歓迎だろ。

 痛いぐらいなんだ。

 死にそうな怪我なんて良いことじゃないか。

 

 生きてる証拠だ。

 

 生き残っちまってる、証拠だ。

 

 今瓶の蓋を弾く。

 砕けた。

 右腕に身体強化を重ね掛けしていたか。それどころじゃないな。

 上部が割れた小瓶に入れられているのは、ポーション。

 その魔法の液体を、切断した左手首へぶっかける。

 

「ぎ――っ」

 

 焼けるような、痛み。

 生きている証拠の、痛み。

 綺麗に斬り落とせていない左手首、その切断面はぐちゃぐちゃだ。

 無理矢理叩き斬ったんだから当然だ。

 そんな手首から襲いかかる痛みに、涙が出てきた。

 痛くて、涙が。

 涙。

 

 

 

 家族が死んでも、出てこなかった、涙が。

 

 

 

 す、と感情が冷えた。

 一気に、冷えた。

 小瓶を捨てて、腰ベルトのポーチを開ける。

 そして中から小分けにされたポーションを取り出して、ヘルメットのバイザーを上げながら、一口。

 涙を、拭う。

 

 ああ、そうか、泣くのか。

 

 痛いから、俺は、泣くのか。

 

 家族のためには泣かないくせに。

 

 

 

 どこまで自己中心的な、ゴミなんだ、俺は。

 

 

 

「―――っ」

 

 ポーションが入った小瓶を投げ捨てる。

 流れるように、腰ベルトからバールを引き抜く。

 

 よう、化け物。

 

 ヒトデナシ。

 

 奇遇だが自分も、ヒトデナシだよ。

 

 仲よくしようぜ。

 

 人間同士より、そっちの方がお似合いだろ、俺は。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 連絡を受けたとき、嘘だ、と思った。

 

 だって、妹から、メッセージが届いていたのだ。

 やっぱりクリスマス当日にケーキ無理、という文章が。

 お兄ちゃんも、リクエストあったら5分以内でよろ、と締め括られた文章が。

 そのメッセージに気が付いたのは、5分以上経った後だったから、まあいいか、まあいいか、と既読スルーしてしまったのだけど。

 でも、メッセージが、届いたのだ。

 だから、嘘だと、思った。

 思いたかった。

 

 嘘などでは、なかった。

 

 父と。

 母と。

 妹が。

 死んでいた。

 

 それはよくある、交通事故だ。

 

 世界では、いや、日本国内に限って言っても、珍しくも何ともない交通事故が、クリスマス・イブに起きたのだ。

 それだけの話である。

 乗用車にトラックが突っ込んで、乗用車に乗っていた3人が死亡。

 よくある、悲惨な事故、というやつだ。

 その乗用車に乗っていた3人が、秋水の父と、母と、妹の、3人だった。

 それだけの話である。

 よくある事故の、被害者が身内だったというだけだ。

 ババ抜きでジョーカーを引いたような、ロシアンルーレットで実弾を当てたような、それだけのことなのだ。

 

 不思議と涙は出なかった。

 

 同じく連絡を受けて真っ青な顔で飛び込んできた鎬は、みっともないほどに泣き喚いていた。

 いつもの飄々とした様子などまるでなく、子供のように泣き叫び、父に、いや、鎬は愛していた兄の死骸に、縋り付いていた。

 ああ、泣いている。

 鎬は、兄が好きだったし、義理の姉には懐いていたし、姪には駄々甘だった。

 めちゃくちゃ、好きだった。

 愛していた。

 そんな3人を、1度に亡くし。

 泣いて。

 わめいて。

 

 

 

 なんで、自分は、泣けない、のだろう。

 

 

 

 泣くのがみっともないと、思ってなど、いない。

 大事な存在を亡くしてしまえば、悲しいと感じるのは、当然のことだ。

 泣くのは、当然のことだ。

 その、はずだ。

 

 

 

 なら、なんで、涙が、出ない。

 

 

 

 愕然とした。

 自分は家族を、愛していなかったのだろうか。

 鎬のように、父を、母を、妹を、愛していなかったのだろうか。

 嫌いだったのだろうか。

 家族が死んだのに。

 死んでしまったのに。

 涙一つも流さないなんて。

 自分は、そんなに冷酷な奴だったのだろうか。

 自分は、おかしいんじゃないだろうか。

 普通の人じゃ、ないのか。

 愕然とした。

 

 そして、愕然としたことに、愕然とする。

 父が死んだことより。

 母が死んだことより。

 妹が死んだことより。

 なんで、『泣けないこと』 の方に、ショックを受けてやがるんだ。

 

 あれだけ大切だと思っていた家族のことより、自分の異常性の方を気に掛けるとか、とんでもない自己中心的な野郎じゃないか。

 

 ああ、そうか。

 そうなのか。

 鎬のように人の死に涙を流せるのが普通の人間なのだとしたら。

 

 

 

 きっと自分は、人間以下の、ゴミなんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 コボルトの顔面に何度目かの拳を叩き込むと、血飛沫のように光の粒子がまき散らされる。

 死亡演出。

 ああ。

 そう。

 

「…………」

 

 右腕を引く。

 振り下ろす。

 殴る。

 仰向けに倒れたコボルトの腹へ、その腕を足で押さえつけながら馬乗りになり、秋水は表情を僅かに変えることなく、いや、一切の表情を浮かべることなく、コボルトの面を殴打し続けた。

 殴る。

 殴る。

 殴る。

 左手は、まだ使えない。

 使えないのか?

 知らん。

 知らないが、とにかく右腕で、殴る。

 死亡演出は始まっている。

 先程まではどうにかして脱出を試みようをもがいていたコボルトの抵抗は、すでにない。

 でも、殴る。

 

「………………」

 

 笑みもなく。

 軽口もなく。

 ただ、殴る。

 殴る。

 殴る。

 殴る。

 殴。

 

 ガン、と拳が岩肌の床を捉えた。

 

 どれだけ殴れただろうか、コボルトはもう、消えていた。

 地面を殴りつけたのがトドメとなって、ライディンググローブのプロテクターが砕けた。

 右腕に部分強化の重ね掛けを施したままだった。

 ああ、もったいないことをした。

 身体強化の重ね掛けをしなければ、もっと殴れただろうに。

 もったいないことを、した。

 

「……………………」

 

 拳を引きながら、体を起こす。

 起こして、隣を見た。

 少し先には、デカい水饅頭、スライムがいる。

 ぽよん、ぽよん、と暢気そうにぷるぷるしている。

 その体内には、左手。

 秋水が斬り落とした左手が、じゅわりじゅわりと、溶け始めている。

 それから秋水は、自分の左手へと視線を落とした。

 

 手首から先が、再生し始めている。

 

「…………ふ」

 

 異様な光景に、秋水は思わず鼻で笑ってしまう。

 笑って、なんだろうか、急に感情が、生き返ってきた。

 

「ふ……ははっ、ふっ」

 

 笑える。

 笑えるな。

 肉が蠢きながら、じわじわと左手が再生されている。

 

「……いてぇ」

 

 左手がゆっくりと生えてきているのを見て、ようやく痛みがぶり返してきた。

 痛い。

 血が、ぽたぽたと滴っている。

 滴りながら、骨や、肉や、皮膚が、生えてきている。

 動脈含めて丸ごと切断したというのに、出血量はさほど多くない。

 痛みも、動けなくなるほどの激痛、という程ではない。腹に角突きタックルをもらって、貫通したときの方がよっぽど痛かった。

 ポーションのおかげだろうか。

 肉体を再生している最中の痛みを軽減したり、出血量を抑えたりする効果があるのかもしれない。

 もしくは、コボルトに殴りかかる前に左手首の切断面にポーションをかけ、それからポーションを飲んだのだが、塗布する場合と飲む場合では回復の効果に差があるのだろうか。

 痛みから意識を逸らすようにそんなことを考えながら、秋水は腰ベルトのポーチから小分けのポーションを取り出し、蓋を開けてから左の手首にぱしゃりと振りかける。

 少しだけ、くらりときた。

 体の影響が急速に消耗する感覚だ。久しぶりである。

 手首から先、手の部分を再生させるエネルギー。

 左腕丸ごと再生させた時よりは消耗量はマシだろうが、体脂肪の減少はそこそこ覚悟する必要がありそうだ。

 まったく。

 

「ふぅ……」

 

 ため息を1つ。

 ああ、今の戦い方は良くなかったな。

 座り込んだまま、秋水はヘルメットのバイザーを開けて苦笑した。

 ヒット&アウェイの練習はどうしたのか。馬乗りになってボコってしまった。

 いけないいけない。自分のミスだというのに、頭に血が上ってしまった。未熟者も良いところだな。

 隣のスライムを見れば、やはり自分の左手が体内に浮いていて、じゅわりじゅわりと消化されている。なかなかにグロい光景だ。

 コボルトと戦うことが楽しくて楽しくて、スライムの存在をすっかり忘れていた。

 とんだ凡ミスだ。

 左手だけで助かったのが奇跡だろう。下手をしたら、体ごと取り込まれてお陀仏になっていたかもしれないくらいのミスである。

 スライムのヤバさは、地下3階に足を踏み入れたその時から知っていたハズなのに、積極的に襲いかかってこないからと放置するだけ放置して、コボルトとの戦いに熱中していて意識から外れるとか、馬鹿じゃないのか。

 

 ああ、馬鹿野郎だったな、俺は。

 

 再生中の左手にかけていたポーションがなくなる。

 その小分けのペットボトルを地面に置いてから、上腕のポケットから小瓶を取り出し、蓋を開けて一口で飲み干す。

 痛い。

 左手が、じくじくと痛い。

 ゆっくりと体の欠損が治っていくという未知の感覚が、なんとも気持ち悪いし、血は絶賛ぽたぽたしてるし、普通に痛いし、嫌な感覚詰め合わせのアンハッピーセット状態だ。

 小瓶も地面に置いてから、秋水はゆっくりと前屈みになるように、もしくは背中を丸めて小さくなるようにして、右手で左腕を握って、蹲る。

 

「やっぱ凄ぇな、ポーションは」

 

 小さく呟きながら、左手を見る。

 生えてきている。

 再生してきている。

 腕が丸ごと吹っ飛んでも、新しい腕が生えて完治するくらいだ。

 脚に穴が開いても、腹に穴が開いても、ポーションはキレイに治してくれた。直してくれた。

 まったく。

 本当に、ポーション様様である。

 ポーションがあれば、多少の怪我などないも同じだし、手足の欠損も脂肪やら栄養素をごっそり消費するというデメリットと引き換えにして完治可能ときたものだ。

 現代医学など目ではない。

 まさに神秘の治療薬である。

 

 

 

 これが、2ヵ月前に、あったらなぁ。

 

 

 

 再生中の左手に、ぽたり、ぽたり、と雫が落ちた。

 ポーション、ではない。

 なんだろうな。

 分からん。

 左腕を抑え、蹲りながら、秋水は小さく笑う。

 

 

 

 父は、下半身が、ぐしゃぐしゃになっていた。

 

 

 

 母は、右半身が、潰れていた。

 

 

 

 妹は、妹は。

 

 

 

 顔も、姿も、拝めないことに、なっていた。

 

 

 

「ポーションが、あったらなぁ……」

 

 背中を丸めて蹲って、大きな体を小さくして、小さく笑って、秋水は呟いた。

 ぽたり、ぽたり、と左手に雫が落ちる。

 痛い。

 痛いな。

 左手が痛い。

 再生中の、左手が、痛い。

 あと、なんだ、何故だろう、胸も痛い、ような気がする。

 殴られたっけな?

 どうだっただろうか。

 

 ぽろぽろと、静かに秋水は、涙を流していた。

 

 痛いんだ。

 痛いから、泣いているんだ。

 自分が、痛いから、泣くんだな、俺は。

 家族が死んだところで流れもしなかったくせに、手首を鉈でぶった斬った程度で、泣くんだな、俺は。

 父は、下半身丸ごとだぞ。

 母は、右腕と右足と、体の一部を潰されたんだぞ。

 妹は、それは、もう。

 痛いとか、痛くないとか、そんなレベルじゃない、怪我だったんだぞ。

 死んだんだぞ。

 痛いと思うことも、泣くことも、できなかっただろうに。

 死んでしまうとも、思う暇もなかっただろうに。

 それなのに自分は、手をなくしたくらいで、泣くのか。

 馬鹿じゃないのか。

 ああ、馬鹿野郎だったな。

 家族のためには泣けないくせに、自分のためには泣けるような、自己中心的な、馬鹿野郎だったな。

 

「いてぇ」

 

 涙を流しながら、呟く。

 左手は、手の平まで再生されてきている。

 5本の指が、ゆっくりと生えてきているところだ。

 助かったな。

 左手がなくなるという事態は、避けることができたな。

 良かった良かった。

 ポーションは偉大だな。

 

 そして、俺だけは、助かるんだな。

 

 化け物め。

 

 ヒトデナシめ。

 

 そうだよ、手が生えてくるような、人でないような、頭のおかしな、バケモンだよ。

 

「……ふ」

 

 小さく、小さく、本当に小さく、かすれるように、笑う。

 

「ああ……」

 

 そして、ため息のようなのを1つ。

 それから秋水はごろりと仰向けに転がった。

 流石はバイク装備。岩肌程度じゃなんともない。

 横を見やれば、暢気そうなスライム。近いと言えば近いが、捕まる距離でもない。

 いつか、ぶっ殺してやりてぇなぁ、と軽く考えながら、再び息をゆっくりと吐きだす。

 スライムの中には左手。

 自分のものだった左手。

 なのに自分の左手首からは、新しい手が半分以上再生している。

 生命体かどうかすら怪しいスライムに、欠損した手が生えてくる自分。

 お似合いじゃないの。

 

「やっぱ、バケモンと殺し合うくらいが、丁度いいな……」

 

 涙は既に、枯れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『やっぱりクリスマス当日にケーキ無理』 

 

『これがムボー……!』

 

『てなわけで、お父さんは和菓子プッシュ中』

 

『お母さんはバームクーヘンプッシュ中』

 

『お兄ちゃんも、リクエストあったら5分以内でよろ』

 

 このメッセージ、もしも本当に、5分以内に気がついて、なにかリクエストしたらどうなっていただろう。

 きっと優しい家族のことだ、買ってやろうじゃないかと道を変更していたかもしれない。

 もしくは、どこかの店にいたとしたら、きっとリクエストしたものを探してくれたかもしれない。

 たぶん自分は脂質のことを考えて、草餅をリクエストしたかもしれない。

 妹はきっと、「えー、しょっぼいー」 とか文句を言っただろう。

 母はきっと、「あの子、ホント洋菓子食わん……」 と呆れただろう。

 父はきっと、「ほら見ろ、やっぱり和菓子はカロリー低くて良いんだよ」 と調子に乗っただろう。

 どこかできっとそういうやり取りをして、店を出る時間も変わっていただろう。

 

 そうすれば、あの日、あの時、あの交差点には、いなかった、はずだ。

 

 だけど、メッセージには気が付けなかった。

 だから、3人は店を出て、車に乗って、走った。

 走って。

 進んで。

 交差点の赤信号で止まって。

 トラックが。

 

 

 

 返事さえ、できていたら。

 

 

 

 きっと。

 

 

 





105話『リセットされたもの、されていないもの』

『クリスマスのデザートなんてなんでも良いから、皆が無事に帰ってきてくれるだけで、俺は嬉しいよ』

 どんな気持ちでこのメッセージを、1ヵ月も遅れて打ち込んだんでしょうね秋水くんは。
 ……誰だよこんな人の心がない設定考えたやつ(胃を抑えながら)
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