ウチの庭にダンジョンがあります   作:ShilonkS

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184『最初に誰が敵になるのか分かっているの?』

 なんやかんやとありまして、秋水は現在、質屋 『栗形』 の店内でぽつんと独り、店番をしていた。

 何故かよく分からないが、バックヤードから飛び出してきた祈織が鼻血を出してぶっ倒れ、退避退避ー、と若干やる気のない掛け声と共に鎬に再びバックヤードへ連れ戻されてから、かれこれ30分程経過している。

 祈織は急にどうしたのだろうか。ちょっと心配である。

 そして、鉄臣と志穂の弁護士2人も、鎬に呼ばれてバックヤードの方へと入っている。

 恐らく、なにか話があるのだろう。

 裁判か、なんかの。

 カウンターの椅子に浅く腰を掛けながら、ふーむ、と秋水は軽く唸る。

 

「それにしてもあれ、ネックレスだったのか」

 

 唸ったついでに、ぽつりと独り言を零した。

 ダンジョンの地下3階、そこに出てくるコボルトをぶち殺がすと出てきたり出てこなかったりするドロップアイテム、白銀の鎖のことである。

 いや、白銀のネックレス、が正しいのか。

 詳しくは聞けていないが、祈織がネックレスと言っていたのだから、たぶんネックレスで正解なのだろう。

 細いし中途半端な長さだしで、どういう使い道があるのか疑問に思っていた鎖であったが、まさかのネックレスである。

 自分を着飾るアイテムは、筋肉を除いて特に興味のない秋水は、あれがネックレスであるということがさっぱり分からなかった。

 しかし、脚を飾る装飾品の次は、首を飾る装飾品ときたか。

 ドロップアイテムはアクセサリー系統であるという縛りがあるのだろうか。もしくは、不思議な白銀という縛りかもしれない。

 どちらにせよ、普通に売れそうなアイテムである。

 普通に、かどうかは、怪しいか。

 うーん、と秋水は考え込んだ。

 

「……あ」

 

 と、そこで、店の外に人影だ。

 店内を盗み見るかのように、ガラス扉の向こうから、こちらを覗き見ている男性がいる。

 少しよれたスーツを着た、すらりと背の高い、中年に差し掛かっているくらいの男性だ。

 

 例に漏れず、ヨーロッパ系の、外国人。

 

 普通に売れたとしても、普通じゃない状況がセットで付いてきてるじゃないか。

 なんていうアンハッピーセットだ。

 

「身体強化、100%」

 

 意識を切り替えるように、または頭のスイッチを入れるように、準備としてずっと体中を巡らせていた魔力へ、呟き声を落として色をつける。

 ダンジョンの中でもないのに、身体強化だ。

 強化倍率は、全力でほぼ3倍。

 体に力が漲るのと同時に、秋水は浅く腰掛けていた椅子からするりと降り立った。

 降り立ち、足が床を捉える。

 同時に、蹴る。

 

「はいよ、いらっしゃいませぇぇぇっ!」

 

「Ahh—!?」

“うわぁっ!?”

 

 僅か数歩、しかも身体強化の魔法をフルに使った超速ステップで店の入口まで文字通り跳んでいった秋水は、地響きのような低音ボイスを轟かせながら入口のドアを開け放ちつつ、元気に挨拶をブチかました。

 先制攻撃、威嚇。

 普通にやったらこれ、ただの営業妨害だよな、という感想が脳裏を通過していくのを感じつつ、秋水は流れるようにずずいっと店内を覗き込んでいた男性へと顔を近づけた。

 

「商品をお探しでしょうかぁ? それとも質入れ・買い取りの査定でございましょうかぁ?」

 

 わざとねっとりした感じの声を出しつつ、秋水は顔ににこりとした営業スマイルを張り付けながら男性へと迫る。

 にこり、ではなく、にごり、かもしれない。

 外国人男性の顔が、さぁ、と青くなった。

 失礼な。

 

「Sorry, I was just admiring the shop! It looked lovely, that’s all! I’ll drop by again sometime, yeah?」

“いや失礼、綺麗な店だと思ってみていただけなんだ! 縁があったらまた来るよ!”

 

 顔を青くした男性は、早口でなにか捨て台詞のように言ってから早足で立ち去っていった。

 ふむ、お客じゃないなら一昨日来やがれ、お客になったらまたおいで。

 走り去っていくその外国人を見送りながら、ふぅ、と軽く溜息を吐き出し、秋水は身体強化の魔法をオフにする。

 強硬手段に出られたときは、とりあえず捕まえて投げ飛ばしてやろうと備えていたが、面倒事にならなくて良かった。

 流石に身体強化ありで殴ったら流血惨事になるかもしれんしな、と考えつつ、秋水は扉を閉めて店内へと戻る。

 

 今ので、2人目である。

 

 よくない状況だ。

 それを秋水はひしひしと肌で感じていた。

 再び溜息を漏らしつつ、カウンターの椅子へと腰を下ろす。

 いつでも飛び出せる、いや跳び出せるように、その座り方は浅い。

 白銀のネックレスは、白銀のアンクレットと同じく、普通に売れそうである。

 そう、売ること自体は、普通に売れるであろう。

 研究機関とか、そういう所に向けて。

 祈織曰く、凄い技術で産み出された装飾品、とのことだが、現状ではあのアンクレット、その商品価値の大半は、物質そのものの価値である。

 

 新元素、というやつだ。

 

 白銀のアンクレットには、地球上で今まで発見されていなかった元素が含まれている、らしい。

 その情報を鎬から聞いたとき、秋水は顔を青くしたものである。

 ヤベェ、深く考えてなかった、と。

 新元素と聞いて、思い当たる節が秋水にはあった。

 地球上で今まで発見されていなかった元素。

 

 たぶん、それ、元々、地球上には存在してなかった元素かもしれない。

 

 地球上ではあり得ない反応、あり得ない性質、あり得ない物質。

 それはきっと、ダンジョン産だからだろう。

 ポーションという、明らかに『地球上ではあり得ないもの』を日々体感していた身としては、地球上で今まで発見されていなかった物質、と聞いたときに、ピンときてしまった。

 金を工面する必要があって、特に深く考えずに角ウサギを殺して得られた白銀のアンクレットを売りに出してしまったが、よくよく考えればドロップアイテムだって、ダンジョン産のアイテムである。

 それが地球上には存在していなかった物質を含んでいても、なにもおかしくはない、と納得してしまったくらいだ。

 

「やっぱ、気になるよな……」

 

 ぽつりと零す。

 現在、白銀のアンクレットは、じゃんじゃんと売りに出している。

 新しい元素が含まれているアクセサリーです。

 お金を出してくれたら普通に売ります。

 研究用にどうですか。

 そんなノリでばんばん売っている。

 下手に売る数を絞れば、新元素の情報を掴んだ連中が絶対に嗅ぎ回りに来てしまう。

 研究用や実験用のサンプルが少なければ、もっと寄越せ、となるかもしれない。

 ならば、数を絞らずどんどん売ろう。

 今まで地球上で発見されていなかった元素、というか、今まで地球上には存在していなかった物質を研究したいなら、いくらでも調べればいい。お金を出したら普通に売るから。

 そういう戦法だ。

 どうにも危機感がいまいち薄かった祈織が、商売チャンスだ、と鼻息を荒くしていたのに秋水が乗っかり、最終的には鎬も賛同し、そういう方向性になったのだ。

 

「でも、まあ、嗅ぎ回られてんな、これ」

 

 しかし現実は、ご覧の通り。

 明らかに、白銀のアンクレットの出所を嗅ぎ回られている。

 いや、今のところはまだ、この店が本当に新元素を含んでいる商品を取り扱っているのか半信半疑くらいなのだろうが、バレるのは時間の問題でしかない。

 秋水は腕を組み、深い溜息とともに天井を見上げた。幸せが逃げる。

 

「制作者は誰か、どこで作ってんのか、原材料はなにか、他に特性を知っているのか……」

 

 物質そのものを直接調べることができても、得られない情報はたくさんある。

 それを気にするな、という方が無理なことなんだろう。

 ましてや、未知の物質、なんて、物理学的な研究者じゃない一般人である秋水からしてみても、夢があるじゃないか、というような事柄だ。

 知的好奇心が旺盛な人達は、そりゃ嗅ぎ回るに決まってるよな、となる。

 困った。

 鎬はともかくとして、これは確実に、祈織に迷惑が掛かってしまう。

 いや、もう既に、迷惑が掛かっている。

 祈織本人が自覚していないというだけで。

 と。

 

「ありがとう秋水。戻ったわ」

 

 バックヤードから、鎬が出てきた。

 それと、鉄臣と志穂、弁護士の2人もである。

 話し合いが終わったのだろうか。

 

「おう、お疲れ。あれ、栗形さんは?」

 

「検品中よ」

 

「そうか。なんか急に倒れてたけど、大丈夫だったのか?」

 

「……それは、どういう方面から大丈夫と判断するかによるわね」

 

「は?」

 

 秋水は首を傾げる。

 よく分からないことを口にしつつ、鎬はカウンターの上に置き去りにしていたエプロンを掛け、秋水の隣の椅子へと腰を下ろした。

 とりあえず、祈織は復活した、ということで良いのだろうか。

 まあ、元気になったならいいか、と考えていると、鎬がカウンターの上にしゃらりとなにかを置いた。

 白く輝く、細長い鎖。

 白銀のネックレスだ。

 

「ところで秋水、お客は来たかしら?」

 

 しかし、鎬が切り出してきた話は、白銀のネックレスとは関係なさそうな内容であった。

 

「お客、だったら1人もいなかったな」

 

「ああ、そうだったわね。じゃあ、来店者はいたかしら?」

 

「だいたい2人。どっちも外国人」

 

「お客じゃないわね」

 

 断言されてしまった。

 そして、それはつまり、外国人2名はこの店を嗅ぎ回りに来た人、という意味なのだろう。

 はぁ、と思わず重たい溜息がまた出てしまってから、はっと秋水は自分の口に手を当てる。

 ちらりと横を見る。

 スーツ姿の中年男性に、同じくスーツ姿の若い女性。

 鉄臣と志穂だ。

 しまった、この2人がどこまで事情を知っているのか、なにも確認していなかった。

 秋水が持ち込んだ白銀のアンクレットを広げているバックヤードに鎬が呼んだ以上、白銀のアンクレットの存在は知っていると考えていいのだろうが、それに新元素とかいう物質が含まれているのを知っているかどうかは別問題である。

 2人の弁護士を見てから、秋水は視線を鎬へと戻す。

 

「ちなみに鎬姉さん。こちらの2人は?」

 

「え……ああ、そうね」

 

 鉄臣と志穂。

 自己紹介だってしてくれた2人のことを改めて聞き直した秋水に、鎬は一瞬だけ不思議そうな目をしたものの、すぐに秋水がなにを言いたいのかを察してくれたようである。

 全く以て、頭の良い叔母だ。

 鎬はカウンターに置いた白銀のネックレスを指に掛け、それを掬い上げるようにしながら鉄臣と志穂の方へと手を向けた。

 

「こちら峰岸弁護士事務所の弁護士、峰岸 鉄臣さんと鋒山 志穂さん」

 

「さっき聞いただろ」

 

「さっき言いました」

 

 ツッコミの声が被った。

 え、と秋水は顔を向ける。

 同じ感覚だったのか、秋水と全く同時にツッコミの声を被せてきたスーツ姿の女性、志穂が少し驚いた表情で秋水へ顔を向けていた。

 思いきり目が合ってしまう。

 

「……その調子で叔母にツッコミを入れて下さい」

 

「は、ははは……すみません……」

 

 ちょっと微妙な雰囲気になってしまった。

 最初は鎬にキレ散らかしているヤベェ女と思ったが、どうやら嗅ぎ回っていた男が鎬と祈織に喋り掛けていたところへ割って入ってきたらしいので、どうやら状況的には2人を護ってくれたらしい。

 ということは、鎬と祈織の味方、と考えて良いのだろうか。

 いや、割り込んできた?

 となると。

 ああ、なるほど。

 志穂を見て、秋水は独りで納得してしまった。

 

「事情を知ってるんだな?」

 

「あらご名答」

 

 再び鎬へと視線を向けながら確認すれば、しれっと肯定される。

 祈織曰く、英語かなにかで鎬に話しかけている男との間に、急に現れた志穂が怒鳴りながら割り込んできた、らしい。

 これだけ聞けば純粋にヤバい奴だが、その男がこの店のことを嗅ぎ回っている人間であるのならば、また事情は違ってくる。

 割り込んで、怒鳴って、追い返した。

 鎬と祈織を、護ったのである。

 で、あるならば。

 この店が嗅ぎ回られている、ということを志穂は知っていなければ、割り込んでなどくるはずがない。

 つまり、この2人は事情を知っている。

 なるほど、と秋水が納得したところで、こほん、とわざとらしい咳払いが聞こえた。

 鉄臣であった。

 

「改めましてご紹介にあずかりました、峰岸弁護士事務所所長、峰岸 鉄臣です。この度はこちらの質屋で取り扱われている商品から、未知の元素が含まれている物質が検出されたとのことで、それに関しての利権の問題、そして安全と自由権の確保について、関係省庁との交渉をお手伝いさせて頂くこととなりました」

 

 関係省庁との交渉。

 省庁?

 鉄臣の再びの自己紹介に向けていた顔を、秋水は再再度鎬へと向けた。

 

「明後日、ちょっと政府の人とお喋りしてくるわ」

 

 明後日!?

 隠してたなコイツ!?

 悪びれもなくしれっと告げる鎬に、思わずいつもの通りにツッコミを入れようとした言葉を、秋水はぐっと飲み込んだ。

 いけない、鉄臣と志穂の前でいつもの調子の言葉遣いをしては色々と悪印象を持たれてしまう。

 

「……大丈夫なのか?」

 

「さあ?」

 

 言葉を飲み込んでから、代わりに絞り出した確認の問いに、これもまた鎬はしれっと返す。

 はい、とも、いいえ、とも、どちらにも取れるような返答だった。

 

「さあ、って……」

 

「こちらからの要求もあるけれど、向こうからの要求もあるのよ。手札が見えないとなんとも言えないし、だからこそ交渉をするのよ」

 

「いや、そりゃそうだけど」

 

「でも、今月中に話が纏まらなかったら、色々覚悟しておいた方が良いわね」

 

 そして、しれっと告げられた。

 覚悟をしておいた方が良い。

 え、なにが?

 なにを覚悟するの?

 どういうことなの?

 

「え?」

 

「え?」

 

「え?」

 

 そんな意味で聞き返した疑問符は、何故か3方向から上げられた。

 秋水だけではない。

 鉄臣と志穂も、同時に聞き返すような声を出していた。

 え、と秋水は再び2人の方を見る。

 鉄臣と志穂も、秋水の方を見ていた。

 目が合ってから、秋水は首を傾げる。

 知らない知らない、とばかりに、鉄臣と志穂が同時に首を横に振った。

 どうしよう、この人達と息が合いそうな気がしてきた。

 

「か、か、覚悟ってどういう事ですかちょっとっ!?」

 

「おっと、志穂さん落ち着いて!」

 

 そして即行で志穂がカウンターを叩いて鎬に食って掛かりにきて、ワンテンポ遅れてから鉄臣が志穂に制止をかける。

 なるほど、秋水が来店したときに志穂と鎬がバチバチのギスギスにやり合っていたのは、こういう感じの流れだったのか。

 秋水は止めることなく遠い目をした。

 

「一応確認をするのだけど、今、この店をうろちょろしている人達って、どういう人達かは分かっているかしら?」

 

 志穂が吠えてくるのを真っ正面から見返しつつ、鎬の口調は相も変わらず冷静そのものであった。

 うろちょろしている人達というのは、嗅ぎ回っている外国人のことだろう。

 

「どうって……スパイですよ、ざっくり言えば」

 

「そうね。なら峰岸さん、もう少し詳しくお願いできるかしら」

 

 そのまま話題を鉄臣の方へとパスした。

 ふむ、と話を受け取った鉄臣は少しだけ考えるように間を置いて。

 

「そうですね。現状は研究機関の者やマスコミが、個人的に調べに来ている程度、でしょうか。国の政府機関や規模の大きな企業が調査に入るには、動くに足る情報がそもそも少ないですし、いくら何でも時期が早すぎるかと」

 

「で、今月末には新元素についての先行発表があるわ」

 

「……あー」

 

 なるほど。

 現在は個人レベルで嗅ぎ回っているだけだけど、発表があったら組織立てて動いてくるから覚悟しておけ、ということか。

 駄目じゃん。

 補足するように鎬が付け足した言葉で、鎬の言わんとしていることをなんとなく察した秋水は、眉間に手を当てて唸った。

 見れば鉄臣も同じようなポーズになっていた。息が合うかもしれない。

 

「論文か、公表か、発表か、形式はどうあれど、それが正式な情報として出たとすれば、規模の大きな組織が探りを入れるには十分な情報だわ」

 

「それはつまり、発表があれば海外の政府機関などが動く、と?」

 

「まあ、そのうち動くでしょうね」

 

 確認をした鉄臣の問いに、やはり鎬はしれっと返す。

 少し引っ掛かる言い方だった。

 

「……あなたは、勿体ぶった言い方をしますね」

 

「あら、ごめんなさい。癖なのよ」

 

 眉間にシワを寄せて志穂が詰め寄るが、鎬は飄々としたものである。

 うーん、鎬と志穂は息が合いそうにない。

 

「海外の政府とかより先に動く、大きな組織があるってことか?」

 

 火花が散りかけるところの話を逸らすように、今度は秋水が質問を口にした。

 す、と流し目を送るように鎬の視線が秋水へと向けられる。

 何故か、少し笑っているようであった。

 

「海外の政府機関や大企業、研究所に大学と、新元素についての公表があればどこも動くでしょうけれど、それよりも先に動いている連中を忘れてないかしら?」

 

「いや、それって誰のことだよ?」

 

「秋水、私は明後日、日本政府の人とお喋りをしてくるの。何回かに分けてお話しするのだけど、話が纏まらないまま新元素の正式情報を発表された時点で、色々と詰むと言っているのよ?」

 

「え」

 

 思わず言葉が詰まる。

 ああ、なるほど。

 現在は、嗅ぎ回っている連中は個人レベルで動いていて、新元素について発表があれば大きな組織が動き始めるであろう。

 だから詰む、という話じゃない。

 動く情報が出た時点で詰み、なのだ。

 

 正確には、その時点で話が纏まらないという “状況” なら詰み、だ。

 

 なるほど。

 駄目じゃん。

 どう考えても、それ駄目じゃん。

 言葉の意味を理解して、さぁ、と秋水の顔が青くなる。

 

 

 

「今月中に話が纏まらないのなら、そんな交渉になってる時点で、日本政府は最初から敵に回っているわね」

 

 

 





Q:なんでわざわざ先んじて政府と交渉なんてするの?

A:『後手 = 詰み』だからですかね(・ω・`)

 なお、鎬さんは最悪の想定は考えていても口にはしないタイプ。
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