ウチの庭にダンジョンがあります   作:ShilonkS

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247『そのままを全肯定の美寧ちゃん』

 筋トレが終わった。

 軽く地獄だったけれど、トレーニングが終われば不思議と高揚感があるというか、達成感が半端じゃない。

 やりきった、という感覚だ。

 以前に秋水が、筋トレは自分と対話すること、みたいなことを言っていたが、今ならなんとなく分かる、ような気がする。

 他人と比べていたら、こんな達成感は感じられなかったに違いない。

 死んだ姉や、自分よりも上の連中を見て、必死に足掻いていた頃は、なにを頑張ったってこんな晴れやかな気分になることはなかったのだ。

 筋トレって凄いなぁ。

 美寧はしみじみとそう思った。

 

「ぜひゅぅー……こひゅぅー……はひゅぅー……」

 

 まあ、疲れることには変わりがないんだけど。

 美寧は頭を少し起こしたトレーニングベンチにうつ伏せになりながら、荒い呼吸を繰り返していた。

 汗がヤバい。

 体が熱い。

 特に背中がピンチにパンチ。ほっかほかを通り越して背中から火が出てないか心配になるくらい熱い。

 いや、背中が熱いということは、背中の筋肉がしっかり使えていたという証拠であろう。ついぞ1ヶ月前は背筋を動かす感覚すらも分からなかったことを思えば、大進歩である。

 ふへへ、これも先生のおかげ。先生の調教の賜物。美寧ちゃんは先生に躾けられて、新しい特技を覚えちゃったよ。にゅふふ。

 ぜーぜーと呼吸を荒くしつつも、でへぇ、と美寧は不気味な笑みを零した。

 なお、隣でそれを見ていた秋水が、若干心配そうな顔をする。

 

「かなりお疲れですね。やはり、本日はここまでにいたしましょう」

 

「も……ぜぇ……もう1セット……」

 

「……また筋肉痛コースになりますよ?」

 

 それはヤだなぁ。

 秋水の声かけに、美寧ははたと我に返った。

 美寧が行っていたのは、インクライン・ダンベルローイングである。

 両手それぞれにダンベルを持ち、頭側を上げて角度をつけたトレーニングベンチにうつ伏せになって、下へと下ろしたダンベルを腰の方まで持ち上げ、下ろす、という動作を繰り返す筋トレである。

 今月のメイン種目だ。

 これをしっかり行ってから、来月はトレーニングベンチなしにする予定である。

 立った状態からハムストリングスを伸ばすように尻を後ろに突き出しつつ前屈みになり、その姿勢で背中のトレーニングを行う。

 その種目の名は、バーベルベントオーバーロウ。

 先月、全然上手くできなくて、失敗してしまった種目である。

 それを来月、リベンジするのだ。

 リベンジしようと、秋水が背中を押してくれたのだ。

 背中の種目だけにな。

 いや、背中の種目は引く動作だから、押しちゃダメだろ。

 頭の中で行ったボケに、美寧は律儀にも自分自身でツッコミを入れる。

 

「うぅ……でもぉ……」

 

 我には返ったが、それでも美寧は渋るように秋水を見上げた。

 イケメンがいるぅ。

 好みドストライクな秋水の顔を見て、美寧はただでさえ赤かった顔をさらに紅潮させてわずかに目を逸らす。

 胸がドキドキしているのは、筋トレで自分を追い込んだせいなのか、それとも秋水のせいなのか。

 両方だな。

 美寧は誤魔化すように、ぷく、と頬を膨らませた。

 

 ちなみに、インクライン・ダンベルローイングを本日のシメに行っているのは、美寧たっての希望である。

 秋水が提案した筋トレメニューを全てこなした上で、追加でインクライン・ダンベルローイングを行っているのだ。

 さらに言えば、インクライン・ダンベルローイングはメニューの最初に行っており、これは本日2回目である。

 今月はインクライン・ダンベルローイングを重点的に行うから、やれそうなときにガンガンやるよ。

 そういう理屈だ。

 だって、来月にはバーベルベントオーバーロウを行う予定なのだ。

 ちゃんとできるか、心配なのである。

 秋水は大丈夫だと言ってくれているが、それでも心配なものは心配なのだ。

 正確には、やっぱり失敗しました、となったら、秋水が責任を感じてしまうかもしれないのが心配なのだ。

 だから頑張らねば。

 是が非でも成功させなくては。

 美寧は燃えていた。

 背中の筋肉も燃えていた。

 熱い。

 汗ヤバし。

 頑張りすぎなのは、美寧自身もうっすら自覚はしていた。

 

「大丈夫ですよ」

 

 ゆったりした口調で、秋水が声を落としてきた。

 お腹に響く、とてもとても低い声。

 うっとりしてしまう、好きな声。

 

「美寧さんの頑張りは、ちゃんと体が応えてくれていますよ」

 

 そんな素敵な声で、欲しい言葉をくれる人。

 あー、もー、好き。

 どれだけ好きにさせたら気が済むんだこの人は。

 ドキドキしていた心臓が、きゅぅ、とする。

 うつ伏せになっていたトレーニングベンチから体を起こし、美寧は改めて秋水を見上げた。

 

「そ、そうかなぁ……?」

 

「はい。でも、頑張りすぎは筋肉痛で応えてくるので、本日はここまでにしましょう」

 

「……はーい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 軽くシャワーを浴びてさっぱりしてから、私服に袖を通す。

 ただいま深夜1時。

 歩いて家に帰り、お風呂に入り、ベッドに倒れ込めば、そのまま気絶するように眠りに落ちそうな疲労感。

 以前は悪夢のせいで、睡眠は浅いし短いしと散々なものであった。

 だが、最近は本当によく寝れる。

 寝る直前に激しい運動をしたら交感神経が優位になるし、入浴直後は深部体温が上がってしまうから、本来であれば入眠しづらいはずなのだが、そんなことは一切関係なくよく寝れてしまうのだ。人体の不思議である。

 着替え終わり、美寧は鏡の前に立つ。

 前髪をちょっと直す。

 頬に手を当て、にこっ、とスマイル。

 よし、及第点。

 筋トレする関係上、ばっちりメイクをして来れないが、ナチュラルメイクにしている分、手早くメイクを直すことが可能だ。

 問題なし。

 よーし、と美寧は気合いを入れる。

 

「それじゃあ先生、お先でーす」

 

 更衣室から出た美寧は、なにやらデカい輪ゴムみたいなものをびよんびよんとさせていた秋水に声を掛けた。

 トレーニングチューブ、だったか。

 美寧が使ったことがないものだ。

 

「はい、美寧さんもお疲れ様でした。帰り道も気をつけてくださいね」

 

 美寧に気がついた秋水は手を止め、律儀に美寧の方を向いて挨拶を返してくれる。

 本当に、紳士な人だ。

 良い人だな、と思いつつ、美寧は思わず、じっ、と秋水の腕周りを見てしまう。

 パンパンである。

 ムチムチである。

 ボディラインがはっきり分かるほどに締め付けのあるコンプレッションシャツが、モリモリムキムキに鍛えられた秋水の筋肉に内側から押し出され、悲鳴を上げているようにも見える。

 メロンのような肩から、大木のような腕。

 まじまじと見て、改めて思う。

 えっちくない?

 先生がコンプレッションシャツ着るの、ヤバくない?

 鼻の下を伸ばすよりも、なんと言うか、心配の方が先にご来店をかましてくる。

 コンプレッションシャツのせいで、秋水の筋肉が鋼のように鍛え上げられているのがはっきりと分かってしまう。

 こんなの、若い女の子に見せたら、性癖歪んじゃう。

 心配だ。

 無自覚に女の子の性癖ブレイカーしちゃってないか、とても心配だ。

 あと、腕だけじゃなくて、大胸筋から背中から脚からどこもかしこも筋肉特盛りスジだくだくの秋水だから、筋肉フェチの変な女に目をつけられないかも心配だ。

 そういう女への警戒心、薄そうだし。

 秋水を見て、むーん、と美寧は唸った。

 

「……美寧さん?」

 

 思わず秋水のことを心配してしまった美寧に、秋水は首を傾げる。

 おっと、しまった、無言になってしまった。

 

「あ、いや、そのゴムって使ったことないなぁ、って思ってね」

 

 美寧はぱっと顔を上げ、慌てて誤魔化した。

 ああ、と秋水は手に持っていたデカい輪ゴムみないなものを持ち上げる。

 コンプレッションシャツは、筋肉の動きが良く分かる。

 力こぶができるように、上腕二頭筋が収縮して膨らむのがはっきり見えた。

 えっろい。

 ガン見してしまった。

 

「トレーニングチューブですね。要はただのゴムですが、なかなかに便利なものですよ。ウォーミングアップなどのストレッチにも使えますし、自重トレーニングの負荷を上げることもできます。まあ、ゴムの性質上、負荷にムラが生じてしまうのですが」

 

 手にしたそのトレーニングチューブを、びょいんびょいん、と美寧に見せるように伸ばしたり縮ませたりさせながら、秋水がそんな説明をしてくれた。

 どうしよう、トレーニングチューブの動きよりも、秋水の腕の筋肉が動く光景に目を奪われてしまう。

 

「へぇ……買おうかな」

 

「そうですね。トレーニング用品の中では安価な分類ですし、色々な用途に使用できますので、自宅で揃えるならオススメしやすいものだと思います。お金に余裕があれば、ですが」

 

「う」

 

 言葉を詰まらせた。

 お金。

 リアルな話題だ。

 美寧はそんなに金遣いが荒い方ではないが、最近はトレーニングウエアを買ったり、シャンプーからコンディショナーから洗顔フォームからコスメ用品も色々と評判が良い物を買い揃えてしまったりしたものだから、お小遣いがわりとカツカツである。

 いや、今までの貯金がまだまだ普通にあるから余裕だが、バレンタインデーの決戦が控えていることを考えると、今は節約しなくてはならない。

 

 バレンタイン。

 

 そう、バレンタインデーだ。

 

 バレンタインには、秋水に逢えることが確定した。

 ならばチョコだ。

 真心に恋心に下心をぶち込んだ、ごりごりの本命チョコを用意しなくちゃいけない。

 手作りにしようか、それとも既製品にしようか、まだ決めていないが、ラッピングに気合いを入れろという母の言葉を考えれば、ガワには金を掛けるべきだろう。

 既製品のチョコレートを使うのであれば、そちらにも金が掛かる。

 うーん。

 トレーニングチューブ、買うのは保留だ。

 優先順位を考えて、美寧はすぐに買わない決定をする。判断が速い。

 と言うか、最近のお金の使い道、全部秋水が絡んでいる。

 トレーニングウエアは秋水とお揃いにするため。

 コスメ系と体を洗う諸々は、少しでも秋水に綺麗だと感じてもらうため。

 チョコレートは、バレンタインデーのため。

 恋って、お金掛かるね。

 母さんにちょっと支援してもらおうかなー。会社に浮気のことチクっちゃうよー、とでも軽く脅したらお小遣い増やしてくれるかもしんないしー。

 美寧は頭の片隅でそんな黒いことを考えた。

 

「……ジムに置いてあるなら、ジムの使えばいいじゃんね!」

 

「そうですね。オススメしやすいとは申し上げましたが、私もトレーニングチューブを持っているわけではないので、それでいいと思います」

 

「あ、そうなんだ。先生の家なら、一通りトレーニング用具が全部あるって思ってた」

 

「さすがにそれは……」

 

 秋水は苦笑を漏らした。

 そうか、さすがに家がジムみたいな感じではないのか。

 なんとなく家でも筋トレしてそうなイメージがあったのだが、そうではないらしい。

 いや、ジム並みにトレーニング用具が家に充実してあったら、逆にジムに来る理由がないか。そりゃそうだ。

 確かになぁ、と美寧は納得しながら呟いてから、秋水の筋トレの邪魔をしていることに気がついた。

 声を掛けてからそのままお喋りしちゃった。

 嬉しい。

 ではなく。

 後ろ髪を引かれる思いだが、秋水の筋トレの邪魔にならないよう、今日は早く帰らねば。

 美寧は会話を切り上げるように、びしっ、と敬礼しながら改めて帰りの挨拶をする。

 

「それじゃあ先生、今度は木曜日にね!」

 

「はい、木曜日に……ああ、美寧さん、外は寒いですから、気をつけてくださいね」

 

「はーい。先生も帰るときは暖かくして帰るようにね」

 

「はい、かしこまりました」

 

 秋水はしばしば帰り道の心配をしてくれる。

 そういうところが、たまらなく優しいなぁ。

 にへ、と美寧は表情を崩し、同じく秋水の帰り道についても触れておく。

 寒い夜道を帰るのは、秋水も同じことなのだ。

 お互いに暖かい格好で帰らなくてはならない。

 そこでふと、美寧は思い出す。

 秋水のジムまでの行き帰りの格好は、あの漆黒のレザーコートである。

 革の衣類は、暖かいと聞く。

 防寒対策バッチリじゃないか。

 

「あー、でも、あのレザーコートなら暖かそうだよね」

 

 帰ると言ったそばから、美寧が再び話を脱線させてしまった。

 その美寧の呟きに、再び秋水が苦笑を漏らす。

 

「そうですね。冷たい風を完全に防げる感じがしますね。見た目はちょっと、アレな感じなのですが……」

 

「見た目?」

 

 苦笑しながら言葉を濁した秋水に、美寧は思わず首を傾げる。

 見た目。

 あのマットブラックな丈の長いレザーコート。

 似合うじゃないか。

 最高に秋水の魅力を引き立てるコートじゃないか。

 なんで言葉を濁したのだろうか。

 首を傾げた美寧を見て、ええと、と秋水は一度間を置いた。

 

「いえ、あの格好はヤクザみたい、と言われましてね……」

 

「?」

 

 そして苦笑いを継続しながら漏らした言葉に、美寧は反対側に首を傾げてしまう。

 ヤクザみたい。

 なにを言っているんだ。

 

「おかしなこと言われたじゃんね。別にあの格好じゃなくても、先生はヤクザみたいな見た目じゃん」

 

「う゛」

 

 不思議そうに美寧が呟けば、秋水は何故か言葉に詰まった。

 意味が分からない。

 秋水はレザーコートを着てようが脱いでようが、ヤクザっぽい見た目なのは変わりはしない。

 背が高く、度を超えた筋肉質で、顔が厳つく、目つきが鋭く、威圧感満載超えて過剰搭載なのは、秋水自身のことである。

 そこにあのレザーコートは一切関係ない。

 いや、関係なくは、ないか。

 

 

 

「あ、きっと褒めてくれたんだよ!」

 

 

 

 ようやく意味を飲み込めた美寧が、ぽん、と手を打った。

 そうか、褒め言葉だ。

 なるほど、納得。

 

「え?」

 

「あのレザーコート、先生のヤクザみたいな見た目に磨きが掛かって超似合うから、雰囲気にベストマッチって意味だよ、きっと!」

 

「……えーっと?」

 

 何故か秋水が困惑しているが、美寧はうんうんと一人で大きく頷いていた。

 秋水はレザーコートを着てなかろうが、ヤクザっぽい。

 しかし、レザーコートを着れば、より一層ヤクザっぽく見えるのだ。

 確かに確かに、あのレザーコートは秋水によく似合っている。似合いすぎて美寧の心臓がロックンロールをかき鳴らすくらいだ。分かり味深し。

 つまり、秋水の 『良さ』 が引き立つ、という意味なのだろう。

 きっとそうだ。

 

 ……いや、待て。

 

 す、と美寧は冷静になった

 秋水の 『良さ』 が引き立つ、だと?

 

 それは、厳つい、デカい、分厚い、声が低い――そんな秋水の『良さ』を知っている、という大前提が必要だ。

 

 と言うことは、あの格好はヤクザみたい、なんて褒めた奴は、秋水の 『良さ』 を知っているということ。

 女か?

 女なのか?

 いやいや、でも、男から褒められた、という可能性もまだ残っている。

 ごくり、と美寧は喉を鳴らした。

 

「……先生、ヤクザみたいって褒めたの、もしかして、女?」

 

「褒めてくださったかどうかは怪しいですけど、まあ、女性ですね」

 

「むむっ」

 

 可能性は潰えた。

 女なのか。

 そうか。

 

 

 

 その女、絶対に秋水に色目を使っているメスネコに違いない。

 

 

 

 つまりライバルだ。

 どこのどいつだ。

 だが負けん。

 ぐ、と美寧は奥歯を噛む。

 秋水にあのレザーコートはよく似合う。

 そんなこと、美寧は何度も思ったし、なんなら最初に見た瞬間、似合いすぎていて気絶するかと思うくらいに衝撃を受けた。

 だが、まだ美寧は褒めてない。

 感想を伝えていない。

 くそう、秋水に色目を使っているどこぞのメスネコに後れを取った。

 なんて失敗。

 いやでも、まだ巻き返せるはずだ。

 言え。

 言うんだ。

 美寧は右へ左へ視線をさまよわせながら、ゆっくりと口を開く。

 

「……わ、私も、その……に、似合う、と思ってるじゃんね……」

 

「え?」

 

「先生の見た目の怖さとか、目つきの悪さとか、マフィアっぽい感じに、凄い相性が良いと思うな、あのレザーコート……」

 

「もしかしてトドメを刺しにきてますか?」

 

 秋水のツッコミをスルーして、美寧はぐいっと秋水に迫る。

 

 

 

「こ、恐いのも、ヤクザっぽいのも、それは先生の魅力じゃんね!」

 

 

 

 言った。

 言ったぞ。

 秋水は魅力的な人だ。

 背が高いのも、筋肉が凄いのも、威圧感があるのも、目が鋭いのも、声が低いのも、顔が恐いのも、全部全部、秋水の魅力なのだ。

 だから、あのレザーコートは、秋水にとてもよく似合っている。

 だって、秋水自身が、魅力的な人だから。

 言い切ってから、かぁぁ、と美寧の顔が熱くなった。

 いや、恥ずい。

 恥ずかしい。

 なにこれ、照れる。

 秋水を褒めてから、急に羞恥心が湧き上がってきた美寧は、ぱんっ、と自分の頬を叩く。

 ああ、ダメだ。

 人を褒めるの、全然慣れてない。

 それになんか、好きな人のことを褒めるとなると、余計な気持ちまでぽろりと零れそうで恐い。そして、それ以上に恥ずかしい。

 

「じゃ、じゃあ! 帰ります!」

 

「あ、はい。それでは」

 

「またバレンタインにね!」

 

「え?」

 

 恥ずかしさに耐えきれなくなった美寧は、そのまま逃げるようにしてジムを去った。

 

 

 

 5分後、次の木曜日がバレンタインデーであることを自らネタばらししてしまったことに気がついて、美寧はアスファルトの上で膝から崩れ落ちていた。

 

 

 





【悲報】須々木 海霧さん、秋水くんに色目を使っているメスネコ認定を喰らう【誤解】

 現在、秋水くんの見た目のデメリットは、美寧ちゃんにとって全部メリットにひっくり返っています。
 秋水くんの顔はイケメン。
 秋水くんの声はイケボ。
 見た目が恐いのは全部秋水くんの魅力の一部。
 うん、美寧ちゃんの感性ぐちゃぐちゃよ……( ´-ω-)
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