ウチの庭にダンジョンがあります   作:ShilonkS

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271『高鳴る胸には蓋をする』

 帰りのホームルームまで終わり、席に座ったまま秋水はこっそりとため息を漏らす。

 卒業式までは、授業は午前中のみである。

 授業と言っても、ほとんどは高校受験に向けた自習だ。

 それ自体は、別にいい。

 理解している知識に、穴がないかを確認するだけの作業である。楽なものだ。

 だが、今日は疲れた。

 半日授業だというのに、いやに疲れてしまった。

 帰って昼食を、いや、帰り道にどこかに寄って食べるとするか。

 なるべくカロリーをがっつりと摂取できる食事が良い。高カロリー飯だ。脂質の多い食事といえばなんだろう。

 席に座ったまま、視線だけ天井に向けながら、んー、と秋水は静かに唸りながら悩む。

 ただでさえ筋肉が多いのに、ポーションで怪我を治す関係上、秋水の体は燃費が極悪だ。

 カロリー摂取は大事である。

 

「さて、と」

 

「へーい、棟区くーん♪」

 

 うわ出た。

 音を立てないように静かにゆっくりと椅子から立ち上がろうとした秋水に、声が掛かってしまう。

 声だけで分かる。

 チワワ。

 もとい、渡巻 紗綾音だ。

 休み時間は近寄ってこなかったから油断していた。

 そのまま立ち上がりつつ、秋水はゆっくりと声のした方へと顔を向ける。

 広くもない教室で、ぶんぶんと大きく手を振りながら近づいてくる黒毛の子犬。

 ついでに、近づいてくる紗綾音の背後には、何故か須々木 海霧。

 

「さてさて棟区くんや、今日の約束、覚えてるよね」

 

「は?」

 

 海霧を従えやって来た紗綾音は、にぱっ、と笑みを浮かべて秋水に尋ね、海霧は殺意を浮かべて秋水を睨む。温度差が酷い。

 そういえば、律歌の用事に付き合う予定があった。

 紗綾音ならともかく、律歌との約束を反故にはできない。

 そうだったなぁ、と秋水は思い出しつつ、小さく頷いて返す。

 

「はい。ただ、律歌さんの方は、本日も普通に授業がございますよね?」

 

「そうそう。だからね、3時くらいにウチに来てほしいんだよ」

 

「ダメでしょ」

 

「3時ですね。かしこまりました」

 

「よし、待ってるからね!」

 

「ダメでしょ」

 

 海霧が紗綾音の背後から秋水を睨んでくるが、それを軽く流しつつ約束を確認した。

 なんというか、今日は紗綾音に対して海霧がべったりである。

 休み時間も紗綾音にくっついて歩き、クラスメイトたちに頭を下げていた。

 昨日、なにやら教室で言い合いみたいな喧嘩らしき状況だったので、それを謝っていたようである。紗綾音はそれの付き添いだったのだろうか。

 だとしたら、なんで今、海霧は紗綾音とセットになっているのだろうなぁ、と秋水は頭の片隅で考えつつ、視線だけを横にずらす。

 

 こちらを見ていたクラスメイトの数人が、びく、と秋水と目が合った瞬間に肩を竦めたのが見える。

 

 見慣れた反応だ。

 申し訳ない。

 その中に、鶴舞 美々や御器所 蜜柑といった、最近わりと話しかけてきていた人物が含まれていたが、まあ、そんなものだろう。

 ポジティブに手の平を返す奴は、ネガティブにも手の平を返す。それだけの話だ。

 軽く考えつつ、秋水は目的の人物へと視線を向けた。

 明るい金髪。

 見慣れたクラスメイト。

 竜泉寺 沙夜は机の上にプリントを並べ、せっせせっせとなにかを折っていた。

 

「それでは、私は一度帰りますので――」

 

「いや待って棟区。あんた、紗綾音のお姉さんとデートでもすんの?」

 

 沙夜の助けは期待できないか、と思いつつ、秋水はさっさと話を切り上げて離脱しようとカバンを手に持ったが、何故か海霧にストップをかけられる。

 いや、デートではない。

 こんなヤクザ面とデートだと勘違いされては、それは律歌に対してあまりにも失礼だ。

 

「いえ、違いま――」

 

「そうなんだよ」

 

「違うだろっ!」

 

 秋水が否定しようとした瞬間、それに割り込んで正々堂々と失礼極まりない世迷い言を口走った紗綾音の頭に、すぱーんっ、とハリセンが振り下ろされた。

 沙夜である。

 あれ、今さっき、机に向かっていたはず。

 秋水は思わず沙夜の席へと視線を向けるが、当然のようにそこには居らず、いつの間にやら紗綾音の背後に立っていた。

 瞬間移動か。

 

「ちょっと沙夜! あんた私の紗綾音に暴力振るわないでよ!?」

 

「お前のじゃないだろっ!」

 

 すぱーんっ、と今度は海霧の脳天へとハリセンが振り下ろされた。

 紗綾音に対するツッコミと同じ勢いだ。容赦がない。

 

「まず紗綾音、秋水は律歌先輩の恋人でもなんでもない赤の他人だから、デートじゃない。いいな?」

 

「えー、でもお姉ちゃん……」

 

「律歌先輩は彼氏なんてつくらない。い・い・な?」

 

「うわーん、お姉ちゃんが絡むとサヨチがダルいんだよー」

 

 沙夜は即座に紗綾音に向き直り、プリントを折って作ったハリセンでちくちくと紗綾音を突き回しながら念を押す。

 紗綾音の注意が沙夜へと逸れたことを確認してから、秋水は静かにカバンを持ち上げて後退した。

 女子3人で仲良くゴタゴタしている間に、このまま気配を消しながら退却するとしよう。

 そう考えながら、ゆっくりと足を引いて。

 

「ちょっと棟区」

 

 すごくトゲトゲした口調で呼ばれてしまった。

 この敵意丸出しの感じ、海霧である。

 

「あんた、紗綾音の家にお呼ばれしたからって、調子に乗って変な気を起こさないでよ。紗綾音のお姉さんが目的なら、さっさと二人でデートに行ってよね」

 

「いえ、ですからデートでは――」

 

「デートじゃねぇっつってんだろっ!」

 

 秋水を睨み上げながら、再びよく分からない忠告を挟んでくる海霧の頭に、すぱーんっ、と再び沙夜のハリセンが炸裂した。

 所詮は柔らかいプリント用紙を重ねて折っただけの代物なので痛くはないのだろうが、なかなかに豪快な音が響く。

 

「ちょっと! ポンポン叩かないでよ! 沙夜は私の味方でしょ!?」

 

「いや、今のところ味方っつうか、手の掛かる犬が増えたなって感じ」

 

「え、て言うことは、私って紗綾音と同じジャンル? やだ、嬉しいけど畏れ多い……」

 

「ホントどうしちゃった海霧?」

 

 紗綾音と同じく犬扱いされて何故か喜ぶ海霧を、じとり、と沙夜が白い目で見た。

 なるほど、これから海霧に絡まれたときは、紗綾音のときと同じく沙夜を呼べばいいのか。流石は頼りになる女。

 秋水も同じく、海霧を紗綾音と同じカテゴリーに分類分けした。

 それはともかく。

 逃げるか。

 秋水は再びゆっくりと後退を始める。

 

「ちなみにジリちゃん、私も一緒について行くから、棟区くんは本日両手にお花の贅沢デートなんだよ」

 

「は?」

 

 が、続いて今度は紗綾音に邪魔された。

 しかも、何故かぺたりと抱きついてきやがった。

 直後、即座に海霧が凄まじい形相で秋水を睨み上げ、紗綾音を引き剥がしに掛かってきてくれた。

 助かる。

 

「え? なんで? どうして紗綾音まで棟区なんかと一緒に行くの? おかしくない? 紗綾音のお姉さんとデートなんでしょ? 紗綾音が行く必要ないじゃん。行かなくていいよ。行くのおかしいよ。私の紗綾音が男と並んで歩いてるなんて頭ぶっ壊れそうなんだけど。しかも棟区とか絶対許せないんだけど。ダメだよそれ。紗綾音のお姉さんとデートなんだから紗綾音が一緒に行く必要なんか全然ないって。紗綾音お邪魔虫じゃん。てか邪魔になっちゃうからついてっちゃダメでしょ。そのヤクザとお姉さんを2人きりにさせてあげようよ。デートってそういうもんでしょ。2人がいちゃいちゃしてるんだから紗綾音が割り込んだらダメだよ。紗綾音は汚れなき私の女神様なんだからこんな悪徳商法の擬人化みたいな奴と一緒にいちゃダメって言うかそれ以前の問題としてなんでその生命活動してる反社会的勢力を1人に凝縮してる奴に引っ付く必要があるのか問い糾したいところなんだけどちょっと待って紗綾音の純白にシミがついたらどうする気なのって言うかおいコラ棟区お前ちょっとなに羨ましい状況になってんの離れなさいよなに紗綾音にくっ付かれて嬉しそうなのいやらしい離れなさいよあんた私の目の前で紗綾音にてをだそうとか良い度胸してる見下げ果てたゲス野郎とか言ってる前に早く離れなさいよ離れなさいよ離れなさいよ離れなさいよっ!」

 

 違った、海霧は秋水を引き剥がしにかかってきた。

 重量差を考えたら、紗綾音を押し退けた方が絶対に楽だと思うのだが。

 張りついてきた紗綾音との間に両腕を差し込み、ぐいぐいと秋水を押し退けようとしてくる海霧を見下ろしてから、秋水は困ったように沙夜の方へと視線を向けた。

 はぁ、と沙夜は深いため息を1つついてから、手に握っていたハリセンを振り上げる。

 

「怖いわ海霧! 落ち着けーい!」

 

「ちなみにお姉ちゃんと棟区くんを2人きりでデートさせたら、私が嫉妬のあまりおかしくなるから許さないんだよ!」

 

「気持ちは分かるけど、紗綾音は秋水から離れろ!」

 

 すぱーんっ、と海霧の頭をシバいてから、流れるようにして紗綾音の頭も沙夜がハリセンでシバく。コントかな。

 

「てか、律歌先輩が心配で邪魔して良いなら、私もついて行きたいんだけど……」

 

「え、さすがにサヨチまでついて来たらお邪魔じゃないかな?」

 

「なんなのお前……」

 

 そして、せっかく沙夜が申し出てくれたのに、軽く却下されてしまった。

 そんな、ついて来てくれたら、思う存分紗綾音のことを押しつけられたのに。

 えー、と不満そうに声を上げる沙夜に同調するように、えー、と秋水も心の中で不満の声を上げた。

 

「じゃあ、私が紗綾音を護るためについてく!」

 

「え、ジリちゃんが来たらお邪魔じゃないかな?」

 

「そんな!?」

 

 さらに海霧の申し出まで却下されてしまう。

 今日の海霧は紗綾音と一緒に居たそうなので、なんなら2人で遊んでくればいいのに、と秋水は軽く考えつつ、そろり、と手を上げる。

 どうでもいいが、早く昼飯を食いに行きたいのだ。

 

「あの、そろそろ帰らせていただけると……」

 

「そうだ! ついでに一緒に遊びに行こうよ!」

 

「ダメに決まってるでしょ紗綾音!」

 

「さっさと秋水から離れろ馬鹿犬2匹!」

 

 最終的には沙夜が力尽くで2匹のチワワを引き剥がしてくれた。

 海霧はわりと面白い性格なんだな。

 あまりよくクラスメイトの性格を把握していない秋水は、そんな的外れな感想を抱きつつ、すたこらさっさと教室から逃げ出すのだった。

 

 そんなコント染みたやりとりを、クラスメイトの半分以上が、なにか窺うようにして遠巻きに見守っていた。

 

 慣れた雰囲気であるハズなのに、何故か今日は、いやに疲れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 学校が終わって帰り道、少女が一人で歩いていた。

 どっ、どっ、と少女、渡巻 律歌の心臓は荒ぶっていた。

 

「…………」

 

 交差点、赤信号。

 立ち止まった律歌はスマホを取り出し、写真アプリを起動する。

 それをすぐにインカメラにして、律歌は画面に映った自分の顔をじっと見た。

 ちょいちょい、と前髪を触って整える。

 ちょっと髪が長い気がする。毛先だけでもカットすれば良かっただろうか。

 黒髪を腰まで伸ばしている律歌は、前髪も含めて簡単なカットであれば自分でできる。

 しかし、本職の人と比べたら髪のカット技術は雲泥の差だ。ましてセルフカットだと、これくらいで良いかな、という甘えが出てしまう。その甘えが今、前髪に出てしまっている気がしてならない。

 床屋に、いや美容院に。

 しかし時間がない。

 

「うー……」

 

 律歌は小さい声で唸りつつ、スマホをしまう。

 信号機が青になった。

 横断歩道をゆっくり渡る。

 家まであと、もう少しだ。

 家に帰ったら、そう、彼と会う。

 

 棟区 秋水さん。

 

 どっ、と心臓がまた跳ね上がる。

 彼のことを思い出しただけで、何故か分からないが胸が高鳴るのだ。

 なんでだろうか。

 緊張しているのだろうか。

 いや、えっと、まあ、緊張はする。

 男子だし。

 男の子だし。

 そりゃあ、まあ、緊張くらいは、する。

 するのだが。

 

「さ、さやねぇ……」

 

 ぐっ、と律歌は思わず拳を握り締め、妹の名前を小声で漏らした。

 今日、彼が家に来ることは、妹が勝手に決めたことである。

 しかも知らされたのは、昨日。

 急だ。

 あまりにも急である。

 その、なんだ、色々と準備ができない。ほら、心の準備とか。

 おかげで昨日は、体を洗うのとか、シャンプーとかトリートメントとか、色々時間が掛かってしまった。毎日お手入れを欠かさない妹とは違い、こちらは髪もお肌もわりと雑に扱っていたのだから、どうしても手入れの時間が嵩むのだ。サボっていたツケが回ってきた、と言われたらぐうの音も出ないけれど。

 やはり髪を短くしたい。

 ばっさりとショートカットにしたい。

 そうしたら色々と楽なのに。

 母と妹が綺麗だから、勿体ないから、なんて言うから惰性で伸ばしているだけなので、ここは思い切ってショートカットにしてしまおうか。

 そう頭の片隅で考えてから。

 

 秋水さんは、どっちが好きなんだろう。

 

 ふと、気になった。

 短い髪と長い髪。

 彼はどちらが好みなのだろうか。セミロングとかいうのもあるか。妹の頭をよく撫でている彼のことだから、他者の髪型に対して全くの無頓着ということはなさそうだけれど。

 

「――ち、違う違うっ」

 

 は、と律歌は我に返り、ぶんぶんと首を横に振る。

 違うでしょ。秋水さんは関係ないでしょ。

 どっ、どっ、と胸が跳ねている。

 今は髪型のことを考えている場合ではない。家に帰ってからどうするかを考えなければ。

 

 

 

 妹がはしゃいで秋水のことを呼びつけて、デートするとかなんとか。 

 

 

 

 もやもや。

 モヤモヤする。

 とても、とてもとても、モヤモヤしてしまう。

 彼が家に来るのは、そもそもが妹が彼とデートする、という名目だ。

 そう、大前提となっているのが、妹が彼をデートに誘った、という点である。

 なんか、こう、モヤモヤして仕方がない。

 デートというのが冗談だというのは、分かっている。

 分かっている、のだけれども。

 なんか。

 なんと言うか。

 その。

 

 イヤだ。

 

 だって、その、いや、なんだろう。

 妹は、可愛いのだ。

 姉の目から見ても、可愛いのだ。

 贔屓目を差し引いたとしても、もしかしたらウチの妹は世界で一番可愛いかもしれない。

 そんな妹が、彼とデートだとか。

 モヤモヤする。

 

 これはきっと、心配なのだ。

 

 たぶん。

 だって、可愛い妹が無邪気に彼にベタベタとスキンシップをとろうものなら、その、きっと迷惑じゃないか。

 彼は大丈夫だと思うけれど、妹が無自覚に思わせぶりな態度をしようものなら、もしかしたら彼が変な誤解をするかもしれないじゃないか。

 それに、可愛い妹と男の子を、2人で出かけさせるなんて、心配で心配でたまらない。

 もしそれで、なにかの拍子でなにかの間違いを犯そうものならば。

 間違いを。

 

 何故だろう、胸の奥が、ざわざわと嫌な感じがする。

 

 これも、たぶん、心配だ。

 ほら、妹が心配なのだ。

 お姉ちゃんが妹を護らねば、という感情なのだ。

 おそらく。

 たぶん。

 

「今日は、2人の見張り役……っ」

 

 律歌は自分に言い聞かせるように呟く。

 妹と彼が一緒にいる。

 自分は妹が彼に迷惑を掛けないか見守る監視役。

 それだけだ。

 ぐ、と再び拳を握りながら、律歌は気合いを入れる。

 とりあえず家に帰ったら、お着替えしなきゃ。

 今日は体育がなかったから汗臭くはないと思いたいけれど、時間があったらシャワーだけでも。

 いや、この長い髪のせいで、シャワーだけだろうと時間が掛かる。

 とにかく汗だけでも拭かないと。

 それから軽くお化粧して。

 軽いお化粧ってなんだろう。未知の単語だ。基礎化粧すらおぼつかないのに、お化粧に軽いも重いもないのである。バイクのワックスがけとは違うのだ。

 律歌は準備のことで頭を悩ませながら、家に向かって歩く。

 その家が、見えてきて。

 

 ついでに、見知った人の、後ろ姿。

 

 どっ、と心臓が跳ね上がる。

 大きな背。

 逞しい体。

 短く刈り揃えた髪。

 綺麗な姿勢。

 後ろ姿だけで、誰かが分かる。

 

 あ、準備の時間、ない。

 

 律歌は察してしまい、思わず足を止める。

 すると、何故だろう。

 その彼が、同じように足を止め、振り向いた。

 まるで後ろに律歌がいると、分かっているかのような落ち着き払った動作で、振り向いた。

 特徴的な顔。

 迫力があって、印象深くて、彫りの深い、彼らしい顔。

 どっ、どっ、と胸が高鳴る。

 ああ、と彼が呟く。

 低くて体の芯に響くような、素敵な声。

 ひゅ、と律歌は息を飲んだ。

 

「こんにちは、律歌さん」

 

 そして彼は、丁寧に一礼してくるのだ。

 礼儀正しい。

 彼は、いつもそうなのだ。

 棟区 秋水は、礼儀正しい人なのだ。

 

「こ、こんにちは、秋水さん」

 

 慌てて返事をした律歌は、ちょっと声が裏返ってしまったことを自覚して、顔を真っ赤にしてしまった。

 

 

 

 渡巻 律歌の情緒が粉砕される、1時間ほど前のことである。

 

 

 





 美寧ちゃん → どうしてこうなった(頭を抱える)
 ジリちゃん → どうしてこうなった(頭を抱える)
 律歌さん → 信じてるぞ!(縋るような目)

 ちなみに、美寧ちゃんは混乱していたり思考が白熱しているときは横にずらりと言葉が並び、律歌さんは縦にずらりと言葉が並びます。スクロールが長くなって申し訳ない(・ω・`)
 次回はちょっと文章量が多くなるよ!
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