タイトルまんまですが、よろしくお願いします。

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覚悟を決めたセイちゃんは激強だと思う。
(数ヶ月前に)思いついて、(隙間時間に)書くのが止まらなかったんです。許してください。

・セイウンスカイ-G14勝(史実+育成目標)、覚悟を決めた。

・トレーナー-ウブ


恋愛の強いセイウンスカイもありなんじゃないかなぁ、、、みたいな(小声)

「ねぇトレーナーさん、しりとりしません?」

 

「なんでまたそんな」

 

シニア二年目の三月、ある晴れた昼休みのこと、

 

トレーナー室で机越し、向かいのソファーに座る担当バ殿がそんな提案をしてきた。

 

「まぁいいじゃないですか、トレーナーさんだって、パソコンに向かってはいるものの、やることがない!って感じなんでしょう?」

 

確かに、実際問題その通りである。

 

とはいえ、あからさまにダレていたつもりもないのだが、、、

 

「相棒のことはセイちゃんにはお見通しですよ。無駄な抵抗はよせ!暇なのは分かってるんだ!」

 

そういってスカイは手で拳銃の形を作って見せる。

 

一応、こちらも両手を上げて見せる。

 

「忙しくないのはそうなんだけど、でもなんでしりとり?」

 

今まで二人きりでしりとりなんて、やることの尽きた移動車両の中以外でしたことはない。

 

「なんでもいいじゃないですか、かわいいカワイイ愛バの頼みですよ〜。それに、今日だってキス持ってきてあげたじゃないですかー。トレーナーさんがあんまりだと拗ねちゃうぞー!」

 

キスは、確かに有り難く後で捌くけど(トレーナー室の使い途についてはもう諦めた)。

 

、、、なんだか企みがあるような気がしなくもない。

 

だけど、かといって断れる理由もない。

 

それに、スカイはこういう時、断ると本当に拗ねる。

 

「わかった、やろっか」

 

そういうと、スカイは満足そうに頷く。

 

「さっすが、セイちゃんのことが大好きなトレーナーさん!」

 

、、、返答に困る言い方だ。だか、かといって口に出しての肯定するのもわざとらしい、、、

 

「にゃは!否定しないんですね〜」

 

否定したらしたで、妙に悲しそうな顔するクセに。

 

それに、

 

「別に、大好きなのは間違ってる訳じゃないしな」

 

もちろん、変な意味はないけれど。

 

そう言うと、スカイはキョトンと目だけを嬉しそうにする。

 

初めの頃は、こういうことを言うと照れたり誤魔化したりしていたが、

 

最近はよくこういう顔をするようになった。

 

個人的にはこの、ちょっとアンバランスな顔がかわいくて気に入っていたりする。

 

「じゃ、トレーナーさんの愛に免じて、先攻にしてあげます」

 

そういうことらしい。

 

とはいえ、しりとりの始まりなんて決まりきっている。

 

自分のパソコンを閉じて、その背を指してしりとりを始めた。

 

「『りんご』」

 

スカイはちょっと意外そうな顔をした。

 

「意外と王道だなー。てっきり『リール』とかかと思ってました」

 

本当に暇つぶしでやるならそっちでも良かったが、

 

今回は罰ゲームなんかもないし(ないよな?)、

 

それに勝つ気でやっても、事前準備がありそうなスカイにまともに挑んでも勝てる気がしない。

 

「そうですか〜、意外だなぁ〜、、、、じゃ、セイちゃん『ゴマせんべい』で」

 

そういうと彼女は机の上の菓子入れからせんべいを一枚抜いて、サッと食べてしまった。

 

「『い』、『い』、、、『イス』」

 

「う〜んと、『スクラップブック』」

 

しりとりをしているとよくある様に、流れでなんとなく今いる周りの物から選ぶ、みたいな空気になってきた。

 

「、、『クーラー』」

 

「『網』」

 

『リール』もー応そうなのだが、この部屋には色々と私物が置いてある。

 

「そろそろイワナなんかの時期ですね〜。あれ美味しいですよね〜。ねートレーナーさ〜ん、、、チラッ、チラッ」

 

「、、、月が明けたら、また釣りに行こうか」

 

「にゃは!」

 

しりとりに戻ろう。

 

「『水差し』」

 

「、、、『書架』」

 

「、『カイト(凧)』」

 

「、、、、『扉』

 

段々キツくなってきた。

 

スカイも、ちょっとずつペースも落ちてきている。

 

「、『扉』」

 

「、、、『ライト』」

 

流れのこともあるし、本気で続けるとスカイが授業をサボる口実にされかねないから(多少ならいいとも思うのだが、言い訳が「しりとりしてました」というわけにもいかない。たづなさんは怖い)、

 

思い付かなくなったあたりで降参しようかな、なんて思っていると、

 

ちょっと考え込んでいたスカイが、

 

「、、、し!」

 

と言ったかと思うと、こっちの方のソファーの、今座っている左隣にやってきて、

 

肩を()()()()とくっつけてきた。

 

()()()ですよ?トレーナーさん」

 

、、、、、、?

 

別に、どこかが当たっているとか、そういうことはない。

 

ただ、近い。

 

近いのだ。

 

一部婚活会場とすら揶揄されているこの学園であっても、

 

スカイとは、レース後のハイタッチが今までで一番近いくらいだった。

 

顔も身体も、それより近く見える(こんなところで!)。

 

「?、トレーナーさん、『り』だよ?『り』」

 

スカイは全くいつも通りって感じだ。

 

なんなら下からこっちの目を覗き込んできてる。

 

「えっと、『り』、『り』、、、『リッ、、」

 

プ』はまずい!

 

えっと、、、

 

何かないかと彷徨わせた視線の先に、なんとか一枚のチラシを見つけた。

 

!!

 

「『リーフレット』!」

 

「トレーナーさん、やりますね〜。でもやっぱりそろそろキツいですよね〜。『と』、ですか。」

 

そう言って、スカイはやっと視線を外す。

 

「『と』、、、『トロフィー』、で」

 

スカイは、どうやらこのまましりとりを続けるつもりのようだ。

 

しかも、ちょっと寄っかかってきているからどうすることもできない。

 

「、、、、『板ガラス』」

 

絵面だけなら穏やかなのだが、今までの距離感からするとちょっと刺激が強すぎた(いい匂いもするし)。

 

なんというか混乱して、なかなかうまく頭が回らない。

 

「、、、『素足』」

 

?!

 

また衝撃的な返しが来た。

 

そして、彼女は、なんでもないかのように靴と靴下を脱ぎ始めた(器用にこちらに寄りかったまま)。

 

、、、訂正。一気に目が冴えた。

 

とりあえず目を逸らして(『し』、『し』、『し』、『し』、)、右側に視線をやった。

 

そうすると、マウスとそのパッドを見つけた。

 

「『縞』!」

 

そういうと、くっついているスカイの肩がビクッと跳ねた。

 

「、、、『マウス』」

 

どうやらこっちを見たようだ。

 

、、、あと、ちょっと声色が変わったような気もした。

 

「トレーナーさん、こっち見て、」

 

「いや、そうはいっても、」

 

少し声が重なる。

 

会話が途切れる。

 

「、、、もう」

 

 

「いい加減こっち見てください、トレーナーさん。何か悪いことしてるみたいじゃないですか」

 

いきなり耳元で囁かれた。

 

!!

 

慌てて振り返る。

 

スカイも、ぶつからないようにパッと顔を引く。

 

目が合う。頭から『素足』の先までが、欠けることなく視界に入る。

 

「ただのしりとりですよ?それに、まだゲームの途中じゃないですか?『す』ですよ?」

 

冷静な声色だけど、頬に少し朱が差している。

 

、、、それを見て、少し冷静になる。

 

「じゃあ、『す』、『す』、、『スイッチ』」

 

よくよく思えば、スカイがちょっとした奇行に走るのは初めてってわけじゃない。

 

それに、それこそ悪いことをしてるわけじゃないんだ(きっと)!

 

「『チョコ』」

 

スカイはポケットから小さな四角のチョコレートを取り出した。

 

「いつも持ってる?」

 

「たまたまですよ、お昼寝してる時に溶けちゃうお菓子は携帯食失格です」

 

「さいで」

 

それに、あっちだって照れてはいる(筈!)

 

「『木の葉』」

 

大丈夫。大丈夫。

 

さっきから言い切れてないことが多いけど、、、、。

 

「、、、『ハグ』」

 

、、、いやまだ、

 

「あの、「しますよ?」、、、」

 

ごめん、ダメかもしれない。

 

「トレーナーさんは私が大好き、もちろんいやらしい意味は皆無で。何か問題あります?」

 

、、、、、。

 

「それとも、、、()()()()目で、セイちゃんのこと見てくれちゃったりしますか?」

 

今まで、

 

今までそう思ったことはないと神に誓って言えるけれども、

 

今はただ、さっきとは違って、目元だけが儚げな、やっぱりアンバランスな彼女の表情に吸い込まれそうで、

 

「どうかな?」

 

なんて、強がりかも答えかも、あるいは本音かもわからない言葉が出てきた。

 

「じゃっ、しますね?」

 

今度は何も返せない。

 

スカイが、僕の両足を挟む形でソファーに膝をつく、

 

両腕が肩の上を抱えるような形になる。

 

頭を寄せて、彼女の頬を僕の左頬に、触らないように近づける。

 

「トレーナーさん、『ぐ』ですよ?」

 

さっきよりも、近く声が聞こえる。

 

スカイの人影、制服の背中の奥に景色が見える。

 

今と違う、さっきまでの二人の位置に沿った二つの

 

「『グラス』」

 

の表面を、水滴が伝って、机に落ちる。

 

「『す』、、、『好き』」

 

『き』、『き』、

 

、、、

 

『好き』?

 

「『隙』だらけだよ、今のキミは」

 

い「それに、どっちでとっても良いんですよ。ここにあればいいんだから、()()()なトレーナーさん」

 

これは告白なんだろうか、いや、どうせ、

 

「そんなことより、また君の番ですよ」

 

っと、『き』、『き』、

 

「『き』、『き』、、、『き、、、』「『木』ですか」

 

え、「『キス』」

 

途端に視界が薄暗くなった。

 

人の気配が近付く。

 

唇を柔らかい感触が伝う。

 

スカイが手で目を隠したのだと、そこから、一瞬遅れて気付く。

 

柔らかい感触が離れる。

 

少しして、気配も遠のく。

 

足に少し重さを感じて、それから光が戻る。

 

どうやら、目を隠していたらしい左手に、前髪を掻き分けられる。

 

右手は指二本だけを立てて唇に当てて僕の膝の上に座っていた。

 

「スカイ、、、」

 

キスを、された?

 

それとも、指でイタズラされたたけ?

 

なにを言ったらいいのか分からない。

 

考えも、それから視線もどうすることも出来ずに、ただスカイの右手と唇と、膝の上の体温に吸い込まれそうになって、、、

 

「じゃあ、今日はこの辺にしときましょうか」

 

スカイは唇に当てていた人差し指で、僕の口を塞いだ。

 

「にゃは!それじゃあ『スカイ』は、『一抜け』ってことで!」

 

そう言って膝の上からいなくなって、

 

「また、トレーニングで会いましょっか」

 

ちょっと急ぐように、

 

「ではでは!」

 

彼女はいつも通り、

 

トレーナー室の、

 

扉の奥に消えた。

 

遅れて、予鈴のチャイムが鳴った。




衝動で書いたはいいんですが、
もっと可能性がある概念だと思うんで、
書いてくださると作者が狂喜乱舞します。

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