○ワダツミ
外見はまんま青いクシャ○リヤ。
基礎部分はアイオーンを参考にしているが、主にアイオーンには向いていないクトゥルーとツァトゥグアの術式を使用するための機体であり、機関複合方式を採用している。
ファンネルの代わりにスターヴァンパイアを搭載し、圧倒的手数と吸血能力によりアンチクロスとも優位に戦える。
他の基本的な武装は無名祭祀書のネームレスワンと共通しているが、魔剣と魔衝弾は腕部から、魔弾砲は胸部の4連砲口からそれぞれ発生・発射する。
また、4基のシールドは浮遊しており、柔軟な運用を可能としている他、内部に予備の黄金の蜂蜜酒を内蔵している。
○ワダツミⅡ
全長300mを誇る、ネームレスワンと並ぶ数少ないデウス・エクス・マキナ。
基本武装はⅠと共通だが、4基のシールドバインダー内にそれぞれ25本のテンタクラーロッド(魔力砲内蔵かつクロー付きの触手)を内蔵、腰部背面のコンテナにはヴァンパイアファンネル30個を格納、これらによる圧倒的かつ隙の無い制圧攻撃が可能となっている。
また、機関複合方式だが、胴体に内蔵してある魔術機関エンジン1基とシールドバインダー内の黄金の蜂蜜酒、更に本体である頭部独自の複数の機関を併せて使用できるため、鬼械神の中でも突出した出力を誇る。
○アイオーン・リペア
主人公が初めて搭乗した実戦仕様の鬼械神。
アル=アジフに記述された本家アイオーンを6割の状態から修復、再現したものだが、実体の無い鬼械神故に機体サイズの変更や特化仕様への変形等、極めて柔軟な運用が可能となっている。
本家に比べて装甲が増加された分、耐久力に優れる他、アンブロシウスの黄金の蜂蜜酒を予備電源として搭載しているため、アルハザードのランプの使用率がある程度抑えられている。
また、装甲が増加したために、肩部のシャンタクが背面へとレイアウトが変更している。
加えて、軍神強襲における反転術式の改良版を使用しているため、デモンベインとリベルレギスを相手取る場合、接触時にその魔力を奪う事が出来る。
基本武装は本家のそれに準ずる他、各種の銃火器等が追加されているが、搭乗者の差により、クトゥグアの適性がやや低下している。
○アイオーン・リペア改
アルハザードのランプの欠点を克服する事を主眼とした機体であり、後の全ての仕様の基礎となった機体。
その最大の特徴として、魔術機関エンジン、黄金の蜂蜜酒を追加搭載した機関複合方式を採用したため、あらゆる状況であっても、出力の低下を防ぎ、搭乗者への負担を劇的に低下させている。
ある意味、鬼械神のままデモンベイン的なアプローチを目指した機体と言える。
機体の外観はリペアと変更されていないが、その基礎性能は一回り向上し、更にクトゥグアの適性に関してもある程度改善されている。
○アイオーン・リペアⅡ
アンブロシウスを参考に、ワダツミⅡの頭部兼脱出装置としての変形機能を持たせた仕様。
主に対多数を想定したワダツミⅡでは勝てない強敵を対象にしており、全身の増加装甲を更に追加、その四肢に搭載されたシールドは断鎖術式を搭載し、リペアⅡを超える耐久性と近接打撃能力を持つ。
反面、手持ち武装が扱い辛くなっているため、近接戦闘仕様とも言える。
○アイオーン・リペアⅢ
リペアⅡから変形機能を排除、腕部シールドを外し、ある程度軽量化した姿。
実は形態変化も無くし、純粋な戦闘能力のみに特化させている。
全体的にデモンベインに酷似したシルエットであり、後にデモンベイン・カオスへと進化する。
○デモンベイン・カオス
全身が漆黒のカラーリングとなった、アイオーン・リペアの進化形態。
その性能は完全に本家デモンベインのそれであり、リベルレギスともまともに戦闘可能である。
ただし、あくまで這い寄る混沌の一部と分捕り、更に主人公の一部まで使用しているため、クトゥグアの炎への耐性は低下している。
また、カメラアイが三つで真紅という混沌らしい変化も存在する。
旧神を降臨するための神降ろしの器であり、その際には輝くトラペゾヘドロンを使用可能となる。
○デモンベイン改
主人公が今まで培った技術の全てを叩き込んで完成させたデモンベイン。
今まで銀鍵守護神機関のみを搭載していたデモンベインにおいて、初の複合機関式を採用し、それに合わせて全身の伝達系が見直されている。
反面、若干の重量増加が起きたが、それ以上に出力が向上・安定しているため、以後はこの方式が採用される事となる。
軍神強襲における双機関式デモンベインには劣るものの、全力時には時間制限付きであるものの、従来の180%まで出力が跳ね上がる。
武装面においては、未整理だった攻撃呪文の整理の他、左腕部に結界を五角錐状に展開、回転させて敵の装甲・防御陣を突破する対防御突破術式「シールドピアース」を新たに搭載し、近接における貫通力ならレムリア・インパクト以上の武装を得た。
その高い性能はクラインの壺によるループ終盤において更に洗練されていき、最終決戦においても極めて有効に機能した。
○真破壊ロボ
ループ終盤にて主人公の影響でドクター・ウェストが開発してしまった、対鬼械神戦を想定した破壊ロボ。
ドクターの技術が遺憾なく発揮された上に、主人公の技術支援も合わせてトンデモナイ代物となった。
モース硬度13の装甲材に完全ジェットエンジンやレールガン、試作型量子演算CPU等を搭載し、更にリペアⅠの反転術もちゃっかり再現しており、単独で並の鬼械神を撃破できる性能を誇る。
その防御力はリベルレギスの踵下ろしを喰らっても一切傷つかない程であり、大型化された脚部は機動性を劇的に改善している。
特にドリルの一撃は貫通術式を刻んである事から強力であり、リベルレギスの装甲にもダメージを与え、頭頂部の巨大ドリルを用いた超高速の穴掘りと地下からの奇襲を得意とする。
また、遠距離兵装もレガシー・オブ・ゴールド並の目からのビーム砲、連射可能となったドリル・トルネード・クラッシャー、イブン・カズィの粉薬を炸薬に採用したミサイル、球体・大型化して火力と射角を向上させた砲等、極めて強力な武装を揃えている。
○スーパーウェスト天下無敵ロボ29豪R-1~試作なのに量産機より強―い!
全長100m級の4人乗りの破壊ロボであり、主機関は常温核融合炉。
ドクターがアーリの甘言に乗って作成された機体であり、今までの破壊ロボの中でも最大のサイズを誇る。
先の真破壊ロボに準ずる性能を持つ上に、リトルエイダの能力によって鬼械神としての能力も獲得しており、極めて強力な機体となった。
また、慣性制御を実現しており、その巨体の割に高い運動性を獲得している。
クトゥルーの眷属やダゴン・ハイドラ程度では相手にならず一方的な戦闘を可能とし、ワダツミⅡの魔力砲の制圧射撃も通じない程の耐久力を見せた。
搭乗者はドクターとエルザの他、アーリとアレクの2人であり、魔術による各種サポートや処理能力の劇的な向上が成されていた。
しかし、この機体の真価は別の所にある。
○6体合体破壊ロボ=天上天下無敵ロボ28號超合金DX限定版「~私の自前のドリルが天元突破~」
4人乗りのスーパーウェスト天下無敵ロボ29豪R-1~試作なのに量産機より強―い!(緑)を中核にして合体した、全長250mの破壊ロボ。
青と赤の量産機がそれぞれ左右の腕、黄が肩部、白とピンクがそれぞれ両足に変形し、空中で合体する。
なお、合体シーンの参考はSRXで。
デモンベインに続く、科学と魔術の申し子であり、ネロとマスターテリオンをして「腹筋がつる程笑った」と述懐される程のカオスの権化でもある。
6基の常温核融合炉からなる膨大な出力を生かし、エネルギー消費の高い兵装を連続して使用できる。
また、慣性制御を実現しており、その巨体の割に高い運動性を獲得している。
その防御はワダツミⅡのレーザーは一切通さず、魔衝砲で漸く破壊可能となり、そのパワーは拳一つで300mを誇るワダツミⅡを後退させる程のもの。
自在に分離合体を行い、各機に搭載された武装も使用可能となっているため、合体時のパワー頼りと分離時のトリッキーな戦法を使い分ける事が出来る。
自慢のドリルのは魔力収集術式が刻まれ、鬼械神に命中すればその魔力を奪い、魔術に当たれば霧散させてしまう上に、収集した魔力は自分の強化に回される。
他にも、全身に無数のマジックアームを内蔵し、それらを自在に動かして隠し腕として用いる事もできる。
更に、7号機(黒)との合体で二つの合体技を使用可能になる。
○スーパーウェスト天下無敵ロボ29豪R-1~試作なのに量産機より強―い! 7号機(黒)
他の予備機としても機能するが、最大の特徴として「ドラムコネクト」による合体後、天上天下無敵ロボ28號超合金DX限定版「~私の自前のドリルが天元突破~」の追加武装として機能する。
頭頂部のドリルを展開、加速を付けて叩きつける「天上天下電動無双螺旋」。
頭頂部の砲口を展開、機体の全エネルギーを集めて放つ「天上天下一撃滅殺砲」。
どちらも合体時に機体バランスが崩れる事からおいそれとは使用できないが、その威力たるや最上位の鬼械神でも危うい程である。
○ドラム艦
最終話で宇宙の何処かで遭難していた主人公達を発見した最新の破壊ロボ。
何気に恒星間航行も可能だったりする。
巨大な円筒形コロニーとしての機能を有し、超長期的な活動も可能な「コロニーであり、宇宙戦艦であり、ドラム缶型汎用機械」でもある。
その巨体のため、近接戦闘は考慮されていないが、代わりに全身に配置された火器により、凄まじい火力を誇る。
なんだろう、破壊ロボの説明考えてる内にそこはかとなく笑い声が漏れてしまうwww