そんでもって、アンケートをやってみたいなぁなんて思ってまして、最初は私の好きなキャラで固めますが、リクエストがあるんなら感想に書いてください。特になくアンケートの中のキャラでいいんなら、1番見たいと思うキャラに票を入れといてくださると嬉しいです。
あと、アルちゃんって可愛いよね
「先生!きたわよ!!私にしか頼めないことってなにかしら!?」
そう言ってバーンと大きな音を立てて豪快に部屋に入ってきたのは、私の可愛い生徒の1人、陸八魔アルだ。
綺麗に整えられた赤い髪に特徴的な角、私に頼られたのが嬉しいのか満面の笑みで話しかけてきた。
そして、話しかけられた等の本人である私はと言うと、人をダメにするソファで絶賛ダメになっている。
午前の当番だったカズサが作ってくれたおかゆを食べている時、鼻が詰まっているのに気づいて鼻呼吸ができず仕方なく口呼吸ばかりしていたせいか、いざ声を出そうとするそう喉がガッサガサでうまく声が出ない。
机の上にいつも飲んでる缶コーヒーがあるけど、取りに行くのがめんどくさい。めんどくさい!!(大事な事なので2回言った)
「アル゛ゥ…ゴーヒーどって…」
「えっ?コーヒー?あっ、これかしら」
アルは私が机に置いといたコーヒーをとって私の手に渡してくれた。
私はお礼を言いつつコーヒーを飲み、喉を潤す。
さっきよりかはマシになった気がするが、喉が痛くなってきた。
喉が痛いと喋ろうとしてもうまく声が出ない。
どうしたもんかと思っているとすぐ、アルが私の異変に気がついてくれた
「さっきの声といい今のろくに出てない声と言い、もしかして先生、喉でも痛いの?」
アルが心配そうに私の頭付近の床に座ってこちらを覗き込んできながらそう言う、
アルが完璧に私の今の状態を言い当ててくれて私は嬉しくなって、思わず上半身を起こし全力で首を縦に振ってしまう。
すると不意に力が抜けてアルの方に倒れ込んでしまう。
「ちょっとぉ!?」
そう叫びながらも倒れ込んだ私をアルは優しく抱き止めてくれた。
その後もう一度人がダメになるソファに寝かされて、今度はアルが自分のおでこと私のおでこに手を当てて熱がないか確かめてくれようとする。
そして私のおでこに触れた瞬間
「あっつ!?ちょっと先生!すごい熱なんですけど!?なんでこんなに熱出るまで放置してたのよー!!」
そう言ってアルは大慌てで仮眠室を出てどこかに消えていった。
数分もしないうちにアルがまたすごい勢いで仮眠室のドアを開け、こちらに何かを渡してくる。
大人しく受け取ると、タオルにぐるぐる巻きにされた何かで、触れると冷たかった。
「それ氷枕!即席だけど!で、こっちは冷え◯タ!あと飲み物と加湿器!先生はソファなんかじゃなくてもう少しマシなそこのベッドに移動!」
アルは普段の雰囲気とは真逆に慌てながらも手際良く私の体調不良に対応してくれた。
私はアルに指示された通り動き、大人しく寝かされる。
ただ、さっき寝たせいかあんまり眠気はない。
「先生!今からコンビニ行ってくるけど、何か欲しいものはないかしら!?」
「……」
「ちょっと先生!?聞こえてる!?」
ぼーっとしてて反応が遅れたのもあるが、さっきからだんだん喉の痛みがひどくなってきて喋れそうにない。
そのことを伝えようと喉の辺りを人差し指で刺してみると、すぐに気が付いてくれた。
「ごめんなさい、普通に忘れてたわ。でも、喋れないのは不便ね…」
アルは唸り声をあげて私の喋れない問題の解決策を考え始め、私は声は出せない分、首を傾げながら考えてみる。
しかしなかなかいいアイデアは思いつかず、何かアイデアの元となるものがないかあたりをぐるりと見渡してみる。
そこであるものに目が止まり、これだっ!と叫びたくなった、
が、喉が痛いので喋らずに、それを机からとり操作をする。そしてすぐアルの方からアルのスマホの通知音がした。
アルは「何かしらこんな時に…」と言いながら通知の欄を見て、すぐに私の方を向いてこう叫んだ。
「この手があったのね!さすが先生!」
そう、お察しの通りモモトークで送っただけだ。
ただ、人生で初かもしれない。喉が痛くて喋れないからスマホのメッセージアプリで話をするのは。
送った内容はゼリー、スポーツドリンクの二つだけだった。
軽い体調不良の時は飲み物にはスポーツドリンク、喉が痛い時はin◯リー的な簡単に取れるゼリー系を買っているのでそれをお願いしたのだ。
昔は家に常備していたが、キヴォトスに来てからと言うもののあまりここまでガッツリ体調を崩したことがなかったので買い置きがなかったのだ。
「ゼリーとスポーツドリンクね。わかったわ、すぐ買ってくるから!」
私から頼まれたものを把握したらアルはあっという間に仮眠室から出ていった。
一応モモトークに『ありがとう。迷惑かけちゃってごめんね。気をつけるんだよ〜』とだけ送ってみると『お礼とかいらないから大人しく寝といて!』とすぐに返ってきた。
ごもっともだなと思い、私はほんのり冷たいタオルに巻かれた即席氷枕に顔を沈める。
ただ、やっぱり眠くはないので何かしたいとは思うが、午前中に今日の仕事は全部カズサにキャンセルさせられてしまってやることがない。
ゲームでもしようかと思ったが、そこまで元気でもないので大人しくぼーっとしながらアルの帰りを待つ。
寝ようにも寝れず、やることもないほんとに暇な時間をぼーっと天井を眺めて過ごしていると、またも勢いよく扉が開いた。
「先生!帰ったわよ!」
開いたと思えば元気なアルの声が部屋に響いた。
私はスマホで『ありがとう』と『おかえり』を入れて送信すると
「そんなの全く気にしなくていいわ!いつも助けられているんだもの、こう言う時ぐらい私にならわがまま言ってもいいわよ」
そう言ってアルはニコリと微笑みかけて私の頭をそっと撫でてくれた。
私自身、生徒に看病されると思っておらず、しかもあの…言っちゃ悪いけどおっちょこちょいなアルにここまで完璧に看病されるているなんてちょっと信じられない。
いや、アルはいざってときはビシッと決めるいい子なのはわかってたんだけど、まさか頭を撫でてくれるとは思いもしなかったのだ。
『まさか、いい大人が自分の生徒に頭を撫でられちゃうなんてね』
そう送ってみると、アルはすぐに気がついてポケットからスマホを出して内容を確認した。
「あぁ、ごめんなさい。流石にいきなりだったかしら?」
そう言いながら撫でる手をびっくりしたかのようにスッと頭から離して謝ってくるアル。
さっきまでの優しい笑顔と、私を撫でていたのを指摘されて少し顔を赤くしているアルをついつい可愛いなんて思ってしまう。
多分、今喋れるような状況なら普通に可愛いと言っていた。そう確信するくらい可愛く見えた。
ただ、アルに面と向かって可愛いなんて言うとより顔を赤くしながら照れるだろう。
それもそれでもちろん可愛いのだろうが、ちょっと意地悪がすぎるのでやめてあげることにする。
『アルは将来すっごくいいお嫁さんになりそうだね』
「えぇっ!?ちょっ、ちょっと!なに急に!?」
『いや、どっちかと言うといいお母さんになるかもね』
「私がお、お母さんだなんて…あぁ、何なのよもう///」
正直に今ふと思ったことを素直にモモトークで送ってみたら、結局のところアルが照れてしまった。
照れてしまったからかアルはプイッとそっぽを向いて目を合わせてくれない。
ただ、そっぽを向いても見えるアルの頬はしっかりと赤くなっていた。
『病人の扱いも上手だし、慌てながらもしっかり看病してくれるし』
「…もっと褒めてくれてもいいのよ」
褒められてちょっと嬉しくなってるな…なら照れさせねば!!
『私もアルも子供も、みんな揃って寝坊してみんなで大慌てで家を出るなんてシーンが簡単に想像できちゃうくらいアルは家庭的?っていうか』
「わっ私がお母さんで、先生がお父さんで、私と先生は夫婦で、私と先生の子供…///」
アルは何かぶつぶつ言い出すと、これでもかと言うほど顔を赤くしてそれから急にこちらをキッと睨んで
「病人はささっさと寝なさい!」
といってチョップをかましてきた。
病人な上キヴォトスの人ではないので当然私がそのチョップに耐えられるわけがなく、私はだんだん薄くなっていく意識の中で
「えっ?あっ、ちょっと先生!ごめんなさい!ね、ねぇ?ちょっとぉ!?」
と言うアルの焦りに焦った顔を見てから意識が完全に飛んだ。