『今日は俺のライヴにようこそー!エヴィバディセイヘイ!』
誰も返事してないじゃん…。なんかボソボソ言ってる奴もいるし…。学科試験が終わって実技試験の説明を担当しているのはプロヒーロー、プレゼントマイク。盛大に滑り倒したかれだが気にもした様子なしに試験の説明を続けていく。
「入試要項通り!リスナーにはこの後!10分間の模擬市街演習を行って貰うぜ!!」
「持ち込みは自由!各自指定の演習会場へ向かってくれよ!!」
「演習場には仮想敵が三種、多数に配置してあり、それぞれの攻略難易度に応じてポイントをもうけてある!!」
「各々なりの個性で仮想敵を行動不能にし、ポイントを稼ぐのが君たちの目的だ!!」
「もちろん!他人への攻撃等アンチヒーロー的な行為はご法度だぜ!?」
試験はロボットを使った模擬戦闘。ロボットを倒せばいいというシンプルなルールだ。けどこのルールだと喧嘩慣れしてるヤンキーとかの方が有利そうだけど大丈夫なのかな?
「質問よろしいでしょうか!プリントには4種の敵が記載されてあります!誤載であれば日本最高峰たる雄英において恥ずべき痴態!! 」
「我々受験者は模範となるヒーローのご指導を求めてこの場に座しているのです!!」
なんか真面目そうなメガネくんが質問したな。しかしあんなに堅苦しく生きて息苦しくないのかよ。
「ついでにそこの縮れ毛の君、先程からボソボソと…気が散る!物見遊山のつもりなら即刻ここから去りたまえ!!」
他の奴にも噛みつき出した…。怖…。大人しくしてよ。
「オーケーオーケー、受験番号7111くん。素敵なお便りをサンキューな。四種類目のそいつは0ポイント。避けて通ることをおすすめするぜ!!」
なるほど。ここで己の力を過信したやつはやられていくということか。けどそれだけじゃなくて、もうひとつくらいなにか隠されてそうだな。
「かの英雄、ナポレオンボナパルトは言った。『真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていく者』だと!!」
「Plus ultra!それではリスナーの諸君、善き受難を!!」
……いい言葉だな。ここまでの試験が散々だった自分でも、もう少し頑張ってみようと思えるほどには。
気持ちを新たにした俺は試験会場に向かうのだった。
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「ほんとに街みたいだな。」
試験会場で簡単な柔軟運動を終わらせた俺はそう呟く。周りの雰囲気も引き締まってきて、会場全体に緊張が伝わっている。……それにしてもあの試験監督際どい格好してるな。中学生相手にその格好はダメだろ。
「ハイ、スタート」
その声を聞いて走り出す。やば!?誰も動いてない!?フライング!?やらかした!?
「ちょっとー、もう試験は始まってるわよ」
その言葉を聞いて安心する。俺が優秀なだけだった。(自画自賛)だったら…
『set』
「変身!!」
その言葉と共にデザイアドライバーにセットしたマグナムバックルを使用する。
『Magnum』
『READY FIGHT』
仮面ライダーギーツ マグナムフォームに変身した俺は手にしたマグナムシューター40Xを使い、仮想敵を撃ち抜いていく。
「ここからがハイライトだ!!」
こうして俺の実技試験が始まったのだった。