京都姉妹校交流会の団体戦が始まる直前。
悠香は全員と最後の打ち合わせをした。
「ボス呪霊が放たれるのは、おそらく両校の中間地点。まぁじっとはしてないでしょう。なので東堂襲撃のタイミングで索敵に長けたパンダ先輩班と伏黒班に分かれます。東堂の相手は頼んだよ、兄さん」
「おうっ! ――で、悠香はどうすんだ?」
悠仁の問いに、悠香はフリーで動くことを告げた。
相手方は間違いなく妨害するので、向こうが同じような手段を取ってきたら自分が出張るということなのだろう。
「東堂は確実に直で私たちを潰しに来る。真依も私狙いで便乗してくるかもな」
「ならやることは一つ……できるだけ粘って時間を潰すだけ。一人が勝ってもチームが負ければ全員に死が待つのみですから」
「唐突に男塾のネタをぶち込むなよ」
「ちょうど
すると、開始一分前になったところで五条の声が響いた。
《は~い、みんな準備できたかな? ではここで
《ちょっと五条! 先輩を敬え! ってか呪いの王にバトンタッチすな!!》
《いいじゃん別に》
観覧席が大変なことになってると薄々感じ、顔を引き攣らせると、宿儺の声が響いた。
《――つまらなかったら、お前から殺すぞ呪骸》
「俺ぇぇぇっ!?」
まさかのパンダ殺害宣言。
いきなりの理不尽に、パンダは頭を抱えて叫んだ。
「何で!? 何でなんだよ、完全に認識してるし!!」
「こないだボーボボの単行本読んでたからね、暇潰しに」
「お前何つーもん渡してんだよ!!」
何と宿儺があの伝説のギャグ漫画に目を通していたという事実が発覚。
悠香によって世俗に染まっていくのを知り、釘崎たちは吹き出しそうになるのを堪えるしかない。
《じゃあ、もう時間だから! 姉妹校交流会、スターート!》
五条の声が響き渡る中、悠仁たちは走り出し、悠香は単独行動に出る。
(京都校の面々は東堂が独断行動すること自体は想定しているはず……もしかしたらこっちの作戦を読んでるかもしれない)
森の茂みを駆け抜けながら、相手の動きを読もうと思考を巡らせる。
(まぁ妨害するとしたら俺か兄さん狙いだが、それはどちらも同じ)
走っている最中、別の呪力を感知した。
(――来たな)
悠香は竹刀袋から木刀を取り出し、呪力を纏わせて構える。
そこへ現れたのは、三輪だった。
「こ、こんにちは~……」
「はい、こんにちは」
しれっと挨拶する三輪だが、悠香は警戒心を強めた。
一挙一動に集中しており、目の前の相手から目を背けない。
(ぜ、全然隙を見せないじゃん……!)
三輪は話が違うと嘆きたくなった。
悠香の天与呪縛の都合上、純粋な武器で戦う三輪が対抗手段であると見なされ、高速の一太刀で終わらせるのが京都校の作戦の一つである。だが悠香の強い警戒心は想定外であり、どうすれば彼の気を引けるかわからないではないか。
こればかりは仕方ないと割り切った三輪は、居合の構えを取った。彼女は「シン・
(もうこうなればやるしかないっ!)
三輪が鯉口を切り、斬りかかろうとした次の瞬間だった。
「――〝
悠香は木刀を横薙ぎに一閃し、呪力を弾丸のように飛ばした。
三輪は紙一重で避けたが、衝撃波で背後の木々がことごとく吹き飛んでしまった。
(む……無理無理無理無理!! あんなのまともに受けたらヤバいって!!)
まさかの遠距離攻撃に、三輪は滝のような汗を流した。
悠香に関する情報は、ある程度共有していた。術式を持たないこと、呪力量が膨大なこと、天与呪縛のこと、得物が普通の木刀であること……それらを踏まえ、最速の一刀で仕留めようとした。
しかし蓋を開けてみれば、何と呪力を衝撃波みたいに飛ばしてくるという強力な遠距離攻撃を放ってきた。近距離攻撃が主体の三輪としては、相性最悪である。
「えーっと……どいてくれますか?」
「どきます、どきますぅっ!!」
三輪が慌てて下がる。
悠香は「変わった人だな」とボヤいた、次の瞬間!
――バァン!!
「……え?」
銃声が響き、悠香は衝撃が身体を突き抜けた感覚を覚えた。
その直後に熱さと激痛がやって来て、悠香は自分の胸に穴が空いたことを理解し、信じられないという顔で自分の胸元を見下ろした。
そして、背後を振り返ると、視線の先には銃口を向ける一人の女学生が立っており、全てを悟った。
あの老人が、自分を殺すために生徒に抹殺指令を下したのだと。
「じゃあね」
悠香を撃った女学生――
再び銃声が響き、今度は弾丸が悠香の左目に命中・頭蓋を貫通した。
脳が破裂したために悠香は残った右目で白目を剝きつつ、その場で転倒し、動かぬ物となった。
仰向けに倒れた彼は、完全に事切れており、血の海に横たわったのだった……。
一方、教師陣の観覧席は絶対零度の空気であった。
その理由は――
「おい、なぜ悠香の映像が出ない」
宿儺の不快指数が急上昇していたからだ。
呪いの王たる宿儺が悠香を気に入っているのは周知されてるが、特に宿儺は悠香が抗う姿を見たいのだ。
少年院で初めて遊んだ際、悠香は苦しみ、血を流し、痛みに涙を滲ませ、みっともない痴態を晒しても、眼は死んでおらず真っ直ぐな眼差しで自分を見ていた。ひたすら己を奮い立たせ、生きて抗う悠香の眼差しに、宿儺は高揚した。
大抵の有象無象は、簡単に命乞いをするか恐怖で動けなくなるか、蜘蛛の子を散らすように逃げ惑うかのいずれかだった。しかし悠香は、同じ有象無象でありながら、どれだけ甚振っても絶望を突きつけても、最後の最後まで見苦しく抗おうとする。その光景を宿儺は早く見たいのだ。
しかし、絶望に立ち向かう悠香を見たいというのに、映像に悠香の姿はどこにも映ってない。完全に楽しみを台無しにされている。
「女……どうなっている?」
中継役である後ろ髪と同じ位に長い前髪を三つ編みにし、まるで簾のように垂らしたフリーの女呪術師・
カラスを自在に操り、カラスと自身の視界を共有することができる〝
「……動物は気まぐれだ。視覚を共有するのは疲れるのさ」
「ほう?」
たった一言。たった二文字。
それなのに、地獄の底から響くような低い声を発する宿儺に、五条と甚爾を除いた教師陣の冷や汗が止まらない。あの裏梅ですら息を呑み、今回の交流戦は棄権となった順平も顔を真っ青にしている。
「畜生の眼にはつまらん小僧共は腐る程映るのに、俺が見たい悠香の姿だけはなぜか映らないと?」
目を細める宿儺に、一気に空気が凍り付く。
冥冥は金銭を積まれると大体は何でも引き受けるスタンスの術師ゆえ、今回の交流戦では中立の立場として試合の中継役を担うが、実際は京都校から莫大な額で買収されている。
だから冥冥は、冷や汗と笑顔を崩さないように努めた。ここで下手に発言をミスすれば、文字通り首が飛ぶ。
「まーまー、そういきり立つなって王様」
「……」
窮地に陥った冥冥に、五条は軽いノリで言葉を投げた。
笑顔を保つ現代最強に対し、今にも三枚におろしてきそうな殺気をぶつける宿儺に、冥冥は仕方なく映像を切り替えた。
「……どうにか共有できたよ」
「そうだ、それで――」
それでいい、と宿儺は言おうとしたが、モニターに映るのはよりにもよってお気に入りの悠香が真依の二発目の銃弾を受ける瞬間。
それが何を意味するのかをすぐに察した教師陣は、一斉に血の気が引いたのだった。
*
「すまないが、お前は死なねばならん」
「……」
観覧席が非常に危険な状態であることなど露知らず、京都校の生徒のリーダー格・
悠香を最も危険な因子と見なした、楽巌寺の陰謀だ。あくまでも姉妹校交流戦であるが、彼はここで悠香を始末することを選んだのである。
「学長の予想通り、普通の弾は効いたのね」
どこか嘲笑するような声色で、真依は呟く。
実は彼女は、呪力を纏った攻撃では致命傷に至らない可能性が高いという楽巌寺の判断により、呪力が一切こもってない「通常の実弾」を渡されたのだ。おかげで悠香の天与呪縛の盾を貫通し、彼の命を奪うことに成功したのだ。
(あくまで呪いを学ぶ場なのに……)
焦点の合ってない目で息絶える悠香に、三輪は苦々しい表情で目を逸らすと……。
――ぐじゅぐじゅぐじゅ!
「えっ?」
一番近くにいた三輪は、目を疑った。
撃ち抜かれて穴の開いた悠香の頭部と吹き飛んだ左眼、胸元の穴が目に見える程のスピードで再生し始めたのだ。
「嘘でしょ!? 反転術式を使わないで傷が再生するわけがない!!」
それを間近で見た
実は悠香自身も知らなかったのだが、真人の〝無為転変〟は彼に思わぬ影響を与えた。真人に長く魂を触れられたことで、悠香の魂の構造が歪められてしまっていた。悠香を度々悩ませた原因不明の痛みは、魂の歪みに肉体が適応しようとしたがゆえに起きた現象であったのだ。
幸いにも肉体はそのままの姿を維持することができたが、魂の構造が歪められた影響は想像以上に深く刻まれ、何と天与呪縛すら歪められてしまった。
悠香の天与呪縛は「自分以外の呪力干渉を拒絶する代わりに、反転術式を自動的に発動する」という縛りである。しかし、これは
だが真人の無為転変によって状況は一転し、歪められた天与呪縛は「一切の呪力干渉を拒絶する代わりに肉体を異常活性化させる」という縛りに変わるというエラーに次ぐエラーを引き起こした。
そして今、悠香は肉体が損壊すると自動修復するという、正に怪物染みた再生力を得てしまった。
「死ね、化け物!」
真依は再生しきる前に残った四つ全ての弾を命中・貫通させた。
悠香はビクンビクンと痙攣しながら大量出血し、動かなくなるが……。
――ぐじゅぐじゅぐじゅぐじゅぐじゅ!
蜂の巣になった悠香の体が再生し、数秒で元通りになったのを見て、憲紀は悟った。
これは「正当性」や「大義」や、そんなことを遥かに超えたところにある事案だ。悠香を殺しに行くことは、神話の怪物と対峙するに等しい。
「中止だ!! これは……我々の手に負えない!!」
憲紀は作戦の中止を促した時、悠香がゆっくりと起き上がった。
そして……その顔を見て一同は恐怖に呑まれた。
悠香が虚ろな目で京都校の生徒たちを睨みつけたのだ。しかも滲み出る呪力が尋常ではないくらいに禍々しく、底知れない憎悪と明確な殺意、強烈な怒りが剥き出しになっていた。
一言も発さず睨み続ける彼を前に、憲紀は悟った。虎杖悠香の内に潜む〝バケモノ〟を、呼び覚ましてしまったことを。
「……」
目の前の悠香は、無言だった。何も反応せずに、その全ての感情を拒絶するような目で、京都校の連中を見つめている。
そして、傍に落ちていた木刀に手を伸ばし、柄を掴んだ。
「逃げろっ!!!」
憲紀はそう叫ぶと、脱兎の如く走り出す。他の京都校の生徒もそれに続き、逃げ出すしかなかった。
だが、あまりの恐慌状態だったせいか、加茂たちは腰を抜かした三輪を置きざりにしたことに気づかず逃げてしまった。
「あ……」
三輪は絶望の涙を流した。
人を呪わば穴二つ、因果応報――そんな言葉が脳裏をよぎる。
逃げることも抵抗することもできず、三輪は死を覚悟したが、そこへ思わぬ助け船が出た。
「はい、そこまで!」
「五条、さん……!」
軽いノリで五条が現れ、悠香と三輪の間に立った。
事態の重さを鑑みて、瞬間移動してやってきたのだろう。
「……」
「――うわ、えっぐ! 超ドッロドロの呪力じゃん……墨汁かよ」
目隠しを上げ、六眼で悠香を見ながら顔を引き攣らせる。
彼の目の前にいるのは、確かに悠香であるが、呪力が全くの別物。殺意に満ちた禍々しい呪力がダダ洩れで、肌でビリビリと感じる。こんな存在を目の当たりにすれば、動揺するなというのが無理な話だ。
(これ、ワンチャン人間やめちゃってない?)
元々天与呪縛によって特殊な肉体を持っていた悠香だが、今回ばかりは異常すぎる。目の前にいるのは本当に悠香なのかすら怪しく思える。
しかし、目の前の存在がいつまで経っても黙ったままであることに、五条は警戒はしているが敵視していないのではと判断し、話を始めた。
「悠香、今の君は何者だい?」
「……悠香……あぁ、この身体のことか。忘れてた」
真顔の悠香が発した言葉に、五条は目を見開いた。
声は間違いなく悠香だが、人格が違う。それこそ、まるで悠香の身体に受肉したような言い回しだ。しかし、彼の体質上それはありえないことだ。
となると、目の前にいるのは、悠香であって悠香ではない。彼の身に元々眠っていた存在だ。
「何者だっつってたな……そうだな……こいつの本来の姿と言えばいいか」
「……」
フム、と五条は顎に手を当てる。
しばらく考えていると、五条は何かに気づいたのか、ハッとなって三輪に声を掛けた。
「彼は僕が対応するから、下がりな」
「は、はいっ!」
三輪は慌てて退却する。
その姿を見届けてから、五条は話を切り出した。
「君……輪廻転生とかしたりした?」
「……!」
「空気が変わったね。当たりかな?」
五条はしてやったりと言わんばかりに笑うと、目の前の〝彼〟は淡々と答えた。
「そう……俺はこいつの前世の人格。なぜわかった?」
「君の「本来の姿」って言葉かな。何者かが受肉してたら、そういう言い回しはしない。現に宿儺がそうだったからね。それに宿儺が受肉するまで術式も呪力も持たなかった悠仁に対し、君が元からあんなに膨大な呪力を持ってるのはおかしかったからさ」
五条は六眼で血の色に染まった悠香の眼を見据える。
もしかすれば、宿儺は悠香の中に眠る前世の存在に気づいたため、あのような待遇にしたのかもしれない。
「……ってことは、名前もあるんだよね?」
「…………藤枝。藤枝晴登」
まさかの返答に、五条は「へっ?」と間抜けな声を上げた。
「あれ? 意外とあっさり言ったね……」
「ハッタリかます必要性がないと判断したまでだ」
藤枝の言葉に、五条は笑みを溢した。
悠香は同級生や担任でも警戒を緩めなかったが、藤枝は少なからず五条を信用していると取れる。
ひとまず意思疎通が図れることに五条は内心で安堵したが、藤枝は唐突に意味深な言葉を口にした。
「……額に縫い目がある、こいつの母親に気をつけろ。俺はそいつに細工されてこうなっている」
「!?」
「……時間だ、あとは任せる……」
まさかの発言に言葉を失う五条。
藤枝は忠告すると前のめりに倒れ、慌てて五条は両手で彼を受け止めた。どうやら藤枝は悠香に肉体の主導権を戻したようだ。
ぐったりした悠香は、穏やかな寝息を立てている。急激な自己再生に加えて肉体の主導権が藤枝に代わったため、そのツケが回ったようだ。
「……ハァ~……また面倒な事態になってるね……」
これから来るであろう「巨大な嵐」を予感し、五条は盛大に溜め息を吐いたのだった。
一方、その様子を冥冥の黒鳥操術で観戦していた教師陣は、重い空気に包まれていた。
楽巌寺はまさかの展開に顔面蒼白、夜蛾と歌姫は冷や汗が滝のように流れ、冥冥と伊地知はあまりの異常さに凍り付き、裏梅すらも固まっている。
「……冗談だろ、おい」
甚爾はそれ以外の言葉が見つからなかった。彼の言う通り、冗談みたいな状況だ。
だが、事実は現実としてここにある。
(何だあれは……!?)
楽巌寺は目の前の出来事を処理しきれないと言わんばかりの表情で、震えるように呟いた。
無理もないだろう。人間が胸を撃ち抜かれ、さらに左目から頭蓋を撃ち抜かれて倒れ、その後すぐに元通りに再生するなど……どんなホラー映画よりもショッキングな光景だ。
「……一体、悠香に何が起こったんだ?」
「あれは純粋な自然治癒だよ」
そこへ、家入が煙草を咥えながら部屋に入ってきた。
彼女の俄かに信じ難い言葉に、誰もが驚いた。
「そんなわけないでしょ、人間の自然治癒力を超えてるわよ!?」
「だね。でも私はその瞬間を見てる。大きく皮が剥けたのに、あっという間に元通りになったところだけど」
家入の言葉に、歌姫は思わず立ち上がった。
何の呪力操作も行わずに自然治癒力で蘇生するなど、絶対にありえない。
だが、現に悠香の体には今も異常としか言えない現象が起こっている。
(何ということだ……)
映像越しとはいえ、悠香の異常性を目の当たりにした楽巌寺は、嫌な汗が止まらなくなった。
用意周到にも手を回した「交流戦で悠香を殺す」という大掛かりな罠……それが思わぬ形で失敗に終わっただけでなく、想像を遥かに超える異常事態を招いたのだから。
しかも、事の一部始終は宿儺も目撃している。悠香を気に入っている彼が、この件でどう動くかなど……楽巌寺は想像もしたくなかった。
「……ケヒヒッ」
不意に、宿儺が笑った。
心底愉快で仕方ないと言わんばかりに笑い始め、一同の視線が集中する。
彼はひとしきり笑い声を上げると、顎に手を当てて満足気に呟いた。
「やはりお前は俺を楽しませてくれる……いや、この場合は
悠香の秘密を知る呪いの王は、不気味に笑うのだった。
という訳で、おじいちゃんは盛大にやらかしましたとさ……。
さて、何で藤枝の人格が復活したのかというと、結構深い理由があります。
実は悠香君、赤ん坊の頃は前世の人格である藤枝の怨念が強すぎるあまり呪力がダダ洩れで、メロンパンにとって活動しづらい時期があったんです。殺したら怨念が拡散する可能性がある上、せっかく産んだ悠仁に何かあっては困るので、超がんばって呪力を徹底的に抑え込んだんです。が、そこでエラーに次ぐエラーを起こし、メロンパンの術の影響で藤枝の人格は封じ込まれてしまい、今の悠香君の人格が形成されました。
何が言いたいのかというと、今までの悠香君は前世の記憶は継承していますが、藤枝の人格までは継承していなかったんです。
でも真人の術式で魂の構造を歪まされたことで、藤枝の人格が徐々に表れやすくなり、京都校のおじいちゃんの抹殺指令で真依がやっちゃったことで復活したのです。
かと言って、何か異変が起こるかというと、そこまでの影響はありません。藤枝は無難に生きるのがモットーなので、余程のことがない限り表に出ませんので。ただ、藤枝の人格が出てる状態は呪力の制御が利かない状態なので、滅茶苦茶危険です。メロンパンは真人を恨んでいいと思います。(笑)
もし悠香君の人格が藤枝の人格のままだと、呪力の制御ができてない状態で人生を始めることになるので、血がつながってる虎杖家以外にはとんでもない影響が出ます。
そして悠香君の新たなチカラ。
再生能力に関しては、ゴジラ-1.0のゴジラ並みだと思ってください。アレぐらい速いです。
当然、天与呪縛の性質上半減されているので、完成すると某鬼の始祖並みの再生能力になります。ただ、代償に反転術式が使えなくなっている上、体を構成する全ての細胞を一度に全滅させられるような呪力抜きの攻撃をモロに受けたら死にます。また脳をやられると再生に時間がかかります。いや、再生すること自体怖いんだけど。
ちなみにですが、三輪ちゃんには藤枝の怨念が残穢としてこびりついています。
本人は全く気づいてないようですが。