....は?
なんでチケット1枚だけでピックアップ蒼井出るん?え?神なん?え?神です?神はホントにいたんか.......
はい。わずか11連でピックアップ2人出ました。しかも狙ってた通り2人.......俺、この小説投稿した後に死ぬかもしれん()
「月歌ッ!右だッ!!!」
「おうよ!!!!」
指揮、それは本来その部隊に慣れていないものがやるとそれだけで戦力はガタ落ちするもの。だが皆が感じているのはその真反対だろう。
「なんかすっごいやりやすい?!」
「くっ....指揮も出来るなんて....負けたわ。」
「戦闘中ぐらい敵と戦え!何と戦ってるのか分からないけど!分からないけど!!!」
ユキの遠距離攻撃が1発だけ右に逸れた。素早いキャンサーでは無い以上外すのはユキの技量では本来ありえない。不憫なのは変わりがないがここでコケるとみんなが死ぬ。
「ユキ!!!ぼさっとしてないで支援しろ!お前が要なんだぞ!!」
「ッく!わかってるよ!」
タマとめぐみの連携がずば抜けている。タマは一見、言動だけを見ると頼りないように見えるが技量はさすが31Aと言ったところか。彼女の斬撃は確実に相手に届いていて視野も広い。だが俺が知っているものと違う点があった。
「おつかれ。」
「どんなもんや!」
「いちばんは技量だな。ずば抜けているところがあるのは俺の知っている通りだった。」
「当然ですっ!」
「だが俺が知っているより指揮への反応が鈍い。はっきりいって致命的だ。特に月歌!」
2振りの同時で放つ袈裟斬り。重心がぶれやすいのと単純に両手で握った攻撃より威力は劣るため本来は忌避される装備。それを自在に操る彼女だが本来、指揮をする側に回る為、反応が遅れていた。
「体がッ....言う事聞かなくてッ....」
「....お前の欠点は治ってないな。酷くなってないか?この中で唯一記憶があるお前がなんでみんなと同じくらいの動きに下がってんだ?」
「」
記憶が戻ったからと言って条件反射までもが戻った訳では無いということか。ならば俺が触れるという行為の影響が及ぶのは脳までって言うことでほぼ確定だな。ならば.......
「月歌、今度はお前が指揮を取ってみろ。俺もその通りに動く。」
「うん、わかった。」
「月歌さんが素直?!」
「あいつの前ではいつもそうだぞ。ほんとに血が繋がってないか疑いたくなるレベルだ。」
そんな会話を聞き流して目視した次の標的に意識を切替える。
「来るぞ!兄貴は右を足止めッ!他のみんなはあたしについてこい!」
「ちょっ!あいつ1人でいいのかよ!」
「問題ない。終わったらそっちを手伝う。」
連携の確認は部隊の要。チームで動く俺らにとってそれは生命線だ。だがここは戦場。チームが慣れてない強力な連携相手と一緒に戦うくらいなら別で動かした方がいいという判断だろう。俺だってそうする。連携の確認はアリーナでもできるのだから。
「ふッ!」
一振。横なぎで一撃。後ろをむくとこちらを見て呆然とする月歌以外の約5名。
俺の目の前の地面には横にえぐられた剣筋が残っていた。
「つえぇ.......」
「来るぞ!!」
「「「「了解!」」」」
やはり俺が知っているより皆の動きは繊細さに欠ける。それは当然のことで月歌も前に言った通り、3倍もの経験差があっては才能だけではどうにもならない。
さっき月歌に対して指摘はしたがぶっちゃけると部隊を引っ張って行く能力に関してはほんとにずばぬけて高い。自分の記憶の中の仲間の能力値と今の能力値を逆算して自身の動きを調整している。これが一瞬でできるって言うもんだからほんとに才能ってやつは.......
「おっと.......おタマさん?気をつけろよ?」
「ふぇ?は、はい!」
突撃してきたボーリングのピンによく似たキャンサーを挟んで奥にいるタマの元へ素早く移動して抱えて躱す。お置き土産も置いて。
「あ、おい!!よねぇ!!ちょ、月歌何すんねんッ!」
「大丈夫だよ。見てみなよ。」
後ろからドサッという音がする。振り向くとそこには胴体から真っ二つになったキャンサーの死骸が消えるところだった。
「殺させてぇぇぇえええッ!!!!!!」
「カレンうるさい。早く温厚な方に戻れ。」
自身に降かかるカマの先端を指で挟んで止める。
やっべ、成功してよかった....いや、思いのほか振る速度が早くてビビった....
「おぬし、やるなッ.......何?動かないだと?」
「早く戻ってくれないか?ぶっちゃけ指が辛い。」
女性とはいえ、軍人の両手の力を指5本で支えるのは流石に無理がある。カッコつけなきゃ良かったと今になって後悔するがもう遅い。
「カレンちゃん、後でマカロンあげるから....ね?」
「甘いものは嫌いじゃぁ!」
「じゃあシュークリーム!」
「ふん、今日は殺すのは勘弁してやる。」
「いや、好きじゃねぇか!!!」
コント部隊....芸人集団だな。これは。
「そろそろ交代時間だ。早く引き継ぎして基地に戻るぞ。」
「なんでお前の言う事聞かなあかんねん」
「ああ?」
「そないな声出してもちっとも怖くあらへんで?」
「よし。月歌。置いてこう。こいつは置いてこう。」
「なんっでそうなんねんッ!」
「いや、そうなるだろ。何が言いたいんだよ。お前は」
一つ一つ突っかかってきて本当にうるさい。そもそも俺がなんでこいつの話聞かないとダメなんだよ。部隊円満なんて言うけど結局はこうなって口論が始まるんだ。やってられるか。
「タマ、こいつ止めてくれよ」
「無理無理無理、むぅりいぃぃいいい!!」
大剣を振り回しているめぐみを見てタマは月歌の後ろに隠れてしまった。
「....ほんと、以前なんでここに馴染めたんだろ....ほんとに意味わからん....味方居なさすぎるだろ」
「ん〜、じんとく?」
「それ意味わかってて使ってるか?月歌」
「テヘペリンコ!」
腹立つより頭が心配になるよ。兄は。真剣な時はあんなに頼りになりそうな顔つきしてるのにそれ以外はおふざけ全開....いや、それがカリスマ性ってのもあるだろうけどもうちょっと女の子として可愛げとかあってもいいと思うんだ。将来彼氏とか出来たらどうするんだろ....
「....」
「ユッキー!兄貴が無視する〜!」
「だぁあ!くっ付くな!やめろっ、暑苦しい!」
「気づいちゃった....」
「私も気付いたわ....!」
「これって....ユキさんのライバル出現なんじゃ....」
「ええ?!」
一瞬で俺の表情筋全部が死ぬのがわかる。言葉通りに1ミリも顔を動かせないのだ。
前の世界で同じようなことを言われた覚えがある。その時の返答と今するであろう俺の返答は同じだ。一言で言うとすれば.......
不本意。ありえない。
ここら辺が妥当だろう。実際他人のほとんどは月歌とユキのカップリングを望んでいて、さっき、彼氏などと考えたがぶっちゃけるとこの世界、俺らの正体を考えるとそれも難しい。俺は稀有であることは想像にかたくない。ならば女性同士というのも有りだ。
「あたしが兄貴と?ナイナイナイ。この真面目ズラでポンコツっていうふざけた存在だよ?」
「ふざけたって部分は完全にブーメランだからな.......?」
....だとはいえだ。この言い方は少々、いや。だいぶ腹が立つ。だから俺はこうした。
「ユキ、パス。」
「ん?あ、ああ。」
月歌がこちらに押し出される。その首筋を掴んで手に持っていた剣を使って脅す。
「ん?なんか言ったか?」
「えっと....?」
困惑した顔で俺の事を見てくる。月歌。
そう。今俺は月歌に剣を向けている訳では無い。それよりも1番の脅しになるものを知っているからだ。それはもう脅えて言うことを聞かざる負えないことを....
「ん?よくわかっていないみたいだ。それならば仕方ない。予定通りギターを一つ切り刻んでやろう....」
「へ....?」
「もう1回聞いてみようか....俺は、なんだって?」
「し、しゃれにならないよ?!」
「おう。だって洒落じゃないもん」
ひぃい!と若干涙目でこちらを見てくる月歌。その口元は少し上につり上がっていた。
そう。内心腹たったのは事実だがそれは日常茶飯事であって俺が普段ここまで怒ることは無い。軽く流すはずなのだ。それでもここまでやって見せたのは....
「愛ね....」
「愛だな」
「愛ですねェ....」
「愛だわ....」
「ヒャッハァ!!」
....
........
............
「やっぱマジで壊そうかな....」
「え"ッ....?!」
やっぱり腹立つ。
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「七瀬、これ、本当なの?」
「はい。」
薄暗い中モニターの画面が複数光る部屋の中で私たちは声を潜めて情報交換をしていた。
「履歴を見返してみるとこれが出てきました。システムの不具合でなければ正しいです。」
「あなたが居ない所での結果ってことね.......でもこの数値は....」
画面に表示された数字は至ってシンプル。
25万
「アリーナのスコアアタックモードでここまでの数値を彼一人で.......?」
「私からすればまだ低い方です。記憶の中で、仲間の攻撃なしの支援ありで彼が出した最高成績は45万だったはず.......」
「化け物ね.......彼一人で31Aの1.5倍だなんて....」
「将来、彼女たちも35万は出せるようになります。」
「それでも6対1でやっと互角だなんて.......どうやって扱えばいいのか分からない経験は初めてよ。」
セラフ部隊員の域を超えている。この数値にプラス、攻撃貫通という唯一無二の能力も持っている。彼は人類の要、少し厨二っぽく言うと勇者というのが妥当だろうか。
「過去に....彼は1人で戦場に出ていました。彼がそれほど強力な力を持っていても隊員は死んだ。」
「ええ、わかってるわ。過去の私と同じ鉄は踏まない。」
「....」
「彼に託すなんて物語みたいな無責任は言わないわ。いつだって責任を被るのは上の役目よ。」
ずっと見てきた顔。だが今の顔は前の世界出みていたものよりも少し険しく、自分に甘えを許さない彼女らしい顔だった。だからだろうか?自身でも自覚があるほど動かない私の口角が気づいたら上がっていた。
腐っていた。なんて的確な言葉だろうか。確かに彼一人の実力に甘えていた上層部とそれを憂いつつ自身もその考えにほんの少しづつ引っ張られていたという事実は腐っていると言われても仕方がない。
「彼がいった蒼井さんの死の分岐点の道の片方は必ず私が塗りつぶす。セラフ部隊には彼女が必要よ。」
「はい。司令官」
確かな頼もしさを感じ、返事をした。
絶対に同じ道を最上さんには辿らせはしない。
絶対に。絶対だ。
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「やめてえぇぇ!!!!」
「いや、やる!もう俺はキレた。お前らマジでふざけんなよ?!」
「お、落ち着いてッ....最上さん!」
「落ち着いてられるかッ!つかさ、俺を恨むならお門違いだぞ?恨むなら月歌と自分を恨めッ!」
ほんとに我慢の限界だ。あの直後ならまだ辞めるという選択肢もあった。だがあれから何度もやめてくれと言ってもあいつらは辞めようとしない。
「なにかできることがあれば代わりで私が償うからッ!ほら!今までに無いくらい月歌さんが真剣な顔して泣いてる!」
「うわあああああ!!!」
「なんだこれ....」
カオス。その一言に尽きる。だが辞めない。辞めてなるものか。俺の心はそう叫んでいる。
「なら指詰めろ」
「え?.......」
「月歌以外の当事者全員指詰めろっ!」
「「「「えええ?!?!」」」」
「あたしも?!?!」
もう止まれない。止まってなるものか。
「なんで月歌だけいいんだよ?!」
「おまッ、月歌の綺麗で可愛い指を切り落とせと?!お前ふざけんな!!!」
「もう言ってることがむちゃくちゃや!!!なんやこいつ!こんな奴だったか?!」
みんなに取り押さえられながらもギターの前にたどり着いた俺はやっとの思いで剣を振り上げる。その瞬間頭の後ろから嫌な音が聞こえて.......
ゴッ.......
意識が暗闇の中に落ちた。
さぁて、次話はギャグ回の予定!暫し待たれよ!俺が生きていればなぁ!!.......スタイル育成頑張ろ.......万年物資不足()
2章からはどんな雰囲気が良い?
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蒼井とのイチャイチャ多め
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月歌とのイチャイチャ多め
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蒼井と月歌とのイチャイチャ多め