ガッチャマンクラウズ~未来を築く転生者~   作:ハヤナリ

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どうもー久しぶりの投稿です

がんがん投稿していこうと思います

では第三話


3:出会い②

 立川北駅の改札を通る戸谷(とがや)と清音。

先に通ったはじめが二人を(せか)かすように呼ぶ。

 

「せんぱーい!戸谷くん!早く~」

 

 手前の階段に立て掛けられた看板が清音(すがね)の目に止まった。

 

「GALAXコラージュコミュ二ティー‥‥‥。オフ会?コラージュ!」

 

 それを聞いたはじめは嬉しそうに笑った。

 

 

 

 電車が発車すると中には老若男女の人たちが和気藹々(わきあいあい)と作業をしていた。

 それに疑問を抱いた清音(すがね)はその人たちを観察し始める。

 隣に座る戸谷は渡された裁縫(さいほう)道具に目もくれず、外を眺めている。

 

「なんなんだ?この集まりは‥‥。みんな暇なのか?働いてないのか?」

 

 独り言をつぶやく清音の前に、はじめが不思議そうな表情で現れた。

 

「せんぱーい!!全然やってないじゃないですかぁ?」

 

「コラージュって言われても‥‥」

 

「ほら!このマステで‥‥」

 

 するとはじめはキレイな色のテープを取り出した。

 

「マステ?」

 

 聞いたことのない言葉に清音は戸惑った。

 

「マスキングテープっす!ほらこうやって!」

 

 はじめは慣れた手つきで、一枚の紙にマステを使って刀の絵を張り付けていく。

 

「ほら!先輩の刀、キレイっしょ!」

 

 その作業が終わるとはじめの目線は戸谷(とがや)に移った。

 

「ほら!戸谷君も!」

 

 はじめの指導により、戸谷も一枚のコラージュを作り上げた。 

 戸谷は出来上がった自分のコラージュを見つめると、少しだけだが笑みを浮かべた。

 

「ほら!みんなん所、行きましょ!」

 

 二人は、はじめの言うがままに付いて行く。そこには体格のいい男が立っていた。

 

桑原(くわばら)と申します」

 

 堅苦しい桑原にはじめが付け足すように言う。

 

「せんぱい!戸谷くん!この人、バラッチっす」

 

 二人はお辞儀をすると、一瞬の沈黙が走る。

戸谷は桑原の張りつめた雰囲気に気が付く。

 

(このあっさん何者だ?)

 

 清音もまた、戸谷と同じことを考えていた。

 だが、はじめはその正体について軽い口調で発した。

 

「ばらっち‥‥。消防署の署長さんなんだって」

 

「「はぁ??」」

 

 戸谷と清音は同時にはじめを見た。

 はじめは次に座席に座ってるおじさんを見た。

おじさんは三人に向けて笑顔で手を振ってきた。

 

「あの人はノブさん!立川市の市長!」

 

 何気ないその一言は‥‥‥

 

「し、しちょおー!!」

 

 清音を驚かせるに十分すぎた。

改めて確認したその顔は、清音が良く知る市長その人だったのだ。

 

「本物だ‥‥」

 

 明らかに、清音は動揺していた。

すると、市長であるノブさんの方から見たこともない笑顔で話しかけてきた。

 

「ほら見てっ!!」

 

「はい?」

 

 ノブさんの手にはハート型のコラージュが握られていた。

 

「これね、娘のちっちゃい頃から今までの写真。いいでしょー」

 

「は、はい!」

 

 そして清音は思い出したかのように頭を下げた。

 

「気づかずに申し訳ありませんでした。ぼく、こいつ、いや、一之瀬と同じ学校の‥‥‥」

 

 それを聞いたノブさんは何かを感じたのか、不思議そうにはじめを見た。

 

「え!?はじめちゃんって一之瀬って言うの?」

 

 それをきいた、周りの婦人たちも便乗する。

 

「ええ!そうなんだー」

 

「一之瀬っぽくなーい」

 

 一瞬にして周りは歓喜に溢れかえった。

 

 

 

 

 戸谷(とがや)は座席に座ると大きなため息をついた。慣れない人に囲まれ、いつも以上に疲れを見せていた。

 そんな戸谷の横にはじめが座る。

 

「戸谷くん!?どうっすか?」

 

「おもしろいです‥‥」

 

「そうっすよね!おもしろいっすよね!」

 

「確かに、コラージュも面白いです。けど、それ以上に一之瀬先輩の方がおもしろいですよ」

 

 はじめは、不思議そうに頭をかしげた。

 

「先輩の人とつながる才能。力とでも言うんですかね。僕は、あなたのような人間になりたかったと思うんです」

 

 次の瞬間、はじめから放たれた一言は思いもしないものだった。

 

「きみは君っすよ?僕は一之瀬はじめで、君は霧島戸谷。君はぼくにはなれない。君は君自身にしかなれないっす。君自身の力は見えてないだけで、きっとあるんっすよ」

 

 はじめのその笑顔は戸谷にとって、とてもまぶしく見えていた。

 

 

 

 

 

 

 暗闇の部屋を進み、ベットに横になる。目を閉じると、戸谷の意識はゆっくりと闇の中へと消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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