ダークギャザリングに問題児2人  ただし、最強。   作:すぱーくしーど

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問題児たち、急行

 

 

 夜宵達が旧Fトンネルへ向かっている頃、夏油と五条は新たな拠点でス○ブラをしていた。

 

「おい、傑!メテオすんじゃねぇよ!!」

 

「ふふ、無限みたくガードに頼りきりなんじゃない?緊急回避しなよ。それに、そのキャラテレポート使えるよ?」

 

「くっそ……。術式使わせろ……!」

 

「残念、使えないんだよね」

 

 夏油の操るキャラが五条のキャラを場外へ叩き落とす。3連続のメテオによって、今回は夏油の勝利となった。

 

「ふぅ~。なぁ、傑。夜宵達から連絡あったか?前回あいつら死にかけたんだろ?今回は何かあったら俺達もすぐに向かうって話じゃなかったか?」

 

「そうなんだが、悟……。何か妙だ。今、夜宵ちゃんや螢多朗君、それに詠子さんに連絡しようとしてるんだが、全員が圏外のようだ。確か、今日行くところは……」

 

「「旧Fトンネル」」

 

 2人は少しの時間目を合わせると、意志が通じたかのように同時に立ち上がる。ゲームのリモコンを机に戻し、2人はすぐに外へ向かった。

 

「悟はどうする?自分で飛んでく?それとも乗ってくかい?」

 

「そうだなぁ。そのトンネルにルート設定してるわけじゃねぇから、一緒に乗っからせてもらうぜ」

 

「わかった。それじゃ行こうか」

 

「おう!」

 

 夏油はマンタのような呪霊を出し、五条と共にその背に乗り、空から旧Fトンネルへと向かった。

 

 

 マンタ自体の速度は決して早い訳では無い。そのため少しの間、空の上での時間があった。五条がポツリと呟く。

 

「こうやって一緒に任務地に行くの久々だな。高専の途中から1人任務ばっかだったからさ。なんか嬉しいというかなんというか……」

 

「そう言ってもらえると嬉しいよ。私は独りの時間、ずっとグルグルと悩んでいたからね。今となっては……制御が壊れる前に悟に伝えられたら良かったのにって思ってるよ」

 

「そうか……。なら改めてやり直そうぜ。お前は呪詛師夏油傑じゃなく、この世界では呪術師夏油傑、そして最強の片割れだ」

 

「ハハッ、嬉しい限りだね……。なら、そろそろ反転術式も覚えないといけないね。以前も言ったけれど、一回死んで呪力の核を掴んだ気がしたんだよ」

 

 夏油は手を強く握り、再度開く。その手には呪力が籠もっていて、手が開くのと同時に呪力を霧散させた。

 五条はアゴに手を置き、少し考えながら答える。

 

「俺は死にかけてどうしようもないときに反転術式が使えるようになったからな。それと同じだとしたら、傑もきっかけは掴んでんじゃねぇのかな……。今ん所俺ら怪我するような奴にはあの神ぐらいしか会ってねぇからな……」

 

「きっかけ……、一度死にかけて覚醒……。よし、次はちょっとダメージを受けてみようか。かなり危険だけれど、反転術式が使えるようになれば今以上に戦いやすくなるだろうし」

 

「けど、俺は硝子みたいに反転術式のアウトプットが出来るわけではないから、致命傷や重症は避けてくれよ?」

 

「あぁ、もちろんさ。悟、あとどれくらいかな?」

 

 夏油の質問に、以前夜宵からもらったスマホを見て五条は答える。

 

「あー、マップによると、そろそろみたいだな」

 

「なら、心の準備と行こうか」

 

 夏油・五条の現着まで、後3分。

 

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