ダークギャザリングに問題児2人 ただし、最強。 作:すぱーくしーど
都心から遠く離れ、東京とは思えないような山や森、自然に囲まれた場所にその村はあった。山登りの客や森林浴をする人達は、その村を訪れないし、そもそも気づくことがない。だが、たまにその村に気づいてしまう者もいた。気づいてしまうと、不思議とその村に近づきたくなってしまう。ただの廃村ではあるのだが、その村には人を惹きつける妖しい魅力があったという。
そして、その廃村に入ったが最後、彼らは行方が分からなくなってしまった。その廃村に何があるのか、魅入られた彼らに何があったのか、それは既にいなくなってしまった彼らしか知らないのである。
「だってよ〜、傑。どう思う?」
「恐らく君も思ってるだろうけど……」
「「人がいなくなる廃村はそもそも知られることがない」」
「だろ?確かに廃村自体は気付くやつがいるかもしれねぇけど、入ったら行方くらますんだろ?なら、その廃村に入ると行方不明になるなんて分からねぇじゃねぇか」
「そうだよね……。私はこれ誰かが廃村を見つけて、面白がってそういういわくを付けただけなんじゃないのかな?夜宵ちゃんはどう思う?」
「O市の廃村は、ランク不明……。正直、まだ行きたくは無い。もっと強い子達を増やしてから行きたいと考えてる」
夜宵の言葉を聞き、五条は口を開く。
「平将門の首塚行っても特に何も無かったんだろ?なら、ここも問題ないと思うぜ〜。つーか、別に夜宵達が行く必要はねぇしな。俺と傑で行ってくりゃ良い、な?傑」
「そう簡単に言ってやるなよ、悟。夜宵ちゃんや詠子さんは卒業生ハウスを購入するときに大変な目に合ったんだから。平将門が問題なかったからといって、この廃村が問題ないとは限らないだろ?……。でも、私達なら問題はないかもね」
夏油の言葉を聞き、五条は立ち上がり、夜宵に伝える。
「ってことだ夜宵。俺らで行って、その廃村の主を引っ捕えて来るぜ。祓っちゃったらゴメンな」
「できる限り捕獲して。でも、一番は二人の命優先で」
夜宵の心配するような言葉に、夏油は答える。
「大丈夫さ、私達は最強なんだ」
日は既に落ち、草木も眠る丑三つ時となった。その時間から、五条と夏油は動き始める。
「はーい、悟。起きる起きる。君が最初に行くって言ったんだよ?まったく……。さーとーるー!!」
「うおっ!!やめてくれよ急に大声出すの……、起きるって。じゃ、またマンタ出してくれよ。あと、簡易ベッドとかある?呪霊の背に載せられたりしない?」
「悟、また寝るつもりかい?そんなにぐうたらしてるなら自分で飛んでいってもらうよ?出来るだろ?」
「蒼の応用で行こうと思えば行けるだろうけどさぁ……。せっかく2人揃ってるんだから一緒に行こうぜ〜」
夏油は人差し指で、少し頭を搔きこう答えた。
「全く……寂しんぼだな、悟」
最近、仕事終わり寝ちゃってました…。
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