ダークギャザリングに問題児2人  ただし、最強。   作:すぱーくしーど

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O市廃村

 

 

 呪霊の背に乗り、空から廃村を探す夏油と五条。しかし、お目当ての廃村は中々見つからない。

 

「なぁ〜、傑〜!全然見つからねぇんだけど〜!本当にあんのか〜?やっぱ眉唾なんじゃねーの?」

 

「気長に探そうよ、悟。その廃村は基本見つからないっていう事なんだから。でも、君の眼でも見つからないとなると、かなり巧妙に隠されているようだね」

 

「あー、なんか嫌な予想が……」

 

「奇遇だね、私もだ」

 

「「空からじゃ見つからないんじゃ……」」

 

 2人は、空からは廃村が見つからないという仮説を立て、しょうがなく廃村を歩いて探す方向に切り替えた。

 

「これは時間掛かるな、余裕で朝までコースか?」

 

「うん……。朝まで歩いて見当たらなかったら戻ろう。で、日を改めようじゃないか」

 

「また来んのかぁ?もう良いだろ、ガセってことでさ」

 

 山の斜面を踏みしめて歩いていく2人。ただの登山なら楽しめるだろうが、今回はランク不明の存在するかすら分からない廃村の捜索となると、2人の気分もまた違うものになるのだった。

 

 

 

 

 

 

 問題児たちが歩いて廃村を捜索することざっと1時間。2人とも精神的な疲れに襲われていた。

 

 

「なぁ、傑。これ終わったら原宿のパフェ食いに行こうぜ。いつもの店より二回りはデカいんだよ。さらにトッピングも付けてやる」

 

「いいよ。私は普通のパフェ……いや、クレープがいいかな。おかず系とデザート系の2つを交互に食べるつもりさ」

 

「いいな、それ。しょっぱいのと甘いので無限コンボだろ?」

 

「そうだよ。君のスペシャルパフェだって、脳みそフル回転しても問題ないぐらいの糖分が接種出来そうだ」

 

 

 2人はくだらない話をしながら山道を歩いている。しばらくすると、ほとんど同時に違和感を覚えた。

 

 

「悟、分かったかい?」

 

「当たり前だろ。これは招かれたってことでいいのかな」

 

「そうみたいだ。そろそろ見えてくるんじゃないかな」

 

「だな。行くか」

 

 2人はそのまま道に沿って進んでいくと、寂れた看板や壊れかけの家屋が見えてきた。

 

「これ……かな」

 

「そうだな、この廃村自体にうっすら呪力が漂ってる。外殻が見えない帳みたいなものが、この村を隠してたのかもしれねぇ」

 

「そうか……。しかし、何のために?」

 

「そりゃ、入れば分かるだろ。もう行こうぜ」

 

「あ!ちょっと待って、一応螢多朗さんや夜宵ちゃんに連絡入れとく。例の廃村を発見したって」

 

「おう、よろしく〜」

 

 五条は軽い返事をすると、恐れる様子もなく廃村へ入っていく。距離が離れないように、夏油も後を追う。

 

 

 

 五条・夏油、最強の問題児たちがランク不明のO廃村に現着。

 

 

 

 

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