ダークギャザリングに問題児2人 ただし、最強。 作:すぱーくしーど
青が澄んでいる〜
「かくかくしかじかって訳」
「なるほどね……。私の身体が何者かに乗っ取られてると。身体を変えればいくらでも生きることが出来る術式か、すごいね。というかこちらに来る前の説明それでいいのかい、悟?」
「いーのいーの、そんなことより色々とやりたいこともあるし」
「はいはい、でこれがその内の1つかい?」
五条と夏油は墓場から移動し、ファミレスにやって来ていた。こちらの世界でも日本があり、東京があるということから、わりと似ている世界であることが分かる。
「でさ、悟はどうしてここが別の世界だと?」
五条がお冷を一口飲み、サングラスを外して答える。
「んー、理由は2つかな。まず、墓場に呪霊が全くいなかった事。これは俺らがいたから逃げただけかもしんないけど、それでも1体ぐらいいてもおかしくないだろ?それに、墓場なんて呪力が溜まりやすいだろうに、そういうのもなかった。で、これが本命かな。俺らが今ここに存在していること。死んだ傑と封印された俺、若い頃の姿でファミレスにいる。何かの術式とか領域っていう訳でもないみたいだし、俺らの世界と少し異なってるみたいだからさ」
五条の述べた、2つの理由、それは呪力の溜まりやすい墓場で呪霊がいないこと、それに死者や封印された者がなぜかこうしてファミレスにいること。他にも五条の六眼はこの世界を異なる世界と判断したようだ。
「なるほどね。で、なぜここに?」
「とうぶんほきゅー、甘いの食わなきゃ。それにせっかく生きてるお前と話すのに墓場だなんて嫌に決まってんだろ」
「そうかい……。で、何頼む?」
夏油はメニューを開きながら五条に訊ねる。
「俺、デラックスパフェ!傑は、このアシェットデセールってのいいんじゃない?呪霊玉みたいだし」
「悟……。呪霊の味知ってるかい?今まで言ったことないけど、とんでもない味なんだ。それと似たようなのなんて……」
「まぁまぁ、そんなこと言わずに!チョコレートなんだから、呪霊じゃねーよ」
「ん〜、分かったよ。食べれなかったら悟食べてくれよ」
「はいはい〜」
夏油は渋々ではあるが、アシェットデセールとデラックスパフェを注文する。しばらくすると、商品がやってきた。
「へぇ、これってこのチョコレート溶かすんだね、なんだか帳みたいだ」
「……甘いな」
2人はしばらく食べ進め、若い身体ということもありすぐに完食してしまった。
「うん、美味しかったね。甘さがくどいかと思ったけど、程よい甘さで良かったよ、呪霊もこんな味だったら良かったのに」
「良かったな、俺はもっともっと甘くていいな。もちろん、このパフェは美味かったぜ。あー、あと硝子がいればなぁ」
「まあまあ、ここにいないということは、元の世界で健康にしてるってことじゃないかな?硝子、元気にしてるといいな」
しばらく他愛のない話をしていると、五条が目を見開く。それと同時に、夏油も尋常ではない気配に気づいた。
「傑!!」
「分かってる!!」
2人は気配の方へ目を向けた。そのテーブルには一組の男女がいた。その男は中々の呪いに掛かっているようだが、2人が警戒したのはもう片方の女の方だった。
「特級……かな。しかも上澄み」
「信じられないプレッシャーだ。相手はそんなつもりないだろうけどな」
その女性の目には星型の刻印が浮かび上がっていた。
原作キャラと遭遇!