ダークギャザリングに問題児2人 ただし、最強。 作:すぱーくしーど
ギリギリ生きてます。
夏油の問いかけに五条は答える。
「どこまでぇ?んなもんぜーんぶ覚えてるわ。封印、異世界、イマココってな。ってか、この感じは生得領域か?視ても確信が得られないんだよな……」
「悟の眼でも詳細は分からない……か。私も領域と考えていたんだ。しかし、私が呪術師を続けている所も踏まえると、厄介な術式も絡んでるんじゃないかと思うんだが」
夏油は両手を挙げ、お手上げといった様子だ。
「ミートゥーだな。問題はどうやって脱出するか……あー、領域外に移動して脱出ってのは難しいっぽいな〜。領域自体は非殺傷、代わりに領域範囲からの離脱は出来ない縛りっぽいかもな」
この領域(仮定)にて脱出は簡単ではないと悟り、五条もやれやれと首を振る。
「そうだねぇ……。時間が惜しい訳でもないし、この領域の仕組みや元凶について焦らないでいこうか」
「さんせ〜。ま、夜宵達はなんとかなるでしょ。特級レベルの呪霊……怨霊を複数体持ってんだしさ。この領域楽しみつつ解決?して帰ればいいだろ」
五条と夏油は領域内での生活を続けつつ、領域の脱出方法を考え実行に移すようだ。通常ならば即座に脱出方法を考えるか、離脱するために行動するはずだが、二人は領域内での活動を無意識的に続けようとしている。
「並列で進めよう、傑。
1.領域内での活動(ロールプレイ)
2.領域からの脱出方法の考案
3.領域の調査
ざっとこんな感じかな。
特に1については勘だけどさ、この状況の役割から外れるような事はしない方がいいかも」
「分かった、その方針で行こうか。まずはロールプレイかな。じゃあ、高専の1級推薦任務について共有していこう。まだ確定ではないけど、ほぼ確定。京都校の生徒が掴んだ情報を基に、複数未登録特級呪霊の捜査。呪霊を確認次第、帳を展開し祓う。任務内容はざっとこんな感じだね」
「あー、なるほど。封印云々の時のアレが再現されてんのね。場所は渋谷かな。時期はハロウィ~ンか?……あ、さっき恵達に特級呪霊はそんな出ないとか言っちゃったよ。テヘペロ〜」
夏油の話を聞いて、ピンときたらしい五条は椅子に座ったままグルグルと回転している。その様子を見た夏油は呆れながら答える。
「悟ぅ〜、いくら最強だからって適当すぎるよ……。いいかい、未登録の特級呪霊が組織的に活動していて、そいつらを祓わなきゃいけないんだ。非術師共の被害は最小限にね。君でも状況によっては簡単なことじゃないだろう?呪霊の撃破だけならまだしもね……」
そんな様子の夏油を横目に、あっけらかんと五条は答える。
「まぁ、状況によっては難しいだろうね。……実際、前は非術師の被害は少なからず、いや結構あったからね。アレは面倒臭かった。でもさぁ、今回は違う。先手を打てるし。何よりさ、お前がいる。だからヨユーっしょ」
「ハハ……。ほんと、君ってやつは……」
夏油と五条は会話を続け、しばらくして解散した。
そして、領域内では数ヶ月の時間が過ぎ、1級推薦任務の未登録特級呪霊の捜査が始まろうとしていた。
呪術の渋谷事変の流れにちょっとしたオリ展開をプラスしようと考えてます。
テンポは早めで進めてく想定です。
なにせ、問題児2人が揃ってますので