ダークギャザリングに問題児2人 ただし、最強。 作:すぱーくしーど
弟切花魁の呪いを受けた少年霊は、再び浮遊霊や地縛霊を捕食。より洗練された姿へと変貌した。前の姿より攻撃の手数はさらに減っているが、一撃の重みはさらに強まり、弟切花魁へ腕を伸ばして頭を掴んだ。
そこから少年霊は弟切花魁をひたすら殴り続けた。時間としては数十秒であったが、弟切花魁の頭は完全に潰れていて、既に死んでいなければ絶命は免れなかっただろう。
「おー、やるね〜。しかもデザインも悪くない。前の姿よりこっちの方が俺は好きだね。ロボット感があってさ」
[ありがと]
「……おぉ、思ったこと言っただけだし。まぁ、礼はもらっとくぜ〜」
「霊と言っても少年。ロボットとかは少年心的には憧れるものだよね」
[うん……]
「あ、私にも答えてくれた。そうだね、私もその頃は色々好きだったなぁ〜」
少年霊は弟切花魁を仕留めた安心感からか、問題児2人と世間話を始めている。
「とはいえ、まだまだ子供。弟切花魁が頭だけでなく全身を潰されていたら恐らくヤラれていた。ここからが本領」
夜宵は手鏡を地面へ滑らせる。手鏡は弟切花魁の顔が見える所で停止した。
「弟切花魁の第三の呪いが発動する。発動条件は自分の顔が醜い状態の時、手鏡で自分の顔を見ること」
[あぁ……!私の顔がぁ!!!]
弟切花魁の周りの様子が変わる。炎上している花街が更に広がり、少年霊がいる範囲まで炎に包まれる。
[燃えろ!そして、私の糧になれ!!]
炎の街からさらに炎の蝶が現れ、蝶の数は先ほどの倍以上と化した。そして、炎の蝶はどんどん増えていく。増えた蝶は浮遊霊や地縛霊へ近づき、身体へ触れた途端、炎となって燃え上がる。霊を燃やすと同時に煙が上がり、弟切花魁のもとに向かった。弟切花魁の姿が煙で見えなくなり、再び姿が見えたときには少年霊によって傷つけられた箇所は完全に再生していた。
「敵にダメージ与えつつ自分は回復かよ……。しかもデバフになる継続ダメージ付きとか……。ほんっと性格が術式というか攻撃に出てるよな、イイ性格って感じ〜」
[そこにいるチビは後で殺すが、その前に白髪サングラス。お前は絶対に呪ってやる。確実に殺す。存在が鼻につくし、全ての言動が腹ただしい!]
「はぁ……。ヒステリックな女はモテないよ?まぁ、もう死んでるからモテるとかないか笑。まぁ、霊から?も人気出ないんじゃないかな〜。カルシウム足りてる?あ、死んでるし栄養とか関係ないか!カリカリしない方が楽しいよ?」
[ガキを動けなくしたらお前を殺す]
「こわー。君の攻撃一切僕に通じないけど、どうやって殺されちゃうんだろ〜きゃー」
[……]
「黙っちゃった♪」
「五条、あんまり弟切花魁を刺激しないで。ただでさえ制御出来てないんだから暴走されたら困る」
「私の術式で制御は可能だろうけど……。この霊が持つ悟への怒りは正当ではあると思うしなぁ……」
そんな会話を続けている内に、弟切花魁と少年霊の戦闘は決着がついていた。双方とも外部から力を吸収し再生しつつ戦闘を続けていたが、弟切花魁の炎の蝶は、霊達を燃やし尽くしてしまうので、少年霊は途中から回復出来ず、今は動けなくなっていた。
「その飢え、私なら無くせる。満腹になるまで霊を食べさせてあげる。私に屈するか?」
[たくさん食べれる?]
「食べ放題」
[いいなぁ……]
「私に従うなら、この中に入って」
夜宵は、ライオンのぬいぐるみを置く。少年霊は夜宵に従ってぬいぐるみの中へ移動した。
「旧I水門の少年霊ゲットだぜ」
「よかったね、夜宵ちゃん」
「やったね!皆!」
「でも、アレはどうすんの?」
「夜宵ちゃん、何か対応策はあるのかい?なけれ……」
「大丈夫、夏油。弟切花魁は制御出来ていないし、素直に封印されるとも思ってない。同じように弱らせてからまた再封印する」
夜宵はそう言うと、神社で使用されるような白い紐を手に取り、少女の霊を召喚した。
「絶って
アニメだと炎の蝶が夜宵達を襲っていますが、今回は五条が煽りすぎたので、花魁が9割以上の蝶を五条に差し向けてます。
なので、残りの1割未満の蝶が他の皆へ向かってきてますが、各々で対応出来てる状況です。