ダークギャザリングに問題児2人  ただし、最強。   作:すぱーくしーど

41 / 42
人は人を畏れ、呪った。その名は…

 

 

「……特級4呪霊の内、最後の1体だ。せっかくだし、クイズでも出そうか。最後の呪霊は、何の畏れから生まれたと思う?」

 

 夏油は五条以外の皆に問いかける。夜宵たちは少し考えてそれぞれ答えていった。

 

「霊」

 

「うーん、人……とか?」

 

「虫かな?ゴキブリとか!」

 

「うんうん。……問題だし、悟から答えてあげて」

 

「え、俺ぇ?……。せっかくだしいっか。けいたろーピンポンピンポーン!人だね、正解!あと、詠子の言ったゴキブリの呪霊はいそうだね〜。嫌いじゃない人間の方が少なそうだし!夜宵の言った霊の呪霊は……。想像つかないなぁ。でもいたら中々強いんじゃないかな?」

 

 それぞれの解答に応えていく五条。教師としての血が騒いだのか、全員に対してしっかりと返答していた。

 

「脱線してるよ、悟……。さて、話を戻そうか。人が人を呪いその畏れから生まれた呪霊、真人。人から生まれた呪霊が真人と名乗るのも中々皮肉じみてるけど、術式は中々素晴らしいものなんだよね」

 

「その術式というのは?」

 

「せっかくだから、俺が答えてあげるよ」

 

 夏油が答えようとした瞬間だった。螢多朗と間違えそうな声の主は、夏油の右腕近くに表出した黒いモヤから現れた。

 

「おい、傑。ちゃんと管理しろよ。ガバガバじゃねぇか」

 

「アハハ……。いやまぁ、ある程度術式で制御出来るとはいえ、ちょっと危ないね。私も驚いているよ」

 

「よく分からないけど、お前らへの敵意は抱いていないよ。もしあったらそこのグラサンは即殺するし」

 

「触れないのに〜?どうやって〜?」

 

「悟は色んなところから恨まれてるというか、それだけ厄介だったんだろうね」

 

「うん、いつもの俺ならすぐに殺りにいくだろうに、煽られてもちっとも。煽り損だったね。ご苦労さま」

 

「この長髪が真人?」

 

「人の畏れから生まれた呪霊……」

 

「声がけいちゃんに似てるね」

 

 三者三様にリアクションをする夜宵たち。真人は特に気にも介さず話を続ける。

 

「もういい?続けるよ。俺の術式は無為転変。魂に触れて、形状を自由にできるんだ。魂は肉体の設計図みたいなモノだから、もちろん肉体にも影響する。わかった?」

 

「触られたら終わり……?」

 

「正解、チビちゃん!でも、ワケありだったり、魂を呪力で守られると簡単にはいかないかな。簡単ではないってだけだけどね」

 

「つ……つよすぎる……。こんな霊がいたら僕ら即死だったじゃないか!?不安になってきたよ……」

 

「大丈夫だよけいちゃん。そうならないように身代わりがあるんだから」

 

 螢多朗が不安がり、詠子が落ち着かせた。夜宵は下を向いて何かを考えているようだ。

 

「へぇ~。身代わりなんてあるんだ。どんなの?」

 

「身体の一部を、霊を封じた人形に入れる。そうすると私達が受けた攻撃を身体の一部が入った人形、いや、霊に肩代わりさせることができる」

 

「あ〜……。そういうことね。その仕組みなら俺の無為転変には効果ないかも」

 

「そんな気はした……恐ろしい能力……。術式か」

 

 夜宵と真人がオカルトークを繰り広げている中、五条と傑はそっちのけにされていた。

 

「んで、これどうすんの?」

 

「まぁ、報告や連絡事項の共有は終わったし、もう帰ろうか。蕎麦食べたいな、蕎麦」

 

「お前ほんっと好きな〜。んじゃいつものファミレス行く?」

 

「あぁ、そうしよう。あとは肉も食べてタンパク質を……」

 

 五条と夏油は置き手紙を残して、詠子宅を後にした。




お久しぶりです!
書こう書こうと思っていたらこんなに時間が経ってしまいました……
すみません!!
相変わらずのアキレスと亀更新でいかせていただきます……
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。