ダークギャザリングに問題児2人 ただし、最強。 作:すぱーくしーど
「……特級4呪霊の内、最後の1体だ。せっかくだし、クイズでも出そうか。最後の呪霊は、何の畏れから生まれたと思う?」
夏油は五条以外の皆に問いかける。夜宵たちは少し考えてそれぞれ答えていった。
「霊」
「うーん、人……とか?」
「虫かな?ゴキブリとか!」
「うんうん。……問題だし、悟から答えてあげて」
「え、俺ぇ?……。せっかくだしいっか。けいたろーピンポンピンポーン!人だね、正解!あと、詠子の言ったゴキブリの呪霊はいそうだね〜。嫌いじゃない人間の方が少なそうだし!夜宵の言った霊の呪霊は……。想像つかないなぁ。でもいたら中々強いんじゃないかな?」
それぞれの解答に応えていく五条。教師としての血が騒いだのか、全員に対してしっかりと返答していた。
「脱線してるよ、悟……。さて、話を戻そうか。人が人を呪いその畏れから生まれた呪霊、真人。人から生まれた呪霊が真人と名乗るのも中々皮肉じみてるけど、術式は中々素晴らしいものなんだよね」
「その術式というのは?」
「せっかくだから、俺が答えてあげるよ」
夏油が答えようとした瞬間だった。螢多朗と間違えそうな声の主は、夏油の右腕近くに表出した黒いモヤから現れた。
「おい、傑。ちゃんと管理しろよ。ガバガバじゃねぇか」
「アハハ……。いやまぁ、ある程度術式で制御出来るとはいえ、ちょっと危ないね。私も驚いているよ」
「よく分からないけど、お前らへの敵意は抱いていないよ。もしあったらそこのグラサンは即殺するし」
「触れないのに〜?どうやって〜?」
「悟は色んなところから恨まれてるというか、それだけ厄介だったんだろうね」
「うん、いつもの俺ならすぐに殺りにいくだろうに、煽られてもちっとも。煽り損だったね。ご苦労さま」
「この長髪が真人?」
「人の畏れから生まれた呪霊……」
「声がけいちゃんに似てるね」
三者三様にリアクションをする夜宵たち。真人は特に気にも介さず話を続ける。
「もういい?続けるよ。俺の術式は無為転変。魂に触れて、形状を自由にできるんだ。魂は肉体の設計図みたいなモノだから、もちろん肉体にも影響する。わかった?」
「触られたら終わり……?」
「正解、チビちゃん!でも、ワケありだったり、魂を呪力で守られると簡単にはいかないかな。簡単ではないってだけだけどね」
「つ……つよすぎる……。こんな霊がいたら僕ら即死だったじゃないか!?不安になってきたよ……」
「大丈夫だよけいちゃん。そうならないように身代わりがあるんだから」
螢多朗が不安がり、詠子が落ち着かせた。夜宵は下を向いて何かを考えているようだ。
「へぇ~。身代わりなんてあるんだ。どんなの?」
「身体の一部を、霊を封じた人形に入れる。そうすると私達が受けた攻撃を身体の一部が入った人形、いや、霊に肩代わりさせることができる」
「あ〜……。そういうことね。その仕組みなら俺の無為転変には効果ないかも」
「そんな気はした……恐ろしい能力……。術式か」
夜宵と真人がオカルトークを繰り広げている中、五条と傑はそっちのけにされていた。
「んで、これどうすんの?」
「まぁ、報告や連絡事項の共有は終わったし、もう帰ろうか。蕎麦食べたいな、蕎麦」
「お前ほんっと好きな〜。んじゃいつものファミレス行く?」
「あぁ、そうしよう。あとは肉も食べてタンパク質を……」
五条と夏油は置き手紙を残して、詠子宅を後にした。
お久しぶりです!
書こう書こうと思っていたらこんなに時間が経ってしまいました……
すみません!!
相変わらずのアキレスと亀更新でいかせていただきます……