ルビコンで出前始めました   作:黒色の鬼さん

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数日ほど間が空きましたね、AC6してました許してくれ‥‥‥‥。
 



第7話

 封鎖機構の連中との戦いが続き、資金も少なくなりその場しのぎの応急処置しかできず、次の戦闘ではそのままハウンズを戦場に送り出すことになってしまいどうしたものかと一人頭を抱えていた。

 

 ルビコン星外では、企業からの依頼はほとんど無く、新しくでたとしても難易度が高く報酬も少ない。

 

 このままでは617達を失いかねない、だがルビコンに入るためには封鎖機構に穴を開けなくてはならない。

 

もたもたしていれば企業の連中に先を越されるかもしれないと考えていると、扉が開き10代半ばくらいの少女が部屋に入る。

 

「…?どうした、617?」

 

 617は「報告」と呟くとタッチパッドに内容が送られてくる。

 

「……そうか、618が帰ってきたのか、脳に異常は無い……身体にも影響はないみたいだな………618にはしっかり休むように伝えておいてくれ。」

 

 頼んだぞ617、と言うと617は一礼し部屋を出ていく。

617を見送った後、再度パッドにある報告内容を読む。

 

「………被弾を抑え、弾薬も節約したか……、頭が上がらないな………さて、これからどうしたものか‥‥‥。」

 

 再度頭を抱えていると、横から可愛らしいコップに入ったフィーカが差し出される。

 

 「ん?620…すまない、いただくとしよう。」

 

いつのまにか部屋に入っていた620と呼ばれた少女も、617と同年代の子がぎこちない微笑みを浮かべると一礼し部屋を後にする。

 

 再度どうしたものかと頭を抱え620が入れてくれたのだろうフィーカをすする。

 

 

 

 

『通信が入っています。』

 

 COMの音声で相手を確認するが不明、暗号通信まで使っているな……一体何者だ?

 

 疑問に思いながら通信を繋げる。

 

「あー、あー、もしもし?聞こえてるかな?」

 

 通信相手は存外にも若い青年の声であった。

 

「あぁ、聞こえている…。」

 

「あ!あ~、良かった繋がった………とりあえず、アンタがハンドラー・ウォルターで間違いないか?」

 

「あぁ、そうだ?それで………お前は何者だ?」

 

 問いかけながら、一体どこの人物なのが探りを入れるため逆探知をしようとするが。

 

「あ~俺は………ちょあっ!待て待て待て!!逆探知はやめてくれ、頼む。」

 

 ふむ、対策済みかこの調子なら他の手も使えないか………?

 

 まずは話を聞くとしよう、ほとんど相手についても目的も分からない事だらけだ。

 

「とりあえず要件だけ聞こう話はそれからだ。」

 

「あぁ、アンタとは取引がしたいんだ。」

 

「取引?」 

 

「そう、取引だ。」

 

 俺達に取引とすると目的は封鎖機構のデータか装備の売買、データに関しては売る事は出来るが、装備を買うほどの余裕はない、それに偽物や詐欺の可能性がある、蹴った方がこちらとしても安全だな。

 

「………悪いが他を当たってくれないか?」

 

「ま!待て、内容だけでも聞いてくれ!」

 

「………話してみろ。」

 

 そういうと青年は安堵し取引の内容を話始める。

 

「とにかく俺が欲しいのは野菜の種だ例えば人参やジャガイモ、他には麦なんかの作物も欲しい、できれば大量に。」

 

 相手の欲しい物は分かった、野菜などの作物の種などなら安価で手に入れる事ができる、それも別段特別な物でもない。

 

「作物の種、本当にそんな物でいいのか?その程度なら誰でも手に入れる事ができる、何故俺達に頼む?」

 

「あぁ、それに関しては場所が問題なんだ。」

 

「場所?」

 

「ルビコンさ、今現在進行系でドンパチやってるルビコン3」

 

 どこの誰かも分からんが、コーラルで汚染された大地で農業を行おうというのか?

 

「場所はまだ決まって無いから、後から頼む事にはなると思う、要するに指定した場所に種を輸入してほしいって訳だ。」

 

「………それで、俺達には何をしてくれるんだ?」

 

 目頭を抑えながら頭痛を起こしそうな話を聞いていると、装備に関する資料が送られてくる。

 

 BAWSのジェネレーターやシュナイダーのブースターやベイラムのFCSなどどれも今使わせてる物より遥かに良い物ばかりだ。

 

ファーロンのブースターも第2世代、今よりも一世代後に出た扱いやすいものもある。

 

アーキバスのジェネレーターも用意されているのか、これなら620のEN武器の性能もあがる。

 

「この内装パーツをアンタに譲る、風の噂だがアンタの…え~っと確か、ハウンズ?のジェネレーターはMTのそれと変わらないと聞いたからな、それとオマケにFCSとブースターも用意した、4人いると聞いたからそれぞれ4つだ、他に希望があるなら今の間に聞いておくよ。」

 

 正直ありがたい内容だった、出来る限り武装だけでも良い物をと用意したが、ジェネレーターやFCSを揃えるほどの余裕が無かったのも事実。

 

 617達はその見た目こそ幼き少女達だがパイロットとしての腕は良い、これがあれば生存確率も格段に上がるだろう。

 

 だが一番の問題はどこの誰かも分からないということだな。

 

「本当にこれだけの装備を貰えるならありがたい、だが………。」

 

「こっちの信用が無いのは俺にだって分かる、名も名乗れない場所も所属も教えない奴ならなおさらな、だからまずはこの装備を先にアンタに譲る、その後に俺の依頼を受けるかどうか判断してくれ。」

 

 それに、ルビコンでのパイプは作った方が良いだろ?と言う、こちらのメリットも大きい、依頼を受けるとしよう。

 

「分かった受けよう、ただ資金援助もしてほしい、頼めるか?」

 

「もちろんだ!受けてくれて感謝する、それじゃコイツらはアンタの物だ。」

 

 すると、装備の所有権を譲渡され資金も追加される。

 

「じゃあ、受け取った報告だけ貰えれば後はこちらから依頼を出す、今では無いがそう遅くはならないだろうそれまでは待っててくれ。」

 

「あぁ、了解した。」

 

「じゃあその時はよろしく頼むよ。」

 

『通信が切断されました』

 

 結局、名前も所属も分からないままだが資金を得る事ができた。

 

 後は細工が無いか、まぁ実物の確認もまだだが内装も良いものを揃えられた。

 

 ふと隣を見れば619がタッチパッドとこちらを交互に見ている。

 

「619か、運良く臨時収入が入った、俺はこれからお前達の機体修理の依頼を出す、部屋で休んでおけ。」

 

 頭を撫でてやるとコクリと頷き部屋から出ていく。

 

 一度深呼吸をしてパソコンに向き合い作業を再開する。




ンハンドラー・ウォルター……(ネットリ)出ましたね。
そしてコチラは美少女系ハウンズみんなはどのハウンズが好きかな?

可愛いから!カワイイは正義だから!!そうでしょお!!??
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