偽五条悟   作:アローラマコーラ

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二話 酔姫

 

11月の土曜日の夕暮れ、店々がクリスマス色に移り変わるなか銀髪の青年が一人歩いていた。その青年の名は北条聡。ハロウィンは数週間前の出来事である。だというのに彼はハイネックの黒ずくめの服を着て、目元に包帯を巻き付けて街中を歩いていた。

 

(今日のボクは呪術廻戦0の五条悟だぜ!)

 

北条はハロウィンの日より五条悟のコスプレをして散策することにハマっていた。バレたら地上最強の呪術師に追われることになるスリル、そうならないように凡ゆる想定と準備をする楽しさ。その二つの虜になった北条は今日も性懲りも無く五条悟のコスプレをしていたのだ。

 

そして都内の某駅周りを散策していた時だった。

 

サッカーの試合が終わったのだろう。サッカーのユニフォームを来た多くのサポーター達を見かけた。ただ彼らの表情が結果を物語っており、監督やら選手、もしくは敵チームのことを詰る会話をする者達も多くいた。そんな一群と通りすがっていた時である。

 

「げ、五条悟…」

「あれ、歌姫じゃん」

 

北条は顔に大きな古傷のある女性と遭遇した。彼女の名は庵歌姫。五条悟の学生時代の先輩であり、呪術高専京都校の教師である。彼女も某サッカーチームのユニフォームを着ていたのだが、試合結果にくわえ、蛇蝎のように嫌う五条悟と遭遇したせいであろう。とてつもなく不機嫌そうな表情をしていた。だが北条のテンションは最高潮に達していた。

 

(うぉぉぉ、生歌姫先生だ。しかもスポーツ観戦モードの私服だと!これは有り難きものを見せていただきました、まさに感謝の極み…)

 

ただ歌姫のテンションは北条とは真逆である。

彼女は眉間を寄せて言った。

 

「今日はアンタに構っている暇はないの。それじゃ」

「え、つれなくない?普段はもっとテンション高いよね?」

「アンタと話しててどうやってテンションが上がるのよ」

「ほら、スポーツの話とか?」

「アンタ、スポーツとか興味あったの?」

「そりゃあ勿論」

 

嘘である。北条はスポーツ観戦にあまり興味はない。ただ前世では企業の営業職で働いていたこともあり、顧客の心を掴むためにスポーツだけには止まらず幅広い分野の情報に精通していた。さらに彼が死亡したのは2023年ということもあり、世間話に関しては未来予測レベルの議論を展開できる能力はあった。ただ、それをさかしらに見せびらかすつもりはなく、歌姫の気を引く口実になればいいと思っていた。

 

「どうせだし飲みに行かない?歌姫もそれ目的で駅降りたんでしょ?」

「まぁ、良いけど、誘ったからにはアンタが奢りなさいよ」

「勿論!それじゃあ、この辺で良い店知ってるから紹介してあげる」

 

 

その一時間後。歌姫は空になったグラスを勢いよくテーブルに置くと、呂律の回らない口調で追加のビールを注文した。北条はそれを温かい目で見ながらもやんわりと注意した。

 

「面白半分で奢るって言ったけど、飲み過ぎは身体を壊すよー」

「うるさい。今日はアンタが破産するまで呑んでらるから覚悟しなさいよね!」

 

と言っても、この居酒屋は料理が美味しいことに加え、歌姫が遠慮しながら注文しなくて済むように配慮して選んだ店である。北条の貯蓄に殆どダメージを与えることはない。それよりも歌姫の飲酒量の方が心配であった。だがそれを気にしすぎるのも野暮だと思い、北条は話題を切り替えた。

 

「それにしてもスポーツのファンって、どうして最下位のチームを応援するんだろうね。負けてるの見ていてイライラするし、もういっそのこと関西の強いチーム応援すれば良いじゃん。京都から近いわけだし」

「はぁ、これだからアンタとは合わないのよ。勝ってるから応援するんじゃなくて、勝って欲しいからするに決まってるでしょ。それに応援するチームをコロコロ変えたらファンと言わないでしょ」

「そりゃそうだ」

 

歌姫は熱の入った口調で説教をする。北条はそれを苦痛とは感じるほど人付き合いは悪くない。ただ相手が酔っているなら、こっちも酔いに任せて対応したいと思ってしまう。だが悲しいことに北条はお酒を飲めない。五条悟は下戸だ。お酒を飲んでしまえば即見破られる。

 

「店員さん、お酒ダメなんでオレンジジュースください。ついでに、このフルーツパフェのピーチマシマシの盛り合わせも」

「アンタ、本当よくそんな甘ったるものばかり注文できるわね。デカくなってもお子ちゃまなのは変わらないのかしら」

 

歌姫は呆れた口調で言葉を漏らす。すると北条は態とらしく声を荒げて返した

 

「あぁん戸愚呂弟馬鹿にしてんの?アイツも強いけどオレンジジュース飲むぞ。それに知ってる?

こういうできる大人に子供っぽい一面があるのをギャップ萌えって言うらしいね」

「あんたにそんな可愛げあるわけないでしょ。強さと顔だけしか取りえがないんだから性格で勝負したところで最弱よ」

「歌姫の推しのチームみたいに?」

「うるさい。今日はたまたま負けただけよ」

 

歌姫は拗ねたようにビールを口にした。北条はそれを微笑ましく見ながらも、どこか儚げな哀愁を漂わせて口を開いた。

 

「まぁ、本当はボクも歌姫みたいに優しさを見せたいんだけどね」

「急にどうしたのよ?」

 

歌姫は五条のらしくない発言に眉間を顰めて問いかけた。

 

「いや、ついね。歌姫を見て思っちゃって…ほら、ボクって性格悪いじゃん。でも無自覚にやってるわけじゃないんだよね。いたずらに親しくなったばっかりにそいつが狙われることになったら、ボクでも救えないかもしれない」

 

歌姫はその言葉を聞いて想像した。五条悟は最強である。それはこの業界に生きる者ならば誰もが納得する事実である。だが最強だからと言って決して無敵というわけではない。五条悟を倒せなくても立場や人質を使えば行動を誘導できるし、知恵者ならば誘導の果てに身動きのできない状態にすることは可能のはず。

 

「だから、この振る舞いは仕方がないことなんだよね。自ら弱点を作るのは不幸にしかならないと思うから」

 

もし最強かつ無敵でありたいなら何者も尊ばず顧みない圧倒的なエゴイストになるしかない。ただそれは人の生き方ではない。本能のままに生きる人以下の獣畜生である。ならば最強の生き方は一つ、好かれることはないが嫌われることもない距離を維持するしかない。

 

「五条、アンタ…」

 

歌姫は善人である。五条の漏らした本音に思わず同情した。だが俯いたまま震える彼の姿に違和感を覚えた。泣いているのか。それにしてはクスクスと笑い声のような声が聞こえてくる。歌姫がじっと目を細めて注視していたところ、北条は悪戯な笑みを浮かべて顔を上げた。

 

「なーんてね、病みっぽくしたらギャップ萌え狙えない?」

 

歌姫は再度自覚した。目の前にいる男は五条悟なのだと。ただ不思議と怒りはそこまで湧かなかった。

それよりも心に湧き上がるのは安心と馬鹿らしさだった。

 

「はぁ、心配して損したわ」

「ハハハ、もしかして同情してくれた?歌姫は本当に優しいね」

「アンタに褒められても嬉しくはないわよ。どうせからかっているんでしょ」

「それは本当だよ。ボクたちは呪術師であるけど同時に教職だからね。強いのは大前提だけど強いだけじゃ救えないものもある。その点に関して歌姫は誇るべきものを持っていると思うよ」

「はっ、五条のくせに生意気よ…」

 

歌姫はビールを勢いよく飲んだ。ただアルコールが欲しくなったからではない。歌姫は今自分がどんな顔をしているのか知られたくなかった。彼に褒められて嬉しくなったなど断じて知られたくない。

 

ただ不思議と呑めば呑むほど、目の前の男は自分がよく知る五条悟とは別人のように見えた。

 

五条悟とは悲しくも高専時代からの仲である。彼の顔は今よりもずっと子供っぽい頃から知っている。ただ目の前の五条悟には自分の知っている五条悟と何か違う、楽しくて、一緒にいたいと思わせてくれる魅力があった。きっと間違いだ。五条悟は最悪な男だ。今日はただ酔って頭が回らないだけ。そう思い込むように歌姫はビールを喉に流し込んだ。

 

それから五時間後ーー

 

眠りを知らない飲み屋街の店々は日付を超えてなおネオンライトの看板に光を灯していた。そんな看板が連なる道を北条と歌姫は歩いていた。

 

「ほーら歌姫。立てるー?」

「うるさい。まだまだ呑むわよ〜」

「まったく、酒好きがお酒に呑まれちゃ世話ないじゃないですか」

 

ただ歌姫はできあがっていた。無論、一件目の居酒屋でこうなってしまった訳ではない。

 

「五条、カラオケに行くわよ!」

「え、今から?」

「もちのろんよ。これは先輩命令だから。付き合いなさい!」

 

本物の五条悟なら断っていただろう。先輩命令とか、いかにも五条悟が嫌いそうな理由である。ただ今の歌姫は酔っていた。ゆえに北条は今の歌姫なら違和感に気付かないことにかけた。

 

「いいね。ちょうど歌姫の歌を聴きたいと思ってたんだよね」

「珍しくノリが合うじゃない。それじゃあカラオケにGoGo!今日はぶっ倒れるまで飲んで歌いまくるわよ!」

 

その望みは叶った。だが、その対価として北条は汗と酒気の匂いにまみれた酔っぱらいを介護するはめになったのだ。

 

(まぁ楽しかったから良かったけど、コレはどうしたものか)

 

問題は泥酔した歌姫をどうするかということである。二人は歩いているが行き先が決まってない。梯子酒はごめんなので、とにかく飲屋街から離れたところに向かっていた。それだけである。北条は歩きながら、このあとの対応を考えていた。

 

①反転術式で治癒して帰宅させる。

 

これはなしだ。泥酔も言い方を変えれば毒物による一時的な意識障害を患っている状態だ。なので反転術式の治癒の対象になるが、他者の治癒は五条悟にもできない事なので控えたかった。

 

②置いて帰る

五条悟ならやりかねないと思ったが、流石に酔った知人女性を放置して帰るのは五条悟以前に人として論外だ。性悪な五条悟でもやりそうなだけで、本当に実行することはないはずだ。

 

③家入に押し付ける。

これがベストアンサーなのだろう。五条悟らしい面倒を見るわけでもなく見捨てるわけでもない、かつ人の都合を考えない迷惑で最適な選択。ただ問題は家入の連絡先を知らないこと。

 

ならば他に手は…と考えていたところ

 

「五条ごめん」

「え?」

 

夜の街に響き渡るナイアガラの滝の音色。もしこれがテレビ番組なら綺麗なお花畑の光景とともに「しばらくお待ちください」の文字が表示されているに違いない。そして北条はこの日のことを生涯忘れることはないだろう。より五条悟に近づくために試作を重ねに重ねて製作したコスプレ衣装が翌日の資源ごみ行きになってしまったこの日のことを。

 

 

その30分後

 

「ふかふか〜、ここどこぉ?」

 

歌姫はベッドの上で身体をウネウネとさせて柔らかさを堪能していた。ここはビジネスホテルの一室である。北条はコスプレ衣装をポリ袋に包み、ドンキで買った適当な服に着替えていた。

 

「まったく前世以来だよ。ここまでやらかした酔っ払いの介護をすることになったのは」

 

北条は呆れた様子で歌姫を見下ろした。ただ部屋に連れ込んだところですぐに帰るわけにはいかない。先ずはやるべきことをしておくことにした。

 

「はい、取り敢えず吐くだけ吐いてください」

 

北条は老人の介護をしているような気分でトイレの便器に俯く歌姫の背中をさすった。

(万が一に喉を詰まらせて窒息死されたら困るからね。こんなことで原作キャラ死亡なんて馬鹿らしすぎて笑えない)

 

ただ北条の気苦労も知ることなく、歌姫は北条の顔を見ると彼の頬を摘んで笑った。

 

「あれ?君、誰?かわいいね、お姉さんとデートしよう」

「はいはい、歌姫も可愛いから、大人しく水を飲んで濯いでください」

「うん、水飲む」

 

北条はだる絡みする歌姫を適当に流しながら、淡々と介抱を続けた。その甲斐もあってか歌姫はすぐに安らかな顔をして眠りについた。北条は歌姫の寝顔をみてじっと考え込む。

 

酒癖は悪いが、常識人であり優しくて明るい女性だった。一緒にいて退屈することはないだろう。この大きな傷がなければ引く手数多だったのかもしれない。

 

(何とか演技でやり過ごせたが、結局、五条悟と歌姫はどういう関係だったんだろう…?)

 

本物の五条悟が手を出しているのかは知らない。ただ彼の語る「弱い」その言葉に全てが詰まってる気がする。五条悟は最強である。彼には弱点などない。そして自ら弱点を作ることもしない。

 

ただ原作での歌姫へのあの態度。もしかしたら内なる想いの現れではないだろうか。それは小学生の男子が意中の女子を揶揄ってしまうように伝えたいけど伝えられないから、せめてもの照れ隠しをしているのかもしれない。

 

というのは、いま思いついた考察であり、単純に性格が悪いだけの説もある。そもそも、あの五条悟が小学生みたいな恋愛観をしているというのも信じ難い。ただ北条は五条悟のファンであってもカプ厨ではないので、それ以上探るのはナンセンスだと判断した。

 

「さてと…歌姫先生、今日はありがとうございました。偽りの関係でしたがとても楽しかったです。僕の都合で二日酔いは治せないけど、喉のケアくらいはさせてもらいますね」

 

そう呟くと北条は歌姫の喉に触れ、反転術式を流し込んだ。現代では反転術式をアウトプットできる術師は乙骨憂太と家入硝子のみである。この技術は五条悟であってもできはしない。

 

ただ北条は考えていた。五条悟は最強である。そして最強とは常に前進し続ける者。玉座にふんぞり返っているのではなく、常に新しい可能性を求めて最先端を走り続けるその姿を指す。つまり最強たる五条悟ならばいずれ劇中にて反転術式のアウトプットも閉じない領域展開も習得するに違いないと北条は考えていた。

 

そして北条は治癒を終えるとベッドの側にあるテーブルに二日酔い防止のための栄養ドリンクと一言置き手紙を残すと、部屋を立ち去ったのであった。

 

 

 

翌日、歌姫は目を醒ますと知らない部屋にいた。見渡したところ、どこかのビジネスホテルのようだ。

だけど何故ここにいるのか直ぐには理解できなかった。

 

「昨日はサッカー観戦して確か…」

 

歌姫は昨日の出来事を思い返したのだがーー

 

「………!!!?」

 

存在を消したい記憶ばかりが溢れてきた。五条悟と楽しく飲んだり、肩を組んで涙を流しながら歌ったりと。しかも、いつの間にかホテルの備品のパジャマに着替えさせられているのだ。歌姫は慌てて体のいたるところを確認した。だが着替えさせられた以外にとくに何かをされた痕跡はなかった。

 

歌姫は安堵のため息をついて視線を落としたところベッドの側のテーブルに、ホテルの備品ではないものを見つけた。それは一本の栄養ドリンクと一枚の紙切れ。それは部屋に五条悟がいたという唯一の痕跡だ。紙切れを手に取ると線の細い綺麗な文字でこう書かれていた。

 

『飲み過ぎ注意、お身体は大切に。服は道中で汚れたので洗濯して浴室で乾燥させています』

 

それを見て歌姫は不意に頬を緩めた。

 

「アイツも大人になったのね…」

 

 

後日談

 

「この前のお礼よ。アンタに借りっぱなしは性に合わないから」

 

あの日から三日も経たないうちに歌姫は五条悟に会いに行った。手には任務先のお土産店で買った和菓子があり、せめてもの謝礼のつもりで手渡したのであった。ただ五条悟は不思議そうにその場にいた伊地知と顔を見合わせた。

 

「この前っていつのこと?僕よく覚えてないんだけど」

「ほら、◯日よ。居酒屋で飲んだでしょ」

「いや、◯日なら任務で北海道にいたけど。そうだよね伊地知」

「はい、五条さんは北海道の任務に当たっていました。私も同伴していたので確かなことです」

 

その言葉を聞いて歌姫は困惑した。

 

「嘘でしょ⁉︎なら誰がーー?」

「ウケる。狐の呪霊にでも化かされたんじゃないの?」

 

五条悟は軽薄そうに笑った。ただ歌姫はあの日、知ってしまった。

五条悟は歌姫が思ってた以上に大人になっていたと。ならば、この軽薄な態度も、もしかしたら歌姫に恥をかかせまいとする彼なりの気遣いなのかもしれない。歌姫はそう納得すると、笑みを浮かべて和菓子の入った紙袋をより前に差し出した。

 

「そうね。そういうことにしてあげるわ。ただ私甘いもの嫌いだから、これだけは受け取ってちょうだい」

「え、あ、うん…」

 

五条悟は予想外の歌姫の態度に呆気に取られたらしく、為すがままに紙袋を受け取った。

 

「またね五条悟」

 

そして歌姫は屈託のない笑みを浮かべて小さく手を振ると、上機嫌そうな足取りで立ち去った。歌姫の後ろ姿を見て五条悟はつぶやいた。

 

「伊地知、なんか無性に腹が立ったんだけどビンタして良い?」

「理不尽!」

 

晴れない勘違い、身に覚えのない好意とは案外不気味なものである。五条悟はそれを小さな苛立ちで済ませていたが、彼はまだ知らない。この不穏な現象はまだ始まりに過ぎないということを。

 

 

 






北条聡
前世から二次会のカラオケに絶対に拉致される天与呪縛を持つ男。今世でもその呪縛は遺憾無く発揮され、歌姫が酔い潰れるまで歌い続けることになった。スマホにはコールに合わせてノリノリで歌って踊る歌姫の貴重な映像が記録されており、このデータを現物化して自宅の神棚に飾ろうかと本気で考えていたりする。


庵歌姫
生徒達とカラオケに行く時は世代間のギャップに遠慮して流行りの曲ばかり歌っていたが、同世代の五条には酔っていたこともあり遠慮なく己の趣向を解放した模様。カラオケのノリの良さと先輩を立てる心遣いで、爆上がりした五条への好感度は半年間かけてじわじわ下がり、翌年の交流会では原作の水準(底)に戻ったらしい。


五条悟
謎に好感度の歌姫を不審に思ったがお土産のもみじ饅頭が美味しかったのでどうでもよくなったらしい。最近は秤が賭博を求めて脱走するのが悩み。先生はお金持ちなのでギャンブルとかよくわかりません。




次回予告


恋人達が集う
クリスマスの日
君は大切なものを失った

こんな事になると分かっていたら
あんな選択をしなかった。
やり直したい。
もう二度と失わないために。

だけど願望の果て
なんの因果か過去に戻れてしまったら
君は何をする?

きっと拳を握りしめて
あの場所に駆け出すだろう
あの日、失われたものを取り戻すために


次回 秤と有馬記念と3連単
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