インフィニット・ストラトス 希望の無い希望を贈る少年 作:古明地こいしさん
さーて、今日も訓練して強くなる。一夏だけ先に行かせるもんですか。アイツの隣りに立てるくらいには強くならないとね
「セシリア、相手してよ」
「あら?この間出来なかった戦い、しましょうか?」
フンっ、言ってくれるじゃない。まぁいいわ。アタシが苦手とする遠距離戦、それを克服しないと
「あれは...1組の転校生?」
「ボーデヴィッヒさん?」
「2人とも私と戦え」
いきなり何を言い出すかと思えば
「アタシは先にセシリアと戦うの、それが終わってからよ」
「2人でなければならん」
「頑固ね...セシリア、どうする?」
「言って聞かないのであれば...叩いて聞かせるまでですわ!」
古い考えね、でもそうね
「悪くない考えよ!」
私も肩から龍砲を発射し攻撃するが分かってたかのように避けられる
織り込み済みってわけね、まぁアタシも代表候補生だもの、情報は筒抜けになるかって
「動けない!?」
「あとは青いの、お前を落とせば最後にいたぶるだけだ」
...考えなさい。アイツ、言ってたじゃない、困惑しちゃダメだって。そうなる時が一番考え時だって
考えなさい、どうして動けないの?機能も何もかも...アイツのワンオフアビリティ?こんなチート地味たの弱点があるはず...チラチラアタシを見てる?
「セシリア!アタシを撃ちなさい!」
「なっ」
驚いてる、味方を攻撃なんて普通しないもんね...でもね、アタシ達は短いながらも一緒に戦ってきた...
「え、ですが「いいから!」もう!どうなっても知りませんわよ!」
くぅ...セシリアの一発、効くわね...けどこれで...
手足を動かし確認を取る。お返し、してやるんだから!
「スキをみせたわね!断絶...」
「しまった!?」
「掌!!」
「かぁっ...くっ」
「セシリア、チェック」
「メイトですわ」
ライフルによる攻撃が1組の子に当たる。残念だけど一人一人相手にしてたら勝ってたのにね
「ぐっ...なぜ...だ...」
「これが今のアタシ達、覚悟を持って力を得ようとしてる人の強さよ」
「おい馬鹿ども、新人イジメとはいい根性してんな?」
あ、怒ってる....
なんでこうなってんだか、ボーデヴィッヒは倒れてるし...一夏がボーデヴィッヒに近寄った。お人好しだな
デュノアはなんとまぁ軍人と言ったボーデヴィッヒを倒してる2人が信じられないと言った目で見ていた
「俺達じゃ俺を除いたら一夏か簪が強い方だぞ?まだあの2人は浅い方だ」
「それにしてもオルコットさん凄い高い所にいるね」
「俺がそう教えたからな」
「そうなの!?ほぇぇ...」
お前は女の子っぽい反応しかせんのか?
「織斑...一夏...あまつさえお前にまで...」
「保健室行った方が」
「黙れ...黙れ...黙れぇぇえええ!!」
【MODE VALKYRIETRACESYSTEM】
なんかアイツの機体が変形したが、そういう機体なのか?もう許さない、本気モードだ的な
でも俺ら関係ないよな?
「鈴、お前達がやってああなったんだからお前達がやれ」
「そんな事言ってる場合じゃないよ!?」
シャルルの慌て様、何かしらあるのか。アレを使うとデメリットがあるとか
「デメリットは?」
「心身の...侵食...」
「そりゃ不味い、今回は俺がやる。一夏は"絶対"出るな」
「...分かった」
「聞き分けいいじゃん。どうしてだ?」
「あれを止めるのは俺がいい...けど今の俺で出来るかは分からない...だから絶対止めてきてくれ!」
絶対...か、色んなとこまわってきたけど絶対ってのはあんまし聞かなかったな
「...あいよ。あ、あと誰でもいい、今の機体情報と前の機体情報を送ってくれ」
「前の?分かった」
さて、やってきたはボーデヴィッヒの前
ボーデヴィッヒさんよ、何がどうしてこうなったのか。悪いが見させてもらうぞ
目の色を変える。赤と緑の、楯無さんの時と同じ色に、だが違うのは輝きを放っていることだ
「...なるほどな。そんな過去が。だからって差別する気はないが...データは...来てるな。ふむ...よし」
突っ込む。そして...モロに斬撃を受け止める
「ハッ、シールドエネルギー削り取るつったって、生きてりゃ問題ねぇんだよ。ラウラ・ボーデヴィッヒ!お前が目指したのは暮桜を扱っていた織斑千冬か?それとも指導してくれていた憧れの織斑千冬教官か?それとも...それをも超える、シュヴァルツェア・レーゲンを扱う、自分自身かぁ!!」
ボーデヴィッヒの目の色が変わる。すると同時にVTシステムだかなんだかひいていく、ボーデヴィッヒの精神的ものが拒んで止めたのだろう
「あー、これ借り物だぞ。怒られるのは俺だっての...」
打鉄の一部破壊された所を見ながら困った顔をする
「ちょっ、アンタ肩大丈夫なの!?」
「そうだよ!一番保健室に行かなきゃいけないのは試威くんだよ!?」
「肩貸してやるから行くぞ!」
みんな大袈裟すぎて逆に困ってしまう
「いや、ダンプに轢かれてもどうにもならないやつだし気にしすぎだろ...」
「それはそれでどうかと思いますわ...」
「そういや簪は?」
「大事な話があるってパスらしいわよ」
そうか...それならこっちも大事な話があるし
「今日は自習、ちょっと俺は大事な用事がある」
「「「「えぇ!?」」」」
「行くぞ、ボーデヴィッヒ。歩けないなら担いでやるが」
「大丈っ、」
「...はぁ」
お姫様抱っこして連れてく。暴れるボーデヴィッヒだが痛くない。そして後ろから龍砲が飛んでくるが俺がジャンプして避けてアリーナから出る
「...先程の、見ないでよく避けれたな」
「空間の違和感であとは先読みして跳べば避けれる」
「...」
黙るボーデヴィッヒ、質問する俺
「それで、俺の事、化け物と思うか?」
「え?...いや、私のような者もいる。ならばそんな存在は」
「人間だよ。似たように俺も、ボーデヴィッヒもな。悪いがお前の過去、見させてもらった。本当の魔法使ってな」
再び目の色を変える
「悪いと思ってる。ごめん」
「...いや、それで救ってくれたのだ。それに似ているなど言われるなんて思う日が来るとは思わなかった」
そこでボーデヴィッヒが今まで外すことのなかった眼帯を外す。俺が見る過去はモノクロだから色彩までは判別できない、そしてボーデヴィッヒの目の色も俺と同じでオッドアイになっていた
「綺麗だな。好きだぞ、俺はその色合い」
「っっ...それよりも体の痛みがひいているのだが...」
「これも魔法さ、こっちは疲れるけどな」
「...フッ、あの連中には悪かったと伝えておいてくれ。私は教官...織斑先生の所へ行ってくる」
そう言ってしっかりと歩けるようになったボーデヴィッヒはそのまま織斑先生の所へ向かったようだ。俺自習って言って抜けてきたんだが...仕方がない、自室に行って時間潰すか
「きょ、教官...いえ、織斑先生なぜここに?」
これでは話すことがバレてしまう...
「なに、たまたま通りかかってな...やつの強さ、心の強さどうだった?」
「見ておられたのですね...痛感しました。自分の未熟さを。まだ何が必要か分かりません、ですがか、彼を...試威を通して強くなれば私は昔の自分を振り払えるとそう思いました」
「そうかそうか。もし弟がお前を止めていたら違った結末だったろうが命に関わることだったからな。アイツとはそういう契約で学園にいてもらってる」
だからあの強さを持ってしても表舞台に出てないのか...しかし
「一つ、女性として尋ねてもよろしいでしょうか?」
「ん?そういう系ならアイツは無理だな。言ってみろ」
「彼の事を考えると心臓の鼓動が早くなるのですが...病気なのでしょうか?」
「....はははっ、それは確かに病気だな。恋という名のな。あとは自分で調べろ」
こい...濃い...鯉...戻ったらクラリッサに聞いてみよう
今日も1日が始まる。ボーデヴィッヒのやつ来てないけど大丈夫か?
「なぁ?ラウラのやつ大丈夫か?昨日アレだけの事があったんだしよ」
「んー、気まずいのはあるんじゃ」
ボーデヴィッヒが教室に入ってきた。勇気だしたな...俺の方へ...なんか用か?
「何もせず受けてくれ」
「悪いことじゃなけりゃ」
キスされた。Kiss?鱚?喜びの魚?なんて考える余裕はあるが...
「お前は私の嫁にする。決定事項だ。異論は認めん!」
あ、いやこんな事されたら
「かんちゃん呼んだよ〜」
本音!?なにして
「アタシはもういるから...」
「...」
「もうついたよ?お姉ちゃんに...連絡した方がいい?」
どうしてこうなったぁあああああ!!?!?