インフィニット・ストラトス 希望の無い希望を贈る少年 作:古明地こいしさん
「「「織斑くんクラス代表おめでとう!!!」」」
「おめっとさん」
一夏は苦虫を噛み潰したような顔をしている。簪は隣でざまあみろと言いながらオレンジジュースを飲んでいる。この子は邪悪な方向に進んでいる気がする
簪の一夏嫌いをなんとかできないものだろうか
「こころんの膝の上座っていい?」
「本音ならまぁ...」
「本音...」
「かんちゃんルームメイトだからいいじゃん!これぐらいさせてよぅ...ね?かんちゃんと私の仲でしょ?」
「仕方ない」
何が仕方ないのか聞きたいなぁ、俺は一体全体何がこうなってこの2人が座るような仲になったのか...いや簪はわかる。心開かせたんだから、でも本音は何があった?
「えへへ...」
「...なんか小動物みたいで可愛いな」
「!?本音ずるい!」
何がずるいのかも分からない。そして女子の視線が痛いと感じたのは入学して以来だ
「お前たち仲がいいな」
「そういう一夏もな。オルコットと随分仲良くなったじゃないか」
「試威さん、わたくしの事はセシリアで構いませんわ。あなたほどの方であれば!あ、おふたりに言っておきますが、わたくしに試威さんにはそのような感情はありません。ただただ尊敬の心があるだけです」
2人はほっと胸を撫で下ろすがもう何が何だか...さて、立とうにも本音が座ってるから立てないし...
「インタビュー」
「帰ってください。俺はそういうの困るんで。織斑先生呼びますよ?」
「じゃ、じゃあ写真だけ...ダメかな?」
「写真!こころん撮ってもらおうよ!」
写真ならまぁ...いいか
「分かりました」
「じゃあ...328÷48は?」
「6.833333333333333」
「ちょっと待ってね...あ、ホントだ。君脳内電卓?」
という問い掛けと共にパシャリと、なんと悪どい記者だ。みんな驚きの顔してたぞ今。まぁいい
「じゃあ普通の写真も撮るよ〜」
と、また撮られた。金とるぞ金
「あー...疲れた。簪先に風呂入りな、ちゃんと見ないから」
「それは信じてるよ。それじゃあお先に」
しばらくしてノックが。こんな夜遅くに誰だろうか
「はい」
「織斑だ」
「織斑先生はそんな声高くないですよ。誰です?」
「簪ちゃんのお姉ちゃんって言えば分かるかしら?」
「!」
俺は風呂の方をチラッと見てまだ出なさそうなのを確認すると部屋の外に出る
「...確かに見た目は似てるといえば似てますね」
「少し歩きましょ?義姉さん命令よ」
なんか文字が違ったような気もするがまぁいい。そのまま歩いていく
「さっきとある筋から出回ってきた写真なのだけれど...これは何かしら?」
「...それはアレですよアレ。アレがアレでアレです」
「どういう言い訳よ。簪ちゃんだけならまだ許したわ。ええ、仕方なく許せたわ。でも本音も、しかも膝の上に乗せるなんてどういう考え?一夏くんみたいにハーレム王にでもなろうと?」
「いやんなわけ...というか本音は甘えてきてるだけで」
これだから男はと楯無さんは言う。去勢しておくべきかしら?とか言い出したよ。一瞬タマヒュンしかけた
こっちはこれだからシスコンはァ!って言いたいわ
「まさか盗聴器全部壊されるなんて...」
「簪だけならまだしも俺も巻き込まれてたんですよ?当時はそら全部壊しますよ...」
「流石魔法の力ね」
それを聞いて目の色を変える。前の黒い色から赤と緑のオッドアイに
「そう警戒しないで。実を言うとね...あなたを守ろうと思うの、今は言えないけれど...3年後以降も生きれるかもって思っておいて」
それを聞いて俺は...そんな未来あるのか...って思いながら部屋に戻った。戻る前にジュース買って帰って適当な理由つけた
ちなみに意気地無しとか言われた。なんで?