原神いろいろ記録 作:ヤニカス吟遊詩人
初手から飛ばして大丈夫か?
大丈夫だ、問題ない。
感想お待ちしております!
オイラが最初気付いたのは璃月にまだいた頃、山の麓でテントを張って野宿していた時だった。
その日は冷え込んでいてとても寒かったんだよな、だから暖かいご飯食べていつもより早く2人で寝たんだ。
横になってから3時間位だって、ふと目が覚めたオイラは蛍の顔を見たんだ。そうしたら蛍が泣いてたんだ、寒いよお兄ちゃん……何処にいるの……?って言いながら。
もうオイラは堪らず蛍を抱きしめたんだ、だってテントの中は暖かくしてるのに震えてたんだぜ?
身体が寒いんじゃないんだ、心が寒いんだ。いつも一緒にいるオイラじゃまだ、暖めきれない心の部分。
それでもオイラは旅人……蛍の最初の友達で最高の仲間のつもりだから、こういう時に支えてあげなきゃって……
でもそれが……
「パイモンの声と小さな手、それと甘い匂い大好き」
「うぅ……」
どうしてこうなった!
確かに蛍を支えてくって心に誓ったけど、それとこれとは話が別だぞ!
寝る度にオイラを抱きながらあ……あ…愛の言葉みたいなのを投げかけてくるし、何故か手のひらをオイラのおしりとか脚を撫で回すし!!
休憩する時もオイラを抱いて休むし!色んなとこ触ってムズムズするし!!
「な、なぁ蛍?」
「なぁにパイモン?」
「何でオイラは蛍に抱き締められてるんだ?」
「私がパイモンを抱きたいからだよ?」
「な、何でこうさわさわするんだよ」
「……何でだと思う?」
「うえっ!?え、えっと……」
「何想像したの?パイモンのえっち」
「えっ、なぁっ!?さわさわしてくる蛍の方がえっちじゃないか!!!」
「パイモンは嫌?」
「うっ……」
この目、凄い見透かしてそうな目なんだよな……
まるでオイラはそこまで嫌じゃないってのが、すっかりきっかり分かってますよ〜みたいな顔!
すっごい腹立つ!
「い、嫌に決まってるだろ!すっごい嫌なんだから離してくれよ!」
「……ふーん、じゃあいいよ」
「えっ」
え、えらい簡単に離してくれたな……
これはこれで何だかムズムズするぞ……
って違う違う!これで良かったんだ、自由に飛び回れる!
「なぁ蛍!そろそろ出発しようぜ!」
「……」
「……さっきまでずっと喋ってただろ!何でまた急に無口になるんだよ!あっコラ!選択肢選ぶな!」
絶対オイラが逃げたから嫌がらせにやってるんだ、いい性格してるぜ全く!!
いや元に戻ったともいえなくもない……?あぁあ〜もう!
まるでオイラが悪いみたいじゃんか!!
「そろそろ夜ご飯の時間だな!今日は香菱のとこで食べるか?」
「ん」
「よーし!じゃあ早く席に座ろうぜ!」
香菱は居ないみたいだけど、ここの料理も絶品なんだよな!
えへへ、料理を選ぶのも一苦労だぜ!
「……ねぇパイモン?」
「ん?どうしたんだ?」
「気づいてないの?」
「えっ?何がだよ、まさかまたイタズラしたのか?」
「……私は何もしてないよ?パイモンが自分から私の膝の上座っただけだし」
「…………あぁあああ!?」
「パイモンやっぱりこうしたかったんだね」
「ち、違うぞ!これは、その、そぅ!最近ずっとこうしてたから癖でっていうか!」
「そうなんだ、じゃあやめる?」
やめる?って聞きながらオイラの身体をさわさわするなよ!
くすぐったくて答えられないし!
「やめ……な……ぃ……」
……あれ?オイラ今なんていった!?
「じゃあずっとこうしてようね、パイモン?」
「あぅ……や、やめろぉ!」
「大丈夫、優しくするからね」
「何の話だよ!!ひゃん!?」
またさわさわしてくる!!もう料理来るっていうのに全然やめないじゃないか!!
「もっ、料理来るから!!」
「え〜?」
「えーじゃないぞ!ほら、さっきから香菱が帰ってきづらそうにしてるだろ!!」
「香菱、ここ混ざってみる?」
「あはは……遠慮しておくよ!」
「助けてくれ香菱!」
「ごゆっくり〜!」
「香菱ー!!!」
もう、オイラは引き返せないのかもしれない。