本当なら10話ぐらい使わなきゃ書けない話だからダイジェストにね。
「む……シュウ?」
「君は……ユーマか?」
城塞国家カルワリア、この国は数年に及ぶ戦争が行われていた。
その戦争が遂に締結し、様々な救援物資等が近界の近くにいる国から送られてくる。無論、ギブアンドテイク、色々と貰っている。
救援物資がやって来たなと空閑遊真は荷物運びを手伝おうとしていると荷物運びをしているメガネの男性に気付く。
「覚えてたのか」
「……それはこっちのセリフだよ……随分と体格差が生まれたみたいだけどちゃんとご飯を食べたりしてるのか?」
「ご飯はちゃんと食べてるぞ」
「そうか」
メガネの男の名前はシュウ、空閑遊真が幼き頃に空閑有吾と旅をしていた頃に出会った少年だった。
何年ぶりの再会かは分からないが少なくとも彼はメガネの男だと認識しており、何時の間にやらこんなに大きくなったのかと記憶が確かならば歳が同じなのに付けられた体格差を少しだけ恨めしく思う。
「有吾さんは?」
「親父は死んだよ」
「っ……そうか…………」
遊真の父である有吾について聞けば指輪を見つめる遊真。遊真の命を繋ぐために自ら命を注ぎ込んで黒トリガーになった。
戦争が頻繁に起こっている世界だから、何時死んでもおかしくない。シュウは少しだけ悲しそうな顔をしたが直ぐに受け入れた。
物資の運搬を遊真と一緒に行う。
「シュウは今、なにしてるの?」
「ああ、僕は
「ほぉほぉ……じゃあ、おれ達と一緒に行かないか?親父が死んだら向こうの世界のボーダーって組織に居るモガミソウイチを頼れって言われてるんだ」
「ボーダーか……」
「知ってるの?」
「ああ、まぁ、少しだけな…………ボーダーなら……………」
「?」
ボーダーならばとシュウは淡い期待を抱き、遊真と一緒に行動を共にする。
国を幾つか経由し遂にやってきた
「ラッドか、厄介なのが送られてきてるな」
「敵の情報あるかないかで言えばあった方が断然有利だからな」
転校して2日目にまさかのイレギュラー門が発生した。
シュウは持っているトリガーを使って見た目を変装し、上手い具合に現場を切り抜けた。そしてイレギュラー門の原因を見つけ出してボーダーの支部に提出した。そこからはもう原作通り
「あ、おばさん」
「千佳ちゃん、ダメじゃないこんな所に居たら」
と思えた。立入禁止の弓手町の駅前のベンチに三雲香澄と雨取千佳は座っている。
千佳にこんな場所に来てはいけないことを言うのだが、それは香澄にも言えることである。互いに一緒のベンチに座って空を見上げる。
「千佳ちゃん、近界民が来そうかしら?」
「来ませんよ……」
「……今まで近界民は門を開いて、兵士を送り込んできた。だけど今回は違ったわ……明らかに手口を変えてきてる……あの子は……」
「……兄さん……」
共に大切な者を失った。その悲しみを互いに理解することが出来るが故に話し合いが出来ていた。
1人はここに来れば周りに迷惑をかけないで済む、もう1人はここに来ればもしかしたら会えるかもしれないと言う淡い期待を抱いていた。
「じゃあ、私はこっちから出るわ」
「私はこっちから出ます……おばさん、また」
「ええ、またね」
空を見上げてもなにかが変わるわけではない。しかしそれでも心が安らぐ。
二手に分かれ立入禁止の警戒区域から出ていく千佳と香澄、完全に姿が見えなくなった頃に現れた。
「あっ!……えっと」
「ああ、大丈夫……僕達はボーダーじゃないよ」
シュウと遊真が千佳の前に現れた。
勝手に警戒区域の中に入ったことについて怒られたりするのかと不安が過った千佳だがシュウはボーダーじゃない事を伝える。
「雨取千佳だね……僕は雨取麟児さんから言伝を預かってる」
「!?……兄さんから」
「麟児さんは謝っていた。頼れる事が出来る相手が居なくなるのを……側に居てやれなくてごめんなって……僕はコレを君に渡す為にやってきたんだ」
「お守り?」
「コレはトリオンを消費することでレーダーに映らなくなる、何処の国にもあるトリガーだ……もし僕の予想が正しければ君は物凄くトリオンを持っている」
千佳に託したお守りの中身を教えつつもシュウはレプリカの力を借り、千佳のトリオン能力を測定する。
その結果、シュウの知る限りではありえないとも言えるレベルの圧倒的なまでの規格外のトリオン能力を所有していた。
「動くな、ボーダーだ!」
幸か不幸か警戒区域から移動しなかったせいかたまたま防衛任務中だった三輪隊に見つかった。
千佳に銃を向けようとするが近界民は自分達だと言えば三輪が容赦なく遊真に向かって発砲した。そこからはもう遊真無双がはじまる。
「やぁやぁ、そこまでだよ諸君」
「貴方は……迅悠一さんか」
「お、メガネくんオレの事を知ってくれてる…………」
「ええ、色々と知ってますよ……遊真は普段こちらの世界に襲ってきている近界民じゃありません。モガミソウイチさんを訪ねにここに来たんです」
「成る程、成る程…………ふむふむ」
迅は少しだけ困っていた。遊真達の存在が信用する事が出来ないかではなく、目の前にいるメガネの男ことシュウの未来が一切見えない。
聞いた感じと雰囲気からして悪い近界民ではないのだが、なにやら腹に一物を抱えている。それがなんなのか理解したい。
「メガネくん、君のその姿は本来の姿じゃないな……オレ対策か?だったらホントの姿を見せてくれないかな」
「ホントの姿?……シュウは普段通りだろ?」
「…………申し訳ないですが、それは出来ない事です。迅さんを信頼してないわけじゃない、僕は目的を果たす為にこの世界にやって来た。その目的が実行出来ると分からない限りは」
「それはボーダーじゃ出来ないことか?」
「ボーダーだからこそ出来ないこと、かもしれません……コレは僕のトリガーです。信用が出来ないと思うのならば持っていてください」
ホントの目的の為にこの姿で居続ける。
ボーダーを頼ればいいのかとこちらの世界に来る前までは思っていたことだが、話し合いをしようとしない三輪隊を見て考えが変わった。
三輪が緊急脱出で本部に向かった。三輪の偏見混じりの発言があるのだと迅は本部に向かった。
「シュウ、ホントの姿ってどういうことだ?チカにレーダーに映らなくなるトリガーを渡しに来たんじゃなかったのか?」
「そうだな……ユーマ、君は僕のことをどう認識している?」
「……友達?」
「そうか……なら、言おう。もう何処にもいないんだ。君の友達のシュウは。何処を探してもいなくなってしまったんだ……だから、シュウを見つける為に僕はこっちの世界に来たんだ」
遊真と自身の関係性を言わせたが、その為にシュウの中にあった罪悪感が膨れ上がった。
彼にとっての友達だったシュウを消してしまった事に対する罪悪感、どうしようもない事だ。
遊真がシュウがなにを言いたいのかがよくわからないので細かな事を聞こうかと思ったが、この様子では答えてくれない。代わりに千佳が色々と質問をしてきてそれに答えていれば迅がやって来て玉狛支部に案内される。
「シュウも遠征部隊を目指そうぜ」
「…………千佳の力になりたいよ……でも、それだと僕の目的を果たす事が出来ないんだ」
千佳がボーダーに入りたいと言った。
ボーダーに入って遠征に行きたいとなり千佳は遊真に力になってくれと頼み込み、遊真はだったらとシュウも誘った。
本来の目的を無視すれば千佳の力になれる。でも、本来の目的を忘れちゃいけない。シュウという男の思いを伝えなければならない。その為にこの世界にやって来た。
「目的が最優先だ……それで構わないなら力を貸すよ」
「よ、よろしくお願いします」
「そんな硬苦しくしなくていいよ、ユーマに接するのと同じ感覚でいいからね」
最終的には目的が果たされるまでの間は千佳に力を貸すと決めた。
自身の思いはともかくシュウという男ならばなんの迷いも躊躇いもなく選んだだろう。だから、一時的だが力を貸す。
迅が裏工作でボーダーに入れるように根回しをして正式入隊日に目立つような真似はしない。C級だが風間が挑んできたのでレイガスト1本で引き分けに持ち込み、三次元な動きで機動力の高い緑川にカモられたりするがその辺は置いておこう。
最初にラッドを届けたからと迅が裏工作でシュウの入隊時のポイントを盛ったりしたおかげかシュウは直ぐにB級隊員になった。
「あ……そっか…………何処かで見た顔……そうだったんだ」
そしてやって来た運命の日、大規模侵攻。
C級隊員は一般市民の避難誘導をしろとなったのだが、相手の数の方が思った以上に多くてC級の所に辿り着こうとする。
それだけはさせないのだと自前のトリガーでなくB級のトリガーを駆使して戦うシュウだったが、ここで千佳が長い間抱いていた疑問が解けた。
「……修?」
「おばさんに似てるんだ」
メガネを外したシュウは香澄に似ていた。
何処かで見たことがある顔に似ているのだと違和感を抱いている理由が分かった。
「修……修!?」
「貴女は……貴女は彼を知っているのですか!?そうか……」
「なにを言ってるの修!?」
「シュウくん、危ない!!」
修と何度も何度も呼び出すが反応しないシュウ。
考え事をしているとシュウはラービットに殴り飛ばされた……そして自身の視界にノイズが走る。失っていたデータを、ほんの数年の記憶を取り戻す。シュウはラービットに取り込まれかけるが回避した。
「修……僕は……彼は三雲修……
全てを思い出したシュウは本当の姿に切り替え、本来の力を黒トリガーを使う。
トリオンエネルギーを様々な属性の爆弾に変える、それがシュウが持っている黒トリガーの力だ。黒トリガーの力は圧倒的でシュウが投げた爆弾でラービットは一撃で倒された。そこからなんやかんやと侵攻してきた国ことアフトクラトルを撤退に追い込んだ。
「……っ……君は」
「迅さん、悲しまないでください……どれだけ泣いてもどれだけ叫んでもどれだけ苦しんでもなにも変わらないんです」
「貴様、人間のフリをしたトリオン兵じゃったか!!なにが目的だ!!」
本来の姿をボーダー上層部に見せる。
開発室長の鬼怒田がシュウの正体が人間のフリをしたトリオン兵だと分かれば叫ぶ。
「僕は……殺される為にこちらの世界に来たんです……三雲修を最も愛している人に」
シュウ
本作のキーマン。
本来ならばトリオン能力が低くてトリオン器官だけ抜き取られて死ぬ運命だったが、何処からかアフトクラトルが角をつけてトリオン強者にするのだと聞きつけて偶然にも生き残らされた。トリオン器官が貧弱な人間をトリオン豊富な人間に出来るかどうかの様々な人体実験等を受けており、そのせいで日本に居た頃の記憶どころか自分のホントの名前すら忘れており実験が失敗に終わりただの兵士として扱われていたが国が乗っ取られてその後に偶然にも出会った有吾が持っていた持ち物から
実は三雲修は何度か地球に行くチャンスがあり、もしかしたらと思っているところがあったのだが人殺しがどんな顔をして家族に会えばいいのか?人殺しと罵られる事に怯えて行くことが出来なかった。
元ネタを言えばボンバーマンジェッターズのボンバーゼロです。
三雲香澄
今回の曇らせ。
三雲修を幼い頃に失ったが近界民の出現で拐われたと思っているが自分自身でなにかが出来るわけではなかった。
もしかしたら会えるかもしれないと言う淡い期待を抱いて警戒区域の立入禁止の区域に足を運んでいて精神が病んでいる。
成長した修もといシュウを見て一発で自分の息子の三雲修である事を見抜くのだが、三雲修は既に死んでいる。殺した事をシュウに伝えられ、三雲修が帰れる機会があったのだが親に拒まれる事を怯えて行くことが出来なかったのだとシュウが伝えれば人殺しなんか関係無い、自分の愛している三雲修だと叫ぶが既に三雲修は死んでいる。三雲修を返せと叫ぶが彼は帰ってこない。
次に曇らせるのは
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千佳ちゃん
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三雲香澄