変人共の濃い日常   作:ユノ・アスタライズ

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今回はかなり文字数少ないです。


変人な私の日常(2)

 

 『ただ一つの真実の知とは、 あなたが何も知らないということを 知ることである。』と言う有名な台詞がある。これは、ざっくり言うと知らないことを知っていると思っている人より知らないことを知らないと正直に言う人のほうが賢いというものだ。つまりは『無知の知』である。私はこの言葉が好きだ。なぜなら私が思うにそれは知識に対してどこまで貪欲になれるかということだと思うからである。なにを言っているのか私にもわからないが………とにかく私はこの言葉が好きだ。だが、私はいつまで経っても無知の知にはたどり着かないだろうという確信は持てる。

 

 ともかく、唯一の友人の家についた私は、彼の家のインターホンを鳴らす。

 

「ほいほ〜い」

 

 そう言ってでてきた彼は普段と比べ、ラフな格好をしていた。家だから当然といえば当然だが。

 

「立ち話もなんだ、とりあえず中に入れよ。」

 

「お邪魔するよ」

 

 私は、彼とともに家の中に入った。

 

 リビングに行き、私は彼に問う。

 

「それで?今回はなにするんだい?」

 

「なにする?」

 

 はっ倒すぞ

 

「冗談だから、そんな殺気を込めた目で見るな、恐ぇよ」

 

「では、何をするんだい?」

 

「いや〜、親が今日帰ってこないからから暇でさ〜、しばらくいてくんね?」

 

「……それなら電話でいいと思うんだが、そこはどう思うんだい?」

 

「いやだよ、前家で電話したらラグかったし。」

 

 たしかに、前に家にいたときに電話したときは電波が悪いせいかお互いラグかった。

 

「ハァ〜、なにするんだ?」

 

「枕投げしようぜ!」

 

「修学旅行みたいだね。」

 

「家の外でアキレスと亀の実演しようぜ!お前アキレス役な!」

 

「やらないし、やるとしたら君がアキレスでなければ証明出来ないぞ」

 

 それにアキレスと亀って実演できそうにないと思うのだが

 

「ちぇ〜、つまんねぇの。なら、お前が大好きな哲学の話をしようじゃないか。」

 

「別に好きというわけではないんだけどね……」

 

「ならなんでよく話してるんだ?」

 

「昔興味があって有名なのは一通り調べたからね。」

 

「厨二病か?」

 

「やめてくれ、その口撃は私に効くんだ」

 

「おおう?」

 

 あぁ、彼は知らないんだな、このネタ。

 

「それで?なんの議題にするんだ?」

 

「さぁ?」

 

 野郎、そろそろ一発やってやろうかな

 

「帰っていいかい?」

 

「待て待て待って、帰らないで。冗談だから、あくまでもジョークよ、ジョーク。」

 

「どうせ哲学の話をしようというのも、ジョークに含まれているんだろう?」

 

「わかってるじゃん」

 

「約一カ月間一緒にいるんだ、嫌でもわかるさ」

 

「言うてそんなに経ってねぇじゃねぇか」

 

「たしかにそうだね。まぁ、でも僕にとっては君以外にクラスで話す人がいないしね」

 

「悲しくならないか?その話。」

 

「事実だからね」

 

 ならないといえば嘘になるが、事実なので受け止める。このスキルは割と重要だと私は思う。

 

「悲しくはなるんだな」

 

「そっとしておいてくれ」

 

「ほいほい」

 

 こんな話を繰り返しているうちに、気づいたら8時くらいになっていた。

 

「そろそろ帰るよ。」

 

「え?なんでだよぉ?悲しいこと言うなよぉ」

 

「親に心配をかけるからね」

 

 9時ならともかく10時以降は流石に怒られる。

 

「え〜?泊まってく?なら」

 

「嫌だよ、着替えも持ってきてない、明日の学校の制服もない。」

 

「ちぇ〜なら仕方ねぇや、じゃあな。」

 

「あぁ、また明日。」

 

 そう言って、私は帰路についた。

 

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