ゆっくりのもしもの虐待   作:コレクトマン

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胴付きれいむを拾った

ある日のこと、俺は胴付きれいむを飼うことになった。

 

 

時は少し遡る……

 

 

自宅帰りの途中、俺は明日の土日はどう過ごすのかを考えていた。何せ今日は給料日、少し潤った財布の金銭をやり繰りしながらちょっとの贅沢をしよう。そう考えて歩いている最中、ある裏路地の方に目が行った。それはちょっとした気まぐれだったのだが、その裏路地にはなんと()()()()()()胴付きゆっくりのれいむがいたのだ。

 

 

「ちょっ……おま、マジか…っ」

 

 

滅多に見ることはなかった野良の胴付きのゆっくりを見かけて上手く言葉にすることが出来なかった。その胴付きれいむはまるで死んでいるような感じで動く気配はなかった。既に死んでいるゆっくりだと見て分かる筈なのに俺は好奇心が勝り、その胴付きれいむに近づいて顔を覗いてみた。その顔は右目だけはつぶれていて、他はまだ綺麗な状態だった。元飼いゆなのかと思ったが、バッチがない当たり野良で間違いないようだ。

 

一体この胴付きれいむに何があったのか分からなかった。まぁ、あくまでちょっと気になった程度なので俺としてはどうでもよかった。この胴付きれいむがゲスゆの可能性も否定できないし、拾う気もない。俺はこの路地裏から去ろうとした。……とその時である。

 

 

「……して……」

 

「……っ!」

 

 

なんと胴付きれいむがまだ息があるのだ。この状態でも生きているのはある意味奇跡だ。その胴付きれいむは譫言のように何かを呟いていた。

 

 

「ど……して?れい…むを…ころし……たの?お…かー……さ……」

 

「……このれいむ、ゲスな母親によって殺されかれたのか?」

 

 

ゆっくり、とくに成ゆのれいむ種は父親のまりさが亡くした場合シングルマザーとな場合が多い。母性が高いれいむの場合は最後まで自分の子ゆっくりを育てるのだが、ゲスの親の場合は自分の子を殺し、悲劇のヒロインを気取って新たなパートナーを探すのだ。この胴付きれいむはどうやら後者にあたる元子ゆっくりのようだ。

 

この時の俺は何をとち狂ったのか、死にかけの胴付きれいむを抱えて家まで運んだのだった。家に運んだ後に胴付きれいむを治療するために冷蔵庫に残ってあったオレンジジュースを何故か家にあったピペットで吸い出し、数滴胴付きれいむの傷がひどい箇所に垂らすのだった。結果的に言えば、胴付きれいむは何とか一命を取り留めた。ただ、つぶれた右目だけは回復しないままであるが……

 

その胴付きれいむ……この際胴付きというのは面倒なので霊夢と呼称する。霊夢は自分が普段使っているベットに寝かせている。改めて思ったが、霊夢の体付きは何気に結構綺麗なスタイルだ。……何を考えているんだ俺っ?

 

霊夢を治療した後に俺は電話で友人に胴付きゆっくりの飼い方を聞いてみた。しかし友人曰く、野良の胴付きはかなりの珍しすぎるくらいのレアケースだそうだ。胴付きなら普通に人間と同じ生活ができるとのこと。ただし、つけあがってゲス化しないようにちゃんと躾けは怠らないようにと忠告された。その忠告通りにちゃんと躾けるつもりだ。ここまで関わってしまった以上、もはや他人……いや、厳密には他ゆんごと?には出来なかった。

 

 

 

そして次の日のこと、どうやら霊夢は無事に目を覚ましたようだ。

 

 

「ん……っ?こ……ここは……どこ?」

 

「どうやら無事に目覚めたようだな」

 

「…っ!?ひっ…に、人間さんっ……!」

 

 

最初は自分自身どうなったか分からず戸惑っていて、声をかけた俺を目視するや否やかなり怖がっていた。……まぁ、元々野良ゆっくりだから人間に逆らうとどうなるか、理解しているようだ。そんな霊夢を落ち着かせようと対話を試みる。

 

 

「大丈夫、此処には君を傷つける者はいないよ。……まぁ、俺がそんなこと言ってもなんも説得力もないが、少なくとも、俺はゆっくり虐待鬼威惨じゃないよ」

 

「?……本当っ?」

 

「あぁ、本当だ。何があったのか分からないが、何かとつらかったことがあったのだろう?だからさ“ぼすっ”…うぉっ!?」

 

 

対話中に霊夢が急に俺の胸に飛びついてきた。一体どうしたのかと思いきや……

 

 

「うぅっ……うわぁ、うわああぁぁぁ……!!」

 

 

急に泣き出して、まるで慰めてほしいように顔をうずめるのだった。この時に俺はどうしたらいいのか分からなかったが、とりあえず俺は霊夢を慰めるように頭をなでるのだった。

 

 

 

しばらくして、ようやく泣き止んだ霊夢はどうしてあの場所で死にかけていたのかを聞いてみたが、記憶が断片的であまり覚えていないとのことだ。ただ一つ覚えているとすれば自分の母親である成ゆのれいむが、()()()()()()()()()自分を潰したことだけだった。

 

霊夢の説明でその霊夢の母親がとんでもないゲスであることが判明した。今いる霊夢は、その母親特有のゲスさを受け継いでいないところから見るに、稀に生まれる純粋無垢な個体であることが判明した。とはいえ、その霊夢の育て方を間違えるとその母親と同じゲスになってしまうだろう。そんなことを考えた俺は、何かとそんな霊夢は嫌だと思った。泣き止んで落ち着いている霊夢に俺はある提案を持ちかける。

 

 

「……なぁ、霊夢?」

 

「なに、人間さん?」

 

「もしよかったらなんだが、俺の飼いゆっくりにならないか?もし嫌だったら、他の人に引き取ってもらえるようゆっくりショップで「……なる」……えっ?」

 

「私、飼いゆっくりになる。人間さんの言うことはちゃんと聞くし、無断でおちびを作ったりしない。だから……だかられいむを捨てないで。お願い……」

 

 

霊夢の震えた声に俺はとても嘘をついているとは思えなかった。霊夢にあるのは、ただ孤独を消したい気持ちがいっぱいであることが窺える。どうするか考えていると……

 

 

「ここをまりさのゆっくりプレイスにするのじぇっ!」

 

「しゅるのじぇっ!!」

 

 

窓から野良まりさ+子まりさが勝手にお家宣言していた。また面倒なゲスゆっくりが来たなと思うとうんざりする。

 

 

「……やれやれ、本当に空気の読めない糞袋だな。おっと、これは決して霊夢のことじゃないからな?外で勝手にお家宣言する糞袋共の戯言だからな?俺が駆除するからそこで「…私がやる」……霊夢?」

 

 

駆除するつもりで行動しようとした時に霊夢がまりさたちのほうに向かっていった。いったいなにをするつもりだ?

 

 

「ゆゆっ?おまえ、もしかしてどうつきのかいゆっくりなのじぇっ?だったらまりさがかわってやるのじぇっ!すぐでいいよ!」

 

「しょーにゃのじぇっ!!おちょーちゃのいうちょーりなのじぇっ!!」

 

 

そうまりさたちがほざいていた。しかし、今の霊夢の様子がおかしかった。何故なら、まりさたち……否、ゆっくり達を見てとても狂気に満ちた笑みを浮かべていた。その狂気の笑みに俺は少し恐怖を感じていると霊夢は近くいた子まりさを拾い上げる。

 

 

「おしょらしゃんっ♪」

 

「ゆっ…おちび?」

 

 

霊夢はある程度子まりさを触り、堪能してその場で子まりさを降ろした。この時の俺は先ほどの狂気の笑みは気のせいだったのかと思ったが、その考えは霊夢が()()()()()()()()()()()()であった。

 

 

「ゆぴゅッッッ!?」グシャッ!!

 

「ゆ……ゆんやぁぁーーーーっ!!?おちびーーーーっ!?」

 

「――――っ!は……ははっ…!アハハハッ!!」

 

 

子まりさを踏みつぶした霊夢は、まるで狂気に取りつかれたかのように笑い狂っていた。恐らく母親に間引きで潰されたときの再現するように子まりさで踏みつぶすことで何か超えてはいけない快感を得てしまったようだ。

 

ゆっくりの主な行動原理は、ゆっくりすることである。それを人間(鬼威惨)で例えると、“ゆっくりを潰すこと、あるいは虐待することでゆっくりできる”と、霊夢は理解してしまったのだ。自分のおちびの子まりさを潰されたまりさは、おさげで木の棒を持って霊夢におちびを踏み潰した恨みを晴らそうと霊夢に跳びかかる。

 

 

「よ…よくもおちびを……っ!ゆるさないのぜっ!いくらかいゆっくりだからって、ゆっくりごろしはゆっくりできないのじぇっ!このまりさがせいっさいするのじぇっ!!ゆっくりしんでいって「あっそ……」“ひょいっ”……おそらっなのじぇ♪」

 

 

しかし跳びかかったまりさを霊夢はいとも容易く掴み取り、そのまままりさを地面にポイっと捨てると同時にまりさを踏みつける。

 

 

「ゆべっ!こ…この……“ガッ”ぐぼっ

 

「……私、おかあさんのあの笑顔の意味が分かったような気がするの。どうして私を潰そうとしたのかを」グッ

 

 

そう言って霊夢は踏みつけているまりさを足で何度も踏み潰した。まりさは何度も踏みつぶされて喋るどころではなかった。

 

 

「――あぁ、この感覚……もう最っ高だよ!皮の軋む音!足から伝わる餡子の感触!こんなにゆっくり出来る事がこの世界にあるなんてっ!「ちゅっちゅぶれ…!」助けを乞う声!無様な顔!同族を殺してる背徳感!」グチャグチャグチャグチャッ!!

 

 

もうまりさは中枢餡を潰されて喋らなくなっているのにも関わらず、霊夢はひたすらに物言わぬ糞袋と化したまりさを何度も踏みつけるのだった。狂気の笑みを浮かべ涙を流しながら……。あまりにも霊夢の狂気に放心状態になった俺は一瞬我に返り、霊夢のもとに向かった。このままでは霊夢が壊れてしまって非ゆっくり症になってしまう。

 

 

「どうしておかあさんは私にこんなゆっくり出来る事を教えてくれなかったんだろ?ねぇ、教えてよ?ねぇ?ねぇ?ねぇ?「霊夢!」……えっ?」

 

 

俺は踏み続ける霊夢の体を掴んで、強制的に振り向かせて優しく抱きしめて止めるように説得する。

 

 

「もう良いんだ!あまり自分の過去を蒸し返すな!それじゃあ、お前が壊れるだけだ!」

 

「人間……さん?」

 

「俺はお前にしてやれることには限りがあるかもしれない。だけど、お前に教えられることがたくさんある。俺がお前を救う。俺がお前を見つける。俺がお前の、居場所になる!だから、元の霊夢に戻ってくれ!」

 

 

俺は必死に霊夢に呼びかけた。すると霊夢がまるで正気に戻ったかのように狂気の笑みがほぐれて、自然と乙女の泣き顔に変わっていた。

 

 

「人間……さん。…………おにー…さん……っ!う、うわああぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 

 

正気に戻った霊夢は、ただひたすらに泣いた。何とか正気に戻って良かったと内心俺は思った。霊夢のあんな狂気じみた笑みはもう見たくない。

 

その後に糞袋の処理を終えた後に俺は電話で友人に霊夢を飼いゆっくりにすることを伝えると、何故か末永く爆発しやがれと初っ端から暴言を吐かれた。……解せぬ。まぁ、そんなこんなで友人からゆっくりの飼い方を教わりながら霊夢と一緒に暮らすことになった。

 

 

 

霊夢を飼いゆっくりにしてから三日後……もとい、今現在に至る。

 

 

 

今の霊夢のメンタルは少しずつ回復しつつあった。この三日間、霊夢に人間の常識や賢さの向上の為に絵本やら勉強を行った。俺も友人からゆっくりの飼い方を学んで万全の状態になった。友人が言うには、胴付きのゆっくりは弱点である水や雨にある程度の耐性を得るそうだ。例としてシャワーなら五分間だけ洗い流せる。しかし、それ以上浴びると溶けるようだ。それと食事に関してなのだが、ゆっくりは甘いものを食べると舌が肥えてしまって甘いもの以外食べられなくなるのだが、胴付きの場合、雑食性がさらに増して甘いものを食べても舌が肥えにくくて何でも食べるようだ。

 

そんな感じで俺は霊夢と一緒に何も変わらない一日を堪能した。

 

 

「おにーさーん。ご飯できたわよ」

 

「あぁ、もうそんな時間か。今行く」

 

 

霊夢も霊夢で結構幸せな日々を送れて俺は良かったと思う今日この頃だ。……そう言えば、裁判鬼威惨の異名を持つ友人が最近銀バッチのれいむ種のゆっくりを飼っているのだが、家に侵入した野良まりさに子作りしてしまったようだが、そのれいむ種は大丈夫だろうか?まぁ、あいつの場合は自分で作ったゆっくり用ルールを破ったゆっくりだけは極刑を下す奴だから無事じゃないだろうなw

 

 

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