走る閃光弾と駆けるバヨネット   作:スラバヤサトゥ

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遅れてすみません…
チュートリアルのセリフや内容が変わったりしちゃってるので注意です、どうかお許しください。



はじまりの戦場

トリニティ自治区、アウトバーンD.U方面上り線…連邦生徒会のインフラ整備計画の一環で各自治区を繋ぐ速度制限なしの高速道路だ。そんな道を突っ走る1両の装甲車両があった。

 

結局、お二人さんの気迫に負け連邦生徒会への直談判に随伴する事になったんだけどさ…まぁここまではいいよ、ついていくのは面白そうだし…でも私が運転するなんて聞いてないんだけど…苦労して取った大型免許をここで使う事になるとは…でも、使い道なんて考えてなかったし、人の役に立ったならいいかなーなんて。

 

てかこんなガチガチの軍用車を運転できる機会もそうないしね

 

「すごいな…100キロ以上出てるぞ…本当に装甲車か?」

 

「最新鋭ですから」

 

最新鋭ねぇ…装甲車っていったらリベット打ちの装甲で回転砲塔を持ってるイメージなんだけど…やばいな…知識のアップデートができてないぞ…でも

 

「ですが、良くこの様な車両を用意できましたね」

 

「スズミさん、一応…私は正実のナンバーツーですのでこれぐらいなら容易です」

 

そうだよこの人、ほぼ準軍事組織のお偉いさんだったよ…それにうちの学園がそもそもブルジョアだった事を完全に忘れていたぞ…

 

「ふと思ったんだけども、D.Uに行くの久しぶりだなーって…」

 

最近はいそがしかったから数ヶ月ぶりのD.Uだ

 

「それは、私もです。特に行く理由もないですしね」

 

「私もハスミさんと同じですね」

 

二人もそんなもんか、まぁ自治区だけで全て完結するからしかたないか…っと思ったらもうD.Uか、会話に夢中になってたらすぐだな…時間の経過とは恐ろしい物だなぁ…ってもうそろそろだな

 

「そろそろ高速降りるので、シートベルトしっかりしめといてくださいね、ここでヴァルキューレに切符切られたくないので~」

 

切符を切られたら点数はつくし、何しろ学園に報告されるから色々面倒なんだよな…

 

その後は無事に高速をおりる事ができたのでそのまま連邦生徒会の本部があるサンクトゥムタワーを目指す。いやぁ、流石にこの車の図体だと道も狭く感じる…最近運転してなかったからなぁ、いやゲーセンで…ってこれはカウントしちゃだめか

 

「あの、今日なにを話すとかは決まってるんですかね?」

 

「あぁ、それに関してはご安心を火器の違法売買のそして犯罪発生率の上昇について問おうと思います」

 

あーあのバグり散らかしてるパーセンテージね…ホントあの数字どうなってるんだよ、絶対に黒幕とかいるだろ…いや知らないけど。

 

「なるほど…スズミは?」

 

「私はうちの生徒が登校中に襲撃にあう頻度が多くなった事を言おうかと」

 

「あぁ、それは自警団として私も回答を聞きたいなー」

 

頻度もそうだけど武器の質もあがってたりして前より厄介になったからな…そういえばレイサちゃんも言ってたなー不良が増えて毎日走り回ってますって、流石に正実や自警団だけでなんとかなる話じゃないからなー早く改善されてほしいよ…

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

目的の地に着いたので車をタワー付近の駐車場にとめる、流石に三人で行くのは多いので私は車内で待ってることに…これ私きた意味あるのかって突っ込みは置いておこう。

それにしても相変わらずでかい建物だなって…雲もつかめそう

 

「じゃあここで待ってるから、有意義な時間をすごしてきてくださいな」

 

「はい、ボヤっとしている連邦生徒会に問題を叩きつけて納得できる回答をもらってきます」

 

「ははは…問題は起こさないでくださいね…」

 

ハスミ先輩はついカっとなってしまう事があるので怖いのよ…

 

「ではヒューさん、いってきます」

 

「おぉスズミー頑張ってこいよー」

 

「特に頑張るような事はないと思いますが…」

 

いいねぇその呆れた顔…しびれるねぇ!って…私は何を言ってんだか

けどスズミなら冷静に話をすすめられるだろうな…

さーて二人とも行ったし、ネットサーフィンでもしますかねー

正直ヒマだし…

 

そう思いスマホを取り出して適当にネットニュースをあさる…けど

 

「特に目新しい物はないか…ってまたテロがあったのか…」

 

流石にキヴォトスでも〈テロ〉って言うレベルの事件が頻発するって事はなかったけどってまぁ某テロリスト集団がいるけども…

 

「なんか慣れちゃったな…おかしいなぁ…テロと慣れって絶対に合わさらない言葉だと思ってたんだけどなー」

 

なんか悲しくなってきたよ私は…

 

ピローン

 

「ん、通知かってクロノスチャンネルか…まーたなんかあったのか?」

 

えーと…連邦生徒会所有建造物前で大規模テロ?付近は戦場とかしてる…ってオイオイまじかよ…これほぼ連邦生徒会に対しての宣戦布告でしょ…

 

「すっごいな…よくやるよ…」

 

テロ犯の行動力というかなんというかそれに関してはもうあっぱれだよ。

そんな事を車内で一人つぶやいていたが…ん?どうやら速報が入ったようだ…えーと

 

『七囚人の1人である〈災厄の狐〉の姿を確認今回のテロの主犯か』

 

終わりだよこの世界(キヴォトス)

 

「脱獄したっていう噂は本当だったのか…ヴァルキューレも落ちたなぁ」

 

これはネットでの知識に過ぎないけど…極端に予算がすくないとか…特殊部隊が解散?しちゃったりとか…

本当なのか分からんけどね

 

「はぁ…これからどうなっていくんだか…」

 

まぁ私は自警団として最善をつくすだけ…それだけだ…なーんて

 

「…」

 

いやなんでこんな気分を暗くしなきゃいけないんだよ

 

「外の空気でも吸うか…」

 

今日はいい天気だ、雲一つない晴天。加えてさわやかな風、そしていつもの爆発音…

D.Uは都会だしかも今いるはその都会でも中心部、あんまり空気はおいしくない。

「やっぱ私はトリニティの方が好きだなー」

 

車から降りて体を伸ばしているときだった

 

ヒューさん!

 

これは…スズミの声か…あ、走ってきてる…後ろはハスミ先輩と…なんか知ってる顔と…

 

大人の…人?

 

「おー終わったんだね、結構早かったけどって…スズミどうしたの… 

 

「後で説明します、とにかく車を出してください」

 

「え?あっうん、了解」

 

スズミはいつも通りの落ち着いた声だったが…なんか迫力があるな、今の。

とにかく言われた通りにエンジンをかけて車をだす、スズミがスマホで出したナビの通りに目的地に向けてハンドルを切り、そして私は説明を求めたが…最初にしたのは見知った顔への挨拶だった。

 

「えっと…久しぶりですね…ユウカにチナツさん…」

 

「お久しぶりですヒューさん」

 

「久しぶりね」

 

正直理解が追いつかないが…前にうちの自治区に逃亡してきたミレニアム生を捕縛して受け渡したときに知り合ったユウカ、そしてテロリスト集団の美食研究会を捕縛してゲヘナ側に受け渡したときに知り合った風紀委員のチナツさん…いやぁもう正直美研の事は思い出したくないし、あいたくないな

けどまさかこんなところで二人にあうとは…

 

「えーと…お二人も連邦生徒会に説明を?」

 

「そうよ、いつまでたっても連邦生徒会長が表にでてこないし今回の混乱について説明を求めてきたの…だけれど」

 

「特に収穫はなかった…と」

 

「残念ながら」

 

ユウカはセミナー?だっけかたしかほぼ生徒会みたいなものだったはず…だからこう言う感じの仕事でもあるのかな

 

「チナツさんも?」

 

「はい私も同じような感じですね」

 

なるほどね…まぁゲヘナは問題多そうだし…風紀委員だからか…

 

まぁそれはいいとして…

 

でさ…

 

「あの…あなたはいったい?」

 

「あっ気づいてくれてたんだ、良かったー」

 

「いや…正直存在感に塊みたいな感じしてますよ…」

 

大人の人…だよね…ロボット…じゃないよね…てかこの人ヘイローが無いぞ?

うーむ…キヴォトスの外の人ってことかな…

 

「この方については私が説明します」

 

「ハスミ先輩?じゃあお願いします何が何だか… 「いや私がせつめいするわ!」

 

ユウカさんっ⁈

 

「いや私が説明します」

 

チナツさんまで…みんななんか必死だな…スズミさんを除いてだけども…

 

「あはは…流石に自己紹介は自分でするものでしょ…ごめんね」

 

「い、いえ大丈夫です」

 

「私はね…〈先生〉だよ、よろしくね」

 

先生…せんせい…センセイ…先生⁈えっ…まじで…いやまぁ大人だし…

 

「あ、こんな奴が先生?って思ったでしょ」

 

先生は、にやにやしながらからかってくる…いきなりぐいぐい来るなこの人…コミュ力の塊かよ。

 

「いっいえ…そんな事思ってませんよ…なんというか…先生かぁ…って」

 

「まぁいきなり言われたら驚くよねー、だって私自身も驚いたもん。あ、あとそんな固くならないでさフレンドリーに行こうよ」

 

「あっハイ、よろしくおねがいします」

 

この人、自分も驚いたって言ってたぞ…まぁいいけど良く分からないけど…悪い人ではなさそう…

 

あ、そういいえば…

 

「ねぇスズミ、一応聞くけど、この目的地さ、今戦場になってるところだよね…」

 

「あれ、良く知ってますね…どこでその情報を?」

 

「ニュース見てたらたまたま」

 

「あぁなるほど」

 

え?つまり私たちは今テロの真っ最中に突っ込むって事?嘘だろ?

 

「なんでそんなところに行くのさ…」

 

「なんか連邦生徒会の大事な物の確保と建物を奪還をしてほしいらしいわよ…まったく人使いの荒い代行よ」

 

そう言ってため息をつくユウカ。代行…あぁリン行政官の命令なのねこれ…失敗したらやばい奴やんこれ…

 

「そういえば、連邦生徒会長にはあえたの?」

 

私がこの質問をした瞬間、みんな黙ってしまった。え?地雷踏んだ?

しかしそんな沈黙を破ったのハスミ先輩だった。

 

「どうやら連邦生徒会長は失踪したみたいです…しそれも結構前から…それに加えてサンクトゥムタワーの制御件も失ったとか」

 

「えっ…それって今回の混乱の…」

 

「根本的な理由かと」

 

なるほどねぇ…そりゃキヴォトス中が麻痺するわけだ…それに本当に連邦生徒会長が失踪してたなんて。

生徒会情勢複雑怪奇なり…

 

「ねぇねぇ」

 

と、ふと先生に肩を叩かれる。ちょっと運転中なんですが…まぁいいけど。

 

「なんですか、先生」

 

「君の名前を教えてほしいなーって」

 

あぁそういえば言ってなかったよ

 

「えーと…館山ヒューって言います、トリニティで自警団やってます」

 

「なるほどヒューちゃんね、了解了解って自警団って事はスズミと同じってこと?」

 

いきなりちゃんずけされたけど…多分これがデフォルトなんだろうな…

 

「そうですねースズミと同じです」

 

「へーそうなんだ、仲いいね!」

 

「ま、まぁ」

 

やめろ、そのニヤニヤをやめろ!ってなんだか恥ずかしくなってくるわ…

ほらスズミも遠くの景色を見てるよ…ってそろそろだな…

 

「おーい、現場につくぞー」

 

「結構早くつきましたね…皆さん戦闘準備です」

 

「まさか、ゲヘナと共闘することになるなんて思っていませんでした」

 

「私もまさか正義実現委員会のナンバーツーと共闘するとは思っていませんでした」

 

なんか怖いけど…まぁ大丈夫か…な?

 

「はぁ…なんで私まで戦わなきゃいけないのよもう…ほら早くヒューも行くわよ」

 

「おーって私もやらなきゃいけないの⁈」

 

今日は運転して終わりだと思ってたんだけど。

 

「当たり前よ、一人だけ何もしないなんて許されないわ、ほら早く銃を構えて…十八番の銃剣があるでしょうが」

 

「まさか、ミレニアム生にまで銃剣の事を言われるとは…」

 

あーあそこら中ぶっ壊れてるよ…前回のトリニティよりひどいな…あ、ユウカが銃撃をうけてる…痛そうだな、JHP弾ってやつか…

 

しばらくして銃撃が多くなってきたので外から来たと人というわけなので先生を安全な車内で待たせようって事にしようって意見がでたんだけど…

 

「よーし!みんな、私の指示に従って戦闘開始ね!」

 

先生がはっきりとした声で言った

 

「え?」

 

素っ頓狂な声をだしてしまった…先生戦術指揮とかできるの?

 

「え?先生が戦術指揮をなさるんですか?」

 

ユウカと全く同じ反応だよ、本当…あぶないって

 

「…」

 

「了解しました、先生の指揮に従います」

 

チナツさん⁈いやまぁ正論なんだけども

 

「生徒が先生の指示に従うことは自然なことですからね」

 

「私も従います」

 

これはもう拒否する方が失礼か、そうだねぇ…先生を信じるとしよう、多分どうにかなるさ!多分!

なんかやる気がでてきたぞ…なんでだろうなぁー

 

「了解!これより先生旗下、戦闘行動を行います」

 

「そうね…じゃあ行きましょうか!」

 

 

 

「みんなありがとうね、よし総員戦闘開始!」

 




ヒューちゃんの友人関係すごそう(白目)

先生…中性的に書きたいけどいつか性別を決めないとですよね…どっちがいいのやら…
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